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【大学の留学制度を徹底解説】留学したいなら制度を仕組みを理解しよう

海外留学する日本人がどのくらいいるのかご存知ですか?

実は留学をする日本人は8年間の間で倍以上増えています。

2009年 36,302人
2017年 105,301人

参照:文部科学省

これから大学生になって海外留学をしたいと思っている人も多いでしょう。

年々人気が出ている海外留学ですが、留学費用が高かったり、手続きが複雑だったりと自分一人で全て行うのは大変ですよね。

今では多くの大学で留学制度を取り入れています。
それらをうまく利用することで、無駄な出費がなくなったり、手続きが簡単になるでしょう。

本記事では大学の留学制度について詳しくご紹介しています。

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大学の留学制度とは

大学では留学プログラムや協定校への交換留学を実施しています。

留学制度とは学内でその留学プログラムや交換留学の希望者を選考し、通過した学生が協定校の受け入れ許可などを経て、留学プログラムに参加するという制度です。

大学の留学制度を利用して留学する方法

この留学制度を利用した留学方法は一般的に2つあります。
※大学によって制度やプログラムは異なります。

  1. 交換留学(認定留学)
  2. 海外短期研修

大学の留学制度①:交換留学(認定留学)

交換留学とは大学が交換協定を結んでいる海外の大学に留学することを言います。

主な目的は文化交流です。
一般的な交換留学は1年間協定先の大学で生活するというもの。

1年間という長い期間のため、語学だけではなく現地の様々な文化や行事を体験します。

所属する大学のサポートを受けて留学するので休学はせずにそのまま進学、4年で卒業することもできます。

学部などによって留学中に取れる単位とそうでない単位があるので、制度を利用する前に大学に条件を確認しましょう。

交換留学の流れは以下の通りです。
※大学により流れは異なり、以下は一例になります。

交換留学の流れ
  1. 留学フェアやプログラムの説明会などで情報収集
  2. 学内応募に申請
  3. 学内選考
  4. 選考合格
  5. 留学先の申請書類を提出
  6. 留学先から受け入れ許可を受領
  7. 所属大学に必要書類を提出
  8. 留学の準備(ビザや滞在先、航空券の手配など)
  9. 出国

大学の留学制度②:海外短期研修

海外短期研修とは、長期間の海外留学に踏み出せない学生が夏休みなどの長期休業中に短期間留学する制度です。

所属する大学によりますが、国際センターや各学科などで短期研修をプログラムとして主催しています。

単位についても大学によりますが、認定されることもあるので事前に大学に確認しましょう。
選考方法は先着順や選考などざまざまです。

選考から漏れてしまった場合は、次項に記載している留学エージェントを使って私費留学する学生もいます。

海外短期研修の流れは以下の通りです。
※大学により流れは異なり、以下は一例になります。

海外短期研修の流れ
  1. プログラムの説明会参加
  2. 応募
  3. (大学によっては選考)
  4. 留学先に必要書類を提出
  5. 留学先から受け入れ許可を受領
  6. 所属大学に必要書類を提出
  7. 留学の準備(ビザや滞在先、航空券の手配など)
  8. 出国

大学の留学制度を使うメリット・デメリット

留学制度を使った場合のメリット・デメリットをそれぞれご紹介します。

留学タイプ メリット デメリット
交換留学
  • 現地の文化を深く知れる
  • 経験者が身近にいるので情報収集がしやすい
  • 留学先で得た単位が日本の大学で認定される
  • 同世代の友達が作りやすい
  • 長期滞在のため生活費がかさむ
  • ホームシックになりやすい
  • 健康管理が難しい
  • 日本の家族や友達との連絡が取りずらい
  • 学内選考がある
海外短期研修
  • 長期に比べ気軽に渡航できる
  • コストを抑えられる
  • 現地の文化に触れることができる
  • 自分に合ったプログラムを選べる
  • 現地の友人が作りづらい
  • 語学力向上は難しい
  • 現地の生活に深くかかわる時間がない

交換留学では現地の文化を知れて深く関われるというメリットがありますが、その分現地での生活費がかさんだり、日本との時差で家族や友人と連絡を取るのが難しくなるのがデメリットです。

海外短期研修では交換留学に比べて気軽に留学ができところが最大のメリットでしょう。
一方で短期間では語学力の向上や現地の人との深い関わりができないのがデメリットです。

留学に強い大学はここ!

海外留学に強い大学というのは、留学制度が充実している、多くの留学プログラムを提供している、などと海外留学に力を入れている大学です。

派遣人数の多い大学トップ10

参考までに平成29年の派遣人数の多い大学トップ10を見てみましょう。

  1. 立命館大学(私立):1,543人
  2. 関西外国語大学(私立):1,525人
  3. 早稲田大学(私立):1,478人
  4. 関西学院大学(私立):1,449人
  5. 芝浦工業大学(私立):1,025人
  6. 東京大学(国立):1,021人
  7. 立教大学(私立):922人
  8. 同志社大学(私立):883人
  9. 城西国際大学(私立):858人
  10. 明治大学(私立):852人

参照:日本学生支援機構

トップ10を見てみると意外と私立大学の方が留学している学生が多いことが分かります。

スーパーグローバルユニバーシティー(SGU)

スーパーグローバルユニバーシティー(SGU)とは、文部科学省と日本学術復興会が中心となり、国際化を徹底して進める大学に選ばれた学校のことです。

これらの学校では、率先してグローバル化を進めているため、留学の可能性を広げてくれます。

  • トップ型(タイプA)13校:世界ランキングトップ100を目指す力のある大学
  • グローバル化牽引型(タイプB)24校:過去の実績を基に先導的思考に挑戦し、日本社会のグローバル化を牽引する大学

SGUはこの2つのタイプに分かれ、合計37校になります。

トップ型(タイプA)13校
北海道大学(国立)
東北大学(国立)
筑波大学(国立)
東京大学(国立)
東京医科歯科大学(国立)
東京工業大学(国立)
名古屋大学(国立)
京都大学(国立)
大阪大学(国立)
広島大学(国立)
九州大学(国立)
慶応義塾大学(私立)
早稲田大学(私立)
グローバル牽引型(タイプB)24校
千葉大学(国立)
東京外国語大学(国立)
東京芸術大学(国立)
長岡技術科学大学(国立)
金沢大学(国立)
豊橋技術科学大学(国立)
京都工芸繊維大学(国立)
奈良先端科学技術大学院大学(国立)
岡山大学(国立)
熊本大学(国立)
国際教養大学(公立)
会津大学(公立)
国際基督教大学(私立)
芝浦工業大学(私立)
上智大学(私立)
東洋大学(私立)
法政大学(私立)
明治大学(私立)
立教大学(私立)
創価大学(私立)
国際大学(私立)
立命館大学(私立)
関西学院大学(私立)
立命館アジア太平洋大学(私立)

参照:文部科学省公式サイト

派遣人数が多くSGUに選ばれている大学は、以下の7校です。

データなどから見ると、これらの大学が留学に強い大学と言えるでしょう。

大学の留学制度を使う際の注意点

大学を通して留学ができるので良いイメージがある留学プログラムですが、利用するには注意することがいくつかあります。

  1. 選考に選ばれるかは語学力が重要
  2. 留学中は想像以上に語学力が必要
  3. 選考に漏れた時に紹介される留学会社に注意

注意点①:選考に選ばれるかは語学力が重要

留学制度に応募する時は基本的に留学先の大学が定める授業成績(GPA)と英語試験の点数、教授からの推薦書、願書の提出が多いです。
※大学によって異なります。

授業成績や推薦書は日ごろの学生生活をしっかり送っていれば問題はないでしょう。

しかし、英語力は事前に努力して向上させる必要があります。

英語力の証明にはTOEFL、IELTSを用いている大学がほとんどです。

以下のスコアは一例になりますが各大学で定めている必須の条件です。
日本でよく使われているTOEICに換算すると最低でもだいたい500点以上は必要になります。

大学 TOEFL ibt IELTS
早稲田大学 60点以上 5.0以上
名古屋大学 最低79点 最低6.0
明治大学 61点以上 5.5以上
立教大学 79点以上 6.0以上

交換留学をするために事前にフィリピンの短期留学などで英語力を上げる学生も増えています。

留学制度を利用して留学を考えている人は語学の勉強を事前にしておきましょう。

注意点②:留学中は想像以上に語学力が必要

大学で挙げている語学力の最低スコアをギリギリで取得できて留学に行けても、現地ではそれ以上の学生しかいないので、苦労することは目に見えています。

現地のレッスンでは日本と違いクラスメイトや講師の前でプレゼンを行う機会が多いです。
英語で内容を考えたり、聞き手が飽きないように工夫することが必要になります。

語彙力やユーモアが無いとうまく乗り切るのは難しいでしょう。

そのためにも十分なの語彙力はつけておきたいところです。

注意点③:選考に漏れた時に紹介される留学会社に注意

交換留学の選考に漏れてしまうと私費留学を検討する学生もいます。

ここで注意したいのが、大学が紹介している留学斡旋会社(留学エージェント)についてです。

大学が紹介する会社はこれまでの実績や会社の規模を見て学生に紹介しています。
となると、大規模で昔からある会社を進めてくるでしょう。

昔からある会社の場合、留学の手続きで手数料を取ることが多いです。

しかし、今では留学の手続きを無料で行っているところがたくさんあります。
手続き無料の会社を使えば、手続き手数料で10万円程コストを削減することもできます。

留学エージェントではカウンセリングや見積もりはどこも無料で行っています。

大学から紹介された会社だけではなく、自身でも会社を調べて留学の見積もりを出してもらいましょう。

大学の留学制度を使わないで留学する方法

続いて留学制度を使わないで留学する方法です。

方法としては私費留学と言い、留学エージェントと個人で契約をして、留学するタイプになります。

大学の留学制度を使わない留学方法:留学エージェントを使う(私費留学)

留学制度を利用する場合は学費などの補助がありますが、大学の留学制度を使わない場合は大学からの補助はなく、留学エージェントを使う方がほとんどです。

学費の補助はありませんが、そのかわり期間や留学先、プランは特に縛りはなく自分で決めることができます。

日本の所属大学を休学し、その間に語学留学をするタイプの留学です。

語学留学とは現地の大学ではなく、ESLスクールと言われる語学学校へ留学して語学(英語)を学ぶというもの。

大学の講義を受けるわけではなく、単位認定は基本的にできないので注意して下さいね。

私費留学の流れは以下の通りです。

私費留学の流れ
  1. 留学エージェントで留学(期間や国、プランなど)の相談
  2. 留学エージェントと個人で契約
  3. 留学費用の支払い
  4. 留学エージェントにて手続き(出願やビザ申請など)を代行
  5. 事前学習や現地の情報収集、渡航準備
  6. 渡航前のオリエンテーション
  7. 出国

フィリピンの大学に私費留学を検討している場合は以下の記事もあわせてご覧ください。

フィリピンの大学留学 おすすめの大学10選

フィリピンの大学の学費は本当に安い?留学費用もあわせて解説!

大学の留学制度を使わないメリット・デメリット

大学の留学生を使わない場合のメリット・デメリットをご紹介します。

留学タイプ メリット デメリット
私費留学
  • 留学期間や国を決められる
  • 目的に合わせてプランを選べる
  • 語学向上に集中できる
  • 多国籍の友人を作れる
  • 費用が割高になる可能性がある
  • 大学での単位が認められないことがある
  • 休学が必要
  • 留学エージェントの選別が必要

留学エージェントを使った私費留学の場合自由度が高いのがメリットですが、単位が認められないことが多いので卒業が周りの友人たちよりも遅くなるというデメリットがあります。

留学奨学金制度を利用する方法

大学の留学制度を利用しない場合は留学奨学金制度を利用することもできます。

費用が掛かるけど、学生のうちに留学しておきたいと思っている人たちのために奨学金制度を取り入れている団体があります。

渡航前の人が対象となる日本で募集されているものと、既に留学中の人を対象とした現地の学校や団体が募集するものに分かれています。

そしてこの奨学金制度には2種類あります。

  1. 給付型
  2. 貸与型

給付型は返済が必要なタイプで貸与型は返済が不要なタイプです。

奨学金の応募は1年以上前に応募を締め切るものもあるので奨学金制度を利用して留学を検討している場合は早めに情報収集を行いましょう。

奨学金制度を実施している団体は4つに分けられます。

  1. 公的機関奨学金
  2. 地方自治体奨学金
  3. 外国政府等奨学金
  4. 民間団体奨学金

団体によってそれぞれ募集内容や対象が異なるのでこちらも合わせて確認しましょう。

おすすめは公的機関奨学金の文部科学省(トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム)と日本学生支援機構(海外留学奨学金)です。

留学奨学金制度の詳細が気になる人は「【給付型】留学に活用できる奨学金13選!」をチェックしてみて下さい。

まとめ:留学制度は大学に入る前に確認するのが賢い方法!

大学の留学制度についてご紹介してきましたが、留学制度は大学にって異なります。

大学入学前に留学をしたいと考えている人は入学してから「希望のプランや協定校が無い!」と後悔してしまっては遅いです。

明確な希望が定まっている人は入学前にしっかりと協定校や留学のプランを確認しておきましょう。

また、留学制度を利用する場合は一定の語学力を求められることも多いので、併せて語学の学習をしておくことをおすすめします。

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