【TOEIC対策】リーディングで高得点を取るための勉強法まとめ
「TOEICリーディングパートはいつも時間が足りない」
「リスニングは目標点に達したけど、リーディングがまだまだ低い」
このような悩みを抱くTOEIC学習者が後を絶ちません。
筆者もTOEICを始めて間もない頃は、「75分で100問」という制限時間に苦しみました。
そこでこのページでは、筆者の個人的な成功体験を踏まえながら、TOEICのリーディングパートで成果を出せる勉強方や対策を紹介しています。
これからTOEICの対策を始めたい方にとっても有益な情報が満載ですので、ぜひTOEICリーディング対策の参考にしてください。
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TOEICリーディング試験で問われていること
TOEICを一度も受けたことが無い方のためにも、TOEICリーディングパートの出題内容を簡単におさらいをします。
Part5,6,7の3つのパートに分かれており、マークシート形式の設問100題に対して、75分の時間が与えられています。
Part 5 | 穴埋め問題(短文) | 30問 |
Part 6 | 穴埋め問題(長文) | 16問 |
Part 7 | 長文読解問題(3つ) | 54問 |
Part5~7のリーディングパートで問われている英語の能力は、「語彙力」「文法知識」「文脈判断」「長文読解」の4つです。
TOEICリーディングで求められるスキルと勉強法3つ
「制限時間内に解き終わることができれば、もっとスコアが上がっていたのに…」
このようなお悩みを、筆者は数多く聞いてきました。
文法や語彙力などの英語の能力はある方ですらなお、時間内に解き終わることは難しいということがわかります。
TOEICのリーディングを勉強してもなかなかスコアが上がらない場合、どのような理由が考えられるでしょうか。
ここではTOEICリーディングパートのポイントを3つにまとめました。
②時間配分
③展開を予測する力
次の章で、1ずづ詳しく見ていきましょう。
①「速読力」がつくTOEICリーディング勉強法
時間内に解き終わることができないのは、単純に読むスピードが遅いからではないでしょうか。
TOEICのリーディングパートにおける「速読力」とは、単に読解のスピードを上げるということだけではなく、いかにテンポよく解答できる問題を増やすかです。
【TOEICリーディングの勉強法Ⅰ】英単語や文法をおさらいする
Part 5の空欄補充問題とは、純粋な単語問題も含まれます。
単語の知識が十分でないと「この単語はどういう意味だろう…」と考えてしまうので、時間のロスになります。
知らない単語は、考えたところでどうすることもできません。
知らない単語を少しでも減らすために、日頃から速読力の基礎となる「語彙(ボキャブラリー)」を増やす必要があります。
ここで単語の暗記方法のコツを1つ紹介します。
単語の覚え方としてはとにかく「反復」することです。
例えば1週間で100個覚えると決めたら、毎日100個を見ることです。
もちろん最初は知らない単語ばかりですので、時間もかかりますし、1日目で全てを暗記することはもちろん不可能です。
しかし1週間毎日、毎日反復をすることにより、短期的な記憶から長期記憶となって脳にインプットされます。
より多くの回数を触れることを意識して、単語の暗記を進めてください。
【TOEICリーディングの勉強法】スラッシュリーディング
速読力を上げる方法の1つとして有名な「スラッシュリーディング」という勉強法を紹介します。
多くの人は英文を読むときに、日本語の文法に直して、日本語で理解をします。
以下の例文を見てみましょう。
It is very important for you to study English everyday.
あなたにとって/毎日英語を勉強することが/非常に大切です。
多くの人がこのように日本語の文法通りに理解をするのではないでしょうか。
しかし実際の英語は日本語訳のような文法の並びにはなっていません。
頭の中で「日本語の文法に」無意識に変換をして理解をしているのです。
スラッシュリーディングは、簡単に言うと「英文の並びのまま」読み進めることを指します。
先ほどの例文であれば、頭の中でこのように変換をしてください。
It is very important / for you / to study English everyday.
非常に大切です/あなたにとって/毎日英語を勉強することが
スラッシュリーディングにより「日本語で理解しやすい文法に置き換える」作業が不要になるため、その分の時間を節約できます。
②「時間配分」ができるようになるTOEICリーディング勉強法
テストの前に必ず行っておきたいこととして、時間配分の練習があります。
どのパートにどれだけの時間を割くのかを、あらかじめ設定してください。
そうすることで実際の試験中に、自分のペースが速いのか遅いのかを確認することが可能です。
【TOEICリーディングの勉強法Ⅰ】分かる問題から解いていく
模擬試験を解く際には、各パートごとに時間を決めて取り組むようにしてください。
またリスニング問題とは違い、リーディング問題は解く順番を指定されることはありません。
「長文読解が得意で、早めに片付けておきたい」という方であれば、リーディング問題が始まると同時に一番最後のPart7から解き始めることも戦略の1つでしょう。
また、長文穴埋め問題が得意な方は、Part6から解き始めても構いません。
大切なことは、できる問題から解きはじめることです。
【TOEICリーディングの勉強法Ⅱ】出題形式になれる
各パートの時間配分に関しては、それぞれ得意、不得意が人によって違いますので、ここではあえて明示しません。
まずは模擬試験を使って、TOEICリーディングパートの出題形式に慣れることが大切です。
過去問を繰り返し解くことで、出題形式に慣れていきますし、時間の使い方が上手くなっていきます。
もし可能であれば、実際の試験時間と同じ時間帯に、同じ順番(リスニング→リーディング)で行ってください。
少しでも本番に近い状態で行うことにより、普段通りのパフォーマンスを発揮するためです。
【TOEICリーディングの勉強法Ⅲ】残り時間がなくなっても焦らない
時間の配分を決めていても、テスト当日に割り振り通りに進まないことは十分考えられます。
残り時間が少なくなっていく中で、自分の思うように進まないと、落ち着きを失います。
落ち着きを失うと、冷静に問題と向き合うことができず、ケアレスミスにつながります。
時間がなくなってもパニックにならないことが大切です。
③「展開予測力」がつくTOEICリーディング勉強法
展開予測力とは、主にPart7の長文読解で必要なスキルです。
長文を最初から最後まで、隅々読んでいる時間はありません。
最初に問題を見たとき、英文の「テーマ」を掴むことができれば、内容を予測しながら読み進めていくことができます。
テーマを頭に置きながら読むことで、速読力と正答率が格段に向上します。
【TOEICリーディングの勉強法Ⅰ】Part7はまずは最初の3行でテーマをつかむ
TOEICの Part 7では、手紙やメール、そして広告が中心に出題されます。
「テーマをつかむ」とは具体的に、 以下の内容を理解することです。
「上司から部下への伝達メール」
「地域のイベントに関する情報」
「消費者からのクレーム」
これらの情報は、長文の最初の3行で読み取れる場合が多いです。
例えばメールであれば「 Subject(件名)」を見ることで、どんな内容なのかがわかります。
テーマを掴むことができれば「どのような伝達事項があるのか」「お客様はどのようなクレームを伝えたのか」にフォーカスして読み進めることになります。
出題形式に慣れていくことができれば、長い英文の中でも必要な情報のみをキャッチすることができるのです。
【TOEICリーディングの勉強法Ⅱ】設問を先に読んでおく
設問を先に読んでおくことも大切です。
文章をすべて読み終えるのが目的ではなく、問われている事柄に対して適切に答えることが求められています。
問われる内容が先に分かっていれば、全てを読む必要がなくなるため、速読力アップにもつながりますし、集中力も途切れません。
TOEICリーディングにオススメ参考書3つ
とにかく出題形式に慣れること、そして問題の傾向を把握することが、リーディングの点数アップにつながるということをお伝えしてきました。
最後の章ではTOEICリーディングに特化した、おすすめ問題集を3つ紹介します。
パート5対策:1駅1題 新TOEICTEST文法特急
Part5 (短文穴埋め問題)にフォーカスした参考書です。
初級者から上級者まで幅広く網羅しており、Part5を解く際の正しいアプローチ方法を学ぶことができます。
Part5をスピーディに、そして正確に解くことができずして、TOEICで高得点を望むことはできません。
問題数は全部で106題で、それぞれに詳しい解説が付いています。
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公式TOEIC Listening&Reading 問題集シリーズ
TOEICの問題作成を担当する開発機関が出版する問題集です。
公式の問題集であり、実際のTOEICの試験に限りなく近いクオリティであることは間違いありません。
ナレーターや進め方もすべて実際のものと同じですので、本番の環境同様に模擬試験を受けたいという方にとっては、ぜひ使っていただきたいシリーズです。
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【新形式問題対応】TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part7
Part7(長文読解)に苦手意識がある人にオススメしたいのが、当問題集です。
Part 7の問題をタイプごとに分けて、それぞれ解き方のコツや注意点などを解説しています。
おすすめポイントは15回分に分かれていることです。
これほど数多くの問題を解く中で、出題形式や解き方を確立することができます。
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まとめ:TOEICリーディングで高得点を取る勉強法
このページでは、TOEICリーディングで点数が伸び悩む人へ学習法のアドバイスをお伝えしてきましたが、いかがでしょうか。
本番の試験で思うような結果を出すためには、日頃の練習の段階から本番を想定したものでなければなりません。
時間配分は大丈夫か、問題を解く順番は大丈夫かなど、今後のあなたのTOEIC勉強法の参考に少しでもなれば幸いです。
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