
フィリピン物価のすべて!旅行・留学前に知っておきたい情報
⌚ 2025年2月1日 公開(2025年2月1日 更新)
フィリピンへの旅行や留学、移住を考えているなら、物価の知識は必須です。
物価が分かれば、必要な予算を正確に見積もることができます。
安心して計画を進められます。
この記事では、フィリピンの物価に関するあらゆる情報を網羅的に解説します。
日本との物価比較はもちろん、都市部と地方の物価の違い、
生活にかかる費用(食費、住居費、光熱費、交通費、通信費、教育費、医療費)、
旅行の予算、留学の予算まで、詳細に説明します。
さらに、物価変動の要因や最新トレンド、費用を抑えるための節約術も紹介します。
この記事を読めば、フィリピンでの生活や旅行、留学に必要な費用を事前に把握できます。
予算計画を立てることができます。
フィリピンでの滞在をより充実したものにするために、ぜひこの記事を参考にしてください。
フィリピン物価の基本情報
フィリピンは東南アジアに位置する島国です。
美しいビーチや豊かな自然で知られる人気の観光地です。
また、英語が公用語の一つです。
英語学習を目的とした留学先としても注目を集めています。
フィリピンへの旅行や留学を検討する際に、事前に知っておきたいのが現地の物価です。
この章では、フィリピン物価の基本情報について解説します。
フィリピン物価の特徴と日本との比較
フィリピンの物価は、日本と比べて全体的に低い傾向にあります。
食費、交通費、住居費など、生活に関わる多くの費用が日本よりも安く抑えられます。
比較的少ない予算で快適な滞在が可能です。
特に地方都市では物価がさらに安くなる傾向があります。
ただし、輸入品や観光地では価格が高くなる場合もあるので注意が必要です。
大まかな目安として、フィリピンの物価は日本の約1/3~1/2程度と言われています。
下記の表は、主な品目の物価を日本と比較したものです。
品目 | フィリピン(円) | 日本(円) |
---|---|---|
ミネラルウォーター(500ml) | 60 | 100 |
鶏肉(1kg) | 300 | 600 |
米(1kg) | 150 | 300 |
タクシー初乗り | 100 | 730 |
ビール(330ml) | 150 | 150-250 |
参考:フィリピン:2023年の経済見通しを上方修正 | ジェトロ
物価変動の要因と最新トレンド
フィリピンの物価は、為替レート、経済状況、世界情勢など様々な要因によって変動します。
近年では、世界的なインフレの影響を受けて物価上昇傾向にあります。
特に、原油価格の高騰は交通費や食料品価格に大きな影響を与えています。
また、フィリピンペソ安も輸入品価格の上昇につながっています。
今後の物価変動については、これらの要因を注視していく必要があります。
最新の情報は、現地のニュースや経済指標などを確認するようにしましょう。
都市部と地方の物価の違い
フィリピンでは、都市部と地方で物価に差があります。
一般的に、マニラやセブなどの大都市は地方都市に比べて物価が高い傾向にあります。
これは、都市部では家賃や人件費が高いためです。
一方、地方都市では生活費全般が安く抑えられるため、より経済的に滞在することができます。
例えば、マニラ首都圏では、アパートの家賃が地方都市の2倍以上になることも珍しくありません。
また、レストランやカフェなどの外食費も都市部の方が高くなる傾向があります。
旅行や留学の際は、滞在する場所によって予算を調整する必要があります。
フィリピン生活にかかる費用
フィリピンでの生活費は、日本と比べてかなり低いです。
物価が安いため、生活費を抑えながら快適な生活を送ることができます。
しかし、都市部と地方、生活スタイルによって費用は大きく変動します。
自分に合った生活スタイルを見つけることが、フィリピン生活を楽しむ鍵となります。
食費:自炊vs外食、節約術も紹介
フィリピンでの食費は、自炊か外食か、食生活の嗜好によって大きく変わります。
自炊の場合、ローカル市場で新鮮な食材を安く購入できます。
外食の場合、ローカル食堂なら1食100ペソ(約260円)から楽しめます。日本食レストランは500ペソ(約1,500円)以上と高くなります。
種類 | 金額(目安) |
---|---|
自炊(1ヶ月) | 10,000ペソ~20,000ペソ |
ローカル食堂(1食) | 100ペソ~200ペソ |
ファーストフード店(1食) | 150ペソ~300ペソ |
レストラン(1食) | 300ペソ~1,000ペソ |
節約術としては、ローカル市場での買い物、自炊の頻度を増やす、
ローカル食堂を利用するなどが挙げられます。
外務省の安全対策にもあるように、衛生状態に注意しながら屋台を楽しむのも良いでしょう。
住居費:エリア別の家賃相場、物件探しのコツ
フィリピンでの住居費は、エリア、物件の種類によって大きく異なります。
マニラやセブなどの都市部では、コンドミニアムが人気です。
地方都市では、アパートや一軒家を借りることもできます。
家賃相場は、都市部のコンドミニアムで30,000ペソ(約90,000円)から、地方都市のアパートで15,000ペソ(約45,000円)からです。
エリア | 物件の種類 | 金額(目安) |
---|---|---|
マニラ首都圏 | コンドミニアム | 30,000ペソ~ |
セブ島 | コンドミニアム | 25,000ペソ~ |
地方都市 | アパート | 15,000ペソ~ |
物件探しのコツは、現地の不動産会社を利用する、インターネットで情報収集する、
語学学校のスタッフに相談するなどが挙げられます。
信頼できる情報源から物件を探すことが重要です。
光熱費:電気代、水道代、ガス代の目安
フィリピンの光熱費は、日本よりも高めです。
特に電気代は、エアコンの使用状況によって大きく変動します。
水道代は比較的安く、ガス代は地域によって異なります。
光熱費の目安は、1ヶ月あたり5,000ペソ(約10,000円)程度です。
種類 | 金額(目安) |
---|---|
電気代 | 3,000ペソ~ |
水道代 | 500ペソ~ |
ガス代 | 1,500ペソ~ |
エアコンの設定温度を控えめにしたり、節水を心がけることで、光熱費を節約できます。
交通費:移動手段別の料金比較、お得なチケット情報
フィリピンでは、ジプニー、バス、タクシー、電車など様々な交通手段があります。
最も安いのはジプニーで、初乗り料金は12ペソ(約30円)です。タクシーは初乗り40ペソ(約80円)で、メーター制です。都市部では、渋滞に巻き込まれることも考慮に入れましょう。Grabなどの配車アプリも普及しており、事前に料金が確定するので便利です。
移動手段 | 金額(目安) |
---|---|
ジプニー | 12ペソ~ |
バス | 30ペソ~ |
タクシー | 40ペソ~ |
電車 | 30ペソ~ |
交通費を節約するには、ジプニーやバスを積極的に利用しましょう。
また、交通系ICカードを利用することで割引が適用される場合があります。
通信費:インターネット、携帯電話の料金プラン
フィリピンでは、Globe TelecomやSmart Communicationsなどの大手通信会社が、
プリペイド式とポストペイド式の携帯電話サービスを提供しています。
プリペイド式は、必要な分だけチャージして利用する方法で、短期滞在者におすすめです。
ポストペイド式は、月額料金を支払う方法で、長期滞在者におすすめです。
インターネットは、光回線、ADSL、ポケットWiFiなど様々な方法で利用できます。
料金は、速度やデータ容量によって異なります。
プリペイドSIMカードは、空港やコンビニエンスストアで購入できます。
インターネットの料金は、プロバイダによって異なりますが、
1ヶ月あたり3,000ペソ(約9,000円)程度です。
教育費:学校の種類別の学費、教材費
フィリピンには、公立学校、私立学校、インターナショナルスクールなど様々な種類の学校があります。
公立学校は無料で、私立学校は学校によって学費が異なります。
インターナショナルスクールは、学費が高額です。
教材費は、学校によって異なりますが、1学期あたり5,000ペソ(約10,000円)程度です。
語学学校の費用は、コースや期間によって異なりますが、
1ヶ月あたり30,000ペソ(約60,000円)程度です。
医療費:病院の受診費用、保険の必要性
フィリピンでの医療費は、日本と比べて安価です。
ですが、医療水準は日本ほど高くありません。
そのため、海外旅行保険に加入しておくことが重要です。
病院の受診費用は、診察内容によって異なります。
初診料は500ペソ(約1,500円)程度です。
入院費用は、1泊あたり3,000ペソ(約9,000円)程度です。
海外旅行保険に加入することで、万が一の病気やケガの際に、高額な医療費を負担せずに済みます。
また、日本語対応可能な病院を探すことも重要です。
フィリピン旅行の予算
フィリピン旅行の予算は、旅行スタイルや旅行日数によって大きく変動します。
バックパッカーのような格安旅行から、高級リゾートホテルに滞在する贅沢な旅行まで、様々な楽しみ方が可能です。
旅行の目的や希望する体験に合わせて、予算を計画しましょう。
航空券
日本からフィリピンへの航空券は、LCC(格安航空会社)とFSC(フルサービスキャリア)の選択によって価格が大きく異なります。
主な航空会社と特徴は以下の通りです。
航空会社の種類 | 航空会社名 | 特徴 | 料金相場(往復) |
---|---|---|---|
LCC | セブパシフィック航空 | フィリピン最大のLCC。直行便が多く、価格が魅力。 | 35,000円~ |
LCC | エアアジア | マレーシアのLCC。東南アジアを中心に幅広い路線を展開。トランジットが必要な場合もある。 | 30,000円~ |
FSC | フィリピン航空 | フィリピンのフラッグキャリア。機内サービスが充実。 | 80,000円~ |
FSC | 全日本空輸(ANA) | 日本のフラッグキャリア。機内サービス、日本語対応が充実。 | 90,000円~ |
FSC | 日本航空(JAL) | 日本のフラッグキャリア。機内サービス、日本語対応が充実。 | 90,000円~ |
航空券の価格は、時期や予約時期によって変動します。
特に年末年始やゴールデンウィーク、夏休みなどの繁忙期は高騰する傾向があります。
早めの予約がおすすめです。
また、LCCの場合は預け荷物や機内食が別料金となる場合があるので、事前に確認しましょう。
航空券比較サイトなどを活用して、最適な航空券を探しましょう。
参考:Skyscanner
宿泊費
フィリピンの宿泊施設は、高級リゾートホテルから格安ゲストハウスまで、幅広い選択肢があります。
宿泊費の目安は以下の通りです。
宿泊施設の種類 | 料金相場(1泊) |
---|---|
ゲストハウス(ドミトリー) | 2,000円~ |
ゲストハウス(個室) | 5,000円~ |
ビジネスホテル | 10,000円~ |
シティホテル | 10,000円~ |
高級リゾートホテル | 30,000円~ |
宿泊費も、時期や立地、施設のグレードによって大きく変動します。
都市部や観光地では価格が高くなる傾向があります。
宿泊予約サイトなどを活用し、口コミなども参考にしながら、希望に合った宿泊施設を選びましょう。
参考:Booking.com
観光費用
フィリピンには、美しいビーチや歴史的な建造物、自然豊かなスポットなど、様々な観光名所があります。
観光にかかる費用は、訪れる場所やアクティビティによって異なります。
主な観光費用は以下の通りです。
入場料
- 世界遺産の教会:150ペソ~
- 博物館:200ペソ~
- 国立公園:500ペソ~
アクティビティ
- ダイビング:5,000ペソ~
- シュノーケリング:3,000ペソ~
- アイランドホッピング:2,000ペソ~
- スパ・マッサージ:1000ペソ~
ツアー料金
- 日帰り観光ツアー:5,000ペソ~
- 複数日ツアー:30,000ペソ~
ツアーに参加する場合は、料金に含まれる内容(食事、交通費、入場料など)を事前に確認しましょう。
ショッピング
フィリピンでは、お土産やブランド品、ローカル商品など、様々なショッピングを楽しむことができます。
ショッピングにかかる費用は、購入する商品によって大きく異なります。
主なショッピングスポットは以下の通りです。
- 大型ショッピングモール:SMモール、アヤラセンターなど
- マーケット:ローカルマーケット、ナイトマーケットなど
- お土産店:空港、観光地など
お土産の相場は、キーホルダーやマグネットなどの小物であれば100ペソ~、
ドライマンゴーなどの食品であれば500ペソ~程度です。
ブランド品は日本で購入するよりも安く手に入る場合もありますが、
偽物も多く出回っているので注意が必要です。
食費
フィリピンでは、ローカル料理からインターナショナル料理まで、様々な食を楽しむことができます。
食費の目安は以下の通りです。
- ローカル食堂:100ペソ~
- ファーストフード店:200ペソ~
- レストラン:500ペソ~
- 高級レストラン:1,000ペソ~
ローカル食堂を利用すれば、比較的安く食事をすることができます。
屋台料理も人気ですが、衛生面に注意が必要です。
レストランでは、サービス料が加算される場合があるので、事前に確認しましょう。
これらの費用を考慮して、1週間程度の旅行であれば、航空券と宿泊費を含めて10万円~15万円程度が目安となります。
ただし、旅行スタイルや時期によって大きく変動するので、事前にしっかりと計画を立てましょう。
予算に合わせて旅行プランを調整することが大切です。
フィリピン留学の予算
フィリピン留学にかかる費用は、留学期間、学校、コース、滞在方法などによって大きく異なります。
留学エージェントを利用する場合と、個人で手配する場合でも費用は変わってきます。
事前にしっかりと予算を立て、留学プランに合った資金計画を立てましょう。
語学学校費用
語学学校費用は、学校やコースによって大きく変動します。
一般的に、マンツーマンレッスンの多いコースや、ビジネス英語、
試験対策コースなどは費用が高くなる傾向があります。
また、入学金、教材費、施設利用料なども含まれる場合があるので、事前に確認が必要です。
大まかな目安としては、4週間で30万円~45万円程度と考えておきましょう。
学校やコースによって価格差が大きいので、複数の学校を比較検討することが重要です。
項目 | 費用目安(4週間) |
---|---|
一般英語コース | 30万円~40万円 |
マンツーマン集中コース | 30万円~40万円 |
ビジネス英語コース | 35万円~45万円 |
試験対策コース(TOEIC、IELTSなど) | 35万円~45万円 |
上記はあくまで目安です。
フィリピン留学の費用相場などを参考に、より詳細な情報を確認することをおすすめします。
滞在費用
滞在費用は、寮、ホームステイ、シェアハウスなど、滞在方法によって異なります。
学校寮は費用に含まれている場合が多いです。
快適さやプライバシーを重視する場合は、コンドミニアムなどを借りるという選択肢もあります。
生活費
生活費は、食費、交通費、日用品、娯楽費など、個人の生活スタイルによって大きく異なります。
自炊をすれば食費を節約できますし、交通手段もジプニーやバスを利用すれば費用を抑えられます。
目安としては、4週間で5万円~8万円程度と考えておきましょう。
項目 | 費用目安(4週間) |
---|---|
食費 | 1万円~2万円 |
交通費 | 5千円~1万円 |
日用品 | 5千円~1万円 |
娯楽費 | 3万円~5万円 |
ビザ申請費用
フィリピン留学で59日以上滞在する場合、学生ビザの取得が必要です。
ビザ申請費用は、申請時期や為替レートによって変動します。
申請費用に加えて、延長費用、ACR I-Card費用なども必要になるため、事前に確認しておきましょう。
大まかな目安として、初期費用で2万円~3万円程度を見ておくと良いでしょう。
フィリピン留学の費用は、上記で説明した項目以外にも、
航空券代、海外旅行保険料、お小遣いなども必要です。
これらの費用も考慮に入れて、余裕を持った予算計画を立てましょう。
まとめ
この記事では、フィリピンにおける物価について、旅行、留学、生活といった様々な観点から詳しく解説しました。
フィリピンの物価は日本と比べて全体的に安いです。
特に食費や住居費は大きな差があります。
しかし、都市部と地方、また物価変動の要因によって価格差が生じます。
最新の情報を確認することが重要です。
生活費に関しては、自炊を積極的に行うことで食費を大幅に節約できます。
住居費はエリアによって大きく異なるため、事前の調査が重要です。
交通費は比較的安く、ジープニーやバスなどの公共交通機関を利用することで費用を抑えられます。
光熱費や通信費も日本より安価です。
旅行の予算は、航空券の価格、宿泊施設の種類、観光内容によって大きく変動します。
LCCを利用したり、オフシーズンに旅行することで費用を抑えることが可能です。
留学費用は、語学学校のコースや滞在方法によって異なります。
ビザ申請費用も忘れずに考慮しましょう。
フィリピンでの生活や旅行、留学を計画する際には、この記事で紹介した物価情報を参考に、自身の目的に合った予算を立ててください。
より詳細な情報は、フィリピン観光省のウェブサイトなどを参照することをお勧めします。
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