【完全版】フィリピン・マニラの大学ランキングトップ10まとめ
日本人の新たな正規留学先として注目されているフィリピンの大学。
なかでも首都マニラには、フィリピンの名門大学が数多く集まっています。
そこで今回は、大学情報サイト「UniRank」が発表した最新のランキングから、マニラに所在している大学トップ10校をご紹介します。
アジア・新興国の大学に進学を検討している方や、フィリピン・マニラに注目している方、是非チェックしてみてください!
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マニラの大学ランキング:<1位>フィリピン国立大学ディリマン校(University of the Philippines Diliman)
運営 | 国立 |
学生数 | 25,000人 ※ディリマン校 |
フィリピン1の名門として名高いのがこの国立フィリピン大学。
日本でいえば東京大学にあたるような絶大なステータスがあり、愛称の「UP(ユーピー)」はフィリピン国内なら誰もが知っているほど。
フィリピン大学は国内各地に複数のキャンパスとサテライト校を持ち、いずれも学力の高さは折り紙つきです。
マニラにはディリマン校とマニラ校の2つのキャンパスがあり、最も規模が大きく、かつ学術レベルが高いのがこのディリマン校です。
フィリピン大学ディリマン校は国内大学ランキングではほぼ毎年1位、さらにイギリス大学評価機関QSの世界ランキングでも今年72位を獲得しています。
マニラの大学ランキング:<2位>アテネオ・デ・マニラ大学
運営 | 私立 |
学生数 | 14,000人 |
フィリピンの東大がフィリピン大学だとしたら、このアテネオ・デ・マニラ大学は慶應大学・早稲田大学のような位置付けです。
私立大学の名門として圧倒的な知名度を誇り、特にフィリピンの富裕層の進学先として人気があります。
マニラのキャンパスはフィリピン大学と同じケソン市に立地。
さらにミンダナオ島のダバオ市にもキャンパスを持っています。
フィリピンの大学の中ではかなり学費が高く、学内設備やセキュリティも高水準。
それでも日本や他国の大学の一般的な学費と比べれば格段に安いため、日本人の留学先としても人気の大学です。
マニラの大学ランキング:<3位>サントトマス大学
運営 | 私立 |
学生数 | 43,000人 |
サントトマス大学はなんと400年以上も前に創立された、アジア最古の大学です。
キャンパスはマニラに一つのみですが、25ヘクタールの広大な敷地に43,000人もの学生が集う、非常に大規模な大学でもあります。
世界最大のカトリック系大学としても有名で、ローマ教皇もこれまでに3度訪れており、その伝統・格式高さがうかがえます。
過去のフィリピン大統領をはじめ多くの著名者も輩出しており、知名度はアテネオ・デ・マニラ大学に引けをとりません。
私立大学のため、フィリピンの大学としては学費は高額な方ですが、アテネオ・デ・マニラ大学よりやや安価のため、より幅広い層の優秀な学生たちが集まっています。
マニラの大学ランキング:<4位>デラサール大学
運営 | 私立 |
学生数 | 15,000人 |
デラサール大学もカトリック系大学の名門として国内で知らない者はいない有名大学です。
私立大学の最高峰としてアテネオ・デ・マニラ大学とよく並び称され、学力やスポーツで対決する際は、日本でいうところの早慶戦のような盛り上がりを見せます。
マニラの他にも、バコロド、ベニルドなど複数の都市にキャンパスを持ち、いずれも教育水準の高さには定評があります。
国内では学費がトップレベルに高く、フィリピンの中でも限られた上流階級の学生たちが進学します。
デラサール大学は、留学生を広く受け入れ、大学の国際化とグローバル人材の育成に力を入れていることでも知られています。
日本の大学とも多数提携を結んでいて、交換留学先の大学としても人気です。
マニラの大学ランキング:<5位>フィリピン職業訓練大学
運営 | 州立 |
学生数 | 71,000 |
※写真は大学ウェブサイトより
フィリピン最大規模の州立大学であるフィリピン職業訓練大学は、マニラとルソン島に複数のキャンパスを持ち、あわせて7万人以上もの学生が在籍しています。
当初はビジネススクールとして創立されましたが、現在では幅広い研究分野を持つ総合大学として運営され、国内ではPUPの愛称で親しまれています。
国内ランキング5位ということからもわかるように、フィリピン職業訓練大学の学術レベルは非常に高く、特に大学のルーツでもある経済学や化学分野の研究が高く評価されています。
フィリピンでは現在、フィリピン国民は国立・州立大学の学費が無料です。
高い学力を持つ幅広い層の学生に門戸が開かれており、キャンパスではサークル活動やスポーツ活動も盛んに行われています。
マニラの大学ランキング:<6位>マプア大学
運営 | 私立 |
学生数 | 17,000人 |
※写真は大学ウェブサイトより
マプア大学は1925年に工科大学として創立されましたが、現在は文系学科も備えた総合大学として運営されています。
特に工業、建築分野の学術レベルはアジアトップクラスとも言われ、日本の東京工業大学や東京理科大学とも研究交流を行なっています。
また、マプア大学はフィリピンの人材業界からも信頼が高く、優秀な工学系人材を多く輩出しています。
マプア大学のメインキャンパスは、マニラのイントラムロスという、スペイン統治時代に城塞都市としてつくられた「マニラの原型」とも言われる地区に立地しています。
そのためマプア大学の学生は、スペイン統治時代の面影が残る、情緒あふれる街並みの中で学生生活を送ります。
マニラの大学ランキング:<7位>アダムソン大学
運営 | 私立 |
学生数 | 16,000人 |
カトリック系大学が多く集まるマニラにおいて、ここアダムソン大学もその一つです。
1932年にギリシャの移民により創立されたという、やや珍しいルーツの大学です。
元々は工業学校だったこともあり、特に工業化学分野に強みを持っています。
また、キャンパスの国際化に取り組み、アジアのみならずアフリカや中東、ヨーロッパなどからも留学生を多数受け入れています。
アジアの有名大学との研究交流も盛んで、フィリピンの名門校の中でも非常にインターナショナルな大学と言えます。
マニラの大学ランキング:<8位>ザ・イースト大学
運営 | 私立 |
学生数 | 45,000人 |
ザ・イースト大学は、第二次大戦直後の1946年、戦後の混乱から抜け出してフィリピンを発展させることを目指す小規模の学術グループから始まりました。
現在では幅広い研究分野で実績を持つ、マニラ屈指の総合大学として知られています。
ザ・イースト大学はマニラにメインキャンパスと3つのサテライト校を持ち、45,000人もの学生が在籍する大規模校でもあります。
創立時から受け継がれている教育理念は学生たちにも根付き、数多くの政治家、裁判官、有名経営者たちがここから輩出されました。
国家試験をはじめとする各種資格試験にも高い合格率を誇り、教育水準の高さ・学習環境のクオリティーには大きな信頼が寄せられています。
マニラの大学ランキング:<9位>リセウム・オブ・ザ・フィリピン大学
運営 | 私立 |
学生数 | 13,000人 |
リセウム・オブ・ザ・フィリピン大学といえば、なんといってもドゥテルテ現フィリピン大統領の出身校として有名です。
第3代大統領のホセ・ラウレルによって創立され、その精神が今日も根づいている、まさにフィリピンの正統大学といえるでしょう。
メインキャンパスはマプア大学と同様、マニラの原点と呼ばれるイントラムロス地区に立地しています。
さらに、マカティやカビテなど複数の地区にサテライトキャンパスを持っています。
学力レベルも高く、特に国際貿易、ホスピタリティ産業分野が主力コースです。
中学・高校・大学までの一貫教育機関で、日本を含めアジア各国からの留学生も多数在籍しています。
マニラの大学ランキング:<10位>AMAコンピューター大学
運営 | 私立(非営利) |
学生数 | 150,000人 |
※写真は大学ウェブサイトより
AMAコンピューター大学はコンピューター専門学校として設立されましたが、2001年に大学として認定され、アジア初のIT総合大学になりました。
学位取得までの全カリキュラムをオンラインのみでも完結できる、非常に先進的な大学です。
キャンパスはマニラのケソン市にありますが、地球上のあらゆる地域・時間帯に世界中の人々へ教育を提供する「IT教育システム」の確立を目指し、現在は150,000人にものぼる学生がAMAコンピューター大学のシステムを利用して学んでいます。
特にエンジニアリング分野と経営学分野で高い評価を得ており、今後は世界的にトレンドである人工知能分野でも成果が期待されています。
フィリピンの大学ランキングについてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
マニラの大学のレベルはどれくらい?
ここまでマニラの大学ランキングトップ10を紹介してきました。
しかし、いくらフィリピン国内で有名だとしても、日本人の私たちにとっては名前も知らない大学ばかり。
果たしてフィリピンの大学のレベルはどれくらいなのか、気になりますよね。
そこで今年のアジア大学ランキングトップ500にランクインしているマニラの大学5校を、日本の順位の近い大学と並べてみました。
72位:フィリピン大学
77位:一橋大学
115位:アテネオ・デ・マニラ大学
116位:首都大学東京
155位:デラサール大学
160位:大阪府立大学
162位:サン・トマス大学
163位:立命館大学
401-450位:マプア大学
401-450位:法政大学
このように、マニラの名門大学は日本の中堅〜難関校と同程度の教育水準と認定されていることがわかります。
また、日本の大学と比較した際、マニラの大学が持つ最も大きなアドバンテージは英語です。
フィリピンはそもそも英語の習得率がアジアトップレベルと言われ、中でも最高教育機関である大学ではほぼネイティブレベルに近い英語が使われています。
マニラの名門大学となると、集まる学生たちも高度なアカデミック英語を自在に操るほどです。
そんな環境で数年間切磋琢磨すれば、流暢な英語力を身につけられることは確実でしょう。
日本人にとってマニラの大学は、研究水準だけでなく、生きた英語力を獲得する上でもレベルが高いと言えます。
フィリピンの大学のレベルについてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
フィリピンの大学のレベルってどれくらい?データと体験談から徹底分析
マニラの大学ランキング:まとめ
いかがでしたか?
マニラは急激な経済成長を遂げ、今や移住先や投資先としても世界から注目されているトレンド都市です。
マニラの大学に留学すれば、今のマニラだからこその貴重な経験や、将来につながるグローバルスキルが得られることは間違いありません。
これまでフィリピンの大学をあまり知らなかったという人も、これをきっかけに是非、留学先の候補として検討してみてください!
フィリピンの大学についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
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