なぜ900点を超えない?TOEIC高得点者が必読の勉強法を大公開
このページでは、 TOEIC700~800点の英語上級者の方に向けて、900点を超えるための勉強法を紹介します。
TOEIC 900点を超えると資格として使えるレベルになり、 キャリアアップにも大いに役立ちます。
通訳案内士の試験は900点以上の方達に、英語の一次試験免除をしていることからも、いかに TOEIC 900点が世間から評価されているかがわかります。
「何回 TOEIC を受験しても900点に届かない」という方にとって、この記事が少しでも参考になればと思います。
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TOEIC900点ホルダーの英語レベルは?
まずは900点とはどのようなレベルなのかを紹介していきます。
国際ビジネスコミュニケーション協会のデータによると、TOEIC 年間受験者はおよそ100万人で、そのうち900点を超えるスコアを叩き出す人は全体の3.6%(3.6万人)です。
この数字が低いとみるか高いと見るかは個人次第ですが、100人中で上位4位以内に入るということで、トップクラスであることは間違いありません。
リスニングとスピーキングに分けて、900点ホルダーのレベルを見ていきましょう。
TOEIC リスニングパート
リスニングパートが450~ 495点の人の英語力は、英語の映画を字幕付きで楽しむことができるレベルです。
「洋画は字幕なしでも理解できるのでは?」と思う方もいるでしょうが、残念ながら字幕なしだと理解度が60%ほどに落ちてしまいます。
しかし英語のニュースなどであればジャンルにもよりますが、かなりの割合で理解をすることができます。
洋画とは違いアナウンサーは、はっきりとした発音でしゃべってくれることも要因だと考えられます。
TOEIC リーディングパート
トイック900点ホルダーはそれなりに単語力がありますので、自分が得意な分野であれば英字新聞であってもスラスラと読み進めることができます。
文章内に分からない単語が出てきても推測をしながら読み進めることも可能です。
なぜTOEICの点数が900点を超えないのか?
「いつも800点台で止まってしまう」
「憧れの900点に到達したい」
このようなお悩みがある方は、英語の学習において何が足りないのでしょうか?
ここでは3つのポイントに関してお伝えをしていきます。
心当たりのある人はぜひ日々の学習に採り入れてみてください。
英語力は十分だがテクニックが不足している
TOEIC のスコアが800点の人も900円の人も、語彙力や文法力はそこまで変わりません。
800点台の方は、テクニック面で問題を抱えている可能性があります。
リーディングパートでは、速読のスキルと必要な情報だけを読み取る能力の2つが求められます。
TOEIC のリーディング問題を端から端まですべて読んでいては、時間内に全ての問題に回答をすることは非常に難しいです。
テクニックとしては、いかに早く正解となる箇所を見つけ出せるかであって、正確に文章を読むことではありません。
TOEICに必要な単語力が不足している
「高校の時まで英語が得意だったのに、 TOEIC では800点代で止まっている」という方はいませんか?
その場合は TOEIC の頻出単語の知識が不足していることが考えられます。
高校入試でよく出題される単語があるので同じように、 TOEIC によく出題される単語というものがあります。
文法力もあり語彙力にも自信があるという方は、 TOEIC の単語帳を使って覚えていない単語がないか、サッと目を通すことをオススメします。
試験慣れておらず、十分に実力を出せない
「本番で実力を出し切る」というのは、英語の試験に限らずどのような時も大切です。
練習では900点を超えるのに本番では900点に届かない方は、模擬試験のやり方に問題があるのかもしれません。
練習の段階から、本番同様の環境でやっていますか?
模擬試験は顔見知りの友達がいて、いつも勉強している環境のためリラックスしやすいです。
一方で TOEIC当日となると、知らない会場で、知らない人達と受験するため、環境としてはかなりアウェーとなります。
そのようなアウェイ環境であっても自分の実力を出し切るためには、模擬試験の段階から同様の環境を整えることが大切です。
TOEIC900点を取るための勉強法(リーディングパート)
ここからはリーディングパートとリスニングパートに分けて、 勉強法に関してテクニカルの方法を紹介していきます。
すでに取り入れている勉強法もあるかとは思いますが、自分の日頃の学習を振り返りながら以下に紹介する方法を考えてみてください。
TOEIC900点の勉強法1: 苦手なパートを1つずつ潰す
TOEIC 700点~800点の人は、点数が満点に近いパートとそうでないパートにばらつきがあるはずです。
残念ながら1つでも苦手なパートがあると、900点越えという目標からかなり遠ざかってしまいます。
仮にスコアが900点だったとき、得点率としては900/990=0.9090となり、各パートの正答率が平均で90%以上ということです。
あるパートが苦手だとして60-70%だった場合、他のパートで埋め合わせをする必要があります。
苦手なパートの原因としては、「解いた問題数が少ない」もしくは「復讐が十分でない」のどちらかが考えられます。
スコアが700点~800点の人は、自分の苦手パートを発見し、そのパートだけを重点的にトレーニングするとよいでしょう。
また、過去問を解いていたときに間違えた問題の復習も忘れないでください。
TOEIC900点の勉強法2:各パートを8割の時間で解き終える練習をする
リーディングで点数が450点を超えない人の多くは、制限時間内に全ての問題を解き終えることができていません。
最後のパートで残り5分となり、正答率が極端に悪くなるケースです。
各パートに割く時間を決めていないのも問題ですが、やはり全体的な速読力が不足していることは間違いありません。
速読力を鍛える方法としていくつかありますが、多くの人が取り入れているのが「本番よりも短い時間で時終わる」という練習をすることです。
リーディングのセクションは75分ありますので、8割の時間ということですと、15分短い60分となります。
もし60分に解き終えることができたら、本番で時間が足りなくなるということはまずありません。
練習でプレッシャーをかける意味でも、短い時間で模擬試験を解くのは、とても有効です。
TOEIC900点の勉強法2:毎日30分読むことを日課にする
最初の文法問題はスムーズに解けるのに、後半の長文読解となるとどうもスピードが上がらないという方は、日頃から英文を読み慣れていないということが考えられます。
長距離を走ったことがない人がいきなりマラソンに出ても走ることができないように、日頃から英文を読む量が少なければ、試験でも英文の量に圧倒されてしまいます。
リーディングパートに限らず、英語を総合的に伸ばそうと思えば、リスニングやライティングも日頃のトレーニングが欠かせません。
毎日一定の時間を割いて、最低30分はニュースや新聞を読む時間に充てることをおすすめします。
TOEIC900点を取るための勉強法(リスニングパート)
次にリスニングパートの勉強法に関しても、3つ紹介していきます。
TOEIC900点の勉強法1:聞き取れない音声を1つ1つ潰していく
リスニングで400~450点の人で、さらに伸ばしたいという方は「ディクテーション」がおすすめです。
ご存知の方も多いと思いますが、ディクテーションとは、流れてくる英文を一言一句正確に文字起こしすることを指します。
リスニングで高得点が取れない人はなんとなく聞こえているけれども、細い単語の聴き落としで失点をしている可能性があります。
例えば「not」の有無で文章の流れが全く変わってしまうように、細かい点まで引き取りているかもご自身でチェックしてみてください。
ディクテーションは時間はかかりますが、非常に有効な勉強法であることは間違いありません。
TOEIC900点の勉強法2:苦手なセットは音読&暗唱する
リスニング part 3(会話形式)と part 4(説明形式)に苦手意識を持っている方におすすめの勉強法としては、会話のセットを暗記するという手法がおすすめです。
「どんな内容かまた聞き取れなかった」という会話やトークを中心にするのが良いでしょう。
自分が理解できなかった会話は、自分が聞き取れない語彙や文法表現が多分に含まれている可能性があります。
聴き取りが難しかった問題に限定をして歩きをすることで、効率的にリスニング力を鍛えることができます。
TOEIC900点の勉強法3:リスニングを1.2倍速で聴く(速聴)
700~800点代を持っている方は、ある程度早いスピードの英語には慣れています。
その方におススメなのが、模擬試験のリスニングを通常よりも早いスピードで解くこと(速聴)です。
速聴をする理由は、リーディングパートでも述べたように、練習の段階から自分に負荷をかけるためです。
あえて本番よりも厳しい環境で行うことにより、自分のレベルを上げてくれると共に、本番で聞く問題がゆっくり感じられます。
1.2倍速で正解をすることができる問題は、1倍速で必ず正解ができます。
模擬試験の段階で1.2倍速で解いて450点を超えるのであれば、本番でも同じパフォーマンスが出せるはずです。
まとめ:TOEIC900点のための最強の英語勉強法とは?
このページでは英語上級者の方に向けて、 TOEIC が900点を超えるために必要な勉強法や心構えを説明してきました。
限りなく本番に近い環境で毎日トレーニングを行うことが本番に強くなる秘訣であり、プロスポーツ選手やミュージシャンなど、プレッシャーがかかる人も同様なトレーニングを積んでいます。
TOEICは時間さえかければ誰であっても点数アップができますので、是非ここで紹介した方法を取り入れながら、更なる英語の勉強に励んでいただければと思います!
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