1ヶ月留学の服、持ち物は何着?後悔しない枚数と選び方
⌚ 2025年9月4日 公開(2025年9月17日 更新)
留学1ヶ月、服は何着持っていくべきか迷っていませんか?
「多すぎた」「少なすぎた」と後悔しないために、
この記事では最適な服の枚数と選び方を徹底解説します。
結論から言うと、現地の気候や洗濯頻度、留学目的によって枚数は変わりますが、
着回しを重視すればトップス7〜10枚、ボトムス3〜4枚程度が目安です。
この記事では、季節別の具体的な枚数から服以外の持ち物、荷造りのコツまで網羅しています。
快適な留学生活を送るための準備を完璧にしましょう。
留学1ヶ月の服、持ち物は何枚?後悔しないための基本原則
留学1ヶ月という期間は、荷物を「多すぎず、少なすぎず」
にするのが非常に難しいものです。
出発後に「あれを持ってくればよかった」「これは不要だった」
と後悔しないためには、いくつかの基本原則を理解し、準備を進めることが重要です。
この章では、服の枚数を決める上で考慮すべき3つのポイントと、
先輩留学生の失敗談から学ぶ教訓をご紹介します。
服の枚数を決めるポイント
1ヶ月の留学期間を快適に過ごすためには、やみくもに服を持っていくのではなく、
計画的に枚数を決めることが大切です。
以下の3つのポイントを事前に確認することで、
自分にとって最適な服の枚数が見えてきます。
現地の気候と季節をチェック
留学先の国や都市、そして滞在する時期の気候を正確に把握することは、
服の枚数と種類を決める上で最も重要な要素です。
同じ国でも地域によって気候は大きく異なり、
また同じ季節でも年によって気温差が生じることもあります。
- 平均気温と最高・最低気温:滞在期間中の月ごとの平均気温はもちろん、日中と朝晩の寒暖差、過去の最高・最低気温を調べましょう。
- 降水量と湿度:雨が多い地域であれば、撥水加工のアウターや防水シューズが必要になります。湿度が高いと洗濯物が乾きにくいため、速乾性の素材を選ぶなどの工夫が求められます。
- 紫外線対策:日差しが強い地域では、UVカット機能のある服や帽子、サングラスなども考慮に入れる必要があります。
- 気候変動:最近は異常気象も多いため、出発直前の天気予報も必ず確認するようにしましょう。
これらの情報は、現地の気象庁のウェブサイトや、
各国の観光局が提供する気候情報を参考にすると良いでしょう。
例えば、日本の気象庁でも海外の気象情報を確認できます。
気象庁公式サイト
洗濯頻度と乾燥環境をチェック
現地での洗濯環境は、服の枚数を大きく左右する要因です。
滞在先でどれくらいの頻度で洗濯ができるのか、乾燥機が使えるのか、
あるいは部屋干しが可能なのかを事前に確認しておきましょう。
- 洗濯機の有無と利用頻度:滞在する寮やホームステイ先に洗濯機があるか、コインランドリーを利用するのかによって、洗濯の頻度が変わります。週に1回しか洗濯できない場合は、それなりに枚数が必要になります。
- 乾燥機の有無:乾燥機があれば、厚手の服も短時間で乾かせますが、ない場合は部屋干しや外干しとなり、乾きにくい素材は避けるべきです。
- 部屋干し環境:部屋干しをする場合、速乾性の高い素材の服を選ぶと便利です。また、部屋の広さや換気の状況も考慮に入れましょう。
以下の表は、洗濯頻度と服の枚数の一般的な目安です。
洗濯頻度 | トップス(Tシャツ・ブラウスなど) | ボトムス(パンツ・スカートなど) | 下着・靴下 |
---|---|---|---|
週に1回程度 | 7~10枚 | 3~4枚 | 7~10組 |
週に2~3回程度 | 5~7枚 | 2~3枚 | 5~7組 |
毎日手洗い・洗濯可能 | 3~5枚 | 2~3枚 | 3~5組 |
特に、速乾性や防臭機能のある素材の服は、洗濯回数を減らし、
荷物を軽量化するのに役立ちます。
留学の目的と過ごし方を明確にする
留学の目的や現地での過ごし方によって、
必要な服の種類やフォーマル度が大きく変わります。
どのような活動が中心になるのかを具体的にイメージしてみましょう。
- 語学学校がメインの場合:普段着となるカジュアルな服が中心で問題ありません。ただし、学校によっては少しきれいめな服装が求められる場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
- インターンシップやビジネス研修の場合:ビジネスカジュアルや、場合によってはスーツが必要になることもあります。面接やプレゼンテーションの機会があるかどうかも考慮しましょう。
- 観光やアクティビティが中心の場合:動きやすく、汚れても気にならないカジュアルな服が中心となります。ハイキングやマリンスポーツなど、特定の活動に必要な服も検討が必要です。
- イベントやパーティーへの参加予定:現地で交流会やパーティーに参加する予定がある場合は、少しおしゃれな服やフォーマルなアイテムを1~2着持っていくと良いでしょう。
着回しがしやすい色やデザインの服を選ぶことで、
少ない枚数でも様々なシーンに対応できるようになります。
失敗談から学ぶ!「多すぎた」「少なすぎた」の声
実際に留学を経験した多くの先輩たちが、服の枚数に関して後悔の声を上げています。これらの失敗談から学び、自分の荷物準備に活かしましょう。
- 「多すぎた」と感じたケース:
- 「結局、お気に入りの数枚しか着なかった。他の服は荷物になっただけ。」
- 「流行りの服をたくさん持っていったが、現地ではカジュアルな服ばかり着ていた。」
- 「重い荷物を持っての移動が大変だった。特に乗り換えが多いと地獄。」
- 「現地でセールになっていた可愛い服を買いたかったのに、荷物がいっぱいで諦めた。」
→ 必要以上に多くの服を持っていくと、荷物が増え、移動が大変になるだけでなく、
現地での買い物スペースもなくなってしまいます。着回しできる服を厳選し、本当に必要なものだけを持っていく意識が大切です。
- 「少なすぎた」と感じたケース:
- 「洗濯が間に合わず、着る服がなくなって困った。」
- 「急なパーティーに誘われたが、おしゃれな服がなくて参加できなかった。」
- 「現地が予想以上に寒くて、持っていった服では防寒できなかった。結局高い服を買い足す羽目に。」
- 「毎日同じような服ばかり着ていて、気分が上がらなかった。」
→ 服が少なすぎると、洗濯のサイクルが崩れたり、
予期せぬイベントに対応できなかったりすることがあります。また、気候の変動に対応できないことも。
ある程度の予備や、重ね着で調整できる服を持っておくことが重要です。
これらの経験談から、留学1ヶ月の服の枚数は、現地の環境と自分の過ごし方を
しっかりと見極め、バランス良く選ぶことが成功の鍵であることがわかります。
荷造りの際には、これらの声を参考に、後悔のない選択をしてください。
留学1ヶ月の服の枚数、季節別の具体的な目安
留学先の気候やあなたの洗濯頻度によって、必要な服の枚数は大きく変わります。
ここでは、季節ごとの具体的な服の枚数目安と、
後悔しないための選び方を詳しく解説します。
荷物を最小限に抑えつつ、快適な留学生活を送るための参考にしてください。
【夏】留学1ヶ月の服の枚数と選び方
夏の留学は、軽装で過ごせる反面、冷房対策や急な雨への備えも重要です。
汗をかきやすい季節なので、
速乾性のある素材や着回ししやすいアイテムを選ぶと良いでしょう。
洗濯頻度を週に1~2回と想定し、着回しを考慮した枚数を準備します。
トップスは何枚?涼しく快適に過ごすコツ
夏のトップスは、通気性と速乾性を重視しましょう。
汗をかいてもすぐに乾く素材や、洗濯してもシワになりにくい素材がおすすめです。
留学中の普段着として、動きやすく快適なものを選びましょう。
アイテム | 枚数目安 | 選び方のポイント |
---|---|---|
半袖Tシャツ・カットソー | 5~7枚 | 綿やリネン、ポリエステル混紡など、通気性の良い素材。無地やシンプルなデザインで着回し重視。ユニクロのエアリズムコットンTシャツなどもおすすめ。 |
タンクトップ・キャミソール | 2~3枚 | インナーや重ね着、部屋着として活用。吸湿速乾性の素材(ユニクロのエアリズムなど)が便利。 |
薄手のシャツ・ブラウス | 1~2枚 | フォーマルな場や冷房対策、日焼け対策にも。リネンや綿素材がおすすめ。 |
特に、ユニクロのエアリズムやGUのドライ機能付きTシャツなどは、
速乾性に優れ、かさばらないため、夏の留学に非常に役立ちます。
荷物の軽量化にもつながります。
ボトムスは何枚?着回し重視の選び方
夏のボトムスは、動きやすさと涼しさを兼ね備えたものが理想です。
着回しが効くベーシックな色合いのアイテムを中心に選び、
多様なトップスに合わせられるようにしましょう。
アイテム | 枚数目安 | 選び方のポイント |
---|---|---|
ショートパンツ・ハーフパンツ | 1~2枚 | カジュアルな普段使いに。丈や素材は現地の文化や過ごし方に合わせて。 |
薄手の長ズボン(綿パン、チノパンなど) | 1~2枚 | 冷房対策、虫よけ、ややフォーマルな場にも対応できるもの。速乾性のある素材が便利。 |
スカート・ワンピース | 1~2枚 | 女性の場合、涼しくおしゃれを楽しめるアイテム。シワになりにくい素材や、洗濯後の乾きが早いものがおすすめ。 |
ジーンズ | 1枚 | 着回し力抜群ですが、乾きにくいので枚数は絞る。 |
ジーンズは着回しが効きますが、
洗濯後の乾燥に時間がかかるため、枚数を絞るのが賢明です。
速乾性のある素材のパンツやスカートを多めに持っていくと良いでしょう。
その他、夏に必要なアイテム
- 下着・靴下: 各5~7組(毎日交換できるよう多めに。速乾性の素材が便利)
- パジャマ・部屋着: 1~2組(薄手のTシャツやショートパンツで代用可)
- 薄手の羽織りもの: 1枚(カーディガン、パーカーなど。冷房対策や日焼け対策、肌寒い日の夜に)
- 水着: 1枚(海やプールに行く予定があれば。速乾性のあるもの)
- 帽子・サングラス: 各1つ(日差し対策に必須)
- サンダル: 1足(部屋履きやちょっとした外出に。ビーチサンダルなども便利)
これらのアイテムも、かさばらないものや速乾性のあるものを選ぶと、
荷物をコンパクトにできます。
特に、紫外線対策は怠らないようにしましょう。
常夏のセブ島への1ヶ月留学の際の持ち物リストについては下記記事でも紹介しています。
【冬】留学1ヶ月の服の枚数と選び方
冬の留学は、防寒対策が最重要です。
重ね着を基本とし、保温性の高い素材や防水性のある
アウターを選ぶことが快適に過ごすための鍵となります。
現地の最低気温を事前に調べて、適切な防寒具を準備しましょう。
防寒対策のトップスは何枚?重ね着の工夫
冬のトップスは、保温性を重視し、重ね着で温度調節ができるように準備しましょう。
機能性インナーを活用することで、荷物を減らしつつ暖かさを保てます。
薄手のものから厚手のものまで、バランスよく揃えることが大切です。
アイテム | 枚数目安 | 選び方のポイント |
---|---|---|
長袖Tシャツ・カットソー | 3~4枚 | インナーや中間着として。綿素材や吸湿発熱素材(ユニクロのヒートテックなど)が便利。 |
セーター・フリース | 2~3枚 | 保温性の高いウール、カシミヤ、フリース素材。着回ししやすいベーシックカラーで、厚手のものと薄手のものを組み合わせると良い。 |
カーディガン・パーカー | 1~2枚 | 室内での羽織りや中間着として。脱ぎ着しやすいものが便利。フリース素材のパーカーなども暖かい。 |
特にユニクロのヒートテックや極暖ヒートテックは、薄手でかさばらず、
高い保温性があるため、冬の留学には欠かせないアイテムです。
複数枚持っていくことをおすすめします。重ね着の基本は、
吸湿速乾性のあるインナー、保温性のある中間着、防風性のあるアウターです。
ボトムスは何枚?暖かさを保つ素材選び
冬のボトムスは、暖かさを保つ素材を選びましょう。
裏起毛のパンツや、保温性の高いタイツ・レギンスを重ね履きするのも効果的です。
寒さから足元を守るために、素材選びは重要です。
アイテム | 枚数目安 | 選び方のポイント |
---|---|---|
厚手の長ズボン(ジーンズ、コーデュロイなど) | 2~3枚 | 裏起毛やウール混など、保温性の高い素材。防水性も考慮すると良い。 |
スカート | 1枚 | 厚手の素材を選び、タイツやレギンスと組み合わせて。ロング丈がおすすめ。 |
防寒レギンス・タイツ | 2~3枚 | スカートの下やパンツのインナーとして。発熱素材(ユニクロのヒートテックレギンスなど)がおすすめ。 |
ボトムスはトップスほど頻繁に洗濯しないかもしれませんが、
複数枚あると着回しがしやすく便利です。
特に冷え込む地域へ行く場合は、防水性のあるパンツも検討しましょう。
雪や雨の日に備えて、撥水加工されたものを選ぶと安心です。
アウターは何枚?現地で役立つ選び方
冬のアウターは、防寒性と機能性を兼ね備えたものを選びましょう。
現地での活動内容や気候によって、適切なタイプが異なります。
着膨れしないように、薄手でも暖かい高機能素材を選ぶのがポイントです。
アイテム | 枚数目安 | 選び方のポイント |
---|---|---|
メインのアウター(ダウンジャケット、厚手のコート) | 1枚 | 最も防寒性の高いもの。防水・防風性も考慮し、現地の冬の最低気温に対応できるもの。 |
サブのアウター(フリースジャケット、薄手のダウン) | 1枚 | 室内や比較的温暖な日、重ね着のインナーとしても活用できるもの。ユニクロのウルトラライトダウンなどが便利。 |
メインのアウターは、現地の冬の最低気温を調べてから選ぶのが重要です。
また、雨や雪が多い地域であれば、ゴアテックスなどの
防水透湿素材のアウターが非常に役立ちます。
ユニクロのウルトラライトダウンなどは、軽量でコンパクトになるため、
サブのアウターとして非常に人気があります。
帽子や手袋、マフラーなどの小物も忘れずに準備しましょう。
【春・秋】留学1ヶ月の服の枚数と選び方
春と秋は、一日の気温差が大きいことが特徴です。
朝晩は冷え込み、日中は暖かくなるため、重ね着を基本とし、
気温の変化に柔軟に対応できるアイテム選びが重要になります。
気温差に対応できる服の組み合わせ
春・秋は、朝晩の冷え込みと日中の暖かさの両方に対応できるよう、
脱ぎ着しやすい服を組み合わせるのがポイントです。
薄手の長袖と半袖をバランス良く準備し、重ね着で温度調節ができるようにしましょう。
アイテム | 枚数目安 | 選び方のポイント |
---|---|---|
長袖Tシャツ・カットソー | 3~4枚 | 一枚でも着られる厚さで、重ね着のインナーにもなるもの。綿素材やユニクロのエアリズムコットンなどが便利。 |
半袖Tシャツ・カットソー | 2~3枚 | 日中の暖かい時間帯や、長袖の下に重ねて。 |
薄手のセーター・カーディガン | 1~2枚 | 温度調節に便利。室内や朝晩の冷え込み時に。ウール混や綿素材など。 |
シャツ・ブラウス | 1~2枚 | 羽織りとしても活用でき、着回しが効く。 |
ボトムスは、ジーンズやチノパン、やや厚手のスカートなどを中心に、
2~3枚持っていくと良いでしょう。
足元が冷えやすい場合は、薄手のタイツや靴下を多めに持っていくと安心です。
天候が不安定な時期なので、
急な雨に備えて撥水加工されたボトムスも検討すると良いでしょう。
薄手のアウターや羽織りもの活用術
春・秋の留学では、薄手のアウターや羽織りものが非常に重宝します。
急な天候の変化や気温の変動に対応できるよう、複数用意しておくと安心です。
着回しが効くベーシックなデザインを選ぶと、様々なコーディネートに対応できます。
- ジャケット・ブルゾン: 1枚(きれいめなジャケットやカジュアルなブルゾン。防風性のあるものが便利)
- トレンチコート・スプリングコート: 1枚(ややフォーマルな場にも対応でき、防風・防水性のあるもの。軽量で持ち運びやすいものが良い)
- パーカー・カーディガン: 1~2枚(カジュアルな羽織りとして、温度調節に便利。ユニクロのUVカットパーカーなどもおすすめ)
これらのアウターは、重ね着のアクセントにもなり、様々なシーンで活躍します。
特に、コンパクトに畳める素材や、
シワになりにくい素材を選ぶと、持ち運びにも便利です。
折りたたみ傘も常に携帯すると良いでしょう。
留学1ヶ月の持ち物リスト 服以外も網羅
留学一か月を快適に、そして安全に過ごすためには、
服以外の持ち物も非常に重要です。
忘れ物がないよう、しっかりと準備を進めましょう。
現地での生活をスムーズにスタートさせるための必需品から、
あると便利なアイテムまで、幅広くご紹介します。
忘れちゃいけない必需品リスト
まずは、これだけは絶対に忘れてはいけない、
留学生活の基盤となる必需品をご紹介します。
れらは、現地での生活をスタートさせる上で不可欠なものばかりですので、
入念にチェックしてください。
カテゴリ | 具体的な持ち物 | 補足・ポイント |
---|---|---|
重要書類・貴重品 | パスポート、ビザ(必要な場合) | 有効期限を必ず確認しましょう。入国審査で提示できるよう、すぐ取り出せる場所に保管してください。 |
航空券(eチケット控え) | 印刷したものと、スマートフォンに保存したもの両方あると安心です。 | |
海外旅行保険証、入学許可証、宿泊先情報 | 緊急時に備え、これらの重要書類のコピーを複数用意し、さらにクラウドサービスにも保存しておくと良いでしょう。 | |
お金・決済手段 | クレジットカード、デビットカード | 複数枚用意し、国際ブランドも分けておくと、万が一のトラブル時にも安心です。海外利用限度額も確認しましょう。 |
現金(少額の現地通貨) | 空港から宿泊先への移動費や、到着後の軽食代として少額持っていくと便利です。多額の現金は危険なので避けましょう。 | |
国際学生証(ISICカード) | 学生割引が適用される施設や交通機関もあるため、持っていると便利です。 | |
洗面用具・衛生用品 | 歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ | 最初の数日分は旅行用ミニサイズで持参し、現地で調達を検討しましょう。固形石鹸は荷物軽減にも有効です。 |
化粧品、スキンケア用品 | 使い慣れたものを少量持参しましょう。現地での調達が難しい場合や肌に合わない可能性も考慮してください。 | |
生理用品(女性の場合) | 日本製が安心な場合は、数日分から一週間分程度持参すると良いでしょう。 | |
コンタクトレンズ用品、メガネの予備 | コンタクトレンズの洗浄液や保存液は、渡航先の気候や水質に合うか確認が必要です。メガネの予備も忘れずに。 | |
常備薬・健康管理 | 常備薬(風邪薬、胃腸薬、鎮痛剤、アレルギー薬など) | 使い慣れた市販薬を、必要な日数分持参しましょう。 |
処方箋薬 | 常用している薬がある場合は、英文の診断書や処方箋のコピーがあると、入国審査や緊急時に役立ちます。渡航先の持ち込み制限も確認してください。 | |
体温計、絆創膏、消毒液 | 簡単な応急処置ができるセットを持っておくと安心です。 | |
電化製品・充電器 | 変換プラグ、変圧器(必要な場合) | 渡航先のコンセント形状と電圧を事前に確認し、対応するものを準備しましょう。 |
スマートフォン、PC、タブレット、カメラとその充電器 | 各デバイスの充電器は忘れずに持参してください。 | |
モバイルバッテリー、USBケーブル各種 | 外出先での充電切れ対策にモバイルバッテリーは非常に役立ちます。 |
あると便利な持ち物リスト
必需品ではないけれど、
持っていくと留学生活が格段に快適になるアイテムをご紹介します。こ
れらを活用して、より充実した留学体験にしましょう。
カテゴリ | 具体的な持ち物 | 補足・ポイント |
---|---|---|
生活雑貨 | エコバッグ、サブバッグ | 買い物時や、ちょっとした外出時に重宝します。レジ袋が有料の国も多いため、持っていくと節約にもなります。 |
折りたたみ傘、晴雨兼用傘 | 急な雨や、日差しが強い日の対策に役立ちます。 | |
気分転換・交流 | 日本のお菓子やレトルト食品 | ホームシック対策になるだけでなく、現地でできた友人とのシェアや、会話のきっかけにもなります。 |
ちょっとした贈り物(日本らしい小物など) | ホストファミリーや現地で知り合った人への感謝の気持ちとして、日本らしさが伝わる箸や和柄の小物などは喜ばれることが多いです。 | |
便利グッズ・その他 | ユニクロの機能性インナー(ヒートテック、エアリズム) | 薄手でかさばらず、季節を問わず体温調節に非常に便利です。 |
無印良品のトラベル用品 | 吊るせる洗面用具ケース、ネックピロー、小分けボトルなど、機能的で使いやすいアイテムが豊富に揃っています。 | |
S字フック、洗濯ネット | 簡易的な収納スペースを作ったり、デリケートな衣類の洗濯に役立ったりと、意外と重宝するアイテムです。 |
荷造りのコツと現地での調達術
留学1ヶ月の荷物を減らすパッキング術
留学一か月という期間は、荷物を「多すぎず、少なすぎず」
に抑えることが快適な滞在の鍵となります。
特に服の枚数は、かさばりやすく重量も増えがちなので、
賢いパッキング術で効率的に荷物を減らしましょう。
圧縮袋の活用で服の枚数を効率的に
かさばる冬服や、Tシャツなどの薄手の衣類も、
圧縮袋を使えば劇的にスペースを節約できます。
特にセーターやフリース、厚手のパーカーなどは、
圧縮袋の効果を最大限に発揮します。
空気を抜くことでスーツケースやバックパック内のスペースが確保され、
他の持ち物を入れる余裕が生まれます。
ただし、圧縮しすぎると衣類にシワがつきやすくなるため、
デリケートな素材の服は避けるか、緩めに圧縮することをおすすめします。
また、衣類が圧縮されても重さは変わらないため、航空会社の重量制限には注意が必要です。
着回ししやすい服の選び方
一か月の留学期間で服の枚数を減らすには、
着回し力の高いアイテムを選ぶことが非常に重要です。
以下のポイントを意識して服を選びましょう。
- ベーシックカラー中心: 黒、白、グレー、ネイビー、ベージュなどのベーシックカラーの服は、どんな色とも合わせやすく、コーディネートの幅が広がります。
- シンプルなデザイン: 無地や控えめな柄の服は、重ね着もしやすく、様々なシーンに対応できます。
- 上下の組み合わせを考える: 持っていくトップスとボトムスがそれぞれ何通りに組み合わせられるかを事前にシミュレーションしておくと、無駄なく服を選べます。
- 速乾性・防シワ素材: 洗濯頻度を考慮し、乾きやすい素材やシワになりにくい素材を選ぶと、現地での手入れが楽になります。
例えば、トップス3枚とボトムス2枚、羽織りもの1枚があれば、
下記のように多様なコーディネートが可能です。
アイテムカテゴリ | 具体例 | 着回しポイント |
---|---|---|
トップス(3枚) | 白Tシャツ、ボーダーカットソー、ネイビーのブラウス | インナーにもなり、単体でも着用可能。 |
ボトムス(2枚) | デニムパンツ、黒のワイドパンツ | カジュアルにもきれいめにも対応。 |
羽織りもの(1枚) | カーディガンまたは薄手パーカー | 気温調整、スタイルチェンジに便利。 |
この組み合わせで、最低でも6通りのスタイルが楽しめ、
小物や靴を変えることでさらにバリエーションを増やせます。
服の枚数を減らしつつ、おしゃれも諦めない賢い選択です。
現地で調達できるもの、持っていくべきでないもの
留学先の国や地域によっては、日本と同じくらい、
あるいはそれ以上に安価で品質の良いものが手に入ることがあります。
荷物の重量オーバーやスーツケースの容量不足を防ぐためにも、現地調達を検討しましょう。
衣料品店やスーパーの活用法
現地での衣料品調達は、緊急時だけでなく、旅の思い出作りにもなります。
特に以下の場所をチェックしてみましょう。
- ファストファッションブランド: H&M、ZARA、ユニクロ(海外店舗)などは世界中で展開しており、トレンドを取り入れた服が手頃な価格で手に入ります。急な気候変動で服が足りなくなった場合や、現地のファッションを楽しみたい場合に活用できます。
- スーパーマーケットやドラッグストア: 海外の大型スーパーでは、衣料品コーナーが充実していることもあります。下着や靴下、部屋着など、シンプルなアイテムであれば安価に購入可能です。また、洗面用具や日用品は、ほとんどの国で簡単に手に入ります。
- アウトレットや古着店: 予算を抑えたい場合や、個性的なアイテムを探したい場合は、アウトレットモールや古着店(ヴィンテージショップ)を訪れるのも良いでしょう。思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。
ただし、留学先の物価や品揃えは国によって大きく異なるため、
出発前にインターネットで情報を収集しておくと安心です。
持っていかなくても困らないもの
「念のため」と持っていくことで、かえって荷物が増えてしまうものもあります。
以下のリストを参考に、本当に必要かを見極めましょう。
持っていくべきでないもの | 理由・現地での代替品 |
---|---|
大容量のシャンプー・リンス・ボディソープ | 現地で安価に購入可能。日本から持っていくなら、旅行用ミニサイズで十分。 |
ドライヤー・ヘアアイロン | 電圧が合わない場合が多い。ホテルや寮に備え付けの場合もある。現地で購入するか、変圧器が必要。 |
分厚いガイドブックや小説 | 電子書籍やスマートフォンのアプリで代用可能。荷物の重量を大きく占める。 |
大量のタオル | 現地で安価に購入可能。速乾性の薄手タオルを数枚持っていくのがおすすめ。 |
高価なブランド品やアクセサリー | 防犯上のリスクがある。普段使いしないものは避ける。 |
日本のお菓子やレトルト食品(大量) | 少量なら良いが、大量に持っていくと重くなる。現地で多様な食文化を楽しむのも留学の醍醐味。 |
傘(特に丈夫で重いもの) | 現地で安価な折りたたみ傘が手に入る。使い捨て感覚で買うことも可能。 |
これらのアイテムは、現地で必要になった際に調達することを前提に、
荷物から外すことで、より身軽な留学を実現できます。
まとめ
留学一か月の持ち物や服の枚数は、現地の気候や滞在目的、
洗濯環境によって大きく変動します。
この記事でご紹介した「基本原則」と「季節別の具体的な目安」を参考に、
ご自身の留学スタイルに合わせた最適な準備をすることが、後悔しないための鍵です。
服以外にも必需品や便利グッズを忘れずに、
圧縮袋などを活用した効率的な荷造りを心がけましょう。
現地の情報をしっかり確認し、足りないものは現地調達も視野に入れることで、
身軽で快適な留学生活を送ることができます。
事前準備を万全にして、充実した1ヶ月を過ごしてください。