フィリピンでの両替はどうするの?渡航前に知りたい両替事情を大公開!
フィリピンへ渡航する場合、ほとんどの方が行う「日本円からフィリピン・ペソへの通貨の両替」
両替は日本でもフィリピンでも行うことができますが、いつ・どこで・どのように両替するのがよいか悩むことも多いかと思います。
実際、両替方法は複数あり、なにが最もお得なのかわかりにくくなっているのが現状です。
そこで今回は主な両替方法や両替するときに注意すべきポイント、お得にフィリピン・ペソへ両替をする方法を紹介します。
フィリピンで使わていてる通貨は「ペソ」
フィリピン国内で流通している通貨は「ペソ」であり、ペソより小さい硬貨の単位は「センタボ」です。
2020年1月現在1ペソ≒2.06円です。
1ペソ=100センタボ
紙幣は「1000ペソ」、「500ペソ」、「200ペソ」、「100ペソ」、「50ペソ」、「20ペソ」の6種類がある。
硬貨には「10ペソ」、「5ペソ」、「2ペソ」、「1ペソ」および「25センタボ」、「10センタボ」、「5センタボ」、「1センタボ」の8種類あるりますが、10・5・1セブダボはあまり流通していません。
フィリピンで両替するときに確認すべき2つのポイント
まずは、フィリピンで両替するときに必ず確認したいポイントを2つ紹介します。
このポイントはフィリピン国内での両替だけでなく、海外で旅行した際に両替を行う時もチェックしたいポイントになります!
フィリピンで両替するときのポイント①両替レートをチェック!
円からペソに両替する時に必ず確認すべきことは両替レートです。
両替レートには、購入レート(BUYING)と売却レート(SELLING)の2種類あり慣れてない方にとってはどちらを見ればいいか悩むこともあるかもしれません。
見方としては、両替所の視点で考えることが大切です。
★購入レート(BUYING)は両替所が通貨をお客さんから買うときのレート
★売却レート(SELLING)は両替所が通貨をお客さんに売るときのレート
例として、フィリピンに到着して円から現地通貨であるペソを手に入れる場合は購入レート(BUYING)のレートを見ましょう。
その逆である、ペソを円に両替する場合は売却レート(SELLING)を確認します。
2019年10月8日現在の購入レートは以下のようになっています。
上記のように、両替を行う場所によってレートは異なってきます。
フィリピンで両替するときのポイント②手数料をチェック!
次に確認すべきことは窓口での両替手続きにかかる手数料です。
両替手数料は両替レートとは別に請求されることがあり、「両替1回あたり◯円」や「両替金額の◯%」といったように場所によって手数料の設定方法は異なります。
いくら良いレートでも手数料が高い両替所を選んでしまうと、手数料のおかげで逆に損をしてしまったということも起こり得るため注意が必要です。
日本国国内や空港で円からペソへの両替の際には、レートに含まれていることも多く、レートが良い両替所がそのままお得な両替スポットであるということがあります。
フィリピンの両替所では、「Do you charge any commission for exchanging currency?(現金の両替に手数料はかかりますか?)」と尋ねてみましょう。
簡単に「How much is the commission?(手数料はいくらですか?)」でも通じることが多いです。
フィリピンペソの主な両替方法
フィリピンペソの現金を得る方法は主に両替所、クレジットカードでキャッシング、国際キャッシュカードの3つがあります。
それぞれの特徴を理解し、自分にあった両替方法を組み合わせて利用してくださいね。
フィリピンペソの主な両替方法①両替所で日本円からフィリピンペソへ両替
日本国内で両替する
大手銀行窓口、大手外貨両替店、空港、外貨宅配サービスなどで両替をすることが可能です。
特に外貨宅配サービスは、日本の銀行やマネーバンクなどの専門業者が行っているサービスです。
外貨を注文すると、自宅などに外貨を宅配してくれるサービスで、レートが良いことが多く送料以外の手数料が格安でお得に両替をすることができる方法の1つです。
しかし、フィリピンペソはドルやユーロ等とは異なり、日本にとってマイナーな通貨の1つです。
両替所であってもペソの取り扱いがない場合もあり、取り扱いがあるかどうかあらかじめ確認することをオススメします。
フィリピン国内(現地)で両替する
空港、ホテル、ショッピングモール、銀行、街中の両替店で両替をすることが可能です。
日本で両替するよりもレートが良いことが多いので、日本で少額両替して、残りは現地で両替するほうがお得に両替することができます。
フィリピンペソの主な両替方法②クレジットカードでキャッシング
海外で利用することができるクレジットカードを持っていれば、ATMキャッシングでフィリピンペソを引き出すことができます。
キャッシングは「お金を借りる行為」にあたり「借金」になります。
そのため、キャッシング手数料のほかに「金利」が発生するので注意が必要です!
大手のクレジットカードの金利は年18%のところが多いです。
金利がかかってしまうことを知るとクレジットカードのキャッシングは避けるべきと考えてしまいますが、実は「繰り上げ返済」を行うことでほかの両替方法よりもトータルの手数料を抑え、お得に両替することが可能です。
しかし、繰り上げ返済ができるクレジットカードは限られており、キャッシングを行う前にあらかじめ調べ、繰り上げ返済の手続きを行うことが必須です。
もし、返済が遅れてしまうとあっという間に利息が膨れ上がるので使いすぎには十分注意しましょう。
海外で利用できるカードの代表格はVisaとMasterCardです。
JCBは日本のカード会社のため、対応しているATMは少ないため注意しましょう!
フィリピンペソの主な両替方法③国際キャッシュカードでATMからフィリピンペソを引き出す
国際キャッシュカードで普段利用している日本円口座のお金を海外のATMから現地通貨で引き出すことができます。
自分の口座から引き出すことができるため、キャッシングとは異なり利息がかかることがありません。
国際キャッシュカードにかかる手数料は、三菱UFJ銀行や三井住友銀行などの大手都市銀行でだいたい3〜4%、イオン銀行やソニー銀行などで2%弱となっています。
注意点として、カード会社によっては1日の引き出し上限額が決まっていたり、あらかじめ海外で引き出すことの設定を行う必要があったりと制約がある場合もあるので、あらかじめカードの使用条件などを確認しておきましょう。
また、自分の口座に入っている以上の金額を引き出すことができないため、口座状況も確認しておきましょう!
フィリピンの旅行情報についてはこちらの記事もご覧ください!
フィリピンの食べ物って美味しいの?食事情を徹底解説
セブ島の食べ物といえばこれ!フィリピンの定番料理と食事事情とは
お得にフィリピンペソへ両替する方法
これからは、お得にフィリピンペソへ両替する方法を紹介します。
せっかく、同じ額両替するのなら少しでもお得に両替したいですよね?
紹介する方法を組み合わせて両替してみてくださいね!
お得にペソへ両替する方法①両替はフィリピン現地で行う
フィリピンペソは日本にとってマイナーな通貨になります。
実際、ドル紙幣やユーロ紙幣は知ってるけどフィリピンペソは知らないという方も多いかと思います。
そのため日本にある銀行や両替所でのフィリピンペソの取扱量は米ドルやユーロに比べて非常に少なく、取り扱っている場所も少ないため円とペソの両替には高い外貨両替手数料が設定されていることが多いです。
一方、フィリピン国内では日本円はそれほどマイナーな通貨ではないため外貨両替手数料安めに設定されています。
このように日本で両替するよりも、フィリピン現地で両替するほうがよいレートで両替することが可能となります。
お得にペソへ両替する方法②空港やホテルよりもショッピングモールや町中の両替所を利用する
空港やホテルの両替所はレートが悪いことが多いです。
世界中で共通して
街なかの両替所≧ショッピングモール>銀行>空港>ホテル
という順でレートが良いことが多いといわれています。
フィリピンに到着してすぐに空港から宿までの移動や食料品の購入などでペソが必要になる場合があるため、空港や日本国内で必要最小限の金額だけフィリピンペソへ両替し、その後街なかの両替所やショッピングモールなどのレートが良いところで滞在中に必要な金額を両替することをお勧めします。
お得にペソへ両替する方法③できる限りクレジットカードを利用する
クレジットカードに対応している店舗では、可能な限りカード払いにすることをオススメします。
クレジットカードを利用することで高額な紙幣を持ち運ぶ必要がなく、日本円からフィリピンペソの両替も少額で済みます。
また、カード盗難などのトラブルに見舞われても、カードを止めることで対処が可能であり、その後被害の届け出をしておくとで仮に被害にあったとしても一定期間さかのぼって補償を受けられる場合があります。
実際、現金を両替すると5〜15%ほどの手数料がかかるといわれていますが、カード払いにかかる手数料はたいてい2%程度なので現金で支払うよりもお得です!
しかし、フィリピンでのクレジットカード普及率はそれほど高くなくまだまだ利用できない場所が多いというのも現状です。
大型のショッピングセンター内でも店によってカード支払いができる場所とできない場所があったりと、1つの場所でもカード支払いに関しての対応がまちまちであるため、常に少額の現金は持っておくようにしましょう!
お得にペソへ両替する方法④こまめに両替よりも一度に必要な額を両替する
日本円からフィリピンペソへの両替には、さまざまな手数料がかかっています。
そのため、両替すればするほど損してしまいます。
こまめに両替するよりも、フィリピン滞在中に必要な金額は1度に両替することがお得になります。
また、フィリピンペソに両替したものの現地でそれほど使わずフィリピンペソが余った場合でも、再度ペソから日本円に両替するのは極力避けましょう。
フィリピンペソから日本円の両替レートは悪いことが多く、損する場合がほとんどです。
両替は計画的に行い、使い切ってから帰国するのが鉄則です。
まとめ:お得に両替してフィリピンを楽しもう!
いかがでしたか?
今回はフィリピンペソへの両替事情を紹介しました。
一般的には日本国内や到着した空港で最低限必要な額の両替を行い、ホテル到着後以降に必要に応じて、街なかやショッピングモールなどのレートが良い場所で日本円からフィリピンペソへ両替をするほうがお得に両替する方法であると考えられます。
また、クレジットカードも利用方法によっては現金以上にお得に利用することができるため、フィリピン滞在中には「少額の現金は所持して、使えるところではクレジットカード決済する」ことで更にお得にフィリピンでの滞在を楽しむことが可能になると思います。
これからフィリピンへ渡航する予定のある方は、ぜひこの記事の情報を参考にし、お得に両替をしてみてくださいね。
フィリピンへの送金方法などについてはこちらの記事もあわせてご覧ください。
日本からフィリピンへ送金する方法とは?おすすめサービスも紹介