ニュージーランド留学の費用はどのくらいかかるの?内訳と節約ポイントをご紹介
「ニュージーランドで留学してみたい!」と思っている方も少なくないのではないでしょうか?
自然が豊かなことで知られているニュージーランドですが、留学するとなるとどのくらいの費用がかかるのか想像がつかない方も多いかと思います。
物価が高いともいわれているニュージーランドで留学するにはどのぐらいの留学費用が必要なのか、期間別でご紹介します。
内訳や節約のポイントもあわせてご紹介するので、これからニュージーランドへの留学を検討している方はチェックしてみてくださいね。
ニュージーランドの物価
まずはニュージーランドの物価を把握しておきましょう。
ニュージーランドの物価は日本に比べると高いといわれています。
その主な理由として挙げられるのが、
- 為替の影響
- 最低賃金の上昇
- 輸入に頼っているため
- 人工が少なく価格競争が起きにくい
この4点です。
特にカフェやレストランで外食する場合は物価の高さを感じるでしょう。
- ブレックファスト:8~10NZドル(約620~780円)
- ランチ:15~25NZドル(約1,160~1,940円)
- ディナー:25~40NZドル(約1,940~3,100円)
ただ、ものによっては日本に比べると安いものもあります。
たとえば、国内生産している野菜や果物は日本よりも安価で購入できます。
輸入食品や外食などは日本に比べると高くなりますが、国内生産のものは安くなるため、自炊や節約をすることで、費用を抑えての留学が可能になるといえるでしょう。
【期間別】ニュージーランド留学にかかる費用
ニュージーランドの物価について把握できたので、留学に掛かる費用を期間別で見ていきましょう。
1週間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6カ月 | 12か月 | |
学費 | 約5.8万円 | 約15.6万円 | 約41.1万円 | 約78.8万円 | 約126.6万円 |
滞在費 | 約2.2万円 | 約9万円 | 約19万円 | 約34万円 | 約70万円 |
生活費 | 約1万円 | 約4万円 | 約12万円 | 約24万円 | 約50万円 |
渡航費 | 約12万円 | 約12万円 | 約12万円 | 約12万円 | 約12万円 |
ビザ費 | – | – | 約0.6万円 | 約0.6万円 | 約0.6万円 |
海外保険 | 約0.5万円 | 約1.3万円 | 約2.4万円 | 約3.5万円 | 約5.8万円 |
合計 | 約21.5万円 | 約41.9万円 | 約87.1万円 | 約152.9万円 | 約265万円 |
※学費=授業料、入学金、教材費
※滞在費=1カ月まではホームステイ(2食付き)、2ヶ月以降はシェアハウス
※生活費=食費、通信費、交通費、雑費
※渡航費=直行便、往復
ニュージーランド留学の費用内訳
ここからは留学費用の内訳をそれぞれご紹介していきます。
ニュージーランド留学の費用内訳:学費
学費には授業料、入学金、教材費などが含まれます。
また、空港までの送迎費用がかかることもあります。
学校によって、含まれる費用が若干異なってくるので、何が含まれているのかを事前にしっかりと確認しておきましょう。
学費の中でも大半を占めるのが、「授業料」です。
学校によって、提供しているコースが異なったり、1日のコマ数が異なるため、予算と目的に合わせて、コースを選ぶようにしましょう。
ニュージーランド留学の費用内訳:滞在費
滞在先はホームステイ、学生寮、シェアハウスのいずれかになります。
ホームステイと学生寮は入学する語学学校が手配してくれることがほとんどです。
その場合、「滞在先手配料」の支払いが必要になるので、こちらも事前に確認しておきましょう。
シェアハウスは自力で探す必要があるので、まずはホームステイや学生寮に滞在して慣れたころにシェアハウスに移動するのがおすすめです。
ニュージーランド留学の費用内訳:生活費
生活費は食費、通信費、交通費、交際費などが含まれます。
生活費のメインは食費になりますが、自炊をすることで節約も可能です。
通信費は現地のキャリアを利用し、外出先のみで使用する程度れあれば、月額20NZドル(約1,600円)ほどで抑えられます。
交通費はバスや電車を利用する場合、月額100NZドル(約7,700円)ほどです。
定期券などのお得なチケットはないので、住むエリアによっては高くつくこともあるでしょう。
他には交際費も掛かります。
こちらはどのような生活をするかによって大きく異なってくるため一概にはお伝え出来ませんが、語学勉強をメインとして、遊ぶことを控える場合は100NZドル(約7,700円)を目安として良いでしょう。
ニュージーランド留学の費用内訳:渡航費
ニュージーランドへのフライトは直行便と経由便があります。
経由便の場合は片道3万円台からあります。
直行便の場合は片道7万円からと少し高めです。
ハイシーズンになると片道だけで10万円以上することもあるので、渡航時期を考えて準備をしてく必要があるでしょう。
ニュージーランド留学の費用内訳:ビザ費
ニュージーランド留学では、3ヶ月以内であれば観光ビザでの留学が可能です。
観光ビザの場合、日本人は無料で申請ができます。
3カ月以上の場合は学生ビザの申請が必要となりますが、5,400円と他の国に比べると比較的安価になります。
ニュージーランド留学の費用内訳:海外保険
海外保険は他の国では日本国内の大手の保険会社がおすすめですが、ニュージーランドではニュージーランド国内の保険がおすすめです。
OrbitProtectは留学生向けの保険を安価な価格で提供しています。
ニュージーランドへ留学する際は海外保険の加入が義務化されているため、こちらの保険がおすすめです。
ニュージーランド留学で節約するポイント
では最後にニュージーランドの留学で節約できるポイントをご紹介します。
節約ポイント①:ビザの種類
3カ月以上6カ月以内の就学であればワーキングホリデービザが現地での生活費を稼げます。
ニュージーランドへ留学できるビザの種類は「観光」「学生」「ワーキングホリデー」の3種類です。
3カ月以上の留学を希望する場合は、学生ビザとワーキングホリデーの2択になりますが、就学期間が6ヶ月以内を希望する場合、学生ビザよりもワーキングホリデービザの方がおすすめです。
ワーキングホリデービザの場合、申請料が学生ビザよりも安く、アルバイトもたくさんできるので、現地での稼ぎも含めると結果的に節約が可能になります。
学生ビザでもアルバイトは可能ですが、週20時間以内と定められているので、ワークングホリデービザに比べると現地での稼ぎは少なくなります。
現地で生活費をまかないたい場合はワーキングホリデービザがおすすめです。
節約ポイント②:滞在先
滞在先はタイプとエリアによって節約することが可能です。
滞在先のタイプはシェアハウスであれば、1ヶ月700~1,000NZドル(約5.4~7.7万円)ほどです。
ホームステイの場合は毎日2食付きということもあり、シェアハウスより割高になります。
シェアハウスで生活する場合、自炊ができたり、アルバイトのまかないで食費を浮かせることも可能なので、自身のリズムで生活したい人にとっては節約できる環境でもあるでしょう。
さらにシェアハウスで生活する場合、日本と同じように都心に近ければそのぶん家賃も高くなるため、自身の行動範囲と相談しながら、都心部を避けるなどエリアを決めることが重要です。
節約ポイント③:航空券
航空券代を抑えるポイントは3つあります。
①直行便ではなく経由便を利用
ニュージーランドへの航空券は直行便は片道7万円~と高めです。
しかし、経由便はオフシーズンやセール時などの安い時で片道3万円~と半額以上に抑えることができます。
②航空券比較サイトで最安のフライトが見つかる
スカイスキャナーなどの航空券比較サイトを使えば、さまざまなフライトの料金を一覧で比較できるので、最安のフライトを見つけやすいです。
③購入時期は早い方が安い
航空券を購入する時期によっても料金が異なります。
購入が早ければ早いだけ、料金は安いです。渡航日に近づくにつれて、徐々に料金は上がってくるので、入学日が決まり学校への申込みが済んだら次は航空券の手配を行いましょう。
節約ポイント④:エージェント
エージェントを利用する時は「手数料無料」のエージェントを利用することでコストを抑えられます。
留学の手続きはエージェントに任せたい方も少なくないでしょう。
しかし、エージェントの中には手配料を取ったり、現地サポートを進めて費用を上乗せしてくる会社もあります。
手数料無料のエージェントは、語学学校を紹介することで紹介料を学校からもらい、無料で手配してくれます。
エージェントを利用する際は、事前に見積もりをもらったり、相談をしっかりするようにしましょう。
節約ポイント⑤:奨学金
奨学金制度に応募することで留学費用を節約できます。
ニュージーランド留学は、
- 日本政府
- 民間企業
- ニュージーランド政府
- 地方自治体
この4つの団体で奨学金の募集を行っています。
それぞれ募集要項や条件などが異なるので、気になる方は問い合わせをしてみましょう。
節約ポイント⑥:受講するコース
受講するコースや時間帯によって学費を抑えることができます。
語学学校によって開催しているコースや時間帯が異なります。
半日コースや週3日コースなど、授業のコマ数を少なくした学校もあるので、事前に学校のコースもよく調べておきましょう。
また、時間帯は午前よりも午後、午後よりも夜の方が料金が安くなるので、予算に合わせてコースや学校に通う時間帯を検討しましょう。
ただ学生ビザの場合、週に20時間以上の授業を受ける必要があるため、授業時間数は必ず確認する必要があります。
ニュージーランドは節約次第でコストを抑えて留学できる
ニュージーランドの留学費用について、内訳や節約のポイントをご紹介してきました。
ニュージーランドの物価は日本に比べると全体的に高めですが、節約ポイントはたくさんあります。
あなたの希望やシチュエーションに合わせて節約できるポイントを探しながら留学の準備をしていきましょう。