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フィリピン留学をおすすめしない人と注意点

⌚ 2026年5月23日 公開(2026年5月26日 更新)

フィリピン留学を検討していると、ネット上で「最悪だった」「意味がない」といったネガティブな評判を目にすることがあります。格安でマンツーマン授業が受けられる魅力がある一方で、人によっては「行かなければよかった」と後悔するリスクがあるのも事実です。
この記事では、プロの視点からフィリピン留学をおすすめしない人の特徴や、失敗を避けるための注意点を徹底解説します。

フィリピン留学、「最悪だった」と感じたケース

フィリピン留学で「最悪だった」と感じる人の多くは、事前のリサーチ不足や理想と現実のギャップに苦しんでいます。期待値が高すぎると、現地での生活や学習に不満を感じやすくなります。

「とにかく安く行けると思っていた」

フィリピン留学は「格安」というイメージが強いですが、実際には授業料以外にも多くの費用が発生します。

授業料以外にかかる費用がある

現地に到着してから支払う諸経費が意外と高額です。

  • SSP(特別学習許可証) フィリピンで合法的に学習するために必要な許可証で、2026年現在のビザ申請費用等の改定もあり、約6,800〜7,500ペソ(約1.8万〜2万円)程度かかります。さらに半年以上滞在する場合は、複数回の更新費用や、帰国時に必要なECC(外国人出国許可証)代として別途約3,000ペソが上乗せされる裏事情があります。
  • ACR I-Card(外国人登録証) 59日以上滞在する場合に必要で、現在はドル建て決済の影響や手数料高騰により約4,000〜4,500ペソ(約1.1万〜1.2万円)程度が必要です。
  • 光熱費・管理費 寮の電気代は日本よりも高い場合があり、フィリピンの根深い電力不足と世界的なインフレが影響して、現在は月8,000円〜1万5,000円ほど追加で請求されるケースが一般的です。特に部屋のエアコン(旧式のウィンドウ型)を24時間つけっぱなしにすると、これだけで月2万円を超える請求が届き、現地でトラブルになる留学生が続出しています。

「格安プラン」を選んで後悔したリアルな事例

「最安値」を基準に学校を選んだ結果、施設の老朽化や衛生環境の悪さに耐えられず、途中帰国を検討する人もいます。

  • 壁が薄くて隣の部屋の話し声が丸聞こえ:特に「格安」を売りにする旧式のコンドミニアムや、簡易的な仕切りで作られた滞在施設では、隣人のいびきやオンライン授業の声、外の犬の鳴き声が筒抜けで、睡眠不足からノイローゼ気味になるケースがあります。
  • シャワーが冷水しか出ない、または水圧が極端に弱い:フィリピンのインフラ上、安価な学校では貯水タンクや簡易湯沸かし器の性能が低く、「夕方の混雑時はチョロチョロとしか水が出ない」「実質ほぼ水シャワー」という過酷な環境が日常茶飯事です。
  • 食事情が口に合わず、毎日外食をして結局高くついた:一部の格安校では、炭水化物(パサパサの米)と油っこい肉料理ばかりで野菜が皆無、あるいは特定国籍の生徒向けに偏った超激辛料理が続くため、「学食を食べずに毎日近くのジョリビー(Jollibee)や日本食レストランに通い、月に5万〜8万円の追加出費になった」という本末転倒な裏事情があります。

 

フィリピン留学 費用 に関する記事は、こちらで詳しく紹介しています。

フィリピン留学の費用は本当に安い?期間別の内訳と実際にかかった総額を公開

「ネイティブ英語を身につけられると思っていた」

フィリピンは英語が公用語ですが、講師のほとんどはフィリピン人であり、ネイティブスピーカーではありません。

フィリピン英語のアクセント問題

フィリピン人講師の英語には、独特のタガログ語訛り(アクセント)が含まれることがあります。

  • 「f」と「p」の発音が混同されることがある:フィリピンの母国語(タガログ語)には「F」の音がないため、ベテランではない若手講師や格安校のパート講師の場合、「Family」を「パミリー」、「Coffee」を「コッピー」のように発音してしまうクセが抜けきっていないケースがあります。
  • イントネーションが独特で、アメリカ英語とは異なる:語尾が不自然に上がったり、平坦なリズムで話す傾向があるため、欧米の映画で聴くような流れるようなリンキング(音の繋がり)は期待できません。
  • スラングや自然な言い回し(イディオム)の習得には向かない:彼らが話すのはあくまで「教育・ビジネス用のアカデミックな英語」です。欧米の若者が日常で使うような生きたカジュアルな表現や、最新のストリートスラングを学びたい人には完全に不向きです。

英語上級者がフィリピンに来るとどうなるか

すでにTOEIC800点以上や、日常会話に困らないレベルの人がフィリピンに来ると、「物足りない」と感じる可能性が高いです。 講師の語彙力が自分と同等、あるいは自分の方が詳しい分野がある場合、学習効率が下がってしまいます。
実態として、フィリピン人講師の多くは「英語初心者・中級者を教えるプロ」ですが、時事ニュースの深いディスカッションや、高度な欧米のビジネス商習慣に基づく交渉術などに対応できるトップクラスの講師は一握りしかおらず、そうした優秀な講師は高級校や欧米資本のスクールに引き抜かれているため、一般的な学校では上級者はすぐに飽きてしまいます。

 

フィリピン留学 英語 なまり については、こちらの記事で詳しく説明しています。

フィリピン英語のなまりは大丈夫?留学への影響や特徴、発音、聞き取りやすさ徹底解説

「何となく来てしまった」

「留学すれば勝プーンと英語が伸びる」という考えで来ると、3ヶ月経っても全く話せないまま帰国することになります。

目標を持たずに来た留学生の3ヶ月後

目的がないと、放課後や週末に日本人同士で集まって日本語ばかり話してしまいます。「フィリピン留学は無駄だった」と感じる人の多くは、自習時間を確保せず、遊びに比重を置いてしまったケースです。
裏事情として、セブ島のITパーク周辺やリゾートエリアの学校では、「毎晩のように日本人留学生同士で居酒屋やクラブに繰り出し、週末はアイランドホッピングなどの観光に明け暮れた結果、3ヶ月で100万円以上を浪費して英語力は全く変わらない」という、単なる長期観光旅行と化している若者が後を絶ちません。

「なんとなく英語圏に行きたかった」だけ

フィリピンはアジア圏であり、欧米のような街並みや文化を期待するとガッカリします。「欧米留学のキラキラしたイメージ」を持ってフィリピンに来ると、インフラの未整備や治安の不安にストレスを感じるでしょう。
一歩学校の外に出れば、舗装されていない道路、排気ガスで煙る空気、ストリートチルドレンからの物乞いといった発展途上国特有の厳しい現実に直面し、精神的に病んでしまうケースも少なくありません。

フィリピン留学をおすすめしない人

フィリピン留学には向き不向きがはッキリと分かれます。以下の項目に当てはまる方は、他の国を検討するか、留学自体を再考することをおすすめします。

【生活面】こんな人はフィリピン留学がつらくなる

日本の快適な生活環境が基準になっている人は、フィリピンの日常にストレスを感じやすいです。

日本と同じ生活水準を求める人

フィリピンは発展途上国であり、都市部であっても日本のような清潔さや利便性は期待できません。

  • トイレットペーパーを流せない 多くの場所でゴミ箱に捨てるスタイルです。これは下水管が細く詰まりやすいためであり、高級ショッピングモールや新築の学校であっても、いまだに「紙は横の備え付けのゴミ箱へ」が鉄則です。誤って流すと一発で溢れ返り、高額な修理費を請求されるトラブルもあります。
  • 停電や断水が時々起こる インフラが不安定な地域では、突然電気が消えることもあります。2026年現在もエルニーニョ現象やインフラ投資の遅れによる電力不足が常態化しており、大型の自家発電機(ジェネレーター)を完備していない格安校では、数時間にわたってエアコンもWi-Fiも止まる過酷な時間を過ごすことになります。

お腹・肌が敏感で、食や水に気を使う人

衛生環境が日本ほど整っていないため、体調を崩しやすい人は注意が必要です。

  • 水道水は絶対に飲めず、うがいでもお腹を壊す人がいます。さらに、レストランや屋台で出される「氷」や、生野菜を洗った水が原因で激しい下痢や感染症(アメーバ赤痢など)を引き起こし、現地のジャパニーズヘルプデスク(病院)へ駆け込む生徒が毎週のように存在します。
  • 油っこい料理や味の濃い食事が多く、肌荒れや胃もたれの原因になります。現地の料理は、豚肉の脂身を揚げたものや砂糖を大量に使った味付けが多く、「数週間で体重が激増した」「ニキビが治らなくなった」と悩む女性留学生が非常に多いです。

虫・騒音・弱いシャワーが絶対NGな人

フィリピンの生活において、これらを完全に避けるのは困難です。

  • アリ、蚊、ゴキブリなどの虫は、高級ホテルや新築の寮でも出没します。フィリピンのゴキブリは日本のものより大型で飛びやすく、部屋をどんなに綺麗に掃除していても「排水口やエアコンのダクトを伝って侵入してくる」ため、虫嫌いの人には生き地獄となります。
  • 早朝から鶏の鳴き声や、近所のカラオケの音が響くことがあります。現地では一般家庭が庭で闘鶏用のニワトリを飼っていることが多く、朝の4時頃から大音量で鳴き始めます。また、深夜まで近所のローカル住民が野外カラオケで熱唱していることも日常茶飯事です。

常時安定した高速Wi-Fiが必要な人

フィリピンのネット環境は、日本に比べて非常に不安定です。

  • 雨が降ると速度が極端に落ちる。
  • 学校のWi-Fiが特定の場所でしか繋がらない。

オンライン会議や動画編集を仕事にしている人には厳しい環境です。
裏事情として、多くの学校が「光回線完備」と謳っていますが、これは「1つの回線を数百人の生徒でシェアしている」状態を指すため、全員が放課後にYouTubeやSNSを見る時間帯(20時〜24時)になると、LINEのメッセージ送信すら遅延するほど激重になります。ノマドワーカーや働きながら留学したい人は、コワーキングスペースが併設された一部の高級校を選ばないと仕事になりません。

【英語・学習面】こんな人はフィリピン留学では伸びにくい

学習の目的が明確でない場合、フィリピン留学のメリットを活かせません。

ネイティブ発音・表現を習得したい人

「完璧なアメリカ英語」を目指すなら、最初からアメリカやカナダへ行くべきです。 フィリピンで学べるのは、あくまで「コミュニケーションの道具としての英語」です。現地でどれだけ頑張っても、ネイティブ特有の「喉を鳴らすような発音」や「映画のワンフレーズのような自然なノリ」を講師から引き出すのは構造的に不可能です。

英語中上級者で、すでに会話力がある人

議論(ディベート)や専門的なビジネス英語を学びたい場合、フィリピン人講師では対応しきれないことがあります。 上級者向けのカリキュラムが充実している学校は限られています。
多くの語学学校のカリキュラムは「中学・高校レベルの英文法をベースにした英会話」が主流です。そのため、すでに実務で英語を使っている人が行くと、「講師が自分の拙い英語をただ優しく聞いて相槌を打ってくれるだけ(=ただの楽しいおしゃべり時間)」になり、肝心の語彙力や表現のブラッシュアップに繋がらないという落とし穴があります。

自習時間を自分でコントロールしたい人

フィリピンの語学学校、特に「スパルタ校」は1日8〜10時間の拘束があります。自分のペースで復習したい人や、自由に時間を使いたい人には、このシステムは苦痛でしかありません。
スパルタ校では「毎朝の単語テストで合格しないと週末の外出が禁止される」「平日は22時まで自習室への着席が義務付けられている」といった超過酷なルールが存在します。自分で課題を見つけて能動的に勉強できるタイプの人がここに入ってしまうと、学校から強制される課題の多さに忙殺され、自分のやりたい勉強(TOEIC対策や弱点補強など)が一切できなくなるという悲劇が起こります。

フィリピン留学がおすすめされないと言われる理由

なぜフィリピン留学は一部で「よくない」と評価されるのでしょうか。その理由は、主に「英語の質」「環境」「治安」の3点に集約されます。

英語のクセ(アクセント)が気になる人が多い

フィリピン英語に対する不安は、留学を検討する人が最も抱きやすい懸念点です。

フィリピン英語は「間違った英語」なのか?

結論から言うと、フィリピン英語は「間違い」ではありません。 世界で英語を話す人の大半は非ネイティブであり、フィリピン人の英語はビジネスシーンでも高く評価されています。ただし、ネイティブ特有の「音の繋がり(リンキング)」などは学びにくいため、「綺麗な発音」に固執する人には不向きです。
実態として、フィリピンは世界最大級のBPO(コールセンター業務などのアウトソーシング)拠点であり、欧米企業のカスタマーサポートを代行しているため、彼らのビジネス英語のロジックは完璧です。しかし、アクセントの強弱は講師の出身や教育水準によってかなり左右されるのが裏のリアルな現状です。

帰国後、フィリピン英語アクセントが残ることへの対策

数ヶ月の留学で一生消えないほどの訛りがつくことは稀ですが、気になる場合はYouTubeなどでネイティブの音を聴く「シャドーイング」を並行して行うのが効果的です。
具体的には、フィリピン留学中は「発音(Pronunciation)クラス」をあえて選択し、LとR、VとBの正確な口の形を徹底的に矯正してもらいつつ、自宅でのリスニングはアメリカ英語のニュースを聴くといった、目的を分けたハイブリッド対策が必須です。

生活環境が日本と大きく異なる

「フィリピン留学 飽きる」と言われる原因の一つは、生活圏の狭さと環境の不便さです。

Wi-Fi・ネット事情|都市部とバギオ山間部

セブ島などの都市部は比較的改善されていますが、バギオなどの山間部は天候によってネットが遮断されることがあります。特に標高1,500mに位置するバギオは、雨季(6月〜10月)になると猛烈な台風や豪雨により電線が遮断され、街全体が数日間にわたりネット不通・停電になることもあります。この期間にオンラインでの作業や就職活動、日本の家族との連絡を予定している人は、死活問題になるためバギオへの雨季の留学は避けるべきです。

(参考:https://www.speedtest.net/global-index/philippines

食事・水・衛生面

学校の食事は韓国資本なら韓国料理、日本資本なら日本食に近いものが出ますが、食材の質や衛生管理には限界があります。
ここでの裏情報は、日本資本の学校であっても「調理スタッフは現地のフィリピン人」であるため、味付けがどうしてもローカル風(やたらと甘い、または塩辛い)になりがちです。また、仕入れている食材(特に豚肉や鶏肉)が冷凍の質が低いものであることが多く、数ヶ月食べ続けると完全に飽きてしまい、メンタルをやられる原因になります。

トイレ文化・水圧・虫など

「フィリピン留学 注意点」として必ず挙げられるのがトイレです。 便座がない、紙が流せないといった状況に耐えられる精神力が必要です。
ローカルのガソリンスタンドや古い商業施設では、「便座そのものが存在せず、スクワットのような姿勢で用を足さなければならない」ケースや、バケツに溜まった水をひしゃくですくって手動で流すスタイルのトイレが未だに現役です。こうした環境への生理的嫌悪感を克服できない人は、外出すること自体が恐怖になります。

学習環境に制限がある

語学学校は「校内完結型」が基本

多くの学校は寮と校舎が一体となっており、平日は外出禁止というルールがある学校も多いです。 自由を求める人には閉塞感を感じる環境です。
特にセブの一部の韓国資本スパルタ校では、敷地内にガードマンが24時間体制で目を光らせており、平日の外出は1分たりとも許されない「監獄のようなシステム」です。これがモチベーションになる人には最適ですが、放課後にカフェでリフレッシュしたい、地元のスーパーを探索したいという人には、強烈な閉塞感とストレスをもたらします。

マンツーマン授業の質にばらつき

講師の採用基準は学校によってバラバラです。 経験豊富なベテラン講師もいれば、アルバイト感覚の若手講師もいます。
裏のリアルな実態として、多くの学校が「夏休みや春休みの繁忙期(2月〜3月、7月〜8月)に大量の大学生を受け入れるため、その期間だけ臨時の未経験パート講師を大量に雇う」というサイクルを繰り返しています。そのため、この繁忙期に行くと「昨日採用されたばかりで、テキストをただ読んでいるだけの学生アルバイト講師」に当たってしまう確率が跳ね上がります。質の高い授業を受けたいなら、この時期を避けるか、講師が全員正社員雇用の学校を選ぶべきです。

日本人比率が高い環境

「フィリピン留学 日本人」が多い学校では、放課後に日本語ばかり使ってしまい、英語力が伸び悩むリスクがあります。
2026年現在、日系資本の語学学校では「生徒の90%以上が日本人、LINEのグループも日本語、ラウンジでの会話も日本語」という、まるで日本の塾の合宿所のような状態になっているスクールが多数存在します。これでは、せっかく現地にいても「1歩教室を出たら日本」と同じ環境になってしまい、留学の意味が激減します。多国籍な環境を望むなら、台湾・韓国・ベトナムなどの比率がコントロールされている学校を選ぶべきです。

治安・安全面への不安が拭えない

「フィリピン 語学留学 治安」は、特に女性や親御さんにとって最大の懸念事項です。

フィリピン全体の治安と、語学学校エリアの治安

フィリピンは日本ほど安全ではありません。スリ、ひったくり、置き引きなどの軽犯罪は日常的に発生しています。 ただし、語学学校があるエリアはガードマンが常駐しており、校内は安全です。
しかし一歩外に出れば、「ポケットに入れていたiPhoneを子供の集団(ストリートチルドレン)に一瞬で抜き取られた」「ジプニー(現地の乗り合いバス)に乗ったら、隣の乗客にバッグの底をナイフで切り裂かれ財布を盗まれた」という被害が毎月のように発生しています。日本と同じ感覚でカフェの席に荷物を置いたままトイレに行く行為は、100%盗まれると思ってください。

エリア別の治安と対策|マニラ・セブ・バギオ

  • マニラ 一部に非常に危険なエリアがあり、初心者にはおすすめしません。特に空港周辺や「マラテ」「エルミタ」地区、旧市街地などは夜間の犯罪率が高く、銃器を使った強盗事件なども発生しているため、明確な理由がない限り語学留学先として選ぶのは避けるのが賢明です。
  • セブ 観光地ですが、路地裏や夜間の独り歩きは厳禁です。華やかなリゾートエリア(マクタン島)のすぐ横にはスラム街が隣接しており、「マンゴーアベニュー」などの夜の歓楽街周辺では睡眠薬強盗やぼったくり、客引きによるトラブルが多発しています。
  • バギオ フィリピン内では非常に治安が良く、落ち着いて勉強できる環境です。タクシーの運転手が1ペソ単位でお釣りをきっちり返すほど市民の民度が高く、銃器の持ち込み規制やカジノの禁止など市独自の治安維持が徹底されているため、治安最優先の女性や未成年には最もおすすめできるエリアです。

 

フィリピン 治安 については、こちらで詳しく紹介しています。

フィリピンの治安の良い都市完全ガイド|移住・留学・旅行におすすめの安全な街7選

費用対効果を誤解している人が多い

「安い」は本当か?総費用の内訳

1ヶ月の留学で、総額30万〜40万円ほどかかるのが現在の相場です。

  • 授業料・寮費:15万〜25万円
  • 航空券:5万〜8万円(※燃油サーチャージやシーズンによる高騰あり)
  • 現地諸経費・生活費:5万〜10万円

「格安」という言葉だけで判断すると、予算オーバーになる可能性があります。
実態として、円安(1ドル=150円超の定着)やフィリピン現地の物価高騰(年率4〜5%のインフレ)の影響で、「以前のイメージで月20万円で留学できると思って来たら、結局欧米留学の一歩手前くらいのお金がかかった」というケースが増えています。特に外食費やスターバックスのコーヒー代などは日本と同等か、それ以上に高くなっているため、現地での生活費を低く見積もりすぎるのは危険です。

フィリピン留学の「現状」|知っておくべき最新事情

フィリピン留学の状況は、ここ数年で大きく変化しています。「昔の情報」を鵜呑みにするのは危険です。

コロナ後のフィリピン留学市場はどう変わったか

パンデミックを経て、多くの学校が閉鎖または経営統合されました。現在は生き残った質の高い学校が残っている一方で、人件費や物価の高騰により、留学費用は以前の1.2〜1.5倍に上昇しています。
裏事情として、生き残った老舗校や大手校はホテルのような豪華な新築キャンパスを建設し、富裕層や親子留学をターゲットにした高価格帯へ路線変更しています。そのため、かつてのような「ボロボロだけど超格安」という学校は淘汰されつつあり、留学全体のプレミアム化が進んでいます。

2026年時点での語学学校の質・価格・競争環境

2026年に向けて、ITスキルと英語を掛け合わせたコースや、親子留学に特化した施設が増えています。 単なる「英会話」だけでなく、付加価値を求める傾向が強まっています。
現在の最新トレンドとして、「英語+データサイエンス」「英語+WEBデザイン」といった、リスキリング(学び直し)を目的とした社会人特化型の超高級校がセブ島で絶大な人気を集めています。価格は1ヶ月で40万〜50万円を超えますが、全室高速のスターリンク(Starlink)衛星Wi-Fiを導入し、元ネイティブ監修のビジネス英語を叩き込むなど、格安校とは完全に二極化された競争環境となっています。

留学先として「フィリピン vs 他の国」を比較

フィリピンが合わないと感じた場合、他の国という選択肢も検討してみましょう。

カナダ・オーストラリア留学|費用・英語環境・生活水準の差

生活水準やネイティブ環境を重視するなら、欧米圏が圧倒的に優れています。

  • メリット 完璧なネイティブ英語、高い生活水準、アルバイトが可能。
  • デメリット 費用がフィリピンの2〜3倍かかる、グループレッスンが主体。

2026年現在、オーストラリアやカナダのワーキングホリデーは現地での住宅難(家賃の異常な高騰)と仕事獲得競争の激化が社会問題化しています。英語力ゼロで突撃しても「現地で仕事が一切見つからず、数ヶ月で貯金が底をついて強制帰国」という悲惨な事例が多発しているため、事前の英語力アップの場としての価値が再評価されています。

2カ国留学(フィリピン→英語圏)もオススメ

「フィリピンで基礎を固め(2ヶ月)、カナダで実践する(6ヶ月)」という2カ国留学は、非常に効率的なプランです。 フィリピンのマンツーマン授業で「話す自信」をつけてから欧米へ行くことで、現地での挫折を防げます。
裏の必勝ルートとして、フィリピンで「IELTS対策コース」または「パワースピーキングコース」を死ぬ気で2ヶ月受講し、英語力をIntermediate(中級)以上に引き上げてからカナダへ渡航する方法が最も賢い選択です。これにより、カナダに到着した初週からローカルのローカルカフェや日系以外のまともな職場で、最低時給以上のアルバイトを獲得できる確率が劇的に上がります。

マルタ・アイルランド留学|ヨーロッパ英語圏との比較

「治安が良く、日本人が少ない環境」を求めるなら、ヨーロッパ圏も選択肢に入ります。

  • マルタ リゾート地で治安が良く、費用も欧米の中では比較的安価です。
  • アイルランド 教育水準が高く、日本人が非常に少ないため英語漬けになれます。

ヨーロッパ留学の裏のメリットは、週末にLCCを使って他のヨーロッパ諸国(フランス、イタリア、イギリスなど)へ数千円で気軽に旅行できる点です。フィリピンのようなインフラの不便さや衛生面でのストレスがなく、美しいヨーロッパの街並みの中で生活できるため、特にモチベーションを高く維持したい大人の留学・大人のリピーター層からの支持が急増しています。

よくある質問(FAQ)

フィリピン留学は危険ですか?女性や10代でも安全ですか?

基本的な防犯意識(夜間に一人で歩かない、スマホを出しっぱなしにしない等)を守れば、過度に恐れる必要はありません。 多くの学校には門限があり、24時間体制のセキュリティが整っています。女性専用寮を完備している学校も多いです。
ただし裏の注意点として、「学校が手配する通学用シャトルバス以外の、流しのタクシーやジプニー(乗り合いバス)で、ぼったくりや監禁に近いトラブル」に巻き込まれる事例が稀にあります。移動の際は必ず「Grab(配車アプリ)」を使用し、乗車前に車両ナンバーと運転手の顔を確認することを徹底すれば、女性や10代であってもリスクを最小限に抑えられます。

フィリピン留学の効果がなかったという人はどんな人ですか?

「予習・復習を全くしかった人」と「日本人とばかり遊んでいた人」です。 マンツーマン授業は「アウトプット」の場であり、インプット(単語や文法の暗記)を自習で行わない限り、会話の幅は広がりません。
プロとしての裏の見解は、「中学レベルの英文法(せめてBe動詞と一般動詞の区別、不規則動詞の変化)を日本国内で頭に入れないまま留学に突撃した人」です。授業中に講師から「This is a past tense (これは過去形です)」と言われても、その文法用語の意味が理解できず、マンツーマン授業の50分間を単なる『辞書を引く時間』や『沈黙の時間』で浪費してしまい、全く伸びずに終わるケースが最も多いです。

フィリピン留学を途中でやめた人はなぜですか?

主な理由は「体調不良(水や食事)」と「環境への不適応」です。 衛生環境に耐えられず、精神的に参ってしまうケースが稀にあります。また、学校の規則(スパルタ規則)が厳しすぎてストレスを感じ、途中帰国する人もいます。

まとめ

フィリピン留学は、「短期間で安く、大量のアウトプットをしたい初心者〜中級者」には最高の環境です。 しかし、日本と同じ生活水準やネイティブ並みの発音を求める人にとっては、ストレスの多い「最悪な体験」になりかねません。
自分が何を優先し、何を許容できるのかを明確にすることが、留学を成功させる鍵となります。 もし不安が強い場合は、まずは1週間〜2週間の短期留学から試してみるのも一つの手です。

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