経験者が語るフィリピン短期留学|費用やメリットなど徹底解説!
英語を学ぶためにフィリピンへ短期留学をするという選択肢は、数年前から一般的になっています。
アメリカ、カナダ、オセアニアなどの英語圏の学校よりも格安で、しかもマンツーマンでみっちり学べるのが、フィリピンの最大の特徴です。
実際に筆者もこれまでフィリピンでの短期留学経験が2度あります。
この記事では、個人的な経験を踏まえながら、フィリピン留学の効果、費用、メリットやデメリットを紹介します。
「これから短期間で英語をマスターしたい!」という方にとってフィリピン短期留学の魅力が少しでも伝われば幸いです。
フィリピンの語学学校一覧についてはこちらをご覧ください!
フィリピン短期留学の前提:フィリピンってどんな国?
「そもそもフィリピンてどんな国?」と思っている方に向けて、フィリピンという国を簡単に紹介します。
- 大小7,000の島を持つ島国
- 学校教育はすべて英語
フィリピンとは①:大小7,000の島を持つ島国
フィリピンとは、東南アジアにある大小合わせて7,000以上の島を持つ島国です。
人口は日本よりすこし少ない約1億人です。 南北に長いため、場所によって気候も雰囲気も異なります。
日本人に人気のセブ島は、赤道付近で暖かいですが、首都のマニラや、さらに北のバギオという都市は夏でも比較的涼しいという印象を受けます。
フィリピンとは②:学校教育はすべて英語
たくさんの言語が話されているフィリピンでの公用語は主に英語とタガログ語の2種類あります。
一般的にフィリピンの高校や大学ではすべて英語で行われるので、フィリピン人は英語をほとんどネイティブ同様に操ることができるのです。
そして物価は日本よりもかなり安いので留学費用を抑えることができます。
- 公用語が英語
- 物価が安い
フィリピンでの1カ月の短期留学でどれくらい話せるようになる?
「短期」とひとくちに言っても、1週間の超短期から、1ヶ月、3ヶ月まで様々な期間があります。
筆者が2度行ったのは、どちらも1ヶ月間でした。 ここでは「短期=1ヶ月」という想定で進めていきます。
- スピーキングの練習に力を入れる
- 短期間で英語が伸びるかは自分次第
1ヶ月のフィリピン留学については以下の記事もあわせてご覧ください。
1カ月のフィリピン短期留学で成功する秘訣①:スピーキングの練習に力を入れる
筆者の経験から申し上げると、1ヶ月という短期間で英語が話せるようになりました。
フィリピンに行く以前に、中学、高校、そして大学受験で人並みに英語は勉強していたレベルです。
英単語や文法は一通り理解していたので、日本でいうセンター試験並みの知識。
フィリピンでの留学期間中は、今まで練習していなかったアウトプットに集中的に取り組むことで、英語での思考を身に付けることが可能になりました。
1カ月のフィリピン短期留学で成功する秘訣②:短期間で英語が伸びるかは自分次第
マンツーマンレッスンのため、レベルにか関わらず、基本的には初日からフィリピン人の先生と1対1で話すことになります。
英語でコミュニケーションを取らざるを得ない環境に身を置くということです。
その環境をどう活かすかによって、いくらでも英語力は伸びます。
逆に環境をうまく活かすことができなかったり、毎日周りの日本人ばかりと話していると、どれだけ長く滞在しても話せるようにはならないでしょう。
フィリピン短期留学の気になる費用
フィリピンに1ヶ月滞在する場合、どれほどの費用がかかるのでしょうか。
ここでは項目別に、相場を計算しました。 時期や入学する語学学校によっても異なるので、あくまで目安として考えてください。
- 渡航費:5万円
- 学費(宿泊費・食費込み):14~20万円
- 生活費:5万円
1カ月のフィリピン短期留学の費用|渡航費:5万円
往復の航空券は時期にもよりますが、5万円が相場でしょう。
タイミングが良いと、航空会社がセールを行っている場合があるので、さらに安く購入できることもあります。
空港に到着すると語学学校のスタッフが出迎えて学校まで送迎をしてくれます。
基本的には無料ですが、学校が指定する到着日以外に到着、または別の場所(宿泊先のホテルなど)からの送迎となると、追加費用が必要になることもあります。
セブ島やマニラなどの空港から近い語学学校はほとんどが無料ですが、クラークやバギオなどは空港から遠いため、使い費用がかかることもあります。
送迎の費用に関しては、事前に語学学校に確認しておきましょう。
1カ月のフィリピン短期留学の費用|学費(宿泊費・食費込み):14万~20万円
ほとんどの語学学校は、施設の中に宿泊施設と食堂が併設されています。
現地の学校に支払うお金は学費のほかに、宿泊費と食費を含んでいる場合がほとんど。
宿泊はドミトリータイプか個室タイプから選びます。
授業も日常会話、TOEIC、ビジネス英語、TOEFLなどさまざまなコースがあり、どのコースを受講するかによって学費も異なります。
1ヶ月あたりの目安としては、14万~20万円です。
1カ月のフィリピン短期留学の費用|生活費:5万
上記でお伝えした通り、宿泊費と食費は学費に含まれているため、語学学校の敷地内で生活をしている限り、生活費はほとんどかかりません。
ただ週末はみんなで遊びに出かけたり、現地で必要な生活用品を買うこともあるでしょう。
フィリピンは世界的にも有名なビーチがたくさんあり、スキューバダイビングやジンベイザメと一緒に泳げるホエールウォッチングなどのマリーンアクティビティが盛んです。
物価の安いフィリピンでは週末にアクティビティをして、外食をしたとしても、1ヶ月で5万円もあれば十分楽しむことができますよ。
フィリピン短期留学のメリット
次に、フィリピンへ1週間~1カ月程度の短期留学をする際のメリットとデメリットをまとめてみました。
まずはメリットからご紹介しますね。
- 有休休暇や夏休みを利用して渡航することが可能
- マンツーマンレッスン
- 英語漬けの環境を作れる
フィリピン短期留学のメリット①:有給休暇や夏休みを利用して渡航することが可能
1つ目のメリットは、自分の休みの期間に合わせて調整ができるということです。
フィリピンの語学学校では最短で1週間から受け入れを行っています。
1週間などの超短期であれば、会社の有給やちょっとした休みを利用して気軽に参加をすることも可能です。
アメリカ、カナダ、オーストラリアといった英語圏は、飛行機だけでも12時間はかかってしまいます。
それに比べフィリピンは成田空港からマニラとセブ島に直行便が出ており、フライト時間も4−5時間と短いです。
たとえ1週間という短期間でも、英語を使う環境を体験できるのは、その後の英語学習の大きなモチベーションになりますよね。
大学生であれば大学の長期休みを利用して、1~2ヶ月間みっちり英語力を鍛え上げることもできます。
実際、筆者は大学生のとき、夏休みと春休みに1度ずつフィリピンに短期留学をしました。
自分と同じ学生で来ている人、日本では出会えない社会人、そして韓国や中国をはじめ世界中から集まる人との交流は、短期間ではありましたが、とても刺激的でした。
フィリピン短期留学のメリット②:マンツーマンレッスン
冒頭でも少し触れましたが、ほとんどのフィリピンの語学学校のレッスンはマンツーマン式です。
マンツーマンの良いところは、先生が自分のレベルに合わせて、授業をしてくれるところです。
また複数人の生徒がいる授業とは違い、英語で話す時間が格段に長くなります。
英語を全く勉強したことがないという人は、マンツーマンスタイルを不安に思うかもしれません。
しかし語学の勉強においては、たくさん話してたくさん聞くことが上達への近道です。
慣れていないうちは英語が口から出てこなくて自信がなくなることもあるでしょう。
そんなときでも、授業のスタイルを先生に相談できるのは、マンツーマンレッスンのメリットです。
フィリピン短期留学のメリット③:英語漬けの環境を作れる
必ずしもフィリピンだからというわけではないですが、留学中は基本的に英語を使う生活です。
地元のスーパーマーケットも、タクシーの運転手も日本語は話しません。
語学学校の勉強以外にも、日常生活で英語を使えるというのは留学の醍醐味ではないでしょうか。
語学学校でも、多くの学校がEOP(English Only Policy)を採用しています。
このEOPシステムは語学学校内では、たとえ日本人同士であっても英語を話さなければいけないというルールです。
語学学校がEOPを採用している理由は、英語だけで生活をすることによって「英語で考える習慣」を作ることができるからです。
英語で考えて英語で話すプロセスでは、日本語は使われません。
聞き取った英語を脳で日本語に変換せず、そのまま英語で考え、英語で話すということは英語脳と言われています。
その英語脳を育てることができれば、頭で思ったことを英語でスラスラ話せるようになるでしょう。
せっかく英語を勉強するのであれば、英語が実際に使われている環境で学ぶことが大切です。
フィリピンの短期留学については以下の記事もあわせてご覧ください。
【どんな人におすすめ?】フィリピンの短期留学の全貌を大公開!
【2020年版】1週間のフィリピン留学!学習効果を最大限にするススメ
フィリピン短期留学のデメリット
続いて、フィリピン短期留学のデメリットをご紹介します。
- 人によっては環境が合わないことも
- フィリピンのアクセントが気になる
フィリピン短期留学のデメリット①:人によっては環境が合わないことも
中にはフィリピンの街や語学学校の環境が合わない方もいるかもしれません。
発展途上国のフィリピンですから、学校の寮や設備を心配する方もいるでしょう。
学校によって差はありますが、全体的にどの学校もきれいです。
フィリピンの語学学校の多くは、日本人もしくは韓国人によって運営されています。
衛生感覚は日本と韓国では対して変わらないので、極端に汚いということはありません。
かつ、フィリピン人の多くはきれい好きです。
そんなフィリピン人が毎日もしくは2~3日に1回は学校や寮内の清掃を担当してくれているので、 そこまで心配する必要はないでしょう。
とはいえ、日本とは異なる環境や文化であるフィリピンに留学をするので、日本のレベルを求めるのは難しいです。
またフィリピンの衛生面は、慣れるまでが大変に感じる人もいるかもしれません。
そんな苦難も前向きにとらえ、その状況を楽しむことができれば、より充実した留学生活になりますよ。
留学は日本以外の国を知れるチャンスです!
フィリピン短期留学のデメリット②:フィリピンのアクセントが気になる
英語は話されている地域によって発音や使う単語が若干異なります。
アクセントを持った講師が教えると、発音もその講師のアクセントが染み付いてしまうのではないかと、心配になる方もいるでしょう。
筆者がフィリピンで短期留学をしていたときも、確かにフィリピン人特有のアクセントを感じました。
しかし、たとえアクセントが気になったとしても、短期間の留学では発音が移ってしまうことはありません。
日本人には日本特有のアクセントがあり、長い間その特有のアクセントで話してきたのですから、少しの留学でいきなりフィリピン人のアクセントになってしまうということはないでしょう。
フィリピン人の話す英語が気になるという方は、一度ネットで確認をしてみてくださいね。
アクセントに関して言うと、これは英語圏のオーストラリアやニュージーランドの英語圏にも存在します。
何をスタンダードの英語かと捉えるかにもよりますが、見方によっては皆どこかのアクセントを持っています。
フィリピンにもアクセントはありますが、特に英語をこれから勉強する人に関しては、短期の留学においてはあまり気にしすぎる必要はありません。
まとめ:1ヶ月のフィリピン短期留学に向いている人
筆者はセブ島に1回、マニラに1回の語学留学経験があります。
フィリピンの語学学校はマンツーマンの環境でありながら、欧米やオセアニアと比べて圧倒的に金額が安いです。
1ヶ月という短い期間ではありましたが、英語漬けの毎日を送ることで英語を使いこなせるようになることは、不可能ではありません!
フィリピンでの短期間の英語留学は、短い期間で集中して一気に英語力を高めたい人にとってはオススメです。
短期間であればあるほど費用は安く抑えることも可能です。
英語の勉強に向けて一歩を踏み出したい、費用を抑えてフィリピンで短期で英語を学びたいという方にとってこの記事が少しでも参考になれば幸いです。
フィリピンの語学学校一覧についてはこちらをご覧ください!