日本からフィリピンへ送金する方法とは?おすすめサービスも紹介
「フィリピンにいる子供や家族に送金したいけれど、方法が分からない……」
と悩む方は多いのではないでしょうか。
フィリピンなど海外へ送金したい場合、日本の銀行、もしくは海外の銀行を通して送金することになります。
しかし、国ごとに利用する銀行やサービスは異なります。
送金する前に、フィリピンでよく使われている銀行や送金方法を知っていることが欠かせません。
そこで今回は、
- フィリピンへ送金するときにおすすめのサービス
- そもそも海外送金とは
- フィリピンなど海外へ送金する具体的な方法
- 送金以外に海外へお金を送ることができる方法
を紹介します。
「いきなりお金を送るのは不安」という場合でも、方法を知るだけなら難しくはありません。
まずはフィリピンへの送金におすすめのサービスから見ていきましょう!
フィリピンへの送金におすすめのサービス5つ
フィリピンへの送金におすすめのサービスとして、
- セブン銀行フィリピン送金サービスwit BDO Unibank
- Western Union
- SBI Remit
- Transfer Wise
- docomo Money Tranfer
の5つを紹介しますね。
送金サービス1:セブン銀行フィリピン送金サービスwit BDO Unibank
1つ目は「セブン銀行フィリピン送金サービスwit BDO Unibank」です。
セブン銀行フィリピン送金サービスwit BDO Unibankとは、コンビニエンスストア「セブンイレブン」が運営するセブン銀行と、フィリピンの銀行である「バンコ・デ・オロ・ユニバンク」が提供している送金サービスです。
こちらのサービスは、専用のアプリを通して送金します。
そのため場所や時間を問わず、自由に送金可能です。
おすすめポイントは、以下の通り。
- 手数料が950〜2,000円と安い
- 送金分はセブン銀行の口座から即日引き落とし
- 受け取り場所が約8,000ヶ所と多い
安く送金したい、セブン銀行をよく利用している人におすすめです。
送金サービス2:Western Union
2つ目は「Western Union」です。
Western Unionとは、アメリカに本拠地を置く銀行で、世界各国に支店やATMを持っています。
留学生にもよく使われているので、聞いたことのある人もいるかもしれません。
おすすめポイントは、以下の通り。
- 送金手数料が一律390円
- 送金方法は口座宛、eウォレット、現金受取から選択
- 他の国に留学したときも使用可能
手数料が安いので、長期留学で定期的に送金する予定がある人におすすめです。
送金サービス3:SBI Remit
3つ目は「SBI Remit」です。
SBI Remitとは、国際送金や海外送金を専門としているサービスです。
同じく送金サービスを展開する「マネーグラム社」のネットワークを活用して送金します。
おすすめポイントは、以下の通り。
- 現地の20の銀行を利用可能
- 受取通貨は「フィリピンペソ」と「アメリカドル」から選択
- 送金には10分ほど時間がかかる可能性もあり
送金まで時間に余裕のある人、専門の送金サービスを活用したい人におすすめです。
送金サービス4:Transfer Wise
4つ目は「Transfer Wise」です。
Transfer Wiseとは、海外送金で実際に困っていたエストニア出身の2人によって作られたサービスです。
おすすめポイントは、以下の通り。
- 手数料は「284円+両替額の0.92%」と安い
- 入金はテビットカードやクレジットカード、オンラインバンクから可能
- 利用者は600万以上、良い口コミ多数
最も良い為替レートを提案してくれるので、レートによって損をすることがありません。
また海外のサービスですが、口コミ評価が高いので安心して利用できます。
実績のある、評判の良いサービスを使いたい人におすすめです。
送金サービス5:docomo Money Tranfer
5つ目は「docomo Money Tranfer」です。
docomo Money Tranferとは、NTTドコモが提供する海外送金サービスです。
おすすめポイントは、以下の通り。
- 送金手数料は一律1,000円
- ドコモユーザーは月額の利用料が無料に
- スマホアプリからいつでも送金可能
ドコモユーザーや日本の送金サービスを使いたい人におすすめです。
ここまでフィリピンへの送金におすすめのサービスを紹介しました。
とはいえ、海外送金の利用が初めてで「どんなものなのか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで次は、海外送金がどのようなものなのか、あらためて解説します。
そもそも海外送金とは?
そもそも海外送金とは、どのようなものなのでしょうか。
海外送金とは、海外にいる家族や親戚に向けてお金を送ること。
例えば、
- 留学している子供に現地での生活費を送る
- 日本に出稼ぎにきている人が母国の家族にお金を送る
の2通りに分けることができます。
海外にお金を送るときは、そのまま郵送することはできません。
不正利用や資金の隠蔽を防ぐためにも、銀行や送金サービスなどを通して送ることが求められています。
次で海外送金の方法を具体的に紹介しますね。
フィリピンなど海外に送金する方法2つ
フィリピンなど海外にお金を送る方法として、
- 日本の銀行
- 海外の銀行
の2つを解説します。
方法1:日本の銀行を通して送金する
1つ目は「日本の銀行を通して送金する方法」です。
日本の銀行を通す場合、日本円をそのまま最寄りの銀行に預けて送金してもらうことができます。
例えば、フィリピンに留学している娘に、お母さんが10万円を送金するとしましょう。
お母さんは日本の銀行Aに10万円を持参し、窓口で送金の手続きを行います。
日本の銀行を利用するメリットは、複雑な手続きを日本語で進められること。
英語が分からない保護者の方でもスムーズに送金できます。
ただし日本の銀行から送金する場合、為替手数料の支払いも発生します。
海外の現地銀行に送金するので、日本円を現地通貨に変換することが必要なのです。
手数料はおよそ5,000円ほどかかりますので、注意しましょう。
方法2:海外の銀行を通して送金する
2つ目は「海外の銀行を通して送金する方法」です。
海外の銀行といっても、日本に支店を構えていることが少なくありません。
その海外の銀行口座を持っていれば、そのまま口座に振り込む形でお金を送ることができます。
例えばフィリピンならば「フィリピンナショナルバンク」「メトロバンク」などです。
フィリピンに留学している娘に10万円を送る場合、娘が「フィリピンナショナルバンク」や「メトロバンク」の口座を持っていれば、送金は可能です。
家族は日本にあるフィリピンの銀行のATMを通して、お金を振り込むだけです。
海外の銀行を利用するメリットは、手数料が安いこと。
およそ2,000〜3,000円ほどで送金できるので、ムダな費用を省くことが可能です。
ただし海外銀行の支店は、日本全国にあるわけではありません。
そのためこの方法は東京など、首都圏に住んでいる人に限られる可能性もありますのでご注意ください。
ここまでフィリピンへ送金する方法を詳しくお伝えしました。
実は海外で現地通貨を得る方法は、銀行や送金サービスを通るものだけではありません。
そこで次は、送金サービス以外の方法をいくつか紹介します。
海外送金サービス以外で、フィリピンで現地通貨を手に入れる方法3つ
海外送金サービス以外でフィリピンペソを得る方法として、
- クレジットカードのキャッシング
- 国際キャッシュカード
- 現地での両替
の3つを解説しますね。
方法1:クレジットカードのキャッシング
1つ目は「クレジットカードのキャッシング」です。
クレジットカードは、買い物などの支払いに使用するイメージが強いかもしれません。
しかし条件を見たしているカードならば、海外のATMでお金をおろすことが可能です。
フィリピンでキャッシングを使う条件は、以下の通りです。
- クレジットカード会社にキャッシングの利用申請をしている
- VISAやMaster Cardなど、現地で使用できるカードブランドである
ATMでお金を下ろしたあとは、通常の引き落としと同じように口座からお金が引き落とされます。
金利はかかりますが、カードさえなくさなければ安全にお金を管理可能です。
おすすめのクレジットカード
おすすめのカードは、以下の3つ。
- 三井住友VISAカード:銀行のカードなのでサービスが手厚い
- 楽天カード:申し込みからカード発行までが早い
- セディナカード:繰り下げ返済ができるので、金利を最小限におさえられる
買い物なのにも使用できて便利なので、1枚は申請してみてもいいかもしれませんね。
方法2:国際キャッシュカード
2つ目は「国際キャッシュカード」です。
国際キャッシュカードとは、カードを発行することで海外ATMを通してお金を引き落とせる方法です。
クレジットカードとの違いは、自分の口座から即日引き落とされること。
そのため使いすぎる心配がありません。
日本の銀行が対応していることが多いので、今持っている口座の銀行に問い合わせてみるのがおすすめです。
方法3:現地での両替
3つ目は「現地での両替」です。
両替は、日本円をフィリピンに持ち込んで現地でフィリピンペソに変えてもらうこと。
主に空港やショッピングモールの両替所、現地の銀行などで対応しています。
現地で両替をするメリットは、必要なときに必要なぶんだけお金を用意できること。
ただし手数料が高いうえに両替時のレートに左右されるので、タイミングによっては損をすることもあります。
数万円だけ現地で両替するなど、他の方法と組み合わせて使うのがおすすめです。
フィリピンへ送金する方法を調べて、安い手数料で現地通貨を手に入れよう
今回は、フィリピンへ送金する方法を紹介しました。
おさらいすると、紹介したサービスは以下の5つです。
- セブン銀行フィリピン送金サービスwit BDO Unibank
- Western Union
- SBI Remit
- Transfer Wise
- docomo Money Tranfer
また海外送金サービス以外の方法として、以下の3つをお伝えしました。
- クレジットカードのキャッシング
- 国際キャッシュカード
- 現地での両替
今回の記事を参考に、自分にあった方法を選んでくださいね。
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