シンガポールの留学費用は一体いくら?【項目別に詳しく紹介】
シンガポールには、アジアを代表するシンガポール国立大学や南洋理工大学など、世界中から留学生が集まる大学が数多くあります。
英語の他にも中国語、マレー語、ヒンドゥー語が日常生活の中で飛び交っています。
そんな多民族国家であるシンガポールですが、語学留学や大学入学ではいくらの費用がかかるのか、気になりませんか?
そこでこのページでは、これから海外へ留学を考えている方のために、シンガポールでかかる費用を徹底的に解説しました。
アジアの金融の中心であるシンガポールは、多くの留学生や海外駐在員が暮らしており、日本人を含む留学生とっては最適な環境といえます。
この記事を通して、ぜひシンガポールに対する留学知識を深めてください。
シンガポール留学についてのご相談はこちらからどうぞ
シンガポールの学費を紹介【語学学校と大学】
ここでは留学のスタイルの違いとして、英語を学ぶための語学留学と、大学に正規入学をする場合の2つに分けて学費を紹介していきます。
シンガポールの語学学校の学費
シンガポールの語学学校は、期間やレッスンのスタイルにより費用が大きく異なっています。
相場としては、1ヶ月で5000ドル(4万円)から1500ドル(12万円)と幅があります。
多くの動く語学学校では長期割引があり、3ヶ月を超えるような長期間の語学留学に対して、割引を受けることが可能です。
シンガポールは30日間であればビザが不要ですが、30日を超えるような場合ではStudent Visaを取得する必要があり、追加で料金を払うことになります。
シンガポールの大学の学費
シンガポールの大学の留学に関して、ここではアジアの大学ランキングでトップを維持する「シンガポール国立大学」 (National University of Singapore)の学費を見ていきます。
多くの大学ではシンガポール国籍を持っている人と、外国籍を持っている人で授業料(学費)が異なります。
実際に、シンガポール国立大学では留学生だとシンガポール人の2倍の学費を払う必要があります。
一番安い学部はArts and Social Sienceで、1年間でS$17,550(約140万円)です。
日本の文系私立大学の1年間の学費と同じであると考えると良いでしょう。
社会福祉を提供する義務のない留学生の学費は、国民よりも高額になるのは仕方のないことかもしれません。
しかし学費が高いからといって、シンガポール留学を諦めるのは早計です。
外国人であっても申請が可能な政府の学費減免に、申し込むことができるからです。
学費減免とは、シンガポールの大学を卒業後3年間シンガポールで就業を行うことを義務とし、シンガポール政府が支給している、一緒の奨学金です。
詳しい情報は、シンガポール教育省のホームページで確認をしてください。
1ヶ月のシンガポール生活の費用を項目別に紹介
シンガポールの留学費用 1. 食費
シンガポールの食費は、日本と同じか、日本よりも高くなっています。
地元の人が行くような食堂やB級グルメであれば、1000円弱で済ませることができます。
シンガポールで人気のチキンライスは、値段とボリュームでもかなりのお得感です。
1日3食で2000円だと仮定すると、1ヶ月で60,000円程です。
一方で、シンガポールでレストランに行くと、かなり高いという印象を受けます。
西洋人がいるような綺麗なレストランでも、普通に食事をして2人で1万円を超えることがあり、筆者も滞在中はビックリしたものです。
また日本でいう高級ホテルなどのランチやディナーでは、数万円になることもしばしば。
消費税が7%に加え、サービス料が10%追加されるので、お会計に17%上乗せされることになります。
シンガポール留学の際には、お財布状況に気をつけながら食事を楽しんでください。
シンガポールの留学費用 2. 居住
面積の狭いシンガポールでは、現在も建設ラッシュが進んでいます。
シンガポールではコンドミニアムと呼ばれるセキュリティがしっかりとしたマンションに多くの人が住んでいます。
しかし一人で住むとなると1ヶ月で平均S$1,200(約10万円)ほどとなるため、多くの留学生はシェアハウスをしています。
シェアハウスをすることで、1か月の家賃はおよそ3万円から4万円に抑えることができます。
シンガポールの留学費用 3. 留学保険
シンガポールでは医療水準が世界最高レベルであることと引き換えに、医療費がかなり高額に設定されています。
したがってシンガポールに留学する上では保険に入ることは必須条件となります。
その上でどのような内容の保険に加入するかということを考えなければなりません。
海外旅行保険代は最低で1ヶ月1万円程度のものがありますので、健康にはかなりの自信があるという方は1万円のプランを日本で申し込むと良いでしょう。
シンガポールの留学費用 4. 航空券
生活費や学費の高いシンガポールですが、幸いなことに航空券は他の国と比較してもかなり安くなっています。
大型連休や夏休み前後を除くと、羽田からシンガポールチャンギ国際空港まで2万円かからずに行くことができます。
エアアジアスクートなどといった LCC が数多く就航しているため、これらの格安航空会社を使うことをおすすめします。
またLCCを使う場合はマレーシアのクアラルンプール国際空港への日ということになります。
シンガポールの留学費用 5. 学生ビザ申請費用
先ほども説明をしており、30日以内のシンガポール滞在であれば、観光ビザで大丈夫です。
30日を超える語学留学や大学への留学は、学生ビザを申請することが義務づけられています。
シンガポールのビザは発行をするのにS$60(約5,000円)、また発行手数料としてS$30(約2,500円)がかかります。
シンガポール渡航前に学生ビザの申請をすることもできますが、観光ビザで入ってから再度学生ビザに切り替えるというのが一般的です。
シンガポール1ヶ月の留学費用をシミュレーション!
これまで紹介をしてきた費用に関して一度まとめるため、以下の表を作成しました。
なお、1ヶ月間にかかる費用ということで、語学留学でかかる費用を想定しています。
1ヶ月にかかる費用の目安として参考にしてみてください。
渡航費 | 2万円 |
学費 | 12万円 |
家賃 | 4万円 |
食費 | 6万円 |
保険費用 | 1万円 |
合計額 | 25万円 |
シンガポールでの留学費用を節約するコツ
シンガポールに1ヶ月間滞在をしたときのおよその生活費が分かりました。1年間の留学だとさらにお金がかかります。
高額な留学費用ですが、少しでも節約をしたいというのは、共通する願いです。
そこでこの章では留学をする際に知っていると役立つ、シンガポール留学の「節約術」を4つ紹介していきます。
シンガポール留学費用の節約術 1.隣国マレーシアで生活をする
シンガポールのお隣の国のマレーシアでは、生活費が全般的にシンガポールよりも安くなっています。
陸続きですので、バスや車を使って簡単に行き来をすることができます。
語学学校や大学の期間中に、大型連休があると思いますがそのような時は、隣国のマレーシアで生活をしている方も比較的多いです。
特に大学の正規留学であれば大型の休みで1、2ヶ月間大学が休みとなります。
品目にもよりますが、マレーシアの物価は日本よりも安くなっています。
長期間滞在をする方は、観光がてらマレーシアに行くことになると思いますが、留学期間中の費用を浮かせることができるという意味でもマレーシアがおすすめです。
シンガポール留学費用の節約術 2.外食の頻度を下げる
留学期間中は何かと外食をする機会も多いはずです。
ワーク学校や大学で知り合った友達と仲良くなるためには、積極的に学校以外で時間を過ごすことが必要となってきます。
しかし、毎日外食が続くと出費もじわじわと多くなってしまいますよね。
シンガポールは外食にかかるお金がかなり高額で、一般的かもしくはそれ以上のレストランで食事をとると、お酒もついて3000円を超える場合があります。
外食に関しては日本と同じ金額と考えた方がベターです。
どうしても費用を抑えたい方は、自炊をするか学内に併設されている食堂を利用すると良いでしょう。
シンガポール留学費用の節約術 3.日本の奨学金に応募をする応募をする
シンガポールで留学をする場合は、奨学金に申し込むのも1つの節約の方法です。
応募すれば誰でも奨学金を受け取れる、というわけではありませんので、留学をすると決めた時から書類や英語のスコアなど、準備をしなければならないことは言うまでもありません。
特に学費に関しては、日本と変わらない金額、もしくは学部によっては日本以上に高くなります。
奨学金で学費を賄うことができれば、留学費用を大幅に下げることにつながります。
日本の奨学金で言えば、日本学生支援機構やトビタテ奨学金が大きな進学をする奨学金団体としておすすめです。
確実な方法ではないものの、留学を実現させるためにもぜひとも挑戦していただきたいものです。
シンガポール留学費用の節約術 4.都市の物価をあらかじめ把握しておく
留学費用をあらかじめ見積もることは非常に大切です。
留学をしてから予想以上にお金がかかることが判明をすると、気持ちも穏やかではありません。
最悪の場合は、当初計画していた留学プランを変更しなければならないということもあります。
航空券や保険、学費など、あらかじめわかっているものと、食費や居住費、交際費に分けて計算をしてみることをおすすめします。
まとめ:シンガポールの留学費用は一体いくら?
これまでシンガポールの留学にかかる費用を解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
やはりアジアきっての先進国ということもあり、費用も他の国に比べて高くなっています。
「シンガポールはちょっと高いから難しい…」
「でも留学は諦めたくない。」
そんな方にオススメなのが「フィリピン留学」です。
シンガポールと同様英語が公用語となっており日常生活や授業も全て英語で行われます。
同じ東南アジアの国として、日本からも近く、大学の附属学校や民間の英会話スクールなど、英語教育も盛んです。
アジア圏に留学を考えている方はシンガポール、そしてフィリピン留学について、検討してみることをおすすめします。
フィリピンの大学留学についてはこちらの記事をご覧ください。
フィリピンの大学に正規留学する方法は?条件や手続きを徹底解説
シンガポール留学についてのご相談はこちらからどうぞ