フィリピン大学院留学ガイド!費用と入学条件やMBA取得のメリット
⌚ 2026年5月14日 公開(2026年5月16日 更新)
「キャリアアップのために学位を取りたいけれど、欧米留学は費用が高すぎる」「英語で専門分野を学び、グローバルに活躍したい」と考えていませんか?
近年、社会人の新たな選択肢として注目を集めているのがフィリピン大学院留学です。格安の学費でありながら、授業はすべて英語で行われ、アジアの成長を肌で感じられる環境が整っています。
この記事では、フィリピンの大学院への正規留学を検討している方に向けて、最新の入学トレンドや現地でのリアルな生活費、MBA取得のメリットなどをプロの視点で徹底解説します。
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フィリピン大学院留学とは?社会人の「第二のキャリア」
フィリピンへの留学といえば「短期の語学留学」をイメージする方が多いかもしれませんが、実は正規留学としての大学院進学も非常に魅力的な選択肢です。特に2024年以降、「リスキリング(学び直し)」を目的とした30代〜40代のビジネスパーソンからの問い合わせが急増しています。
大学院留学とMBA留学の違い
大学院留学とは、修士号(Master)や博士号(PhD)の取得を目指す総称を指します。一方、MBA(経営学修士)はビジネスに特化した専門職学位であり、フィリピンでは特に「新興国ビジネスの実践」を重視する社会人経験者が、キャリアの転換点として取得を目指すケースが増えています。
フィリピンの大学院が今、社会人に選ばれている3つの理由
フィリピンの高等教育機関は、アメリカの教育システムをモデルにしており、質の高い教育を低価格で受けられるのが特徴です。
学費が年間50万円
フィリピンの大学院の大きな魅力は、圧倒的なコストパフォーマンスです。国立のトップ校であれば、年間の学費が20万円〜30万円程度で済むことも珍しくありません。私立の名門校でも年間50万円〜80万円程度と、欧米の約10分の1の予算で修士号を取得可能です。
オンライン授業をオファーしている大学も
パンデミック以降、多くの大学で「フレキシブル・ラーニング」が定着しました。現在は、完全オンラインではなく「ハイブリッド型(学期に数回のみ対面、あとはオンライン)」をオファーするプログラムが主流となり、日本在住のまま海外学位を取得する道が開かれています。
全英語のレッスン
フィリピンは世界第3位の英語公用語人口を誇り、大学院の講義や論文執筆はすべて英語で行われます。単なる語学学習ではなく、「英語で専門知識をアウトプットする能力」が嫌応なしに鍛えられる環境です。
欧米・日本の大学院と何が違う?
欧米の大学院と比較すると、学費や生活費を圧倒的に抑えられるだけでなく、「新興国のダイナミズム」を直接体験できる点が異なります。また、日本の大学院と比べると、学生のバックグラウンドが非常に多様(ASEAN諸国、アフリカ、中東など)であり、グローバルな人的ネットワークを構築しやすいという利点があります。
フィリピン大学院で取得できる学位・専攻一覧

フィリピンの大学院では、多岐にわたる専門分野を学ぶことができます。
MBA(経営学修士)|アジアビジネスの最前線で学ぶ
フィリピンのMBAプログラムは、実践的なケーススタディが豊富です。アテネオ大学やデ・ラ・サール大学などの名門校は、「ファミリービジネス」や「アントレプレナーシップ」の教育に定評があり、アジア全域から次世代リーダーが集まります。
教育学・教育行政(Ed.D / MA Education)|世界に誇る教育大国
フィリピンは英語教育のノウハウが蓄積されており、教育学の専攻も人気です。特に「TESOL(英語教授法)」の修士課程は、将来、国際学校の運営や教育コンサルタントを目指す方に非常に適しています。
看護・医療系(MAN / Master of Nursing)|医療職のキャリアアップに直結
世界中に看護師を輩出しているフィリピンは、看護学のレベルが非常に高いことで知られています。米国看護師免許(NCLEX)対策と並行して修士課程を履修する学生も多く、高度な看護実践や管理職を目指すためのカリキュラムが充実しています。
情報工学・IT系(MIT / MS Computer Science)|アジアのIT拠点
近年、ITアウトソーシングの拠点として成長しているフィリピンでは、IT系の学位取得も注目されています。データサイエンスやサイバーセキュリティといった最新のテクノロジーを、英語で体系的に学ぶことができます。
法学・公共政策(LL.M / MPA)|国際的な視点でキャリアを
国際機関やNGOでの活動を視野に入れている場合、公共政策や法学の学位が役立ちます。特に「汚職防止」や「貧困対策」など、東南アジア特有の社会課題をテーマに実地的な研究を進めることが可能です。
その他の専攻一覧|心理学・社会学・環境学・観光学
- 心理学:フィリピンはカウンセリング文化が浸透しており、臨床心理学の修士課程は非常に実践的です。
- 観光学:観光立国ならではの「サステナブル・ツーリズム」や、大規模リゾートマネジメントが学べます。
- 環境学:海洋資源や災害対策など、フィールドワークを交えた研究が活発に行われています。
フィリピン大学院の入学条件
フィリピンの大学院に入学するためには、いくつかの条件をクリアする必要があります。
学歴要件|学士号?専攻違いは?
原則として、4年制大学の学士号を取得していることが必須です。大学時代の専攻と異なる分野の大学院に進む場合は、12〜18単位程度の「ブリッジコース(基礎科目)」の追加履修を入学後に求められるのが一般的です。
英語力の目安|IELTSの基準と免除条件
多くの大学では、留学生に対して英語力の証明を求めています。
- IELTS:6.0〜6.5以上が目安となります。
- TOEFL iBT:80点以上が一般的な基準です。
【裏情報】大学によっては、日本での最終学歴が「英語を主要言語として教育を受けた」ことを証明する書類を提出すれば、スコア提出が免除されるケースもあります。
職務経歴・推薦状|社会人経験はむしろ武器になる
特にMBAや専門職学位の場合、2年〜3年程度のフルタイムの職務経歴が求められます。また、以前の大学の教授や職場の上司からの推薦状が2通必要です。これは「学力」だけでなく、「クラスへの貢献度」を重視するためです。
入学試験の内容|筆記・面接・研究計画書の準備方法
- 筆記試験:大学独自の適性検査(GMAT形式)や、英語のライティング試験が行われます。
- 面接:志望動機や研究テーマについて、教授陣と英語で質疑応答を行います。
- 研究計画書:なぜフィリピンで、その研究をしたいのかを明確に記したSOP(Statement of Purpose)の提出が合否を分けます。
条件付き入学(Conditional Admission)という選択肢
英語力が基準に少し足りない場合でも、合格自体は出し、学期開始前または並行して大学付属の語学集中プログラムを受講することを条件に入学を認める制度もあります。
(参考:https://nativecamp.net/blog/20250715_study_abroad_merit)
フィリピン大学院留学の費用
留学生活を支えるための資金計画は非常に重要です。
年間トータルコストのシミュレーション
授業料と生活費を合わせた年間の総予算は、およそ150万円〜180万円程度(マニラ滞在の場合)です。これは欧米留学の「学費のみ」の金額よりも安く、経済的なハードルが非常に低いと言えます。
大学院別・学費一覧|名門校から中堅校まで
University of the Philippines (UP)

フィリピン最高峰の国立大学。学費は年間15万円〜30万円程度。ただし、出願から合格発表までの事務手続きが極めて煩雑で、忍耐力が必要です。

ビジネスや法学に強い私立の超名門。学費は年間40万円〜60万円程度。キャンパスの治安や設備はフィリピン最高レベルです。
De La Salle University (DLSU)

ITや経済学で高い評価を得ている私立大学。学費は年間40万円〜70万円程度。3学期制(Trimestral)を採用しているため、集中して単位取得が可能です。
生活費の内訳|マニラ・セブ・バギオ
生活費は都市によって異なります。マニラの中心部(マカティやBGC)は東京の地方都市並みのコストがかかります。
- 家賃:コンドミニアムで4万円〜8万円程度。24時間ガードマン付きが一般的です。
- 食費・交通費:ローカル食中心なら月3万円、自炊やカフェ利用を含めると月5万円程度。
- 医療費:現地の民間医療保険への加入が強く推奨されます。
奨学金・費用サポート制度
- JASSO:海外留学支援奨学金(大学院学位取得型)が対象となる場合があります。
- 大学のTA制度:修士2年目以降、教授の助手(Teaching Assistant)を務めることで授業料が100%免除になるケースが多々あります。
フィリピン大学院留学のメリット・デメリット

学費が安い|欧米の1/5以下で修士号・MBAが取れる
最大のメリットは、やはり低コストで国際的な学位を取得できる点です。貯金を大幅に減らすことなく、「人生の守りを固めつつ攻める」ことが可能です。
英語で学べる|授業・論文・日常生活がすべて英語環境
フィリピンの教授陣の多くは欧米での学位取得者です。そのため、講義の質や使用されるテキストは欧米基準であり、「英語で論理的に思考する力」を極限まで高められます。
アジアのネットワークが作れる|多国籍クラスメート
フィリピンの大学院には、ASEAN各国の官僚や次世代ビジネスリーダーが集まります。在学中に築いた人脈は、将来アジア展開を考える際の強力なアセットになります。
在学中から働ける可能性|リモートワーク活用法
多くのプログラムが社会人向けに夜間・週末に設定されているため、日中は日本企業の仕事をフルリモートでこなしつつ、夜は大学院に通うという「稼ぎながら学ぶ」スタイルを実現している日本人も実在します。
日本での学歴認知度|国内転職でどう見られるか
欧米の名門校に比べると、日本国内での知名度はまだ高くありません。そのため、「なぜフィリピンを選んだのか」という明確なストーリーと、TOEIC等のスコアによる客観的な英語力の証明が必要です。
研究環境・設備の差|理系・研究志向の人は要確認
理系の実験設備や図書館の蔵書数は、日本の旧帝国大学などと比較すると見劣りする場合があります。「最新設備」よりも「フィールドデータ」を重視する研究者に向いています。
治安・生活インフラ|マニラとセブ、都市選び
マニラの一部エリアでは治安への十分な配慮が必要です。また、突然の停電やWi-Fiの速度低下は日常茶飯事であり、オンライン授業の際などはバックアップ回線の準備が必須です。
ビザ・在留管理の複雑さ|学生ビザ延長の手続き
学生ビザ(9F)の手続きは大学の担当者のスキルに大きく依存します。「必要書類が突然変わる」などのトラブルも想定し、常に余裕を持った行動が求められます。
フィリピン大学院留学の手続きと流れ

大学・専攻の選定|自分のキャリアゴールから逆算
まずはCHED(フィリピン高等教育委員会)の認定校かどうかを確認しましょう。「どの教授が自分の研究テーマに近いか」を事前にメールで打診するのも有効です。
出願書類の準備|成績証明・推薦状・研究計画書(SOP)
最も時間がかかるのが書類の公証(Authentication/Apostille)です。外務省やフィリピン大使館での手続きが必要になるため、余裕を持って準備しましょう。
出願・合格通知の受け取り
最近はオンライン出願が主流ですが、「受理されたかどうかの返信が来ない」ことがよくあります。SNSや電話を駆使して粘り強く進捗を確認するのがフィリピン流です。
学生ビザ(SSP)の取得|申請手順と注意点
多くの留学生は観光ビザで入国し、現地で学生ビザ(9F)へ切り替えます。この際、健康診断や指紋採取が行われます。
渡航・現地オリエンテーション・授業開始
学期開始前に、コンドミニアムの契約と銀行口座の開設(可能な場合)を済ませましょう。
何ヶ月前から動き始めれば間に合う?
出願締切の1年前から準備を開始するのがベストです。特に英語スコアが未取得の場合は、その対策期間も含める必要があります。
卒業後のキャリアパス
日本企業に帰国就職|MBA・修士号をどう活かす
外資系企業の日本法人や、東南アジア進出を加速させている商社・メーカーでの「現地スペシャリスト」としての採用が期待できます。
フィリピン・東南アジアでそのまま就職|現地採用の現実
現地のマネージャー層として採用されるケースがあります。修士号を保持していることで、就労ビザの認可がスムーズになるという隠れたメリットもあります。
欧米の大学院・博士課程へ進学|フィリピンをステップに
フィリピンの修士課程を優秀な成績で卒業し、その実績を引っさげて欧米のトップスクールの博士課程へ奨学金付きで進学するルートも現実的な選択肢です。
起業・フリーランス|アジアのネットワークを活かした独立
在学中に現地の有力者やビジネスパートナーと繋がれるため、フィリピンと日本を繋ぐコンサルティングや貿易ビジネスを立ち上げる卒業生も少なくありません。
よくある質問(FAQ)
社会人のまま働きながらフィリピンの大学院に通えますか?
はい、十分に可能です。 ほとんどの大学院が、社会人が通いやすいように18時以降や土曜日に講義を集中させています。現地採用としてフィリピンで働きながら通う人も多いです。
フィリピンの修士号・MBAは日本で通用しますか?
はい、正式な学位として認められます。 ただし、実力主義の傾向が強いため、学位そのものに加えて「英語で専門的な交渉ができるか」という実力が問われます。
留学期間はどのくらいかかりますか?最短は?
修士課程は通常2年間です。 卒業試験(Comprehensive Exam)や論文執筆があるため、最短でも1.5年、標準で2年を見ておくのが確実です。
現地でアルバイトやインターンはできますか?
学生ビザでの就労は原則禁止されています。ただし、日本企業からの業務委託(フルリモート)であれば、現地の雇用枠を奪わないため実質的に活動している方は多いです。
留学エージェントは使った方がいいですか?自力出願との違いは?
初めての方はエージェントの利用を強く推奨します。 フィリピンの大学事務は返信が遅く、手続きが突然変更されることが多いため、現地にパイプを持つプロのサポートがある方が圧倒的にスムーズです。
フィリピン留学ナビでは「大学院」進学はサポート対象外とさせていただいております。ご了承ください
まとめ
フィリピン大学院留学は、低コストで英語の学位を取得し、グローバルなキャリアを切り拓くための強力なステップとなります。
入学には一定の英語力と準備が必要ですが、それを乗り越えた先には、欧米留学では得られない「アジアの熱気」と「多様な人脈」が待っています。まずは気になる大学の公式サイトをチェックし、自分のキャリアプランに合った専攻を探すことから始めてみてはいかがでしょうか?
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大学院進学はサポート対象外ですが、大学進学はサポートさせていただいております。
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