セブ島 治安のリアル! 旅行・留学前に知るべき危険エリアと安全な過ごし方
⌚ 2025年10月1日 公開(2025年10月9日 更新)
美しいビーチや異文化体験が魅力のセブ島。
しかし、「治安が悪い」という噂を聞いて、旅行や留学を検討中の方の中には、少し不安を感じている方もいるかもしれません。
この記事では、セブ島の治安の「リアル」を徹底解説します。
現状と日本との比較、旅行者が遭遇しやすい犯罪の種類、夜間の実態、留学生活のリスクまで、具体的な情報を紹介しています。
セブシティやマクタン島の危険エリア、貴重品管理、タクシー利用といった具体的な防犯対策、女性の一人旅や子連れ旅行での注意点、万が一のトラブル時の緊急対応まで網羅しています。
適切な知識と準備で、セブ島での滞在を安全で最高の思い出にしましょう。
セブ島の治安リスク
セブ島の治安は、多くの旅行者や留学生が気になるポイントです。
ここでは、現在のセブ島の治安状況を具体的に解説し、日本と比較しながらその実態をお伝えします。
旅行者が遭遇しやすい犯罪
セブ島では、日本と比較して軽犯罪の発生率が高い傾向にあります。
特に旅行者が狙われやすいのは、スリや置き引き、そして詐欺です。
これらの犯罪は、人混みの多いショッピングモールや市場、観光スポットで発生しやすい特徴があります。
具体的には、スマートフォンや財布を狙ったスリが多発しています。
カフェやレストランで荷物を足元に置いた隙に、置き引きに遭うケースも報告されています。
また、親しげに話しかけてきて、最終的に金銭を要求する詐欺にも注意が必要です。
以下に、旅行者が遭遇しやすい主な犯罪の種類と傾向をまとめました。
| 犯罪の種類 | 主な手口と特徴 | 発生しやすい場所 |
|---|---|---|
| スリ | 混雑した場所でポケットやバッグから貴重品を抜き取ります。 | ショッピングモール、市場、観光地、公共交通機関 |
| 置き引き | カフェやレストラン、空港などで荷物から目を離した隙に盗みます。 | 飲食店、空港、ホテルロビー、ビーチ |
| 詐欺 | 親切を装って近づき、金銭を要求したり、偽の商品を売りつけたりします。 | 観光地周辺、路上、ナイトスポット |
| タクシーのぼったくり | メーターを使わず高額な料金を請求したり、遠回りしたりします。 | 空港、ホテル前、繁華街 |
夜間の治安
セブ島では、日中と比較して夜間の治安状況は変化する傾向があります。
特に人通りの少ない裏路地や、一部の繁華街では注意が必要です。
夜間は、強盗や性犯罪などのより深刻な犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。
女性の一人歩きは特に危険ですので、絶対に避けるようにしてください。
バーやナイトクラブなどの娯楽施設周辺では、酔った旅行者を狙った犯罪も発生しやすくなります。
移動の際は、信頼できるタクシーや配車アプリを利用し、単独での外出は控えることが賢明です。
また、見知らぬ人からの誘いには安易に乗らず、警戒心を持つことが大切です。
留学生活での危険
セブ島での留学生活は魅力的ですが、長期滞在ならではの治安リスクも存在します。
生活に慣れてくるにつれて、防犯意識が薄れてしまうことが最も危険な要因の一つです。
語学学校の周辺や寮のセキュリティは一般的に高いですが、一歩外に出れば注意が必要です。
現地の人々との交流が増える中で、金銭トラブルや詐欺に巻き込まれるケースも報告されています。
特に、安易な誘いに乗ったり、高価な持ち物を無防備に持ち歩いたりすることは避けるべきです。
留学生活中は、常に周囲に気を配り、貴重品の管理を徹底することが求められます。
緊急時の連絡先や、現地の警察、日本大使館の情報を事前に確認しておくことも重要です。
要注意! セブ島で避けるべき危険エリアと場所
セブ島は観光客に人気の高い場所ですが、残念ながらすべてのエリアが安全というわけではありません。
旅行や留学を計画する前に、特に注意が必要な地域を把握し、危険を避けるための知識を身につけることが大切です。
セブシティ中心部
セブシティは商業施設や観光スポットが多く賑わっていますが、場所によっては軽犯罪のリスクが高まるエリアも存在します。
特に夜間の一人歩きは避け、日中でも貴重品の管理には細心の注意を払いましょう。
セブシティの危険エリアと安全な過ごし方
セブシティでは、多くの人々が行き交う場所でもスリや置き引きが発生しやすい傾向にあります。
以下の情報を参考に、安全な行動を心がけてください。
| エリアの種類 | 具体的な場所 | 注意すべき点と安全な過ごし方 |
|---|---|---|
| 特に注意が必要なエリア |
カルボンマーケット コロンストリート周辺 夜間のマンゴーストリート周辺 |
カルボンマーケットやコロンストリート周辺は、人通りが多く、観光客を狙ったスリやひったくりが頻繁に発生しています。 日中でも貴重品は肌身離さず持ち、リュックサックは前に抱えるなどして、常に警戒してください。 マンゴーストリートは夜になると治安が悪化し、トラブルに巻き込まれる可能性が高まりますので、夜間の一人歩きは絶対に避けましょう。 どうしても訪れる場合は、信頼できるタクシーを利用し、短時間で済ませることをおすすめします。 |
| 比較的安全なエリア |
ITパーク周辺 アヤラモールやSMシティセブなどの大型ショッピングモール内 |
ITパーク周辺はオフィスビルが多く、セキュリティがしっかりしていますので、比較的安心して過ごせます。 大型ショッピングモール内も警備員が常駐しており、買い物や食事を楽しむ分には安全です。 ただし、モール内でも油断は禁物で、貴重品から目を離さないようにしてください。 |
これらのエリアを訪れる際は、周囲の状況に常に気を配り、不審な人物には近づかないようにしましょう。
もしもの時に備えて、現地の緊急連絡先を控えておくことも重要です。
マクタン島
国際空港があり、多くのリゾートホテルが集まるマクタン島は、観光客にとって比較的安全なエリアとされています。
しかし、観光客が立ち入らないような裏道や貧困地区には、やはり注意が必要です。
マクタン島の危険エリアと安全な過ごし方
マクタン島では、リゾート地として整備されているエリアとそうでないエリアとで、治安状況が大きく異なります。
特に観光客がターゲットになる犯罪を避けるためにも、以下の点に留意してください。
| エリアの種類 | 具体的な場所 | 注意すべき点と安全な過ごし方 |
|---|---|---|
| 特に注意が必要なエリア |
夜間の裏道 スラム街(貧困地区) |
マクタン島のリゾートエリアから一歩外れると、未舗装の裏道やスラム街が広がっています。 これらの地域は観光客が立ち入るべきではありません。 強盗やひったくりなどの重犯罪に巻き込まれるリスクが非常に高いため、興味本位で近づかないようにしてください。 移動は信頼できる配車アプリ(Grabなど)やホテルの送迎サービスを利用し、不慣れな場所への単独行動は避けましょう。 |
| 比較的安全なエリア |
マリバゴ周辺 マクタンニュータウン周辺 各リゾートホテル敷地内 |
マリバゴやマクタンニュータウンは、リゾートホテルやコンドミニアムが集中しており、警備も厳重なため、安心して過ごせます。 これらのエリアでは、日中の観光やアクティビティを安全に楽しむことができます。 ただし、夜間はたとえ安全なエリアでも油断せず、複数人で行動するか、タクシーを利用することをおすすめします。 |
マクタン島での滞在中は、リゾートホテルの敷地内や整備された観光エリアを中心に活動し、不必要な外出は控えることが賢明です。
現地のツアーに参加する際も、信頼できる業者を選ぶように心がけましょう。
ストリートチルドレンや物乞い
セブ島では、特に観光客が多いエリアでストリートチルドレンや物乞いに遭遇することがあります。
彼らへの対応には慎重さが求められ、安易な行動はトラブルにつながる可能性があります。
ストリートチルドレンは、観光客に物乞いをしたり、時にはスリを働くこともありますので、注意が必要です。
彼らが近づいてきても、基本的には無視して立ち去るのが最も安全な対応とされています。
施しを与えることが、かえって彼らをその場に留まらせる原因になったり、他の物乞いを呼び寄せたりする可能性があるため、避けるべきです。
もしも執拗に付きまとわれた場合は、近くの警備員や警察官に助けを求めるか、人通りの多い場所へ移動しましょう。
彼らとの直接的な接触は極力避けることが、安全にセブ島を楽しむための重要な防犯対策となります。
セブ島での具体的な防犯対策
セブ島での滞在を安全に楽しむためには、具体的な防犯対策を知り、日々の行動で実践することが非常に大切です。
ここでは、旅行者や留学生の皆様が安心してセブ島で過ごせるように、実践的な防犯のヒントをご紹介します。
貴重品管理
セブ島では、貴重品の管理が安全な旅行の鍵を握ります。
日本と同じ感覚でいると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるので注意が必要です。
外出する際は、必要最低限の現金だけを持ち歩き、大金はホテルのセーフティボックスに預けるようにしましょう。
また、現金を携帯する際は、一つの財布にすべて入れるのではなく、いくつかに分けて持ち歩くのが賢明な方法です。
もし万が一の事態に遭遇しても、被害を最小限に抑えることができます。
派手な服装や高価なアクセサリーは、観光客であることを強調し、犯罪のターゲットになりやすいため避けるのが無難です。
シンプルな服装を心がけ、荷物は常に体の近くに置き、目を離さないようにしましょう。
パスポートのコピーや緊急連絡先を控えておくことも、万が一のトラブル時に役立ちます。
持ち物に関する注意点
セブ島での安全な滞在のために、持ち物には特に気を配りましょう。
以下に、推奨されるものと避けるべきものをまとめましたので、参考にしてください。
| 持ち物区分 | 推奨されるもの | 避けるべきもの |
|---|---|---|
| 現金 | 必要最低限の現金を分散して携帯する | 大金の一括携帯 |
| 貴重品 | ホテルの金庫に預ける(パスポート原本、多額の現金、高価な宝飾品) | 身につける高価なアクセサリー、一か所にまとめた貴重品 |
| 服装 | シンプルで目立たない服装 | 派手な服装、ブランド品 |
| 荷物 | 斜めがけバッグ、リュックは前抱えにする | 開口部の広いバッグ、置きっぱなしの荷物 |
特に女性がフィリピン留学する際の持ち物については下記記事で紹介しています。
タクシーや公共交通機関
セブ島での移動には、タクシーや配車アプリの利用が一般的です。
特に、配車アプリ「Grab(グラブ)」の利用は、料金が事前に確定し、運転手の情報も確認できるため、安全でおすすめできます。
流しのタクシーを利用する場合は、乗車前にメーターを使用するか、目的地までの料金を交渉するようにしましょう。
メーターを使わないタクシーや、不当に高額な料金を請求する運転手もいるので注意が必要です。
ジプニーやトライシクルといった現地の公共交通機関は安価ですが、観光客にとっては利用が難しい場合があり、夜間や不慣れなエリアでの利用は避けるのが賢明です。
乗車中は、貴重品を体の近くにしっかりと持ち、周囲に注意を払うようにしてください。
女性の一人旅や子連れ旅行
女性の一人旅や子連れ旅行では、特にセブ島での治安対策を強化する必要があります。
夜間の女性の一人歩きは、非常に危険なので絶対に避けてください。
見知らぬ人からの誘いには安易に乗らず、毅然とした態度で断ることが大切です。
夜間に外出する際は、複数人で行動し、信頼できる交通手段を利用するようにしましょう。
子連れ旅行の場合、お子様から絶対に目を離さないことが最も重要です。
ストリートチルドレンや物乞いに遭遇した際には、安易にお金や物を与えず、無視してその場を立ち去るようにしてください。
ホテルのセキュリティを最大限に活用し、緊急時の連絡先を家族や友人と共有しておくことも、安全な滞在につながります。
万が一のトラブル発生時の緊急対応ガイド
セブ島での滞在中、万が一のトラブルに巻き込まれてしまった際に、どのように対応すれば良いかを知っておくことは非常に重要です。
ここでは、盗難や体調不良、その他の緊急事態が発生した際の具体的な対処法と、連絡すべき機関について詳しくご説明いたします。
スリや窃盗に遭った場合
セブ島でスリや窃盗の被害に遭ってしまったら、まずは冷静になり、身の安全を最優先に行動することが大切です。
その後、速やかに以下の手順で対応を進めてください。
まず、盗難に気づいたら、周囲の状況をよく確認し、安全な場所へ移動しましょう。犯人を追いかけることは危険を伴うため、絶対に避けてください。
次に、何が、いつ、どこで盗まれたのかを具体的に把握します。この情報は、後で警察に届け出る際に必要となります。
クレジットカードやキャッシュカードの利用停止
もしクレジットカードやキャッシュカードが盗まれた場合は、すぐにカード会社へ連絡し、利用停止の手続きを行いましょう。
不正利用を防ぐために、この対応は迅速に行う必要があります。カード会社の緊急連絡先は、出発前に控えておくことをおすすめします。
パスポートの紛失・盗難時の手続き
パスポートが盗難または紛失した場合は、まず現地の警察署で盗難・紛失証明書(ポリスレポート)を発行してもらいます。
この証明書は、日本大使館でパスポートの再発行手続きを行う際に必ず必要となりますので、大切に保管してください。
警察や日本大使館への連絡
トラブルが発生した際には、状況に応じて現地の警察や日本の公的機関へ連絡することが求められます。
緊急時の連絡先を事前に把握しておくことで、よりスムーズな対応が可能になります。
現地の警察への連絡
セブ島で犯罪被害に遭った場合、緊急時は警察の緊急電話番号「117」に連絡してください。
また、セブ市には観光客向けの「ツーリストポリス(観光警察)」も存在し、外国人観光客のトラブル対応に慣れているため、利用を検討するのも良いでしょう。
警察に被害を届け出る際は、盗難・紛失証明書の発行を依頼することを忘れないでください。
これは、海外旅行保険の申請やパスポートの再発行に必要不可欠な書類となります。
在フィリピン日本国大使館への連絡
パスポートの紛失や盗難、大きな事件や事故に巻き込まれた場合は、マニラにある在フィリピン日本国大使館へ連絡が必要です。
セブ島には日本領事館がないため、緊急時は大使館が窓口となります。
大使館では、パスポートの再発行手続きのサポートや、必要に応じて現地の情報提供などを行っています。
在フィリピン日本国大使館の連絡先は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 2627 Roxas Boulevard, Pasay City, Metro Manila, Philippines |
| 代表電話番号 | +63-2-8551-5710 |
| 開館時間 | 月曜日~金曜日 8:40~12:00、13:30~17:20(休館日を除く) |
| ウェブサイト | 在フィリピン日本国大使館 |
緊急時には、大使館のウェブサイトで最新の情報を確認することをおすすめします。
また、渡航前に「たびレジ」に登録しておくと、万が一の際に大使館から緊急連絡を受け取ることができて安心です。
海外旅行保険の加入
セブ島での旅行や留学中に体調を崩したり、怪我をしてしまったりする可能性も考えられます。
そのような時に備えて、医療機関の利用方法と海外旅行保険の重要性を理解しておきましょう。
セブ島の医療機関
セブ島にはいくつかの病院がありますが、外国人旅行者が利用する際は、設備の整った私立病院を選ぶのが一般的です。
英語が通じる医師やスタッフが在籍していることが多く、日本の医療水準に近い治療を受けられる傾向にあります。
受診する際は、海外旅行保険の保険証や緊急連絡先を提示できるように準備しておきましょう。
キャッシュレス診療に対応している病院もありますので、事前に保険会社に確認しておくと安心です。
海外旅行保険の重要性
海外での医療費は非常に高額になることが多く、思わぬ出費を避けるためにも海外旅行保険への加入は必須です。
治療費だけでなく、盗難被害、賠償責任、航空機遅延など、様々なトラブルに対応する補償が含まれていることが多いです。
加入している保険会社には、トラブル発生時にすぐに連絡を入れましょう。
保険金請求に必要な書類や手続きについて、具体的な指示を受けることができます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 医療費補償 | 高額になりがちな海外での治療費や入院費をカバーします。 |
| 救援者費用 | 緊急時に家族が現地へ駆けつける際の交通費や宿泊費などを補償します。 |
| 携行品損害 | カメラやスマートフォンなどの持ち物が盗難・破損した場合に補償されます。 |
| 賠償責任 | 誤って他人に損害を与えてしまった場合の賠償費用を補償します。 |
出発前に、ご自身の保険がどのような補償内容になっているか、緊急時の連絡先はどこかなどをしっかりと確認しておくようにしましょう。
万が一に備えることで、セブ島での旅行や留学をより安心して楽しむことができます。
まとめ
セブ島の治安は、日本と比べると確かに注意が必要な点があります。
しかし、この記事で紹介した危険エリアを避け、貴重品の管理を徹底し、夜間の外出に気をつけるなど、
基本的な防犯対策をしっかり行えば、過度に恐れる必要はありません。
万が一のトラブルに備え、緊急連絡先や海外旅行保険の情報を把握しておくことも大切です。
正しい知識と心構えがあれば、セブ島での旅行や留学は、きっと素晴らしい経験になるでしょう。
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