【フィリピンの就職】抑えておきたい5つのポイントを大公開!
フィリピンは近年、英語留学の行き先として人気を集めています。
留学生活の中で、「フィリピンで働きたい」という方も多くなってきているのではないでしょうか。
フィリピンで働く方法は「駐在員」と「現地就職」の2つがありますが、方法によって待遇や就職方法などが異なります。
またエリアによって求人の種類も変わるので、自分に合った雇用形態やエリア、就職方法などを見きわめることが欠かせません。
自分に合う方法やエリアで就職することで、フィリピンでの社会人生活はより充実したものになるはずです。
そこで今回は、
- 1.フィリピンで就職する方法
- 2.フィリピン就職におすすめのエリア
- 3.フィリピンで就職できる職種
- 4.フィリピンで就職したときのお給料や待遇
- 5.フィリピン就職に必要なスキル
- 6.フィリピンで就職する方法
を順に紹介します。
今回の記事を参考に、フィリピン就職の実現に向けて準備を進めていきましょう!
海外就職についてはこちらの記事もあわせてご覧ください。
【徹底検証】海外大学は就職に有利?不利?就活のスケジュールも紹介
フィリピンで就職する方法2つ:駐在員と現地就職
- 駐在員
- 現地就職
それぞれ詳しく見ていきましょう。
フィリピンで就職する方法1:駐在員
1つ目は、「日本企業の駐在員としてフィリピンに赴任する方法」です。
駐在員で働くメリットは、給料や福利厚生がとても手厚いこと。
例えばとある企業では、日本でもらえる給料に加えて高級マンションに住むための家賃補助、メイドさんの家事補助が付くことも。
さらには職場まで、専属ドライバーが車で送り迎えをしてくれる企業もあります。
手当の詳細は企業によって異なりますが、多くの駐在員は上記の福利厚生を受けることができます。
またお給料は日本と変わらない金額が提供されますが、フィリピンの物価は日本ほど高くありません。物価の安いフィリピンでは、更に贅沢な暮らしができることも多いです。
ただし駐在員として海外に赴任するためには、まず日本で数年働き、仕事の経験を積む必要があります。
また海外に赴任するので、ある程度の語学力は欠かせません。
将来的に海外で働いてみたい方は、海外赴任のある日本企業に就職して、社会人経験を積むことから始めていきましょう。
フィリピンで就職する方法2:現地就職
2つ目の方法は、「フィリピンにある企業へ現地就職」です。
現地就職はフィリピンにあるフィリピン人経営の企業、もしくは日本人など外国人が経営するフィリピンの企業に就職するもの。
より現地に根付いた仕事や働き方ができる可能性は高いですが、そのぶんお給料などは現地の物価をもとに計算されます。
平均的な月給10~20万円ほど。
そして福利厚生として、滞在先や英語のレッスン、食事が無料で付いてくることが多いです。
ここ数年で人気を集めていますが、中にはブラック企業のような怪しい企業も少なくありません。
入社前に聞いていた仕事内容や待遇と違っていたり、安月給で長時間働かされたりなど、想像していた環境と違うこともあります。
また10万円あればフィリピンでは贅沢に生活できますが、将来のためにお金を貯めることが少し難しいです。
現地就職は、あなたの将来の目標などをしっかり把握、吟味したうえで決めるようにしましょう。
フィリピン就職でおすすめのエリア:マニラとセブ島
フィリピン就職ではエリアによって応募できる職種が異なる、給料に差が出ることも多いです。
失敗しないためには、フィリピンではどのエリアに就職するのが良いのかも知っておきましょう。
- マニラ
- セブ
それぞれ詳しく解説しますね。
フィリピン就職のおすすめエリア1:マニラ
フィリピンのビジネスの中心は、首都のマニラです。
マニラと聞くと、治安面を心配する方も多いのではないでしょうか。
確かに日本と比べると治安は悪いです。
しかし海外にいることを忘れずに、最低限の防犯に気を付けていれば、そこまで危険を感じることはありません。
もちろん危険と言われているエリアもあるので、そういった場所には1人で近づかないなどの注意は必要です。
マニラで現地就職をすると、お給料は平均7~10万ペソ(約15万~20万円ほど)です。
住宅手当がない場合であっても、お金が足りないことはありません。
コンドミニアムなどは5万円から借りられるので、残りのお給料である10万〜15万円ほどは生活費にあてることができます。
マニラで多い職種は、IT関係。
現地の企業に加え、日本企業なども多く進出しているので、英語が話せなくても就職することはできます。
ただしフィリピンでは多くの人が英語を話すので、マニラで生活するために英語を話せるに越したことはありません。
また英語を話せた方がもちろん就職の幅は広がります。
語学力が不安な場合は、フィリピン留学などで英語力を高めておくのがおすすめです。
マニラのポイントをまとめると、以下の通りです。
ポイント1 | 治安はそれほど悪くない |
ポイント2 | 職種はIT関係が多い |
ポイント3 | 給料は15~20万円程 |
ポイント4 | 英語を話せた方が就職先は広がる |
フィリピン就職のおすすめエリア2:セブ島
日本人の英語留学先として人気のセブ島も、就職できる可能性があります。
マニラと異なるポイントは、「語学関係の仕事がメインになること」。
日本人が多く滞在しているため、日本の飲食店や旅行会社なども多いです。
治安はマニラに比べると良いので、安心して生活したい方はマニラよりセブ島がおすすめです。
給料はマニラよりも少なくなりますが、平均5~8万ペソ(約11万~17万)です。
セブ島の場合は語学学校の就職先が多いので、英語レッスンや住宅手当のある企業がマニラに比べて多くなるのが特徴。
また日本人も多いので、日本語のサービスも充実しています。
英語初心者でも安心して生活できるでしょう。
英語力が無くても就職できる企業は少なくありません。
ただし語学学校などはフィリピン人講師とコミュニケーションをとる機会が多いので、英語を習得しておいた方が仕事の幅は広がるはずです。
セブ島のポイントをまとめると、以下の通り。
ポイント1 | マニラより治安が良い |
ポイント2 | 職種は語学系が多い |
ポイント3 | 給料は11万~17万円ほど |
ポイント4 | 英語を話せた方が仕事の幅は広がる |
次は、フィリピン就職に多い職種を紹介しますね。
フィリピン就職に多い4つの職種
フィリピンで就職するとき、日本人が就職することが多いのは以下の4つです。
職種 | 仕事内容 |
IT関係 | 現地企業や日本企業のIT分野のサポートからサイト制作、アプリ開発など多岐にわたる |
語学学校 | フィリピンにある英語の語学学校の運営や留学生のサポート、講師のマネジメントなど |
コールセンター | 日本人向けのコールセンターで問い合わせの対応や商品の説明などを行う |
観光業 | 日本人向けのツアーやガイド、問い合わせ対応や予約などの事務作業 |
製造 | 現地に工場のある日系企業の現場監督や現地スタッフのマネジメントなど |
IT関係や製造などは現地スタッフとのやり取りが多くなるので、英語力が必須になるところが多いです。
一方で、語学学校やコールセンター、観光業などは日本人相手の仕事が中心。
英語力はそこまで必要とされないことが多いです。
次は、フィリピンで就職した場合のお給料について見ていきましょう。
フィリピン就職の気になるお給料とは
今回紹介している駐在員と現地就職では、お給料や待遇面が大きく異なります。
駐在員 | 日本と変わらないお給料+現地の滞在場所、専用のドライバーなど補助あり |
現地就職 | お給料は企業によって10~20万円程と差があり、エリアや職種によっても異なる |
そもそも、フィリピン人の月給は平均3万円。
それに比べると日本人の給料は、現地就職の場合でさえもセレブと言ってもいいほど高いです。
駐在員は日本で業務を経験後、海外赴任として派遣されます。
一方で現地就職は、新卒や未経験でもなることができますが、そのぶん経験がありませんよね。
経験や実績のある駐在員に比べると、お給料は低くなります。
そのため、お給料をもとに就職方法を決めるときは、以下のように考えてみましょう。
- 駐在員:長期的に見て海外で安定して働きたい場合
- 現地就職:海外で新しいことに挑戦してみたい場合
あなたの目的に合わせて、就職方法を決めるのがおすすめです。
フィリピン就職で必要なスキルは2つ
最後に知っておきたいのがフィリピン就職で必要なスキルです。
現地でスムーズに仕事をするためには、最低限のスキルとして以下2つを取得しておきましょう。
- 仕事を円滑に進めるための英語力
- 信頼関係を築くための適応力
それぞれ詳しく解説しますね。
フィリピン就職で必要なスキル1:仕事を円滑に進めるための英語力
何度もお伝えしているように、英語力は高ければ高いほど良いです。
仮に英語力の無い状態でフィリピンに就職すると、能力があるのに英語が使えないことで、仕事が進められません。その結果、キャリアアップのチャンスを逃してしまうことも多くなります。
日本の職場でも、昇進するためには上司や同僚との円滑なコミュニケーションが必要ですよね。
フィリピンでも同じように、現地のスタッフや上司とスムーズにやり取りができないと、仕事は円滑に進みません。
英語ができれば現地でも濃密なコミュニケーションが取れて、あなたへの信頼度もアップ。
あなたに仕事を任せたいと言ってくるクライアントや上司、同僚が増えることも少なくありません。
英語力は必須ではありませんが、使いこなせるとチャンスや可能性は断然に広がります!
フィリピン就職で必要なスキル2:信頼関係を築くための適応力
フィリピンの文化は日本と異なります。
また生活環境も、先進国の日本ほど便利なものではありません。
発展途上国のフィリピンで暮らす場合は、衛生面や治安など日本では気にする必要が無かったことに対して、気を使う必要があります。
その結果、生活環境の違いから体調を崩す方も少なくありません。
会社を休みがちになり、「あの人は自己管理がなっていない」と思われてしまうことがあります。
そして、フィリピンは文化も日本と異なります。
例えば、
- 時間にルーズ
- 仕事よりも家族や恋人、友人が優先
- 残業はせず、定時で帰宅
- 自分の意見をしっかり主張
- 勤務中に歌を歌ったり、スマホをチェックしたりと自由に行動
などです。
日本のルールでフィリピン人スタッフを怒ったり注意したりすると、疎まれることも。
お互いの文化を尊重することで、信頼関係を作るのも大切なことです。
上記のような環境に適応する能力はフィリピンのみならず、海外で生活するには欠かせません。
環境に慣れるまでは辛いですが、一度慣れてしまえばその環境を楽しむことさえできるはず。
スムーズに仕事を進めるために必要なことだと考えて、意識するようにしてみてください。
フィリピンで就職するためにおすすめの方法2つ
最後に、フィリピンで就職する方法として、
- 海外就職専門サイトに登録
- 就職エージェントに依頼
の2つを紹介しますね。
フィリピンで就職する方法1:海外就職専門のサイトに登録
フィリピンで就職するには、まず応募先を見つける必要があります。
しかし日本の就職サイトに、フィリピンの企業などの募集要項はほとんど掲載されていません。
フィリピンでの就職先を見つけるには、海外就職専門サイトに登録しましょう。
専門サイトであれば海外の求人だけを取り扱っているので、フィリピンにしぼって検索すれば希望の求人を見つけやすくなります。
フィリピン就職におすすめのサイト
フィリピン就職を叶えた先輩のインタビューなども見ることができるので、あわせて参考にしてみてください。
フィリピンで就職する方法2:就職エージェントに依頼
海外就職に限らず、新卒での就職や転職はエージェントにサポートを依頼するのもおすすめです。
就職(転職)エージェントとは、あなたの就活をサポートしてくれるサービスや企業のこと。
担当スタッフが1人付き、まずあなたの希望職種や条件などを確認してくれます。
そしてその情報をもとに、おすすめの求人を提案してくれます。
またエージェントによっては、履歴書の添削や面接対策をしてくれるところも少なくありません。
求人の紹介以外、就活に必要なアドバイスをプロの目線でしてもらえるので、採用される可能性も高まります。
フィリピン就職におすすめのエージェント
カウンセリングだけでも受けられるところも多いので、まずは気軽に相談してみてください。
まとめ:あなたの将来を見据えてフィリピンでの就職方法を決めよう
今回はフィリピンの就職事情を解説しました。
フィリピンで就職する前におさえておきたいポイントは、以下の5つです。
- 就職方法:駐在員と現地就職
- 就職におすすめのエリア:マニラとセブ島
- フィリピンで就職で多い職種:IT関係や語学学校など
- 給料や手当などの待遇の違い:駐在員は日本と同じ、現地就職は現地基準
- 必要なスキル:英語力と適応力
頭に入れておきたいのは「就職の方法によって働き方や待遇が異なること」。
将来あなたがどのように仕事を続けたいかなどをしっかり確認した上で、フィリピンへの就職を決意しましょう!
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