大学生のTOEICでの点数はどのくらい?就活にも有利な目標点数や勉強法を解説!
多くの大学生が受験しており、大学生が最も取るべき資格ともいわれるTOEIC。
実際に、TOEICで高得点を取ることで就活を有利に進めることができたり、院試での優遇や大学での単位として認められたりと大学生活や将来における武器となることも多いです。
しかし、そんな大学生のTOEIC事情について
- 大学生のTOEIC平均点ってどのくらい?
- 就活に有利ってホント?
- TOEICの点数アップのためにはどんな勉強をしたらいいの?
といった疑問を抱く方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、大学生のTOEIC平均点や就活でのメリット、点数アップのための勉強法など大学生のTOEICについて紹介していきたいと思います。
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大学生のTOEIC平均点数
(出典:TOEIC公式ホームページ)
2018年度公開テストにおける大学生のTOEIC平均点は567点です。(Listening:313点、Reading:254点)
また、企業や学校など団体で申し込みTOEICを受験するIPテストでは大学生の平均点は454点になります。
※公開テストは個人で申し込むTOEIC、IPテストは企業や学校など団体で申し込みむTOEICであり、形式や難易度に違いはなく基本的に同じです。
学年別のTOEICの平均点は以下の通りです。(IPテストのスコアのみ集計)
(出典:TOEIC公式ホームページ)
学年別のスコアをみてみると、大学1年生と2年生では大きな点数の差はないものの、大学2年生から大学3年生、そして4年生になるにつれて平均点が徐々にアップしていることがわかります。
これは、恐らく大学3年生頃から本格的な就活となるため、それに合わせるようにTOEICの学習を始める大学生が増えるからだと予想されます。
2018年度のTOEIC受験者数と平均スコアに関してはこちらの資料を参考にしてくださいね。
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2019」
大学生必見!TOEICの点数は採用時の参考にもなる
TOEICは就活にも有利といわれていますが、実際にはどうなのでしょうか?
これからは、さまざまなデータを用いながらTOEICが就活に有利に働くことを紹介します。
7割の企業が採用時にTOEICの点数を参考にしている
大学生の就職活動において「英語力の重要性」は高まってきており、多くの企業が英語力のレベル推定に「TOEIC」を利用しています。
(出典:TOEIC公式ホームページ)
TOEICの運営団体である国際ビジネスコミュニケーション協会が発表した「2013年上場企業における英語活用実態調査 報告書」によると、約7割の企業が採用時にTOEICの点数を参考にしていると回答しています。
新入社員に求められるTOEICの点数は565点以上
(出典:TOEIC公式ホームページ)
「2013年上場企業における英語活用実態調査 報告書」において、2011年の調査と比較して2013年は新入社員に求める期待スコアが15点(550点→565点)上昇しています。
更に国際化が進む現代において、各企業が求めるTOEICスコアは上昇していくことが予想されます。
また、2018年度のIPテストでの大学3年生の平均点が492点、大学4年生でも平均点が522点であることからも大学生の平均以上の英語力を企業が求めていることがうかがえます。
公務員採用試験でもTOEICの点数は加点の対象になる
国家公務員、地方公務員、警察官など多くの公務員採用試験において「TOEIC L&Rのスコア」が加点の対象になることがあります。
★国家公務員
平成27年度国家公務員採用試験以降、総合職試験(院卒者試験・大卒程度試験)の全ての試験区分において最終合格者決定の際に、TOEIC L&Rのスコアに応じて、総得点に15 点又は25点が加点されます。
- TOEIC600点以上:15点加算
- TOEIC730点以上:25点加算
※詳しくは「人事院」のホームページを参考してください
★地方公務員
一部の地方自治体ではTOEIC L&Rを採用時の加点資格としています。
各地方自治体によって異なりますが、「TOEIC730点以上を外国語資格加点」となり筆記試験の得点に加算する制度などがあります。
※詳しくは各地方自治体のホームページを参考にしてください
★警察官
警視庁では、警察官採用試験(第1次試験)に、「資格経歴等の評定」が導入されており、「TOEIC470点以上」が評定の対象となっています。
数多くの各地方自治体の警察官採用試験においても、TOEIC L&Rのスコアを採用の際の参考とされています。
※詳しくは各地方自治体のホームページ等を参考にしてください
TOEICの点数に応じて院試での優遇や大学での単位取得にもつながる
大学生がTOEICに取り組むことは、就活を有利に進めるだけでなく、院試で優遇されたり、大学での単位が取得できたりと言うメリットもあります。
TOEICの点数で院試での優遇が受けることができる
(出典:TOEIC公式ホームページ)
TOEICの運営団体である国際ビジネスコミュニケーション協会が2016年10−12月に行った調査では、大学院における入学試験でのTOEIC Testsスコア所持者への優遇措置が66校256研究科あるとの回答がありました。
多くの国立大学院・私立大学院で院試の際にTOEICを利用しており、具体的な点数は公表されていることは少ないですが、700点前後が多いようです。
TOEICの点数で大学での単位取得につながる
(出典:TOEIC公式ホームページ)
TOEICの運営団体である国際ビジネスコミュニケーション協会が2016年10−12月に行った調査では、大学での単位認定におけるTOEIC Tests活用が378校あるとの回答がありました。
必要単位を取得しないと大学で卒業・進級することができないので、大学生にとって単位は命です。
国立大学・私立大学ともにTOEICの点数によって単位認定を行っているので、サボりすぎて単位がヤバい方はTOEICを受けて単位をゲットする方法もありますね。
大学生のTOEICでの点数アップのための勉強法
ここまで、大学生にとってTOEICは大きなメリットがあることを紹介してきましたが、実際にどのような勉強をしていけば高得点をゲットすることができるのでしょうか?
②リスニング対策を徹底的に行う
③時間配分をつかむ
④本番の形式に慣れる
大学生のTOEICでの点数アップのための勉強法①TOEIC頻出単語を覚える
英語では単語力が非常に重要です。
正直なところ、文法が分からなくても、全ての英単語の意味を分かっていれば英文の内容を理解することができます。
そのため、単語を覚えれば覚えるほどTOEICの点数も上がっていきます。
必要な単語力として、TOEIC600点獲得するには5,000語、730点には8,000語、850点には10,000語程度と言われることが多いです。
英単語の勉強はとても地味で時間がかかるので、後回しにしてしまう人が多い傾向がありますが、単語学習をサボってしまう方でTOEICの点数アップが伸び悩む方が多いのが実情です。
また、TOEICでは頻出単語があります。
たくさんの単語を覚えたとしても、TOEICに出ない単語ばかり覚えても得点アップにはつながりませんよね?
TOEICで過去に出た頻出単語をまとめた単語帳やスマホアプリなどが豊富にあるので、自分に合ったものを見つけて単語学習に役立ててください。
大学生のTOEICでの点数アップのための勉強法②リスニング対策を徹底的に行う
TOEICのテストでは、990点(満点)のうちの半分(495点)がリスニング問題です。
そのため、どんなに文法や単語を勉強してリーディング力が上がったとしても、リスニング対策ができていなければ TOEIC で高得点を取ることはできません。
初めてTOEICのリスニングを解いた時、「どうしてこんなに聞き取れないんだろう…」とショックを受ける人も多いです。
スピードや発音についていき、すぐに内容を理解して問題を解いていかなければならないので、英語を聞き慣れていない人であれば、とにかく繰り返し英語を聞いて英語に慣れるのが必要です。
オススメは過去問を使って勉強していくことです!
過去問を知ることで、過去にどのような英単語が使われているのか、どのような場面が多いのかを自分で知ることができ、苦手な分野もわかってきます。
また、TOEICのリスニング試験は、約45分間で100問に多肢選択法で答えるマークシート形式のテストなので、約45分間ぶっ続けで問題を解いていく集中力も必要になります!
過去問や模試を100問まとめて解き、本番に慣れるように練習していきましょう。
大学生のTOEICでの点数アップのための勉強法③時間配分をつかむ
英語の読解力やリスニング力の他にTOEICにおいて重要なのが時間配分になります。
リスニングは自動的に次の問題へ進むため、切り替えがしやすいですが、リーディングは75分間で100問という枠があるだけなので、解答の時間配分を自分で決めることができます。
実際にリーディング解いてみると分かりますが、はじめのうちは75分間で100問を解き切るのはなかなか難しいです。
「この問題パートにはどのくらいの時間を割いて解答していくほうがいい」など受験者1人1人で各パートにおける時間配分は異なってくるので、過去問や模試を解きながら自分に合った時間配分を見つけていきましょう!
大学生のTOEICでの点数アップのための勉強法④本番の形式に慣れる
TOEICでは出題形式が決まっています。
そのため、各パートの問題形式、解き方、どんなテーマが出題されるか傾向があるので、対策がしやすい試験でもあります。
定期的に本番の形式(=公式問題集や模試)を解くことで試験に慣れる事ができ、集中力を保つ練習にもなるので、本番で実力を発揮しやすくなるのでスコアアップが期待できます。
また、試験に慣れるまでは問題内容だけでなく環境も本番に近い状況にすることもオススメです!
試験本番になると周りの雰囲気に圧倒され、自分の実力を発揮できなかったという話も耳にします。
”周囲に見知らぬ人がいて、静かな場所” といった試験場の雰囲気を再現できる図書館などで過去問等を解いて勉強することで試験会場の雰囲気に慣れることができるので、本番で実力が発揮されることが期待できます。
まとめ:大学生は就活を視野にTOEICでの点数アップを目指そう!
いかがでしたか?
今回は大学生で受けるTOEICについて紹介しました。
大学生活において専攻する学科に追加してTOEICを勉強することは大変ですが、その分就活や大学院の進学、単位の取得など多くのメリットがあります。
特に人生の別れ道でもある就活では、きっとあなたを助けてくれる武器になってくれるはずです。
効率よくTOEIC対策の勉強をして、充実した大学生ライフを満喫してくださいね。
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