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【人気な国ごとで比較!】海外大学への進学費用を徹底解剖

留学をするにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
海外進学を志すなら一番気になることの一つですよね。

費用を調べてみて、あまりの高額さに海外進学を断念したという人も少なくありません。
しかし、今や留学は行き先や方法によって費用も千差万別になってきています。

早いうちから留学の幅広い選択肢を知ることで、必ずしも費用面だけで海外進学を諦めずに済む可能性があるのです。

そこでこのページでは、海外の大学に進学を考えている留学生・高校生やそのご家族に向けて、海外大学への進学方法と、国別の留学費用の目安、さらに留学費用を抑えるコツを紹介します。

方法や相場を早い段階で知っておけば、そこに向けて効率的に準備を進めることができます。
ぜひこの記事を参考にして、みなさんの海外進学のイメージを具体的なものにしてみてください!

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海外の大学へ進学する方法

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実は「海外大学への進学」と一言でいっても、その方法はいくつかあり、方法ごとに費用も変わってきます。
ここでは最も代表的な3つの方法を解説します。

方法1:高校卒業後すぐに海外大学へ進学する

おそらく海外進学と聞いて最も多くの人がイメージする方法がこちらでしょう。
日本の高校を卒業して直接海外大学に進学するには、入学条件として以下の2つが課せられる場合が多いです。

  • 高校での成績
  • 英語力の証明

一流大学になるほど成績・英語力ともに求められるレベルが高くなります。
ちなみに一般的な大学で求められるレベルとしては、

  • 高校での成績:5段階中3.5以上
  • 英語力:TOEFL80点以上もしくはIELTS6.0以上

がボーダーになることが多いです。

入学試験が最も重視される日本の大学と違い、海外大学の場合は高校時の成績と英語力が重要であることを知っておきましょう。

特に英語に関しては、日本人が求められるレベルに到達するにはしっかり時間をかけて準備する必要があります。

方法2:高校卒業後、ファウンデーションコースを経て進学する

実は日本人の海外大学進学で最も一般的な方法がこちらです。

入学条件の英語力に到達できていない場合、留学先の大学や大学と提携している語学学校でファウンデーションコース(またはパスウェイプログラム)を履修することで、大学入学条件を満たすことができます。

ファウンデーションコースとは留学生のために設けられた大学進学準備のためのコースで、アカデミック英語や一般教養科目などを学びます。

期間は半年〜1年程度で、国や大学によってはファウンデーションコース修了後は大学2年次から入学できる場合もあります。

ただしファウンデーションコースにも入学要件として英語力の証明が課せられることがあり、概ねTOEFL55以上もしくはIELTS5.0以上がボーダーラインです。

直接入学よりはハードルが下がりますが、やはり英語の対策は必須と言えるでしょう。

方法3:高校卒業後、現地の語学学校を経て海外大学へ進学する

これはやや裏ワザ的な方法で、海外大学によっては大学と提携している語学学校の「大学進学コース」に入学することで大学入学資格を得るという道もあります。

この方法だと大学の選択肢は狭まりますが、高校での成績や英語力が不問でもチャレンジできるのは大きなメリットです。

進学したい大学がまだ決まっていない場合は、あえて語学学校の大学進学コースから大学を選んでみるのも良いかもしれません。

番外:日本の大学の交換留学制度を利用する

これは正規進学ではありませんが、もし目的が海外大学の学位取得ではなく留学経験だけなのであれば、交換留学制度を利用するのもおすすめです。

交換留学とは、日本の大学に正規入学後、その大学と提携している海外の大学へ一定期間留学し単位を取得するというものです。

交換留学の最も大きなメリットは、ほとんどの場合留学先での授業料が免除されることです。

また、日本の大学側での選考に合格すれば、留学先大学の入学要件を満たさなくても留学することができます。
期間は数ヶ月〜1年程度で、正規入学よりも短く留学経験を積みたいという人に向いています。

ただし交換留学の場合は留学先が所属大学の提携先に限られるため、日本での進学先選びの段階から提携大学をチェックしておいた方がよいでしょう。

海外の大学進学:国別の進学方法と費用

海外大学の写真

それではここから、近年日本人の留学先として特に人気の5カ国(アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・フィリピン)について、大学進学の方法と費用を解説していきましょう。
※語学学校経由の方法と費用は除く

海外の大学進学:アメリカの場合

大学進学方法

アメリカ留学では以下3パターンの進学方法が一般的です。

  1. 高校卒業 → 4年制大学へ入学(4年)
  2. 高校卒業 → パスウェイプログラムへ入学(1年) → 4年制大学2年次へ編入(3年)
  3. 高校卒業 → コミュニティカレッジへ入学(2年) → 4年制大学3年次へ編入(2年)

<直接入学>
直接入学では高校の成績・英語力の他にもう一つ、SATと呼ばれる共通試験のスコアが必要になります。
また、難関大学の場合は小論文や面接などが課せられる場合もあります。

<パスウェイプログラムを経由する>
これは「海外の大学へ進学する方法」で解説したファウンデーションコースとほぼ同様のコースです。
アメリカの大学では、パスウェイプログラムを1年履修すれば4年制大学の2年次から編入することができます。

<コミュニティカレッジを経由する>
アメリカでは四年生大学とは別に、コミュニティカレッジと呼ばれる公立二年制大学があり、修了後に4年制大学の3年次に編入することができます。
4年制大学よりも入学要件のレベルが低く、学費も抑えられるのが大きなメリットです。

留学にかかる費用

まず、アメリカの大学の1年の学費相場は以下の通りです。

学費 日本円 USドル
コミュニティカレッジ 60万〜100万 5,000ドル〜8,200ドル
4年制大学 200万〜450万 16,200ドル〜37,000ドル

(1ドル=120円として計算をしています。為替によって日本円は変わる場合があります)

また、アメリカでの1年の生活費相場は250〜650万程度と言われているため、大学4年間でかかる総費用を試算すると以下のようになります。

コミュニティカレッジ(2年)+4年制大学(2年) 1,520万〜3,700万
4年制大学(4年) 1,800万〜4,400万

アメリカで留学費用をできるだけ抑えたい場合は、コミュニティカレッジを経由することで大きくコストダウンが図れることがわかります。

海外の大学進学:イギリスの場合

大学進学方法

イギリスの大学は留学生の場合、ファウンデーションコースの履修が義務付けられており、日本の高校卒業後に直接進学することはできません。
そのため進学方法は基本的に

高校卒業 → ファウンデーションコースへ入学(1年)→ 3年制大学へ入学(3年)

の1パターンになります。

ただしイギリスの大学は3年制のため、ファウンデーションコース1年履修を経ても、日本の大学と同じく計4年で卒業することが可能です。

留学にかかる費用

まず、イギリスの大学の1年の学費相場は以下の通りです。

学費 日本円 英ポンド
ファウンデーションコース  150万〜200万 £10000〜£13000
3年制大学 170万〜380万 £11100〜£22900

(1ポンド=150円として計算をしています。為替によって日本円は変わる場合があります)

また、イギリスでの1年の生活費相場は250〜750万程度と言われているため、大学4年間でかかる総費用を試算すると以下のようになります。

ファウンデーションコース(1年)+3年制大学(3年) 1,660万〜4,340万

海外の大学進学:カナダの場合

大学進学方法

カナダ留学では以下2パターンの進学方法が一般的です。

  1. 高校卒業 → 4年制大学へ入学(4年)
  2. 高校卒業 → コミュニティカレッジへ入学(1〜2年) → 4年制大学2〜3年次へ編入(2〜3年)

<直接入学>
カナダの大学はアメリカのSATや日本のセンター試験のような入学試験はなく、基本的に高校の成績と英語力が指定レベル以上であれば直接入学できます。

<コミュニティカレッジを経由する>
カナダにもアメリカと同様に公立のコミュニティカレッジ(2年制大学)があり、1〜2年履修した後に4年制大学へ編入することができます。
4年制大学よりも入学要件のレベルが低く、学費も抑えられるのが大きなメリットです。

留学にかかる費用

まず、カナダの大学の1年の学費相場は以下の通りです。

学費 日本円 カナダドル
コミュニティカレッジ 60万〜110万 7,100ドル〜13,500ドル
4年制大学 125万〜230万 14,500ドル〜27,600ドル

(1カナダドル=85円として計算をしています。為替によって日本円は変わる場合があります)

また、カナダでの1年の生活費相場は230〜370万程度と言われているため、大学4年間でかかる総費用を試算すると以下のようになります。

コミュニティカレッジ(2年)+4年制大学(2年) 1,290万〜2,160万
4年制大学(4年) 1,420万〜2,400万

やはりアメリカと同様、コミュニティカレッジを経由するかどうかで留学費用が大きく変わってきます。

海外の大学進学:オーストラリアの場合

大学進学方法

オーストラリア留学では以下3パターンの進学方法が一般的です。

  1. 高校卒業 → 3年制大学へ入学(3年)
  2. 高校卒業 → ファウンデーションコースへ入学(1年) → 3年制大学へ入学(4年)
  3. 高校卒業 → TAFEのディプロマコースへ入学(4ヶ月〜3年) → 3年制大学2年次へ入学(2年)

<直接入学>
オーストラリアの大学は基本的に、高校の成績と英語力が指定レベル以上であれば直接入学できます。
ただし難関大学では「GCE-A Level」や「SAT」などの共通試験が課せられる場合もあります。

<ファウンデーションコースを経由する>
イギリスと同様に、ファウンデーションコースを1年履修した後に大学へ編入することができます。
また、オーストラリアの大学はほとんどの学部が3年制のため、ファウンデーションコースを経由しても、日本の大学と同じく計4年で卒業することができます。

<TAFEのディプロマコースを経由する>
TAFEは大学学位に次ぐ「ディプロマ」を取得できる公立職業訓練校で、ディプロマコースを履修後に3年制大学2年次への編入が可能です。
計3年で卒業することができる上、入学要件のレベルが直接進学より低く、学費も抑えられる点が大きなメリットです。

留学にかかる費用

まず、オーストラリアの大学の1年の学費相場は以下の通りです。

学費 日本円 オーストラリアドル
TAFEディプロマコース 45万〜120万 5,500ドル〜14,000ドル
ファウンデーションコース 200万〜250万 25,000ドル〜31,000ドル
3年制大学 180万〜300万 23,000ドル〜38,000ドル

(1オーストラリアドル=80円として計算をしています。為替によって日本円は変わる場合があります)

また、オーストラリアでの1年の生活費相場は180〜430万程度と言われているため、大学3〜4年間でかかる総費用を試算すると以下のようになります。

TAFEディプロマコース(1年)+3年制大学(2年) 945万〜2,010万
ファウンデーションコース(1年)+3年制大学(3年) 1,460万〜2,870万
3年制大学(3年) 1,080万〜2,190万

オーストラリア留学の場合は、TAFEディプロマコースから2年次への編入が最も費用を抑えられると考えられます。

海外の大学進学:フィリピンの場合

大学進学方法

フィリピン留学では以下2パターンの進学方法が一般的です。

  1. 高校卒業 → 4年制大学へ入学(4年)
  2. 高校卒業 → ESLコースを履修(4〜6ヶ月) → 4年制大学へ入学(4年)

<直接入学>
フィリピンの大学は基本的に、高校の成績と英語力が指定レベル以上であれば直接入学できます。
ただし難関大学では筆記試験や面接が課せられる場合もあります。
筆記試験は「SAT」のスコア提出で代用できることも多いです。

<ESLコースを経由する>
英語力が入学要件に満たない場合、大学附属のESLコースを履修することで入学資格を得られる場合があります。
ESLコースは、留学生が大学の授業を理解できるよう、入学前に英語を集中的に学ぶコースです。
カリキュラムは半年程度で、学費は学部よりも安くなっています。

留学にかかる費用

まず、フィリピンの大学の1年の学費相場は以下の通りです。

学費 日本円 フィリピンペソ
ESLコース ※4〜6ヶ月 5万〜10万 25,000ペソ〜50,000ペソ
4年制大学 5万〜50万 25,000ペソ〜250,000ペソ

(1フィリピンペソ=2円として計算をしています。為替によって日本円は変わる場合があります)

また、フィリピンでの1年の生活費相場は60〜180万程度と言われているため、大学4年間でかかる総費用を試算すると以下のようになります。

ESLコース(6ヶ月)+4年制大学(4年) 290万〜1,020万
4年制大学(4年) 260万〜920万

ESLコースを経由したとしても、他の国と比較すると留学費用は圧倒的に安くなっています。

5ヵ国の留学費用一覧表

ここまで解説してきたアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・フィリピンの大学留学費用(学費+生活費)を一覧にすると、このようになります。

アメリカ 1,520万〜4,400万
イギリス 1,660万〜4,340万
カナダ 1,290万〜2,400万
オーストラリア 945万〜2,870万
フィリピン 260万〜1,020万

これはあくまで目安の金額ですが、進学したい国の費用をおおまかに見積もりたいときに参考にしてみてください。

海外の大学進学:留学費用を安く抑えるコツ

海外の大学進学の費用の画像

少しでも留学費用を抑えるためには、どのような工夫ができるでしょうか。
ここでは海外進学の際の節約方法を、4つに分けて説明していきます。

方法1:奨学金制度を活用する

最も大きく留学費用を節約できる方法として、奨学金制度の活用が挙げられます。

現在日本では政府・民間ともにグローバル人材の育成に力を入れており、奨学金を支給もしくは貸与する留学プログラムが多数実施されています。

代表的なものに以下が挙げられます。

奨学金は狭き門のイメージがありますが、調べてみると意外と条件をクリアできるものもあり、実際に奨学金を利用して海外大学へ進学する人は数多くいます。

上記以外の奨学金も下記サイトから検索できるので、ぜひ一度調べてみることをおすすめします。
海外留学奨学金検索サイト

<こちらの記事もどうぞ>
【厳選!】おすすめの海外大学留学用奨学金7選

方法2:コミュニティカレッジを経由して大学に編入する

国別の項目で紹介した通り、アメリカやカナダであれば2年制のコミュニティカレッジを経由することで学費を大きく節約できます。

例えばアメリカの大学だと、コミュニティカレッジで2年履修してから4年制大学3年次に編入すれば、4年制大学に4年間通うより280万〜700万程度学費が抑えられます。

さらにコミュニティカレッジは4年制大学より入学要件が低いため、事前学習のための時間やコストも抑えられる可能性があります。

また、オーストラリアの場合はTAFEディプロマコースを経由することで同等の節約効果が得られる上、日本なら4年かかる大学生活を3年に短縮できるのもコストカットにつながります。

費用と時間の節約のため、あえて3年制の大学の国に留学するというのも選択としてありでしょう。

方法3:生活費を工夫する

学費は節約のしようがありませんが、生活費は現地でのライフスタイルを工夫すればかなり節約できます。

生活費のうち最も大きな支出になるのが家賃などの滞在費です。
これは大学の寮やホームステイ、シェアアパートなどを利用することで節約できます。

次にかさみがちなのが食費です。

もし大学の寮が食事付きで費用も安ければぜひ利用したいところです。
国によっては自炊することで大幅に節約できるので、自炊環境や食材費などを調べておくとよいでしょう。

方法4:物価や学費が安い国や地域を選ぶ

現地での生活費はその国の物価によって大きく変わってきます。

例えば、フィリピンの1年の生活費目安が60〜180万程度なのに対し、アメリカは250〜650万程度で、4年間で比較すると760万〜1,880万も変わってきます。

学費も基本的には物価の安さに比例します。

アメリカ4年間の大学留学費用最安目安が1,520万なのに対し、フィリピンは260万で、実に1,260万もの開きがあります。

また、同じ国でも都市部と地方とでは物価がかなり違います。
さらに大学の学費も、地方都市の大学の方が安い傾向にあります。

第一希望の国の費用が高ければ別の国を調べてみて、それでも高ければより地方都市を調べてみることをおすすめします。

方法5:その他の出費を節約する

学費や現地生活費以外にも大きく節約できる出費があります。
まず一つ目が航空券代です。

航空券は格安航空券比較サイトを利用して最安値のものを購入すること、またできるだけ早めに購入することで数万円の節約が可能です。

格安航空券サイトの代表的なものには「Skyscanner」「トラベルコ」「LINEトラベルjp」などがあります。

二つ目が海外留学保険代です。
留学にあたって保険の加入は必須ですが、期間も長いためそれなりに高額になってしまいます。

もし半年に一度は帰国の予定があるなら、クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用すれば保険代を丸々浮かせることができます。

詳しくはこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【完全解説】フィリピン留学の費用はこれでまるわかり!(期間別)

海外の大学進学:コスパが圧倒的なフィリピンの大学を深掘り解説

フィリピン留学をしている大学生

「海外の大学に進学したいけど、費用面で諦めざるを得ない」
「なんとか費用を抑えて留学できる国はないだろうか?」

そんな思いを抱えているみなさんに是非おすすめしたいのがフィリピンの大学進学です。
国別比較の項で解説した通り、フィリピンの大学はまさに海外留学の概念を覆す桁違いの安さを実現しています。

実際、これまではフィリピンといえば短期の語学留学先として人気でしたが、近年は大学や大学院への正規入学を目指す日本人がどんどん増えてきています。

ここではそんなフィリピンの大学について深掘り解説します。

フィリピンの大学はどんなシステム?

フィリピンの大学は一般的に、人文・経営などの社会系学部が4年間、工学・理学系などのいわゆる理系学部が5年間、そして医学部・獣医学部が6年間のカリキュラムになっています。

出願には、日本の高校を卒業しているか、高校の卒業資格と同等の認定試験に合格をしていることが条件となります。

選考方法は書類審査、筆記試験もしくは面接試験が一般的です。

入学時期は6月もしくは11月で、学期は6月~10月と11月~3月の2学期制の場合が多く、夏休みは概ね4月〜5月の2ヶ月間です。

学費が年間10万!破格の理由は?

ここまで見てきた通り、フィリピンの学費は日本や欧米各国と比較すると圧倒的に格安になっています。
フィリピンの国立大学の学費相場は年間でなんと5万〜10万。

私立大学でも10万~50万で、ほとんどの場合は日本の国立大学の学費よりも安くなっています。

フィリピンの短期語学留学の費用目安が1か月間15万程度ということを踏まえると、なぜ大学がこんなにも安いのか不思議に思う方もいるかもしれません。

語学留学と大学進学の学費が違う大きな理由は、民間のビジネスか政府の公的教育かという点にあります。

語学留学は教育ビジネスとして外国人からの収益が第一目的になりますが、大学などの研究機関はフィリピン国民に開かれた存在として、政府がより多くの国民に勉強の機会を提供するためのものです。

実際、フィリピンの国立・州立大学では現在、フィリピン国民の学費は全額免除されています。
もちろん、そもそも国全体で物価や人件費が安いことも大きな理由です。

そしてフィリピンの場合、学費以外の生活費も日本の3分の1から4分の1に抑えられるため、留学にかかる費用全体の大幅なコストダウンが図れることになります。

場合によっては、日本で一人暮らしをしながら4年間大学に通うよりも、フィリピンの大学に進学した方が最終的に安く済むということも大いにあり得ます。

フィリピンはASEAN諸国で経済成長性がトップ

近年、フィリピンは東南アジアでもトップクラスの経済成長率を誇り、世界中から注目を集めている国です。

2016年に政権が変わって以降、経済成長がより著しくなり、日本を含む海外企業のフィリピン進出がさらに加速しました。

フィリピンの人口はいまや1億人を超え、ASEANではインドネシアに次いで2番目の人口大国となり、市場規模もどんどん広がっています。

さらに注目すべきポイントは、フィリピン国民の平均年齢です。

日本人の平均年齢が46歳なのに対して、フィリピン人は24歳と約2倍近く若くなっています。

日本と真逆に出生率も高く、人口ボーナスは2050年近くまで続くと予想されています。
こういった数値からも、フィリピンが今いかに勢いに乗っている環境であるかがうかがえます。

そして近年特に需要が高まっているのが、フィリピンのサービス業です。

フィリピン人の高い英語力とホスピタリティーが国際的に認められ、コールセンターなどカスタマーサポートの拠点をフィリピンに持つ海外企業が多くなっています。

日本の企業でもソフトウェア開発の委託先としてフィリピンの人気が高まっており、オフショア開発国として定着した感があります。

このような勢いのある国に留学するからこそ、他国では得られない貴重な経験ができ、グローバル人材として成長することができるのではないでしょうか。

フィリピンはビジネス英語力世界第1位

アメリカのGlobal English社が2013年に発表した「Business English Index」によると、調査対象78ヶ国のうちで最もビジネス英語力が高いと評価された国はフィリピンでした。

オランダやノルウェーなどのヨーロッパ諸国、さらにはイギリスやオーストラリアの英語圏を差し押さえてトップに立ったということで、フィリピン人の英語力の高さが証明されています。

また、フィリピンではタガログ語と英語の2つが公用語に指定されています。

幼児教育から英語のクラスがあったり、テレビをつけるとアメリカの番組が放送されていたりと、小さい頃から英語に親しむ環境です。

もちろん発展途上国ですので、教育格差などで十分な教育を受けられず、英語を話すことができない人もいますが、フィリピンでは子供から大人まで総じて英語を堪能に話します。

ライバルが少なく奨学金がもらえる可能性大!

フィリピンの大学もしくは大学院に進学をする若者は、アメリカなど他の定番国と比べるとまだまだ少ないです。

セブ島などリゾート地での短期語学留学は教育ビジネスとして日本でも有名になりましたが、正規の大学へ進学するというのは知名度がかなり低いのが現状でしょう。

しかし見方を変えれば、フィリピンに留学をしたいと思った時にライバルが少ないため、奨学金の競争率がアメリカやヨーロッパ地域と比べて低くなります。

フィリピンは発展途上の国ですので、ソーシャルビジネスや教育の分野でまだまだ多くのチャンスがあります。

奨学金の提供者に自分がフィリピンに行くメリットを十分に説得させることがでれば、奨学金を獲得してフィリピンに行くことも夢ではありません。

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まとめ:海外の大学進学を国別で費用比較!

海外大学の画像

このページでは、大学進学でかかる費用を国別で比較してきました。

留学はあなたの人生を確実に変えるものとなるでしょう。
貴重な時間とお金を使って留学をするわけですから、留学する目的や留学場所は慎重に選ぶ必要があります。

また費用の面に関して不安がある方には、フィリピンの留学がオススメであるということもお伝えしてきました。

フィリピンの大学進学に関しては、まだまだ知名度は低いですが、費用を抑えられる上に協力レベルも充実しており、圧倒的なコストパフォーマンスを実現できるでしょう。

この記事があなたにとって留学計画の参考となれば幸いです。

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