【2021年最新】フィリピン・セブ島の治安って大丈夫?よくある犯罪と対策法も大公開
フィリピン・セブ島への留学を考えている方のなかには『セブ島の治安』について不安を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、フィリピン随一の観光地であるセブ島は世界各国から観光客が訪れ、フィリピンの中でも比較的安全な方であると言われています。
しかし、日本と比較すると治安に関しては不安が残る部分もありスリや置引きといった軽犯罪が多発していることも事実です。
そこで、今回はセブ島を訪れる前に必ず知っておきたいよくある犯罪や対策法を紹介します。
セブ島への渡航を考えている方にとってはセブ島の治安を恐れずにしっかり安全に楽しむために必見の記事になっています。
フィリピンの治安全般についてはこちらの記事もあわせてご覧ください。
フィリピン留学は治安が悪くて危険?最新情報と防犯対策まとめ【2021年版】
【2021年】フィリピン・セブ島の治安情報
フィリピン・セブ島は、フィリピン国内においては比較的治安が良い方です。
しかし残念なことに、セブ島すべてで治安が良いというわけではなく、エリアによっては厳重な警戒が必要になります。
また、フィリピンは発展途上国であり私達が暮らしている日本の治安とは大きく異なります。
セブ島では、命に関わるような事件は少ないものの、スリや置き引きなどの軽犯罪、タクシーなどの交通機関の運賃トラブルなどが多発しているのが現状です。
フィリピン・セブ島の犯罪率ってどのくらい?
セブ島の治安は私達が思っているほど犯罪率高くなく、ほかの国々の主要都市と同程度です。
「Numbeo」というWebサイトでは世界中の都市や国々の統計が集められ、世界各地の生活費、不動産価格、ヘルスケア、交通情報、犯罪率、人口などの情報を調べることができます。
ここで世界主要都市の犯罪レベル(低いほうが治安が良い)を比較してみると
- フィリピン,セブ島の犯罪レベル:49.66
- フィリピン,マニラの犯罪レベル:65.03
- アメリカ,ニューヨークの犯罪レベル:43.76
- イギリス,ロンドンの犯罪レベル:52.54
- フランス,パリの犯罪レベル:51.52
- 日本,東京の犯罪レベル:19.76
となりました。(2020年1月現在)
上記のように、セブ島はニューヨークやロンドン、パリなど世界各国から観光客が訪れるような場所と比較しても犯罪レベルは同程度であることがわかります。
また、セブ島はフィリピンの首都であるマニラと比較すると治安が良いことがわかり、長期の滞在となる留学でも留学に適している場所であるといえます。
フィリピン・セブ島のエリア別治安情報
留学生や観光客が足を運ぶセブ島のエリアは多くのレストランやホテル、大型モールなどがある「セブシティ」とセブ島と2本の橋で陸続きになっており、空港もある「マクタン島」の2つに分けられます。
セブのリゾートホテルはマクタン島の海岸沿いに集まっており、リゾートエリアは一箇所に集まっています。
- セブシティ
- リゾートエリア
- マクタン島
ここでは、上記で挙げたセブ島の3エリアに分けて、治安情報を紹介します。
セブシティの治安情報
セブシティはセブ島の中心地で多くのホテルやレストラン、大型ショッピングモールなどが集まる繁華街で、セブ島内でもっとも栄えているエリアです。
マゼランクロス(Magellan’s Cross)や、サントニーニョ教会(Santo Nino church)に代表されるような歴史ある観光地も見ることができ、東南アジアの活気を感じることができるとともに、飲み屋やクラブ・歓楽街の規模も大きいです。
発展しているエリアですが、観光地でもあり、フィリピンにおける主要な地域のためさまざまな人が集まり治安に注意が必要です。
セブシティならではの注意点として、路上生活者が多いことがあげられます。
ストリートチルドレンと呼ばれる物乞いの子どもたちやスリを生業とする児童集団もみられます。
また、人混みのなかでのスリや、カフェ店内での置き引きなども多発しているため注意が必要です!
特に「iPhone」は高値で取引されるので、多くの被害が報告されています。
リゾートエリアの治安情報
マクタン島の海沿いに点在する美しいリゾートホテル内はセブ島でも最も安全なエリアです!
ホテルの出入りはセキュリティチェックで厳しく管理され、ホテルに関係のない外部の人間が簡単にホテル内に入れないようになっているので、安全性が高いです。
リゾートホテルにはプール・レストラン・スパ、プライベートビーチなどがあり安全な環境の中で南国リゾートを満喫することができます。
マクタン島の治安情報
リゾートエリア以外のマクタン島(空港付近も含む)はかなり治安が悪く、日本人だけで出歩くのは避けるほうが無難です!
マクタン島の多くはセブシティほど発展しておらず人気のない道が多く、「マクタン島を訪れる観光客=お金持ち」というイメージが強いため強盗に合う可能性もあります。
また、マクタン島内で拾うタクシーも悪さを企んでいる可能性があり注意が必要です。
流しのタクシーに乗って、異常な法外な運賃を請求されたり、運賃の支払いを拒否するとナイフを突き付けられたりといった被害も報告されています。
マクタン島内では流しのタクシーは使わずに、リゾートホテルやレストランの方にタクシーを呼んでもらうようにしましょう!
フィリピン・セブ島で治安が悪いといわれているエリア
先述したように、セブ島の各エリアでは治安に注意する必要がありますが、せっかくセブ島を訪れたので出歩きたくなりますよね?
実際に筆者は2ヶ月セブ島で留学して感じたこととして 危険な地域を知り、その場へ行かなければめったに危険にあうことはない!!ということです。
セブ島のセブシティで治安が悪いといわれているエリアとしては
- マンゴーストリート
- コロン
の2つが挙げられます。
共に観光客にも人気の場所であり、楽しいナイトライフが送れたりと魅力的ですが治安の面で注意が必要です。
マンゴーストリート
マンゴーストリートはセブ島で有名な夜の歓楽街です!
実は、マンゴーストリートという道は地図にはなく、General Maxilom Aveという道が通称「マンゴーストリート」と呼ばれています。
キャバクラ、クラブ、バー、レストランなどが集まっており、週末は観光客や留学生、現地の若者で賑わっています。
しかし、歓楽街のマンゴーストリートにはストリートチルドレン、売春婦、ドラッグの密売人が数多くおり危険な場所でもあります。
近づかないことが一番ですが、せっかくセブ島を訪れたのだから満喫したいという方は、裏通りには近づかず日中以上に厳重に注意することが必要です!
特に、スリが多発しておりiPhoneや金銭を盗難された話はよく耳にします。
コロン
コロンはガイドブックにも載っている人気の観光エリアで、日用品が安い「カルボンマーケット」やマゼランが持参した十字架がある「マゼランクロス」、元軍事基地の「サン・ペドロ要塞」などがある繁華街一帯のことです。
東南アジアらしい活気や歴史を肌で感じることができ、多くの観光客や留学生が足を運ぶ場所です。
しかし、残念なことに観光客を狙った財布やiPhone等のスリ被害が多発しています。
コロンに行くときは最小限のお金を所持(1000−2000ペソ程度)し、単独で行動しない、スマホは安易に取り出さないなど警戒が必須です。
そしては夜には決してコロン周辺に近づかないようにしましょう!
昼間は十分警戒しつつ観光を楽しめますが、夜になると雰囲気は一変します。
路地裏などではストリートチルドレン、売春婦、ドラッグ密売人や中毒者、強盗などが多数おり犯罪に巻き込まれる可能性が非常に高いです。
夜のコロンは現地のフィリピン人もあまり近づかない場所です。
フィリピン・セブ島でよくある犯罪と対策法
フィリピン・セブ島では主に以下の4つの犯罪がよく起こっています。
- スリ・置き引き
- タクシーのぼったくり
- トランプ詐欺
- 睡眠薬強盗
これからはそれぞれの犯罪に関して詳しく説明し、同時に対策法も紹介していきます。
フィリピン・セブ島でよくある犯罪と対策法①スリ・置き引き
スリ・置き引きがセブ島で遭遇する犯罪のなかで最も頻度が高いです!
特に日本人は犯罪への警戒心が薄く、盗人のターゲットになりやすいのが現状です。
スリ・置き引きが頻発している場所としては「路上」「ジプニーの車内」「レストランやカフェなどの外食施設」の3ヶ所が挙げられます。
路上でのスリ
路上では、ストリートチルドレンや流暢な日本語を使って話しかけてくる成人フィリピン人によるスリ被害が多数報告されています。
特にiPhoneは高額で売りさばけることから盗人にとって恰好のターゲットになっており、日本人の多くがiPhoneを所有していることも有名なので多くの日本人が被害にあっています。
もちろん「日本人=お金持ち」というイメージも強いのでiPhoneとともに財布も狙われます。
ジプニーの車内
ジプニーは、日本でいう乗り合いバスで地元の人々が最も利用する交通手段です。
しかし、出勤時間や夕方・夜など時間帯によってはすし詰め状態で満員電車のような状況になります。
隣の人と体が当たっているため、スリ被害に最も合いやすいシチュエーションとなり、スリ被害が多発しています。
レストランやカフェなどの外食施設
屋台やレストラン、カフェなどの外食施設では、トイレや注文前に荷物を置いて場所取りをしたりと少し目を離しただけでも机の上のカバンやスマホが置き引きに合うこともあります。
また、日本のカフェなどでよく見る椅子に鞄を掛けることや空いている椅子に荷物も置くことも要注意です!
筆者の留学中、語学学校の先生もカフェで置き引きされており現地人でも被害に合うくらい遭遇しやすい犯罪です!
・必要最小限のお金を持つ
・財布やスマホなど貴重品はバッグに入れ、バッグは自分の前に持っておく(ポケットなどに入れない)
・荷物から目を離さず、置きっぱなしにしない
・繁華街などではスマホをむやみに取り出さない
フィリピン・セブ島でよくある犯罪と対策法②タクシーのぼったくり
セブ島のタクシーはメーター使用が多いためマニラ等と比較するとボッタクリに遭遇する可能性は少ないです。
しかし、残念なことになかには観光客を狙って細工したメーターを使用し法外な金額を請求してきたり、わざとメーターを使用しなかったり、故意に遠回りするといった悪質なドライバーも存在します。
ところが、セブ島のタクシー常識として目的地が遠い場合など『メーター+追加料金』を請求されることもあります。
これはボッタクリではなく普通のことなので注意が必要です。
渋滞のある時間にセブ市内からマクタン島に行く場合などメーター+100ペソほどが相場であり、乗車時にドライバーが交渉してくることが多いです。
ボッタクリに遭遇することが不安な方はあらかじめ配車アプリである「Grab」をダウンロードしておくことをおすすめします。
「Grab」は乗車時に金額がわかるためぼったくりの心配が少ないですし、行き先をアプリで登録できるので道案内も不要となります。
・値段交渉された場合は適正価格か判断し乗車する
・遠回りされてないか確認するためオフラインでも利用できる地図アプリをダウンロードしておく
・「Grab」を利用する
フィリピン・セブ島でよくある犯罪と対策法③トランプ詐欺
トランプ詐欺はセブ島だけでなく海外で多発している犯罪です。
手口としては、現地のフィリピン人が日本語で「日本語を教えて」「日本に行ったり働いたことがある」とフレンドリーに話しかけてきて仲良くなります。
その後家に招待され食事を振る舞ってもらったりとおもてなしを受けていると、軽くお金をかけたトランプゲームに誘われます。
最初のほうは勝つことが多いですが、実は皆が事前に手を組んでおり最終的にギャンブルに大負けするようになっており大金の支払いを要求されていまうというものです。
手口をみてみると単純ですが、異国の地で現地の方と仲良くなれることが嬉しくて詐欺にあってしまうことが多いので注意が必要です!
フィリピン・セブ島でよくある犯罪と対策法④睡眠薬強盗
睡眠薬強盗は話しかけてきて仲良くなり飲みにいったタイミングなどに起きます!
渡されたり飲んでいるドリンクに知らない間に睡眠薬が入れられ、眠っているうちに物を盗られる犯罪です。
更に悪質なものとして眠っているうちに誘拐されてしまうということもあります。
観光客や留学生もよく行くリゾートホテルのデイユースでも睡眠薬強盗が発生しており、治安が良いエリアでも起こるので注意が必要です。
フィリピン・セブ島で犯罪にあわないための防犯対策
ここまでセブ島のエリア別治安情報やよくある犯罪について紹介してきましたが、セブ島で犯罪にあわない防犯対策としては以下のようなことが挙げられます。
・できる限り複数人で行動する
・必要以上の貴重品を持って出歩かない
・服装や装飾品を華美にせず、目立つ服装は避ける
・必要以上にスマホを道端で取り出さない
・財布やスマホはポケットに入れない
日本ではここまで犯罪に注意して、防犯対策とって過ごす必要はありません。
しかし、海外では日本の常識が通用しません!
自分が海外にいる自覚をもって最低限の注意をすることが大切です。
まとめ:治安情報を知ってフィリピン・セブ島を満喫しよう
いかがでしたか?
今回はフィリピン・セブ島の治安に関して紹介しました。
セブ島はフィリピン国内のなかでは比較的治安が良いほうですが、日本と比較するとスリや置き引きなどの軽犯罪の件数は多く犯罪に巻き込まれないように注意しながら行動する必要があります。
しかし、自分自身で適切な防犯対策さえ行えば、セブ島は治安に恐れることなく思いっきり満喫することができる観光都市です!
この記事を参考にしながら、思い出に残るセブ島ライフを楽しんでくださいね!