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フィリピン語学学校のEOP(母国語禁止)って何?おすすめの語学学校も紹介

⌚ 2025年10月26日 公開(2025年10月26日 更新)

フィリピン留学を検討している方なら、「EOP」という言葉を目にしたことがあるかもしれません。
EOPは「English Only Policy」の略で、校内で母国語を禁止し英語のみで過ごすルールのことです。

この記事では、EOPの基本的な意味や導入されている理由、実際に採用している語学学校のメリットと注意点を詳しく解説しています。
さらに、バギオやセブでEOPを実施しているおすすめの語学学校も具体的に紹介していますので、留学先選びの参考にしてください。

EOPとは?

EOP(イーオーピー)とは、English Only Policyの略称で、語学学校内で英語以外の言語の使用を禁止するルールのことです。

フィリピンの語学学校では、日本人や韓国人など多国籍の学生が学んでいるため、母国語を話してしまうと英語学習の効果が下がってしまいます。そこでEOPを導入することで、学校内では常に英語でコミュニケーションを取る環境を作り出しているのです。

English Only Policyの略称と意味

EOPはEnglish Only Policyの頭文字を取った略称です。直訳すると「英語のみの方針」という意味になります。
語学学校によっては「母国語禁止ルール」や「英語使用義務化ルール」と呼ばれることもありますが、基本的には同じ内容を指しています。

このルールは、学生が英語を使わざるを得ない環境を作ることで、実践的な英語力を短期間で身につけることを目的としています。
授業中だけでなく、休憩時間や食事の時間、寮での生活中も英語でコミュニケーションを取ることが求められます。

EOPルールの内容

EOPルールの具体的な内容は語学学校によって異なりますが、一般的には以下のような規定が設けられています。
学校によって厳しさや適用範囲が変わるため、入学前に確認しておくことが大切です。

適用範囲 ルール内容
授業中 教室内では完全に英語のみ使用。質問や相談も英語で行う
校内共有スペース 食堂、ラウンジ、廊下などの共有エリアでは英語のみ使用
寮内 学校により異なる。部屋の中は例外とする学校もあれば、完全に英語のみとする学校もある
校外 基本的には適用外だが、学校主催のアクティビティ参加中は英語使用を推奨

例えば、API BECI EOP Campusは、校名にEOPを冠していることからも分かる通り、キャンパス全体で英語使用を徹底している学校です。一方、PINES Main Campusでは「EOPチャレンジャー制度」という自己申告制の制度を採用しており、希望者が自分のレベルに合わせてEOPに参加できる仕組みになっています。

JICチャレンジャー校では「チャレンジャープログラム」として英語使用を推奨しており、CELLA UNIキャンパスでは2025年9月からのスパルタプログラムにおいて、EOP違反に対して1〜3ポイントのマイナスポイントが科されるマイレージポイント制度を導入しています。

フィリピン留学でEOPが導入されている理由

フィリピンの語学学校でEOPが広く導入されている理由は、主に3つあります。

まず第一に、日本人や韓国人など同じ国籍の学生が固まってしまう傾向を防ぐためです。
母国語で話せる相手がいると、どうしても楽な方に流れてしまい、せっかくの留学環境を活かせなくなってしまいます。

第二に、フィリピン留学は欧米留学に比べて費用が安く、マンツーマンレッスンが充実している一方で、授業以外の時間に英語を使う機会が少なくなりがちという課題があります。
EOPを導入することで、24時間英語漬けの環境を作り出し、限られた留学期間を最大限に活用できるようにしているのです。

第三に、多国籍の学生同士が自然に交流できる環境を作るためです。
英語が共通言語となることで、国籍に関係なくコミュニケーションが取れるようになり、国際的な人脈作りにもつながります。バギオの語学学校では特にこの傾向が強く、API BECI EOP Campusのように毎月BBQパーティーやランゲージエクスチェンジなどの交流イベントを開催し、英語を使った国際交流の機会を積極的に提供している学校もあります。

EOPを実施する語学学校のメリット

EOP(母国語禁止ルール)を採用している語学学校では、英語漬けの環境が自然と整います。
休み時間も食事中も英語で会話することになるため、スピーキング力が飛躍的に伸びやすい環境です。

英語を話す機会が圧倒的に増える

EOPルールがある学校では、授業時間外でも英語を使う機会が圧倒的に増えます
通常の語学学校では、授業が終わると日本人同士で日本語を話してしまいがちです。しかしEOP環境では、寮の部屋でも食堂でも、常に英語でコミュニケーションを取る必要があります。

特にフィリピン留学では、1日8時間以上のマンツーマン授業が基本となっています。
それに加えて校内でも英語を使い続けることで、1日12時間以上英語に触れる環境が実現します。
この環境が、短期間でのスピーキング力向上につながるのです。

例えば、API BECI EOP Campusでは、中庭や開放的な共有スペースでも英語での交流が推奨されています。
リラックスした雰囲気の中で自然な英会話を練習できる環境が整っているため、教室外でも実践的な英語力を磨くことができます。

多国籍の友人ができやすくなる

EOPルールがあることで、国籍に関係なく積極的にコミュニケーションを取る雰囲気が生まれます
日本語が使えないため、日本人留学生同士でも英語で会話することになり、結果として多国籍の学生との交流も自然と増えていきます。

フィリピンの語学学校には、日本人だけでなく韓国人、台湾人、ベトナム人など、アジア各国からの留学生が集まります。
共通言語は英語しかないため、EOP環境では国籍を超えた友情が育まれやすくなります。

バギオのJICチャレンジャー校では、「チャレンジャープログラム」としてEOPを推奨しており、開放的なキャンパス内で多国籍の学生が自然に交流できる環境が整っています。
警備員も常駐しているため、安心して国際交流に集中できる点も魅力です。

日本人同士でも英語で話すことができる

EOP環境の最大のメリットは、日本人留学生同士でも英語でコミュニケーションを取る習慣が身につくことです。
日本に帰国してからも英語で会話する機会を作りやすくなり、帰国後の英語力維持にもつながります。

通常、日本人が多い語学学校では、どうしても日本語を話してしまう場面が増えてしまいます。
しかしEOPルールがあれば、日本人同士でも英語を使う必要があるため、「日本語を話したい」という誘惑に負けることなく学習を継続できます。

PINES Main Campusでは、EOPは強制ではなく「EOPチャレンジャー制度」という自己申告制の仕組みを採用しています。
希望者は自分に合ったEOPレベルを選択できるため、無理なく英語漬けの環境にチャレンジできる点が特徴です。

メリット 具体的な効果 おすすめの学校例
英語を話す機会の増加 1日12時間以上英語に触れる環境が実現し、短期間でスピーキング力が向上 API BECI EOP Campus
多国籍交流の促進 国籍を超えた友情が育まれ、異文化理解が深まる JICチャレンジャー校
日本人同士でも英語使用 帰国後も英語力を維持しやすくなり、継続的な学習習慣が身につく PINES Main Campus

EOPを実施する語学学校での注意点

EOP制度には多くのメリットがある一方で、実際に留学する際には知っておくべき注意点もあります。
特に初めての語学留学を検討している方は、事前にこれらのポイントを理解しておくことで、より充実した留学生活を送ることができます。

ルール違反のペナルティがある学校も

学校によってはEOP違反に対して明確なペナルティ制度を設けているため、入学前に詳細を確認しておく必要があります。
例えばCELLA UNIキャンパスでは、2025年9月よりスパルタキャンパスとして運営を開始し、マイレージポイント制度を導入しています。

この制度では、EOP違反1回につき1〜3ポイントの減点対象となります。
ポイントが一定以上マイナスになると、週末の外出禁止や旅行申請不可といったペナルティが課されます。

マイナスポイント ペナルティ内容
-20ポイント 週末(金土日)外出禁止
-30ポイント 週末(金土日)旅行申請不可
-40ポイント 警告対象

一方でPINES Main CampusやJICチャレンジャー校では、EOPは推奨されているものの強制ではありません
PINES Main Campusでは「EOPチャレンジャー制度」という自己申告制の制度があり、希望者が自分のレベルに合わせてEOPレベルを選択できる柔軟な仕組みになっています。

英語初心者は精神的なストレスを感じやすい

英語レベルが初級の段階では、日常的なコミュニケーションも英語で行わなければならないため、精神的な負担が大きくなる可能性があります。体調不良を伝えたい時や緊急時にも英語で説明する必要があるため、不安を感じることもあるでしょう。

特に留学初期は英語で考えること自体に慣れていないため、常に頭をフル回転させる状態が続きます。
疲労が蓄積しやすく、ホームシックと相まって心身ともにストレスを感じやすい時期です。

ただし、API BECI EOP CAMPUSのようなアットホームな雰囲気の学校では、少人数制を活かした丁寧なサポート体制が整っています。
毎月恒例のBBQパーティーやランゲージエクスチェンジなど、リラックスした環境で英語を使う機会も設けられているため、初心者でも段階的に慣れていくことができます。

フィリピンでEOPを採用しているおすすめ語学学校

フィリピンには様々なEOP採用校がありますが、中でも本気で英語力を伸ばしたい方におすすめなのが、バギオとセブにある4つの語学学校です。それぞれEOPの実施方法や学習環境が異なるため、自分の英語レベルや留学目的に合わせて選ぶことが大切です。

ここでは、各学校の特徴やEOPの実施状況、キャンパス環境について詳しく紹介します。

バギオ:アピ・ベシ(API BECI EOP CAMPUS)

API BECI EOP CAMPUSは、フィリピンの避暑地バギオに位置する語学学校です。2017年に開校し、以前は女性専用キャンパス「API BECI THE CAFE CAMPUS」として運営されていましたが、2022年7月に男女共学となり、2025年3月1日からは「API BECI EOP Campus」として新たにスタートしました。

運営母体は、2003年設立の老舗語学学校BECI Internationalです。その実績とノウハウを活かし、質の高い英語教育を提供しています。

特にスピーキング力向上に重点を置いているのが最大の特徴です。独自のカリキュラムや経験豊富な講師陣が、学習効果を高めるためのサポートを提供しています。

項目 内容
所在地 バギオ市Camp 7(別荘地エリア)
開校年 2017年(2025年3月1日にEOPキャンパスとして再スタート)
学生定員 少人数制(アットホームな雰囲気)
EOPの実施 キャンパス名に「EOP」を冠する徹底したEOP環境
特徴プログラム SPプログラム(スピーキング特化)、Rehabプログラム(発音矯正)

キャンパスは、バギオの中でも治安が良いとされるCamp 7という別荘地に位置しており、静かで落ち着いた学習環境が整っています。元々は別荘として使用されていた建物を改装しているため、アットホームな雰囲気の中で学ぶことができます。

周辺にはスーパーマーケットなど生活に必要な施設も揃っており、快適な留学生活を送ることができます。

SPプログラムでは、スピーキングテストの様子をビデオカメラで撮影し、その内容を専門スタッフが文字起こしします。
学生は、独自のシステムにログインすることで、字幕付き動画で自分のスピーキングテストの結果を確認できます。

誤りのある箇所は字幕の色が変わるため、視覚的に分かりやすく復習できるのが特徴です。全ての表現、単語、文法のミスを講師が把握し、訂正してくれるため、確実にスピーキング力を伸ばせます。

Rehabプログラムは1週間で完結する短期集中型プログラムです。
ネイティブ講師がマンツーマンで発音指導を行うため、短期間でスピーキング力を向上させたい方や、2カ国留学を考えている方に最適です。

API BECI EOP CAMPUSは、少人数制のアットホームな雰囲気も魅力です。毎月恒例のBBQパーティーや、中庭で行われるランゲージエクスチェンジなど、国際交流を深める機会が豊富に用意されています。

マンツーマンレッスンルームだけでなく、開放的な中庭でもレッスンを受けることが可能で、リラックスした雰囲気の中で英語学習に集中できます。

他校にはないユニークな学習スタイルも採用しているのが特徴です。
例えば、卓球台を机として使用したレッスンなど、学習効果を高めるための工夫が凝らされています。

これは、授業中に卓球ができないようにする意図があり、発想の転換で学習環境を整えるという校風を表しています。また、オープンキッチンを24時間開放しており、学生は自由に自炊することができます。

API BECI EOP CAMPUS ( アピベシイーオーピーキャンパス )

バギオ:パインズ(PINES Main Campus)

PINES Main Campusは、バギオに位置する老舗の語学学校です。
長年の実績と信頼性があり、多くの留学生から支持を得ています。

EOPは推奨されていますが、強制ではない点が特徴です。「EOPチャレンジャー制度」という自己申告制の制度があり、希望者は自分の英語レベルや学習目標に合わせてEOPレベルを選択できます。

項目 内容
所在地 バギオ市
学校タイプ 老舗語学学校(長年の実績あり)
EOPの実施 推奨制(強制ではない)
特徴制度 EOPチャレンジャー制度(自己申告制)

この制度により、英語初心者でも無理なくEOP環境に挑戦できる一方、上級者はより厳しい環境で自分を追い込むことも可能です。自分のペースで学習できるため、精神的なストレスを感じにくいのがメリットです。

PINES Main Campusは、学生の自主性を尊重しながらも、英語漬けの環境を提供しています。希望者は積極的にEOPにチャレンジすることで、より高い学習効果を得ることができます。

PINES Main Campus(パインズ メインキャンパス)

バギオ:ジェイアイシー(JIC チャレンジャー校)

JICチャレンジャー校は、バギオ郊外に位置する語学学校です。
自然に囲まれた開放的なキャンパス内には、学生寮、食堂、ジム、スーパーマーケットなどが完備されています。

警備員も常駐しており、セキュリティ面も安心です。バギオの市街地まではタクシーで約10分とアクセスも良好で、必要に応じて街に出ることもできます。

項目 内容
所在地 バギオ郊外(市街地までタクシーで約10分)
キャンパス環境 自然に囲まれた開放的な環境
施設 学生寮、食堂、ジム、スーパーマーケット完備
EOPの実施 推奨制(チャレンジャープログラム)
セキュリティ 警備員常駐

EOP(English Only Policy)を推奨する「チャレンジャープログラム」が特徴で、英語学習に集中できる環境が整っています。このプログラムでは、積極的に英語を使う機会が増えるため、スピーキング力の向上が期待できます。

自然豊かな環境で学びたい方や、リラックスしながら集中して勉強したい方におすすめの学校です。
キャンパス内の施設が充実しているため、外出しなくても快適に過ごせます。

JIC チャレンジャー校(ジェイアイシー)

セブ:セラ(CELLA uni Campus)

CELLA UNIキャンパスは、セブに位置する語学学校です。
2025年9月より、スパルタキャンパスとして運営を開始し、より厳しい学習環境を提供しています。

授業スケジュールは、モーニングクラス(月~金曜 6:50~7:20)、レギュラークラス(月~金曜 8:00~17:10)、イブニングクラス(月~木曜 19:00~21:30)と、朝から夜まで充実したカリキュラムが組まれています。

項目 内容
所在地 セブ市
キャンパスタイプ スパルタキャンパス(2025年9月より)
モーニングクラス 月~金曜 6:50~7:20(シャドーイング、発音練習)
レギュラークラス 月~金曜 8:00~17:10
イブニングクラス 月~木曜 19:00~21:30(高度なリスニング、テクニカルスキル)
EOPの実施 マイレージポイント制度でEOP違反に減点あり

モーニングクラスでは、シャドーイングや発音ウォームアップを行い、1日の学習をスムーズに始められます。イブニングクラスでは、高度なリスニング、テクニカルスキル、アセスメントに基づく授業が行われ、より実践的な英語力を身につけることができます。

マイレージポイント制度が特徴で、出席率や学習態度に応じてポイントが加減算されます。プラスポイントの例としては、出席率100%で15ポイント、語彙テスト成績30%アップでポイント加算、日記(350語以上)提出やTED Talkスピーチ提出でもポイントが加算されます。

EOP(母国語使用禁止)違反には1〜3ポイント減のペナルティがあり、他校より厳しい管理体制です。マイナスポイントの例としては、出席率80%で2ポイント減、テスト成績低下でも減算対象となります。

ペナルティは、-20ポイントで週末(金土日)外出禁止、-30ポイントで週末(金土日)旅行申請不可、-40ポイントで警告対象となるため、真剣に学習に取り組む必要があります。

2025年9月~2026年3月末までは選択制期間となっており、この期間中に登録の学生は、スパルタ形式または従来のノンスパルタ形式を選択可能です。スパルタ希望でも追加費用はありません。

CELLA UNIキャンパスは、短期間で確実に英語力を伸ばしたい方や、厳しい環境で自分を追い込みたい方に最適な学校です。スパルタ形式を選択すれば、より集中的に学習できます。

CELLA UNI Campus(セラ ユニ キャンパス)

まとめ

EOP(English Only Policy)は、フィリピンの語学学校で採用されている母国語禁止ルールのことです。
校内では英語のみでコミュニケーションを取ることが求められ、英語を話す機会が圧倒的に増えるため、短期間で英語力を伸ばしたい方に最適な環境といえます。

EOPを導入している語学学校では、多国籍の友人ができやすくなり、日本人同士でも英語で話す習慣が身につくというメリットがあります。
一方で、ルール違反にはペナルティが課される学校もあり、英語初心者の方は精神的なストレスを感じる可能性もあるため、自分の英語レベルに合った学校選びが重要です。

フィリピンでEOPを採用しているおすすめの語学学校として、バギオのアピ・ベシ、パインズ、ジェイアイシー、セブのセラなどがあります。それぞれ特徴が異なるため、留学の目的や英語レベルに応じて選ぶとよいでしょう。

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