フィリピンへのフライトガイド|直行便・格安航空券・LCCなど
⌚ 2026年9月9日 公開(2026年9月12日 更新)
フィリピンは日本から約4〜5時間でアクセスできる、東南アジアでも有数のリゾート地です。観光や語学留学、ビジネスなど、さまざまな目的で多くの日本人が訪れています。
この記事では、日本からフィリピンへの直行便に関する最新情報や、航空券を安く手に入れるコツ、航空会社ごとの特徴を詳しく解説します。
この記事のまとめと要点
まずは、フィリピン行きの飛行機を選ぶ際に押さえておくべき重要なポイントをまとめました。
エリア別|利用できる空港と航空会社の一覧表
| 目的地 | 日本の出発空港 | 運航している主な航空会社 |
|---|---|---|
| マニラ行き | 成田、羽田、関西、中部、福岡 | JAL、ANA、フィリピン航空、セブパシフィック航空、フィリピン・エアアジア、ジェットスター・ジャパン |
| セブ行き | 成田, 関西 | フィリピン航空、セブパシフィック航空、ユナイテッド航空 |
| クラーク行き | 成田 | セブパシフィック航空 |
費用の目安|フルサービスとLCCの価格差
- フルサービスキャリア(JAL・ANA・フィリピン航空):往復の相場は7万円〜12万円程度です。機内食や預け荷物(23kg×2個など)が料金に含まれており、欠航・遅延時の振替対応も含めて安心感があります。
- LCC(セブパシフィック・エアアジアなど):往復の相場は3万円〜6万円程度です。セール時期には往復2万円台から購入できますが、預け荷物(約4,000円〜/片道)、座席指定、機内食はすべて別料金(有料オプション)となります。
迷ったらこれ|初めての海外におすすめの便
- 快適さ重視なら「JAL」または「ANA」:日本の航空会社ならではの丁寧な日本語サポートと、都心から近くアクセス抜群な羽田発着(深夜・早朝便含む)の利便性が魅力です。
- コスパ重視なら「フィリピン航空」:フルサービスキャリアでありながらLCCに近いお手頃な価格帯で販売されることも多く、無料預け荷物許容量も多いため、最もバランスが良い選択肢です。
日本からフィリピンへの基本情報

フィリピンへの旅を計画する前に、まずは飛行時間や時差などの基本情報を確認しておきましょう。
フライト時間の目安(4〜5時間)
日本からフィリピンまでのフライト時間は、行き(往路)が約4時間30分〜5時間、帰り(復路)が約4時間〜4時間30分です。上空の強い偏西風(対地速度の違い)の影響を受けるため、日本へ戻る帰国便の方が約30分〜1時間ほどフライト時間が短くなる傾向があります。
時差はマイナス1時間
日本とフィリピンの時差はわずかマイナス1時間です。日本が正午(12:00)のとき、フィリピンは午前11:00になります。サマータイム(夏時間)の導入もありません。時差ぼけの心配がほとんどないため、現地に到着した当日からアクティブに活動でき、3泊4日などの短い日程の旅行や社会人の短期留学でも体への負担が少ないのが大きなメリットです。
直行便がある都市・ない都市の全体像
日本からの直行便が定期就航しているのは、首都のマニラ、ビーチリゾートや語学留学で人気のセブ、そして近年経済特区として発展が著しいクラークの3都市のみです。
これら以外の人気都市(避暑地のバギオ、南部のダバオ、極上リゾートのボラカイ島・ボホール島・エルニドなど)へ行く場合は、まずマニラ(ニノイ・アキノ国際空港)またはセブ(マクタン・セブ国際空港)へ飛び、そこから国内線(フィリピン航空やセブパシフィック航空)や長距離高速バス、フェリーに乗り換える必要があります。
【都市別】直行便がある空港・航空会社一覧

どの空港からどの航空会社が飛んでいるのか、主要路線ごとに詳しく見ていきましょう。
マニラ行き|最も選択肢が多い直行便
マニラ(ニノイ・アキノ国際空港 / NAIA)はフィリピンのメインハブであり、日本各地の主要5空港から毎日多数の直行便が運航されています。
羽田発の直行便
- 日本航空(JAL):1日1便(JL77便/JL78便)
- 全日空(ANA):1日1〜2便(NH869便/NH870便など)
- フィリピン航空:1日2便(PR421便/PR423便など)
成田発の直行便
- 日本航空(JAL):1日1便(JL741便)
- 全日空(ANA):1日1便(NH819便)
- フィリピン航空:1日2便(PR427便/PR431便)
- セブパシフィック航空:1日2便(5J5055便など)
- フィリピン・エアアジア:1日1便(Z29185便など)
- ジェットスター・ジャパン:1日1便(GK41便)
関西発の直行便
- フィリピン航空:1日1〜2便(PR411便)
- セブパシフィック航空:1日1便(5J827便)
- フィリピン・エアアジア:1日1便(Z2189便)
- ジェットスター・ジャパン:1日1便(GK81便)
中部(名古屋)発の直行便
- フィリピン航空:1日1便(PR437便)
- セブパシフィック航空:週4〜7便(5J5039便)
福岡発の直行便
- フィリピン航空:1日1便(PR425便)
- セブパシフィック航空:1日1便(5J923便)
セブ行き|留学生に人気の直行便
観光客や語学留学生に人気のセブ島(マクタン・セブ国際空港)へは、成田空港からの直行便アクセスが最も充実しています。
羽田発の直行便
現在、羽田からセブへの定期直行便は運航されていません。羽田からマニラ経由(国内線お乗り継ぎ)を利用するか、成田空港発の直行便を利用するのが一般的です。
成田発の直行便
- フィリピン航空:1日1便(PR433便 / 所要時間:約5時間20分)
- セブパシフィック航空:1日1便(5J5063便)
- ユナイテッド航空:1日1便(UA32便 / 成田〜セブ線を定期運航中)
関西発の直行便
以前はフィリピン航空等の直行便が運航されていましたが、現在は定期直行便が運休・不定期化しており、マニラ経由や台湾(台北)経由便が主流となっています。渡航時には最新の最新スケジュールを公式サイトで確認が必要です。
中部(名古屋)発の直行便
現在、定期的な直行便の運航はありません。成田経由またはマニラ経由(フィリピン航空など)を利用して移動するのが一般的です。
福岡発の直行便
現在、定期的な直行便の運航はありません。マニラ経由便を利用してセブ島へアクセスします。
クラーク行き|LCCが強い直行便
クラーク(クラーク国際空港)はマニラから北に約80km離れた旧米軍基地跡の経済特区で、語学学校やゴルフ場が集積しており、近年LCCの就航が増加しています。
就航状況は変動しやすい注意点
成田空港からセブパシフィック航空がクラークへの直行便を運航していますが、LCCの路線は時期や需要(観光シーズン・オフシーズン)に応じて就航曜日や便数の増減・時間帯の変動が激しいため、航空チケットの予約前に必ず最新の運航状況をチェックしてください。
直行便がない都市への行き方
人気の観光地や地方都市でも、日本からの直行便がない場合は乗り継ぎが必要です。
バギオへはマニラ経由が基本
教育都市・避暑地として知られるバギオへは、まずマニラ(NAIA)へ飛んだ後、空港から直接または市内のバスプラザ(パサイやキュザオ)から長距離高速バス(JoyBusやVictory Linerなど / 約4〜6時間)を利用して陸路移動するのが一般的なルートです。
ダバオ・イロイロなどへの行き方
ミンダナオ島の大都市ダバオや、学園都市イロイロ、ボラカイ島の玄関口(カティクラン)といった地方都市へは、マニラまたはセブの空港でフィリピン国内線に乗り換えます。乗換時の荷物受取や遅延時の振り替え補償をスムーズにするため、国際線と国内線は同じ航空会社(またはアライアンス)で一括予約することをおすすめします。
【海外初心者向け】航空会社を徹底比較

フィリピンへ行く航空会社は、大きく分けてフルサービスキャリア(FSC)と格安航空会社(LCC)の2種類があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
日本航空(JAL)|機内食も安心の王道フルサービス
日本のナショナルフラッグキャリアとして、トップクラスの安全性と高品質な接客サービスを提供しています。
機内食・サービスの特徴
和食・洋食から選べる高品質な機内食のクオリティが高く、ビールやワインなどのアルコール類・ソフトドリンクもすべて無料です。エコノミークラスでも座席の足元スペース(シートピッチ)が比較的広く、個人用モニターで最新の映画やエンターテインメントが楽しめます。預け荷物は23kg×2個まで無料です。
こんな人におすすめ
- 海外渡航や英語でのやり取りに不安がある方(日本人CAが必ず常駐)
- 定時運航率や手厚い補償など、快適で確実な移動を最優先したい方
全日空(ANA)|マイルも貯まる定番の選択肢
JALと並び、5スターエアラインとして世界的に高い評価と顧客満足度を誇る日本の航空会社です。
機内食・サービスの特徴
清潔に保たれた機内環境と、日本らしい丁寧な接客が特徴です。機内食や無料ドリンク、各種エンターテインメントも充実しています。スターアライアンス(Star Alliance)に加盟しているため、マイレージを効率よく貯めている方にも非常に有利です。預け荷物は23kg×2個まで無料となります。
こんな人におすすめ
- ANAのマイル(NHマイル)を日常的に貯めている方
- アクセス性に優れた羽田空港の発着便を利用したい方
フィリピン航空(PAL)|フィリピンの空気を感じる旅
フィリピンのフラッグキャリアで、半世紀以上の歴史を持ち、日本各地(成田・羽田・関空・中部・福岡)から最多の便数・路線を出しています。
機内食・サービスの特徴
フルサービスキャリアのため、温かい機内食やドリンク、個人モニター(一部機材を除く)や預け荷物(通常エコノミーで23kg×2個まで、一部運賃タイプで1個まで)が元から料金に含まれています。アドボやシニガンなどのフィリピン伝統料理が機内食で提供されることもあり、搭乗した瞬間から南国の雰囲気を味わえます。
こんな人におすすめ
- お土産や長期滞在用荷物が多く、手荷物容量を確保したい方(留学・長期滞在)
- 地方空港(名古屋・福岡など)から乗り継ぎなしの直行便に乗りたい方
セブパシフィック航空|就航都市数トップのLCC
フィリピン最大級の格安航空会社(LCC)で、鮮やかな黄色い機体とフレンドリーな客室乗務員がトレードマークです。
機内食・サービスの特徴
機内食、各種ドリンク、ブランケットの貸出、預け荷物などはすべて有料の追加オプションです。頻繁に「1ペソセール(ベース運賃1ペソ)」などの劇的な格安販売キャンペーンを実施しており、セールタイミングに合えば往復2万円台前後でチケットを入手可能です。
こんな人におすすめ
- オプションを削ってでも、とにかく最安値でフィリピンへ行きたい方
- 成田からセブ島やクラークへ直行便でダイレクトに行きたい方
フィリピン・エアアジア|圧倒的な安さが魅力
アジア最大級のLCCグループ(エアアジア)のフィリピン法人で、成田や関西国際空港からマニラ便を定期運航しています。
機内食・サービスの特徴
徹底したコスト削減と機材繰りの効率化により、平常時でも航空券の安さを追求しています。座席の間隔(シートピッチ)はフルサービスに比べてやや狭めですが、4〜5時間のフライトであれば十分に許容範囲という旅行者も多いです。事前予約制の機内食(サンバルチキン等)も低価格で用意されています。
こんな人におすすめ
- とにかく旅費やフライト代を最小限に抑えたい学生やバックパッカー
- 機内サービスにこだわりがなく、寝て移動できれば十分という方
ジェットスター|関西発着で使いやすいLCC
日本でも国内線でおなじみのカンタスグループ系LCCで、成田および関西国際空港からマニラ(NAIA)便を運航しています。
機内食・サービスの特徴
日本語対応の公式ウェブサイトやアプリが非常に使いやすく、トラブル時のサポート体制もLCCの中では比較的整っています。他社より高い場合に差額の10%を割り引く「最低価格保証(最低価格チャレンジ)」などの制度があるのも大きな特徴です。
こんな人におすすめ
- LCCの予約システムやオプション選択に使い慣れている方
- 関西エリア(関空)からマニラへおトクに向かいたい方
フィリピン行き 航空券 相場 について、こちらで詳しく紹介しています。
航空券選びで失敗しないための基礎知識
フィリピン行きの航空券を購入する前に、知っておかないと損をする重要ポイントがいくつかあります。
フルサービスとLCCの違いを理解する
LCCは一見すると基本運賃が安く見えますが、「受託手荷物(20kgで約4,000円〜/片道)」「座席指定料(約1,000円〜)」「機内食(約800円〜)」「決済手数料」を順次追加していくと、最終支払い額がフルサービスキャリア(フィリピン航空等)と数千円しか変わらなくなるケースが多々あります。自分の持ち込む荷物の総重量を事前に計算して比較しましょう。
燃油サーチャージ・手荷物料金の落とし穴
スカイスキャナーなどの航空券比較・検索画面で最初に表示される目立つ価格には、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)や現地空港使用料(Terminal Fee)、国際観光旅客税が含まれていない場合があります。クレジットカード決済直前の「最終支払い総額」画面で必ず明細を確認してください。
航空券が安くなりやすい時期
日本発フィリピン行きの航空券が年間で最も安くなりやすい時期は、6月(日本の梅雨・フィリピンの雨季始まり)および10月・11月(祝日が少ないオフシーズン)です。
逆に、日本の大型連休である年末年始、ゴールデンウィーク、お盆期間、そしてフィリピン最大のキリスト教行事・大型連休である「ホーリーウィーク(イースター前の3月下旬〜4月上旬頃)」やクリスマスシーズン(12月中旬〜下旬)は航空券価格が通常時の2倍以上に高騰します。
留学は早期予約すべき理由
語学留学や海外インターンなどで渡航日程があらかじめ決まっている場合は、渡航の3ヶ月〜6ヶ月前の早期予約(早割)が鉄則です。特にLCCは空席数が減るにつれてリアルタイムで価格が跳ね上がる変動運賃制を採用しているため、直前予約になるとフルサービスキャリアよりも高額になる逆転現象が発生します。
よくある質問
直行便と経由便、料金差はどれくらいありますか?
台湾(台北・桃園空港)や香港、韓国(仁川空港)を経由する乗継便(キャセイパシフィック航空、チャイナエアライン、エバー航空、大韓航空など)を利用すると、繁忙期でも直行便より1万円〜3万円ほど安く航空券を手に入れられることがあります。ただし、乗継待ち時間を含めると移動総時間が8時間〜14時間以上に延びるため、体力の温存や現地滞在時間を有効に使うなら4〜5時間で着く直行便がベストです。
航空券が安くなりやすい時期はありますか?
はい、6月の雨季の始まりや、連休がない10月・11月、正月明けの1月中旬〜2月は比較的格安で購入できます。また、セブパシフィック航空やエアアジアの公式SNS(XやInstagram)やメルマガをフォローしておくと、突然不定期開催される「1ペソセール」や「メガセール」の情報をいち早くキャッチでき、往復2万円台の破格チケットが手に入ることがあります。
LCCでも機内食は出ますか?
いいえ、LCCの基本運賃には機内食や飲み物の提供は含まれていません。必要な場合は航空券予約時にオンラインで事前注文(事前購入の方が機内現金購入より割引があり確実)しておくか、機内で客室乗務員から現金・クレジットカードで購入する必要があります。なお、機内への飲料水持ち込みは出国審査後の保安検査通過エリア(免税店や売店)で購入したペットボトルであれば持ち込み可能です。
(参考:フィリピン航空公式サイト)
(参考:セブパシフィック航空公式サイト)
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