【フィリピン大学留学の卒業時期は?】入学時期やイベント日程も紹介
「フィリピンの大学に興味があるけれど、入学や卒業時期っていつなんだろう……」
と考えている人は多いのではないでしょうか。
フィリピンの大学は、主に入学時期が8月、卒業時期は5〜7月となっています。
日本の大学とスケジュールは異なりますが、最短3年で卒業できるなど、卒業時期の調整は可能です。
スケジュールを事前に知っておくことで、大学留学や帰国後の就活も成功しやすくなります。
とはいえ、フィリピン大学留学がどのようなものか、なかなかイメージしにくいですよね。
そこで今回は、
- フィリピン大学留学のスケジュール
- フィリピン大学留学の卒業時期における習慣
- 教育制度や生活などフィリピン大学留学の特徴
- フィリピン大学留学の魅力
- フィリピン大学留学におすすめの学校
を紹介します。
まずは、フィリピン大学留学における入学や卒業時期を見ていきましょう。
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フィリピン大学留学における入学時期や卒業時期はいつ?
はじめにフィリピンの大学での
- 入学時期
- 卒業時期
- 年間スケジュール
を詳しく解説しますね。
フィリピン大学留学での入学時期は8月
フィリピンの大学では、新学期は8月からスタートします。
フィリピンの教育機関は2学期制のため、以下のスケジュールで授業をすすめています。
- 1学期は8〜11月
- 2学期は1〜5月
ただし一部、3学期制の学校もあります。
その場合、以下のスケジュールとなることも少なくありません。
- 1学期は8〜11月
- 2学期は12〜2月
- 3学期は3〜7月
数年前まで、新学期は6月からスタートしていました。
しかしスケジュールに変更があり、現在は8月からスタートする学校が増えています。
フィリピン大学留学での卒業時期は5〜7月
フィリピンにある大学の卒業式は、毎年5〜7月に行われます。
学校によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
フィリピンの大学に通ったときの年間スケジュール
フィリピン大学留学における年間スケジュールを紹介します。
新学期が8月で、2学期制の大学に入学したとします。
月 | 行事 |
8月 | 入学式 |
8〜12月 | 1学期 |
12月下旬 | 休暇 |
1〜5月 | 2学期 |
5月 | 卒業式 |
5〜8月 | 在校生は長期休暇 |
そして卒業時期には、大学卒業を祝ういくつかの習慣があります。次で詳しく紹介しますね。
フィリピン大学留学の卒業時期に行われる3つの習慣
ここからは大学の卒業時期の習慣として、
- 家族や親戚でお祝いする
- たくさん写真を撮る
- すぐに就職するわけではない
の3つを解説します。
フィリピン大学の卒業時期における習慣1:家族や親戚でお祝いする
1つ目は「家族や親戚で卒業を盛大にお祝いすること」です。
フィリピンはまだまだ途上国であり、家族全員が大学に進学できるほど裕福なわけではありません。
両親や兄弟が働いたお金で大学に通っている人が多いです。
卒業時期には、家族の支えによって卒業できた感謝の意味も込めて、みんなでお祝いします。
方法は例えば、
- フィリピンの料理「レチョン」を作ってみんなで食べる
- 家族や親戚を集めて卒業パーティーをする
などです。
家族の大学卒業を、たくさんの人と盛大にお祝いします。
フィリピン大学の卒業時期における習慣2:たくさん写真を撮る
2つ目は「写真を撮ること」です。
フィリピン人は自撮り(セルフィー)を好む人が多いです。
そしてその写真をInstagramなど、すぐにSNSにアップする人も。
卒業式はアメリカの大学のような、制服を着用します。
普段とは異なる服装をしていること、お祝いの場であることから、多くの人がたくさんの写真を撮っています。
フィリピン大学の卒業時期における習慣3:すぐに就職することは少ない
3つ目は「すぐに就職するわけではなく、好きなことをする人が多いこと」です。
日本の大学では、卒業後に就職と進学のどちらかを選ぶことがまだまだ一般的であるかと思います。
対してフィリピンは、卒業後すぐに就職する人がそれほど多くありません。
年齢が若い、就職先が少ないなど理由はさまざまです。
ただし近年は、フィリピンでの語学留学が増えていることもあり、卒業後は英語講師になる人も。
実際にフィリピンの語学学校では、20代前半の若い講師をたくさん見かけます。
若いですが大学を卒業しているため、知識や指導力に問題はありません。
日本人がフィリピン大学留学のあとに就活をするケース
日本人留学生がフィリピンの大学に通ってから日本で就活をする場合、帰国前から就活準備をスタートするのがおすすめです。
2019年時点で、日本の就活は4年生の6月1日にスタートとなっています。
この日程はあくまで面接解禁日のため、説明会などは3年生の3月からはじまっています。
就活をフィリピンの大学を卒業してからはじめていると、大幅に遅れそうですよね。
卒業前にできることは、例えば以下です。
- 2〜3年生のうちに自己分析をすすめておく
- 就活サイトに登録して、求人をチェックする
- 履歴書やエントリーシートを準備し、インターネットを通して応募する
早めに行動することで、留学生でもスムーズに日本での就活をはじめることは可能です。
次は、フィリピンの教育制度や大学生活をさらに詳しく紹介します。
フィリピン大学留学での教育制度や生活など、卒業時期以外の特徴を解説
続いては、フィリピンにおける
- 義務教育期間や大学進学のタイミング
- 大学生活の様子
を解説します。
フィリピンの義務教育期間や大学に進学するタイミング
フィリピンでは以下の期間を義務教育としています。
- 幼稚園:1年、5〜6歳まで。
- 小学校:6年、6〜12歳まで。
- 中学校:4年、12〜16歳まで
- 高校:2年、16〜18歳まで。
中学と高校では、授業を英語とフィリピノ語ですすめることが多いです。
また大学に進学した場合、通う期間は以下の通りです。
- 文系の大学:4年、18〜22歳まで。
- 理系の大学:5年、16〜23歳まで。
ちなみに2018年時点で、フィリピンにある総合大学や単科大学、高等教育機関は2,353にものぼります。
大学には留学生も多く、韓国や中国、インド、イランなどの留学生が大学で学んでいます。
フィリピンの大学に進学した場合の生活
フィリピンで大学に通う場合、以下のような生活を送ることが多いです。
- 大学では指定の制服を着る
- 入学前に英語の授業を受ける
- 外国人向けのタガログ語の授業を受けられる大学もある
フィリピンでは大学生でも制服を着用します。
また先生によっては英語とタガログを混ぜながら授業することもあるため、現地語のレッスンを受けていると安心です。
フィリピンの大学に入学する方法について、詳しくはこちら!
「フィリピンの大学に入学する方法、資格、試験などを徹底解説」
フィリピンの大学に留学する3つの魅力
続いては、フィリピンの大学に通う魅力として、
- 授業料が日本の大学よりも安い
- 最短3年で卒業できる
- 欧米圏へ留学できるチャンスやきっかけになる
の3つを紹介しますね。
フィリピンの大学に留学する魅力1:授業料が低価格で留学しやすい
1つ目は「授業料が低価格であること」です。
費用を詳しく見ると、以下の通りです。
国公立大学 | 私立大学 | |
正規・私費留学 | 2万〜10万円 | 10万〜40万円 |
交換留学 | 無料 | 無料 |
フィリピンの大学は1ヶ月の学費が平均2万円、年間を通しても7万〜8万円でおさまることが多いです。
また学費だけでなく生活費や滞在費など、すべてあわせても1ヶ月あたり10万円でおさまることも。
日本で大学に通うよりも、低価格で留学できます。
フィリピンの大学留学にかかる費用について、詳しくはこちら!
「フィリピンの大学の学費は本当に安い?留学費用もあわせて解説!」
フィリピンの大学に留学する魅力2:最短3年で卒業できる
2つ目は「最短3年で卒業できること」です。
フィリピンの大学は入学しやすいですが、卒業は難しいことが多いです。
日本の大学は入学が難しいことが多いため、正反対といえます。
しかしフィリピンの大学は、4年間で卒業する必要がありません。
単位さえ取得すると、3年でも卒業できるのです。
というのもフィリピンの大学は、アメリカ式の教育制度を採用していることが多いです。
短期間でも卒業に必要な単位をすべて取得すると、卒業を認めてもらうことができるのです。
早めに卒業することで、帰国してから日本での就活にそなえるなど、キャリアや進路に柔軟に対応できます。
フィリピンの大学に留学する魅力3:欧米の大学や大学院に留学するチャンスになる
3つ目は「欧米圏の大学や大学院に留学する道が開けること」です。
ここまでフィリピンの大学は授業料が安く、短期間でも卒業できるとお伝えしました。
フィリピンの大学を卒業した時点で、ある程度の専門知識は身についていることが多いかと思います。
また費用をおさえられるために、フィリピンの大学に留学したあと、欧米圏の大学や大学院にチャレンジする人も少なくありません。
海外留学の費用をおさえながら、アメリカやイギリスなど、さまざまな国での大学や大学院留学にチャレンジできます。
その他の大学留学の魅力について、詳しくはこちら!
「【完全版】フィリピン大学進学がオススメな理由!」
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フィリピンの大学留学におすすめの学校【卒業時期は5〜7月】
最後に、フィリピンでの大学留学におすすめの学校として、
- フィリピン国立大学ディリマン校
- アテナオ・デ・マニラ大学
- サン・カルロス大学
の3つを紹介しますね。
フィリピン大学留学におすすめの学校1:フィリピン国立大学ディリマン校
フィリピンの有名国立大学のひとつが「フィリピン国立大学ディリマン校」です。
キャンパスがフィリピン国内に10ヶ所にあり、それぞれの規模も大きいです。
- 学生数は2万5,000人ほど
- 学部は教育や社会、音楽、経営、建築など幅広い
- 東京大学や京都大学など日本の大学との提携もあり
海外のトップ大学に通いたい、海外の国立大学に挑戦したい人におすすめです。
フィリピン大学留学におすすめの学校2:アテネオ・デ・マニラ大学
アテネオ・デ・マニラ大学は、マニラにあるカトリック系の私立大学です。
ほかの大学と国内第2位の座を争っているため、日本の大学に例えると早稲田大学や慶應大学などのポジションになります。
- 学生数は1万4,000人ほど
- 学部は社会科科学や理学、宗教、神学など
- 英語や英語分野の教育水準はフィリピン国内で最高峰
英語や文系の専攻を考えている人におすすめです。
フィリピン大学留学におすすめの学校3:サン・カルロス大学
サン・カルロス大学は、セブ島にある私立大学です。
セブ島にある大学では最も偏差値が高く、国内でもトップ10にはランクインするほどレベルが高いです。
- 学生数は2万2,000人ほど
- 学部は情報科学や経営、人文科学など
- 学科の数は100以上
まだ専攻が決まっていない人や、私立のトップ大学を目指したい人におすすめです。
フィリピンにある他の大学を知りたい方は、以下の記事もご一読ください。
「 【2020年版】フィリピン大学ランキングを大発表!」
フィリピン大学の入学・卒業時期やスケジュールを知って、留学を検討してみる
今回はフィリピンの大学における入学や卒業の時期、また大学生活などについて解説しました。
おさらいすると、フィリピンの大学のスケジュールは以下の通りです。
- 1学期は8〜11月
- 2学期は1〜5月
フィリピンの大学に留学する日本人は、まだまだ少ないのが現状です。
しかしそのぶん、チャンスに溢れていることも少なくありません。
迷ったときは、今回紹介した大学から留学先を選んでみてくださいね。
また海外の大学に留学すると、就活など帰国後が気になることも多いですよね。
スケジュールなどについて、詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。
「【徹底検証】海外大学は就職に有利?不利?就活のスケジュールも紹介」
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