【2021年版】フィリピン大学ランキングTOP60を大発表!教育水準やレベルなども徹底解説
「フィリピンの大学のレベルってどれくらいなんだろう……」
と感じている人は多いのではないでしょうか。
JICA(国際協力機構)によると、フィリピンには2,374校の高等教育機関があり、675 校(28.4 %)が公立、1,699 校(71.6%)が私立だと報告されています。
大学の数は日本よりも多いうえに、フィリピンはアジアでも教育水準の高い大学が数多く存在しています。
また近年、教育水準も上昇傾向してきました。
特に上位ランキングの大学を卒業した学生は、フィリピン国内をはじめ、ヨーロッパやアメリカの企業で主要な役職について活躍しています。
フィリピンの大学に通うことで、将来の選択肢が広がることも多いです。
そこでこのページでは、フィリピンの大学のレベルとフィリピンにあるトップ60の大学をまとめて紹介します。
この記事ですべてを伝えることは難しいので、それぞれの大学でリンクを貼っています。
興味のある大学を見つけた方は、個別で調べてみてくださいね。
海外の大学や大学院への留学を希望する方にとって、少しでも参考となれば幸いです。
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そもそもフィリピンの大学はレベルが高い?
まずはフィリピンにある大学のレベルを、
- 世界ランキング
- 教育水準や授業形式
- 学生のレベルや国籍
- 設備や学習環境
の4つのポイントから解説しますね。
世界大学ランキングではフィリピン大学がランクイン
イギリスの教育情報誌『The Times Higher Education』は毎年、世界にある大学のランキングを発表しています。
そして最新のランキングが「World University Rankings 2020」で公表されました。
そのランキングをもとに、フィリピンにある大学が何位なのか見ていきましょう。
【世界の大学ランキング】
第401〜500位 | フィリピン大学 |
200位からはざっくりとした表記になるので、具体的な順位は明らかにされていません。
この前後にはスリランカの「University of Peradeniya」やイタリアの「Polytechnic University of Bari」などがランクインしています。
フィリピンの大学のレベルを分かりやすくするために、アジアに限定したランキングを見ていきましょう。
またランクインしているフィリピンの大学と近いレベルである、日本の大学も紹介しますね。
【アジアの大学ランキング】
第70位 | 広島大学 |
第72位 | フィリピン大学 |
第77位 | 一橋大学 |
第110位 | 千葉大学 |
第115位 | アテネオ・デ・マニラ大学 |
第116位 | 首都大学東京 |
第148位 | 大阪市立大学 |
第155位 | デラサール大学 |
第160位 | 大阪府立大学 |
第161位 | 横浜国立大学 |
第162位 | サントマス大学 |
第163位 | 立命館大学 |
第301〜350位 | 青山学院大学 |
第301〜350位 | サンカルロス大学 |
第351〜400位 | 学習院大学 |
第351〜400位 | 関西大学 |
第401位〜450位 | マプア大学 |
第401位〜450位 | 奈良女子大学 |
第451位〜500位 | ミンダナオ州立 イリガン工科大学 |
第451位〜500位 | 東京都市大学 |
第451位〜500位 | シリマン大学 |
第451位〜500位 | 東京外国語大学 |
【出典】QS TOP UNIVERSITIES「QS Asia University Rankings 2019」
フィリピンの大学は8校がランクインしていました。
162位までの大学は日本の国公立や有名私立大学、そして300位以降は中堅私立大学と同じくらいのレベルのようです。
フィリピンにある大学の教育水準や授業形式
フィリピンにある大学の教育水準は、基本的に「高い」です。
特に教員のレベルが高く、熱心な指導を受けられるといわれています。
というのも、フィリピンにおける大学進学率は約30%と、あまり高くありません。
大学を卒業しているだけでも「知識層」だと認識され、就職しやすくなります。
また他の欧米圏やアジア圏に留学した先生も多く、先進国で得た知識をもとに指導してくれます。
レベルの高い教員から指導してもらえるので、そのぶん学校教育の質も高くなりやすいです。
またフィリピンにある大学は、日本のような講義形式の授業中心ではありません。
ディスカッションやプレゼンテーションなど学生が中心となって進められるものが多いので、主体性が求められます。
「教員の質が高い」「主体性が必要」の2点から、将来に役立つ指導をしてもらえると考えられます。
フィリピンの大学に通う学生のレベルや国籍
フィリピンの大学に通う学生はフィリピン人が中心ですが、以下のポイントからレベルが高いといえます。
- 進学率が低いぶん、大学に進学するのは富裕層が多い
- 富裕層とはいえ大学に進学できる人は限られているのでモチベーションが高い
- 公用語として英語も使われているので英語がペラペラな人が多い
先ほどフィリピンは大学進学率が低いとお伝えしましたが、その理由は「貧富の差」です。
貧困層は子供を働かせることも多く、小学校すら卒業しないフィリピン人も少なくありません。
富裕層であり、その中でもしっかりと勉強した人だけが大学に入学できるので、そのぶん勉強熱心な学生が多いようです。
また公用語として英語を使うぶん、すでに英語を習得している人がほとんどです。
フィリピンにある大学の設備や学習環境
フィリピンは途上国なので、「大学もきれいではなさそう……」と感じている人も多いのではないでしょうか。
フィリピンの大学の設備は、以下の特徴があります。
- 学校のほとんどでWi-Fiが利用できる
- 図書館はきれいで勉強しやすい
- エレベーターなど一部の設備は故障していることもある
多くの大学でWi-Fiは利用できますが、他の設備は故障していることも。
日本よりのんびりしているぶん、修理の対応などもゆっくりしているのかもしれませんね。
設備については日本の大学より劣っているかもしれませんが、大学によって異なります。
不安な場合は、事前に見学したり写真を検索したりして確認しておきましょう。
【フィリピン大学ランキング】トップ1〜10の大学
ここからはフィリピン国内で高い教育レベルを誇る60の大学を、特徴や生徒数などをもとに紹介します。
フィリピンでは同じ大学であっても、学部が異なればキャンパスが変わります。
そのためこのページでは、同じ大学でもキャンパスが変われば別の大学としてその度に紹介しています。
データは「Top Universities in the Philippines」を参考にしていますので、あわせてチェックしてみてください。
第1位:フィリピン国立大学ディリマン校(University of the Philippines Diliman)
フィリピン国立大学ディリマン校は、フィリピンを代表する国立大学です。
フィリピン国内に10のキャンパスがある中で、こちらのメインキャンパスはケソン市ディリマン地区に位置しています。
約25,000人の学生が通っており、教育や社会学、造形、音楽、経営、観光、建築、工学などさまざまな分野を学ぶことが可能です。
第2位:アテネオ・デ・マニラ大学(Ateneo de Manila University)
カトリック系総合大学のアテネオ大学は、マニラやバギオなどフィリピン国内にいくつかのキャンパスを構えています。
マニラにあるのがこのアテネオ・デ・マニラ大学です。
生徒数はおよそ14,000人。
フィリピンの大学バスケットリーグでは、毎年非常に熱い盛り上がりを見せることが特徴です。
第3位:聖トーマス大学(University of Santo Tomas)
1600年代に設立された歴史ある大学で、教職者を育成するための教育機関としてスタートしました。
現在では文系、理系共に幅広く学べますが、特に強いのは医療系の分野です。
現存する大学の中ではアジア最古となっており、キャンパスもフィリピン占領時代を思わせるような西洋形式の建物が中心です。
第4位:フィリピン大学・システム(University of the Philippines System)
フィリピン大学の系列校で、経済や法律など人気の学部がそろっています。
生徒数はおよそ4万5,000人と多く、留学生も多いのでなじみやすいかと思います。
第5位:デ・ラ・サール大学 (De La Salle University)
1988年に設立をされたデ・ラ・サール大学は、フィリピン私立大学の最高峰です。
特に近年は学生の学力が上がり、大学として国内トップ20にランキングされるほどに成長しました。
日本では大阪大学や早稲田大学が提携を結んでおり、グローバル人材の育成に力を入れています。
またデ・ラ・サール大学では国際的な戦略に力を入れており、日本韓国中国などのアジアはもとより、中東やフランス、アメリカなど、多くの国からの留学生を受け入れています。
留学を通して国際交流をしたい人におすすめです。
第6位:フィリピン工科大学(Polytechnic University of the Philippines)
フィリピン工科大学は国内で最初にできた工科大学 です。
1901年に設立された貿易学校、そしてその後フィリピン芸術貿易学校と名前を変え、以降は高等職業産業教育、技術工業教育分野などでフィリピン国内に大きな影響を与えてきました。
これらの功績が評価をされて1978年に州立大学へ昇進を果たし、名称も「フィリピン工科大学」となっています。
学部生の数はおよそ15,000名で、経営や経済、そしてスポーツの分野で多くの卒業生が活躍しています。
大小合わせて22の学部と17の大学院コースがあり、幅広いコースから選択をすることが可能です。
第7位:フィリピン大学マニラ校 (University of the Philippines Manila)
フィリピン大学のひとつであるマニラ校は、主に医療系の分野を学ぶ学生のためのキャンパスです。
学内には大学病院も併設されており、医療系としてはフィリピン国内でもトップクラスの実績を誇ります。
留学生も受け入れており、年間の学費は8万~10万円、大学院では年間2万~7万円と低価格。
海外からでも留学しやすい大学のひとつでしょう。
第8位:シリマン大学(Silliman University)
シリマン大学はフィリピン国内に5校しかない「FAAP(Federation of Accrediting Agencies of the Philippines)」の最高教育機関認定を受けた名門大学です。
また先ほどのアジア圏の大学ランキングでも、上位にランクインしていました。
約10,000の学生が在籍しており、看護や芸術、コンピューター学、デザイン学、広報学など専門的な学問を専攻できることが特徴です。
第9位:マプア大学(Mapúa University)
工業系の学科をメインで扱うマプア工科大学は、フィリピン国内で初めて建築の学士を取得できるようになった大学です。
理工系の学問で、年間の学費は学部レベルで25~30万円、マスターでは10~20万円となっています。
日本をはじめ、先進国の理工系学部はかなり学費が安いものではありません。
しかしマプア工科大学は私立にもかかわらず、日本の国立大学の半額の学費で学ぶことができます。
第10位:フィリピン大学ロスバニョス校 (University of the Philippines Los Banos)
先ほどからも何度か登場している「フィリピン大学」のキャンパスのひとつです。
マニラから南へ2.5時間ほど車を走らせたロスバニョス市に位置しています。
ロスバニョス市は自然が豊かで、きたにはバイ湖、そして街のすぐ隣にはマキリン山が見えます。
月曜日から金曜日にしっかりと勉強をし、週末はリフレッシュにハイキングや湖の周りを散策したりなど、メリハリのある生活ができるでしょう。
【フィリピン大学ランキング】トップ11〜20の大学
次は11〜20位の大学を紹介しますね。
第11位:サンカルロス大学(University of San Carlos)
セブ島に位置するカトリック系の私立大学で、設立は1783年と非常に歴史のある研究機関です。
またフィリピンの中でもトップクラスの大学。
先ほどのアジア圏の大学ランキングでもランクインしていましたよね。
キャンパスはセブ島市内に4つあり、すべての教室に空調完備が整っています。
図書館や自習室をはじめ、スポーツ用のグラウンドもきれいに整備されているので、快適に過ごせるでしょう。
第12位:セント・ルイス大学・バギオキャンパス(Saint Louis University, Baguio City)
フィリピンの中でも避暑地であるバギオにあり、ルソン島最大のカトリック系大学です。
主にビジネスやエンジニアなどを学ぶことができるうえに、授業料は年間8万〜12万円と低価格です。
第13位:サンホセ大学(University of San Jose-Recoletos)
サンホセ大学はセブ島にあるカトリック系の大学で、サンカルロス大学に次ぐレベルといわれています。
学費は年間110,000円とフィリピンの中では高いですが、そのぶん学生は富裕層が少なくありません。
モチベーションが高く勉強熱心な人が多い環境で学ぶことができます。
第14位:ミンナダオ州立 イリガン工科大学 (Mindanao State University – Iligan Institute of Technology)
MSU-IITの愛称で親しまれるミンナダオ州立 イリガン工科大学は、フィリピンの中でも赤道に近いミンダナオ島にある大学です。
ミンダナオ大学を構成する8つの大学の中の1つとしての位置付けですが、工科系の大学としては最大規模。
およそ10,000人の学生が学んでいます。
第15位:ザ・イースト大学 (University of the East)
フィリピンがアメリカから独立を果たした1946年、同じ時期に作られたのがザ・イースト大学です。
ザ・イースト大学の特徴は、質の高い教育方針によって米国公認会計士や工学系の国家試験など、レベルの高い海外の資格試験に合格させていること。
現在ではマニラにキャンパスを3つ、学生数は約45,000人と、フィリピン随一のマンモス総合大学にまで成長をしました。
第16位:アテネオ・デ・ダバオ大学 (Ateneo de Davao University)
アテネオ大学のひとつで、ダバオ市にあるのがアテネオ・デ・ダバオ大学です。
ダバオ市のイエズス会が運営をしているキリスト教系の大学として、1948年に設立されました。
宗教法人によって設立されているので、学費は学部で16~20万円とフィリピンの中では高額な部類。
しかしそのぶん30以上の学部が用意され、経済学部、教育学部をはじめ文系の学問を専攻できます。
第17位:アジア経営大学院(Asian Institute of Management)
アジア経営大学院は、経営学の教育に関する国際的な評価機関「AACSB」に認定された大学です。
そのレベルは東南アジアトップともいわれており、ビジネス系の学問を学びたい人にはおすすめの大学です。
第18位:デ・ラ・サール・カレッジ・オブ・セント・ベニルド(De La Salle-College of Saint Benilde)
こちらのはデ・ラ・サール大学の系列校です。
学部はデザインやホテル経営など専門的な内容が多く、フィリピン国内はもちろん留学生からも人気です。
ただし学費は年間36万〜45万円とフィリピンの中では高いです。
そのぶん専門的な勉強ができるうえに、専門職に就ける可能性も高いでしょう。
デ・ラ・サール・カレッジ・オブ・セント・ベニルド大学の詳しい情報はこちら
第19位:セントロエスコラー大学 (Centro Escolar University)
セントロエスコラー大学は1907年に無宗教系の大学として設立し、現在は国内外を含む25,000人の学生が集まる大学となりました。
医療分野で高い評価を得ている大学であり、特に歯学部がフィリピン国内でトップクラスのレベルになります。
実際にヨーロッパやアメリカでも、その卒業資格は広く認可されています。
歯科医師をはじめとしたドクターを多く輩出する大学として、国内で高い地位を築き上げました。
最近ではマニラのラスピニャス大学を併合するなどして、大学の規模を拡大する動きを見せているので、要注目です。
第20位:フィリピン大学ミンダナオ(University of the Philippines Mindanao)
こちらはフィリピン大学のミンダナオキャンパスで、主に人類学や建築などの学部が集まっています。
国立大学なので、学費はそれほど高くありません。
年間6万〜8万円と低価格なうえに、大学院になると1万5,000〜4万円ほどになります。
生徒数は1,500人ほどと小規模なので、アットホームな大学を探している人におすすめです。
【フィリピン大学ランキング】トップ21〜30の大学
次は21〜30位の大学を見ていきましょう。
第21位:ザビエル大学アテネオ・デ・カガヤン(Xavier University-Ateneo de Cagayan)
ミンダナオ島にあるカトリック系の大学です。
イエズス会の宣教師聖フランシスザビエルに敬意を表すために、この名前となりました。
建築や看護、学校教育など幅広い学部をそろえています。
YouTubeで大学の様子も配信されているので、気になる方はチェックしてみてください。
第22位:アテネオ・デ・ナガ大学 (Ateneo de Naga University)
アテネオ・デ・ナガ大学は1940年に設立され、人文科学、教育、エンジニア、看護、そして経営・会計など幅広い学部が魅力的な大学です。
キャンパスはそれほど大きくありませんが、敷地に入ってすぐに大きな教会があるのはイエズス会ならでは。
キャンパスは地元の人にも解放されており、週末はキャンパス内の教会で一般参加も可能なミサを開催しています。
学費は年間で10~15万円と、フィリピンの大学としては平均的な金額。
低価格でカトリック系の大学の雰囲気も味わえるはずです。
第23位:サウスイースタンフィリピン大学 (University of Southeastern Philippines)
「USeP」の相性で親しまれるサウスイースタンフィリピン大学はサイエンス&テクノロジーの分野に強く、毎年多くのエンジニアを輩出しています。
特徴は経済状況の厳しい人でも勉強が継続できるように、奨学金を提供したりアルバイトを斡旋したり、ユニークな方法でサポートしていること。
アルバイトは現地の文化や習慣が詳しく見れるチャンスなので、こちらの大学に留学をしたときはぜひ活用してみてください。
第24位:フィリピン中央大学(Central Philippine University)
フィリピン中央大学(セントラルフィリピン大学)はイロイロに位置しており、農業や芸術、エンジニアなど専門的な学部が集まる大学です。
大学内の教会でコンサートなども開催されており、楽しい学生生活が送れるでしょう。
第25位:ミンダナオ中央大学(Central Mindanao University)
1910年に設立と創立100年を超えており、歴史ある大学といえます。
ミンダナオ島にある大学で、農業や教育、エンジニア、環境化学などの学部をそろえています。
フィリピン特有のIT系の仕事を目指す人は検討してみてください。
第26位:アダムソン大学 (Adamson University)
アダムソン大学国家の化学工業発展を担う大学として1932年にスタートしました。
創設から10年後の1942年に教育学部を設置し、キリスト教の布教と発展にも大きく貢献しています。
現在では工学と教育学の他にもホテル管理学、情報技術学、製薬学など幅広い分野を勉強できます。
ヨーロッパや中東など世界中からの留学生が集まるので、国際交流も可能です。
第27位:ミリアム大学 (Miriam College)
フィリピンの中でも上流家庭が多く住んでいるケソン市のロヨラ・ハイツにキャンパスを持つ女子大学です。
もともと女性教師の育成を目的としていたこともあり、現在でも多くの女性教育者を輩出しています。
日本の神戸女学院大学や清泉女子大学と提携関係を結んでいるので、女性のリーダーを目指す人は検討してみてください。
第28位:アドベンティスト国際高等研究所(Adventist International Institute of Advanced Studies)
アドベンティスト国際高等研究所は、フィリピンのカビテ州シラン市にある大学です。
学部はビジネス、教育、神学などがあります。
YouTubeでも学校の様子がチェックできるので、参考にしてみてください。
第29位:アンへレス大学ファウンデーション (Angeles University Foundation)
非営利、非株式の教育機関であるアンへレス大学ファウンデーション(AUF)は、1962年にある一族により創設されました。
そして1971年に国から大学と同じ地位として認められた学校です。
現在ではルソン島初のカトリック大学として、医療系の分野に力を注いでいます。
医療系以外にもAUFは、土木工学、コンピュータ工学、電子工学、通信工学の分野で高い評価を受けています。
第30位:アルダーズゲート大学(Aldersgate College)
アルダーズゲート大学はヌエバビスカヤ州にあるソラノに位置する私立の大学です。
カトリック系の大学であり、医療分野などの学部で学ぶことができます。
【フィリピン大学ランキング】トップ31〜40の大学
次は31〜40位の大学を紹介します。
第31位:フィリピン科学技術大学(Technological Institute of the Philippines)
フィリピン工科大学はマニラにある私立大学で、エンジニアとその妻によって創立されました。
創立の経緯と名前に「工科大学」とあるように、情報技術などIT系の学部が充実しています。
第32位:フィリピン師範大学(Philippine Normal University)
フィリピン師範大学は教育系の学部が充実しており、特にダンスアンドスポーツなどスポーツ系の教育について学べます。
場所はマニラにあるので、都市部で生活しながら勉強できるでしょう。
第33位:デラサールリパ (De La Salle Lipa)
デラサールリパは1962年にリパ市に作られたローマカトリック系の教育機関で、マニラから3~4時間の場所にあります。
学生数は6200名と、高等教育機関としての規模はそれほど大きくありません。
しかしそのぶん教授1人あたりの学生数が少なくなり、マンモス大学ではできない手厚いサポート受けられます。
第34位:西ミンダナオ州立大学(Western Mindanao State University)
西ミンダナオ州立大学はサンボアンガ市にある州立大学で、2つのキャンパスを抱えています。
宗教や看護など幅広い学部が用意されていますが、教育系の学部が充実しています。
教師など教育の仕事を目指す人は検討してみてください。
第35位:テクノロジカルフィリピン大学(Technological University of the Philippines)
テクノロジカルフィリピン大学は、科学やエンジニアなど理系の学部が充実しています。
またホームページで大学の最近のニュースを写真付きで更新してくれているので、様子が分かりやすいです。
気になる方はホームページをチェックしてみてください。
第36位:バタンガス州立大学(Batangas State University)
バタンガス州立大学はバタンガスに位置する大学で、州で最も古い教育機関です。
もともとは1903年に訓練学校として設立され、1968年に州立大学として認定されました。
コンピューターサイエンスや看護など、理系の学部が充実しています。
第37位:ホーリーエンジェル大学(Holy Angel University)
ホーリーエンジェル大学は私立ローマカトリック系の研究大学です。
ルソン島最大規模といわれるほど大きく、ホームページの写真にあるようにキャンパスはきれいなので、快適に過ごせるでしょう。
また学生も約17,000人と多く、フィリピンの中でも大きい総合大学といえます。
第38位:アジア太平洋大学(University of Asia and the Pacific)
アジア太平洋大学は1967年に設立された私立大学です。
これまで紹介した大学とは違って、英語や歴史、哲学など文系の学部が中心です。
ホームページで「360°バーチャルツアー」として大学内を体験できるようになっているので、気になる方はチェックしてみてください。
第39位:バギオ大学(University of Baguio)
バギオ大学はバギオ市にある私立大学です。
フィリピン人の学際的で自立したASEAN 2015、およびK-12対応の大学でもあります。
ホームページにもあるように、歯科学部がフィリピンの中でも有名です。
第40位:フィリピン大学ビサヤ校 (University of the Philippines Visayas)
フィリピン大学ビサヤ校は、レイテ島の北東部に位置します。
国内大学で最高レベルの国立フィリピン大学のサテライトキャンパスであり、1973年にスタートしました。
特徴は留学生の受け入れに積極的なこと。
日本では東京大学をはじめ、慶応義塾大学、名古屋大学、大阪大学、早稲田大学などと提携しています。
【フィリピン大学ランキング】トップ41〜50の大学
次は41〜50位の大学を紹介しますね。
第41位:ビサヤ州立大学 (Visayas State University)
セブ島の中心部に位置するビサヤ州立大学は、街中に位置しています。
聞きなれない場所かもしれませんが日本からセブ島は直航便も出ているので、LCCを使えばかなりコストをおさえられます。
そしてセブ島に位置しているので、週末はビーチでくつろいだりショッピングモールで買い物したり、息抜きする時間も十分にあります。
語学学校も併設されているため、短期留学をすることも可能です。
レイテ島の中心部「グアダルーペ」に位置しているビサヤ州立大学とは全く別物ですので、混同しないように注意してください。
第42位:バタンガス大学(University of Batangas)
バタンガス大学はバタンガス市にある私立大学です。
周内に5つのキャンパスを持つほど大規模であり、コンピューターサイエンスやコンピューターエンジニアなどIT系の学部が充実しています。
第43位:セントラルルソン州立大学(Central Luzon State University)
セントラルルソン州立大学は、658ヘクタールのキャンパスを持つ大学です。
目的を「教育の質を高めること」としており、もちろん教育学部も設立されています。
第44位:ファティマ聖母大学(Our Lady of Fatima University)
ファティマ聖母大学は、医学系の学部が豊富な大学で、高校から大学院までの教育機関をそろえています。
看護や歯科、薬学など医療系の仕事を目指す人におすすめです。
第45位:マリアーノマルコス州立大学(Mariano Marcos State University)
マリアーノマルコス州立大学は、フィリピンのイロコス地域にある大学です。
法律やエンジニア、教育など幅広く学部が用意されているので、自分の興味ある分野が見つかりやすいです。
第46位:マニラ市立大学(Pamantasan ng Lungsod ng Maynila)
マニラ市立大学はルソン島にあり、政府の資金援助を受けて作られました。
大きな特徴は授業料が無料であること。
また学生もマニラにある高校で上位10%の成績をおさめた人がほとんどなので、勉強熱心な人が多いです。
第47位:セント・スコラスティカズ大学(St. Scholastica’s College)
セント・スコラスティカズ大学はマニラにある大学で、1906年に女性のための教育機関として設立されました。
学校はきれいで清潔感もあるので、日本の大学のように快適に過ごせるでしょう。
第48位:マニラ中央大学(Manila Central University)
マニラ中央大学は、私立で無宗教の大学です。
1904年にアレハンドロM.アルバート博士によって設立されました。
看護や歯科、薬学など理系の学部が中心です。
第49位:フィリピン女子大学(The Philippine Women’s University)
フィリピン女子大学はマニラにある大学で、名前に女子とありますが男性も入学できます。
非営利で無宗教の大学でもあります。
観光など他の大学には少ない学部があるのもポイントです。
第50位:ブラカン州立大学(Bulacan State University)
ブラカン州立大学は、フィリピンの中央であるルソン地域にある大学です。
1904年にアメリカ人によって設立されました。
主に芸術や観光、法律などの学部があります。
【フィリピン大学ランキング】トップ51〜60の大学
次は51〜60位の大学を見ていきましょう。
第51位:イマキュレーションコンセプト大学(University of the Immaculate Conception)
イマキュレーションコンセプト大学は、ダバオにあるローマ・カトリック系の大学です。
学部は看護や教育など幅広くありますが、音楽の学部があるのは大きな特徴ではないでしょうか。
フィリピンで音楽を勉強したい人にはおすすめです。
第52位:リサール工科大学(Rizal Technological University)
リサール工科大学はフィリピンのマンダルーヨンにある州立大学です。
1969年にリサール大学から派生して創立され、1975年に自治大学として認められました。
さまざまな代理店や産業から認められていることも大きな特徴です。
第53位:エミリオ・アギナルド大学(Emilio Aguinaldo College)
エミリオ・アギナルド大学はマニラにある私立大学で、無宗教でもあります。
ホテルなどめずらしい学部があることが特徴です。
YouTubeの動画で大学の雰囲気をつかめるので、気になる方は参考にしてみてください。
第54位:AMAコンピューター大学(AMA Computer University)
AMAコンピューター大学はケソンシティにある大学で、電子、情報など理系の学部が充実しています。
実はこちらは、フィリピンおよびアジアで初めて創立された大学。
歴史ある大学でフィリピンの教育を受けられるのはおもしろそうですね。
第55位:ホセリサール大学(José Rizal University)
ホセリサール大学は、無宗教の私立大学です。
1919年にフィリピンの会計士によって創立されました。
観光や教育など、文系の学部が中心です。
第56位:ローマカレッジ(Lorma Colleges)
ローマカレッジはサンフェルナンドに位置する大学です。
近くには先ほど紹介したAMAコンピューター大学などがあります。
ホームページに「Leadership starts here」とあるように、国政的な人材育成を目指しています。
第57位:ファーイースタン大学 (Far Eastern University)
1928年に設立をされたマニラとマカティ市内にある無宗教の大学です。
設立当初から主に貧困層や恵まれない人たちに向けて、寺子屋のような役割を果たしてきました。
その結果として、フィリピン国内の生活力向上や道徳や文化の普及、ひいては経済レベルの向上に寄与しています。
現在ではしっかりとした専門分野におけるリーダーを輩出し、フィリピンのために貢献する人材を育てています。
特に情報工学の分野では、ビットコインやブロックチェーンなど、他の大学では学べない内容も。
専門的な内容をより深く学びたい人におすすめです。
第58位:ベンゲット州立大学(Benguet State University)
ベンゲット州立大学は、ベンゲット州ラトリニダード市にある大学です。
学部は看護や芸術、農業、教育など専門的なものが多い印象。
将来の仕事に役立つ勉強ができるでしょう。
第59位:ザ・コーディレラス大学(University of the Cordilleras)
ザ・コーディレラス大学は、バギオにある私立大学です。
バギオカレッジズファンデーションとして知られたISO認定大学でもあります。
第60位:パーペチュアル・ヘルプシステム大学(University of Perpetual Help System DALTA)
パーペチュアル・ヘルプシステムは、ラグナ州カピテのバピオールにあるカトリック系の私立大学です。
大学では専門的な内容だけでなく、短期の職業、技術、特別プログラムも提供。
フィリピンでの就職を希望する人は、しっかりと準備できるでしょう。
まとめ:フィリピン大学ランキングを留学先選びの参考にしよう
今回は、フィリピンの大学のレベルとトップ60の学校を紹介しました。
マニラやセブなどの首都圏では全国各地から若者が集まり、必然的に大学のランキングも高くなります。
一方の地方大学では、地元の学生が中心となるため、規模も小さいです。
地方では「え、これがキャンパス?」と思ってしまうような大学も少なくありません。
日本基準で考えてしまうと、何かと不便なことが多いのは事実です。
しかしそこで学ぶ学生は大学に関係なく、並々ならぬ意志を持って勉強に打ち込んでいます。
フィリピンの大学に留学することで、より専門的な勉強に集中できるはずです。
今回紹介した大学で興味のあるものがあれば、それぞれのホームページなどをチェックして、是非ご自身でも調べてみてください。
フィリピンの大学や大学院留学についてさらに知識を深めたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください!
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