返済不要!給付型のおすすめ奨学金13選【学生から社会人向けまで紹介】
「留学するとき、できれば奨学金を使いたい……」
と考えている人は多いのではないでしょうか。
海外留学では、もちろん給付型と貸与型の奨学金を活用できます。
特に給付型は返済の必要がないため、費用をおさえたい人におすすめです。
とはいえ、実際にどの奨学金を選べばいいのかは、なかなかわかりにくいですよね。
そこで今回は奨学金の概要と、以下の5つにわけておすすめの奨学金を紹介します。
- 代表的なもの
- 大学生向け
- 社会人向け
- 高校生向け
- 留学先別
最後に、奨学金を利用しにくい短期留学への対策も解説しています。気になる方はあわせてチェックしてみてください。
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【留学用の奨学金の種類】給付型と貸与型とは?
奨学金の種類を簡単にまとめると、以下の2つにわけることができます。
- 給付型:返済する義務のない奨学金。借りたお金は1円も返す必要がない。
- 貸与型:返済する義務のある奨学金。返済には利子がつくことも多い。
給付型の奨学金は、多くの団体や企業、地方自治体、教育機関などが用意しています。
そして基本的に、支給されたお金は返す必要がありません。
最小限の費用で留学できます。
ここまで奨学金の種類を簡単にお伝えしました。
とはいえ、奨学金は種類が多くてどれを選べばいいのか、なかなかわかりにくいですよね。
そこでまずは、多くの人が利用している代表的な奨学金を見ていきましょう。
留学用の給付型の奨学金【代表的な2つ】
代表的な給付型の奨学金として、
- JASSO(日本学生支援機構)
- トビタテ!留学JAPAN
の2つを紹介します。
代表的な給付型の奨学金1:JASSO(日本学生支援機構)
JASSO(日本学生支援機構)とは、学生生活を支援するためにさまざまな奨学金を用意している団体です。
また経済的な事情で修学が難しい人向けなど、留学以外の奨学金も用意しています。
海外留学では、以下の奨学金を活用できます。
【海外留学支援制度(学部学位取得型)】
条件 | 金額 | 期間 |
TOEFL iBT80点以上 もしくはIELTS6.0以上 |
月5万9,000〜11万8,000円 | 4年 |
【海外留学支援制度(大学院学位取得型)】
条件 | 金額 | 期間 |
TOEFL iBT100点 もしくはIELTS7.0以上 |
月8万9,000〜14万8,000円 | 3年 |
代表的な給付型の奨学金2:トビタテ!留学JAPAN
トビタテ!留学JAPANとは、文部科学賞が大学生や高校生に向けて提供している留学プログラムです。
給付型の奨学金は大学生、高校生、地域人材の3つのコースにわけて用意されています。
代表として、大学生向けプログラムを簡単に見ていきましょう。
条件 | 金額 | 期間 |
日本の大学や大学院、短期大学、高等専門学校などを卒業 もしくは学位取得を目的として在籍していること |
コースによる | 28日以上、2年以内 |
ただし高校生向けプログラムの場合、語学力は不問としています。
留学内容も自由にカスタムできるため、自由度の高い留学を実現できます。
続いては大学生や高校生、社会人など属性別に、給付型の奨学金を紹介します。
留学用の給付型の奨学金【大学生向け】
大学生向け奨学金として、
- 日本人留学助成 松下幸之助国際スカラシップ
- 公共財団法人イノアック国際教育振興財団
- 中島記念国際交流財団
の3つを紹介します。
大学生向けの給付型の奨学金1:日本人留学助成 松下幸之助国際スカラシップ
日本人留学助成 松下幸之助国際スカラシップとは、パナソニックの創業者である松下氏の考えのもと、大学や大学院に留学したい人向けに提供されている奨学金です。
条件 | 金額 | 期間 |
日本の大学に学部生として在籍していること | 月14万円 | 9〜12ヶ月 |
金額には生活費や入学金、授業料、書籍代、保険料などが含まれています。
また対象国がアジアやアフリカ、ラテンアメリカなど幅広いため、マイナーな国に留学したい人におすすめです。
大学生向けの給付型の奨学金2:公共財団法人イノアック国際教育振興財団
イノアック国際教育振興財団とは、日本から海外に進学する人や、海外から日本に留学する人に向けて奨学金を提供する団体です。
世界に貢献できる人材育成を目的としています。
詳細は、2019年の募集要項を参考にしています。
条件 | 金額 | 期間 |
日本の大学や大学院に在籍していること | 月5万円 | 2年 |
学校を通じて申し込むため、手続きをすべて自分でする必要がありません。
手間を軽減したい人におすすめです。
大学生向けの給付型の奨学金3:中島記念国際交流財団
中島記念国際交流財団とは、海外の大学院に留学したい日本人の学生に対して奨学金を提供している団体です。
条件 | 金額 | 期間 |
30歳以下 情報科学や生命科学、経営科学を専攻する学生 |
月20万円〜 | 2年 |
専攻分野が決まっている人におすすめです。
留学用の給付型の奨学金【社会人向け】
続いては、社会人におすすめの奨学金として、
- 孫正義育英財団
- 重田教育財団
- 村田海外留学奨学会
の3つを紹介します。
社会人向けの給付型の奨学金1:孫正義育英財団
孫正義育英財団とは、ソフトバンクを運営する孫正義氏が、「高い志や異能を持つ若手を支援したい」という思いから提供する奨学金です。
条件 | 金額 | 期間 |
25歳以下 分野は問わず国際大会やコンテストで優秀な成績をおさめていること 国際的な資格を持っていること 学業などで明らかに秀でた成績を持っていること 起業準備中や自身の事業で成果を出していること 論文専攻で優れた思考を発揮していること |
学費や研究費と生活費 | 留学期間中 |
若手で、留学を起業準備留学として考えている人におすすめです。
社会人向けの給付型の奨学金2:重田教育財団
重田教育財団とは、未来の日本を担って世界に羽ばたく人材を育成することを目的に、奨学金を用意している団体です。
条件 | 金額 | 期間 |
海外の大学や大学院への留学が決定していること 経済的な理由があること |
月20万円 | 2年 |
重田教育財団の奨学金は、給付額の大きさがポイント。
社会人の中でも、経済的な理由から留学を悩んでいる人におすすめです。
社会人向けの給付型の奨学金3:村田海外留学奨学会
村田海外留学奨学会とは、研究を目的として留学したい社会人に企業が提供している奨学金です。
条件 | 金額 | 期間 |
37歳以下 法学や経済学、経営学、理学、工学各科を専攻していた 准教授や助教授、助手、ポストドクター 大学院の後期課程に通っている |
学費や生活費、 往復の旅費など 留学に必要な経費 |
1〜2年 |
ただし留学先の大学での成績によっては、打ち切りの可能性も。
海外で勉強したい気持ちが強い人は、検討してみてください。
留学用の給付型の奨学金【高校生向け】
続いては、高校生向けの奨学金として、
- グルーバンクロフト基金奨学生
- 一般財団法人柳井正基金
の2つを紹介します。
高校生向けの給付型の奨学金1:グルーバンクロフト基金奨学生
グルーバンクロフト基金奨学生とは、アメリカの大学に留学したい高校生向けの奨学金です。
条件 | 金額 | 期間 |
アメリカの リベラルアーツ・カレッジに 進学する人 |
毎年540万 | 4年 |
大学入学時に授業料免除などを受けていると、生活費として毎年108万円が支給されます。
留学先が決まっている高校生におすすめです。
高校生向けの給付型の奨学金2:一般財団法人柳井正基金
一般財団法人柳井正基金とは、ユニクロの社長である柳井氏によって設立された奨学金制度です。
条件 | 金額 | 期間 |
アメリカのトップレベル の大学への進学を志す 高校生 |
毎年756万円 | 4年 |
奨学金の金額としては今回紹介する中で最も大きいため、留学費用をほとんど負担する必要がありません。
ハーバード大学など、トップレベルの大学を目指す高校生におすすめです。
留学用の給付型の奨学金【国別】
最後に国別の奨学金を、
- アメリカ
- イギリス
- オーストラリア
の3つにわけて紹介します。
留学用の給付型の奨学金:アメリカ
フルブライトジャパンとは、日米の相互理解に貢献するリーダーを育成するために用意されている奨学金です。
条件 | 金額 | 期間 |
アメリカの大学や大学院に留学すること | 授業料や生活費など留学にかかる費用 | 要問い合わせ |
留学資金をほとんど給付してもらうことが可能です。
留学用の給付型の奨学金:イギリス
チーヴニング奨学金とは、イギリス政府が提供する奨学金です。
条件 | 金額 | 期間 |
日本国籍を所持し、 TOEFLiBT79点、 IELTS6.5以上の スコアを持っている |
留学にかかる授業料など | 要問い合わせ |
はじめに紹介したJASSOも案内している奨学金ですので、気になる方は問い合わせてみてください。
留学用の給付型の奨学金:オーストラリア
エンデバー奨学金とは、オーストラリア政府が提供している奨学金です。
条件 | 金額 | 期間 |
オーストラリアや日本で 修士・博士課程を取得している |
プログラムによる | 1ヶ月〜4年 |
授業料のほかには、旅費や保険などが支給されます。
低価格でオーストラリアの大学や大学院に留学したい人におすすめです。
語学留学には給付型の奨学金だけでなく、学校のキャンペーンを活用するのもあり
ここまで留学で活用できる給付型の奨学金を紹介しました。
しかし内容を見て「大学や大学院留学ばかりだな……」と感じた方もいるかと思います。
語学を目的として留学する場合には、奨学金よりも「語学学校のキャンペーン」や「早期割引」を活用するのがおすすめです。
詳しくは、以下の通りです。
語学学校のキャンペーン | 早期割引 |
特定の時期に入学する人を対象に、 授業料の割引が適用される。 |
入学予定日から4〜6ヶ月前など、 早めに申し込むことで 授業料が割引される。 |
キャンペーンや早期割引の利用に、特別な審査はほとんどありません。
奨学金の申請が難しくても、キャンペーンや割引で留学費用をおさえることは可能です。
語学留学をする人は、キャンペーンや早期割引も検討してみてくださいね。
留学には給付型の奨学金を活用して、費用をおさえよう
今回は留学で活用できる給付型の奨学金を紹介しました。
おさらいすると、以下の通りです。
【代表】
- JASSO(日本学生支援機構)
- トビタテ!留学JAPAN
【大学生向け】
- 日本人留学助成 松下幸之助国際スカラシップ
- 公共財団法人イノアック国際教育振興財団
- 中島記念国際交流財団
【社会人向け】
- 孫正義育英財団
- 重田教育財団
- 村田海外留学奨学会
【高校生向け】
- グルーバンクロフト基金奨学生
- 一般財団法人柳井正基金
【国別】
- アメリカ:フルブライトジャパン
- イギリス:チーヴニング奨学金
- オーストラリア:エンデバー奨学金
気になる奨学金があれば、ホームページから条件などチェックしてみてください。
その他の奨学金に関しては以下の記事もあわせてご覧ください。
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