【完全版】フィリピン大学進学がオススメな理由!
「フィリピンの大学に進学したいけどどうすればいいの?」
「フィリピンの大学へ進学するメリットは?」
「フィリピンにはどんな大学があるの?」
このような疑問をお持ちではありませんか。
確かにフィリピンへの進学はアメリカや中国への進学と比べマイナーですし、疑問点が多いですよね。
こちらの記事をお読みいただければ、フィリピンへの進学に関する疑問がきっと解消されますよ。
5分程度で読めますので是非ご覧ください。
フィリピンへの大学進学の特徴
文化や言語、物価の違いによって、日本の大学とは異なる点があります。
こちらでは日本の大学とは異なる5つの特徴についてお伝えします。
フィリピンへの大学進学の特徴1:入学時期が大学によって異なる
日本の大学は4月入学が一般的ですがフィリピンの場合、8月入学が一般的です。
また大学によって入学時期が異なります。
各大学のWebサイトを確認の上、計画的に入学手続きを進めるようにしましょう。
フィリピンへの大学進学の特徴2:制服の着用
フィリピンでは大学生の制服着用が義務付けられています。
学部によって制服が異なり看護科の学生はナース服、男子学生はワイシャツにズボンなどさまざまです。
フィリピンへの大学進学の特徴3:外国人向けにタガログ語の授業がある
フィリピンの公用語であるタガログ語が学べる講座を、海外出身の学生向けに開講している大学があります。
タガログ語と英語が混ざった言語タグリッシュを使う先生がいますので、開講されている場合には積極的にタガログ語の基礎を学んでおきましょう。
フィリピンへの大学進学の特徴4:入学前に英語の授業がある
入学前に英語の授業が開講されます。
授業はグループクラスやマンツーマンコースといった語学学校の授業に近い形で行われます。
積極的に授業に参加し、個人ではなかなか身につけづらいスピーキング力を磨きましょう。
フィリピンへの大学進学をおすすめする4つの理由
フィリピンへの大学進学は日本の大学にはない様々なメリットがあります。
フィリピンへの進学を迷われている方はぜひ参考にしてみてください
フィリピンへの大学進学をおすすめする理由1:日常的に語学力を磨くことができる
フィリピン人は幼い頃から英語を学んでいます。
そのため多くのフィリピン人が英語を話せ、英語人口はアメリカ、インドに継いで世界第3位です。
買い物や現地の人とのコミュニケーションを通して日常的に語学力を磨くことができます。
フィリピンへの大学進学をおすすめする理由2:フィリピンの発展過程を見ることができる
フィリピンの2017年度の経済成長率は6.7%。
ASEAN主要5カ国の中で第2位を記録しており成長著しい国のひとつです。
人口は増え続け2014年に1億人を突破。
平均年齢は24歳とこれからのフィリピンを担う多くの働き手がいます。
また安価な人件費と英語を話せる人材に目をつけた外資系企業がフィリピンへ続々と参入しています。
フィリピンへの大学進学をおすすめする理由3:大学の授業料が安い
日本で大学進学をするうえで頭を悩ますのが授業料です。
しかしフィリピンの大学に進学するのであれば、金銭的な不安を感じることは少ないでしょう。
授業料は大学によって異なりますが、
- 私立大学に進学した場合、約10万円から40万円
- 国立大学に進学した場合、約10万円
が目安となります。
大学の立地や設備によって授業料に差があり、地方よりも首都マニラの方が高い傾向にあります。
フィリピンへの大学進学をおすすめする理由4:最短3年で卒業できる
学業に励み短期間で単位を取得できた場合、最短3年間で卒業できます。
フィリピンへの大学進学:入学の方法と流れ
フィリピンの大学は日本の大学とは入学方法がやや異なるため、あとで慌てないよう、予め流れを把握しておくとよいでしょう。
ここでは入学方法とその流れを、試験や資格のことも含めて詳しく解説します。
入学までの流れ1:出願方法を決める
フィリピンの大学への入学を出願するには、大きく以下2つの方法があります。
- 自分で願書を出願する
- 留学エージェントを通す
現地の情報に疎かったり時間がない時は、留学エージェントに依頼するのがオススメです。
代行手数料を払うことで、大学選びから出願、入学までのサポートをしてくれます。
代行手数料を節約したい人や、現地大学とのやりとりからチャレンジしたいという人は自分自身で出願することも可能です。
フィリピンの大学入学手続きについては、ぜひフィリピン留学ナビまでご連絡ください。
入学までの流れ2:進学したい大学を選ぶ
フィリピンの大学をインターネットや留学エージェントを通して調べ、興味のある大学をリストアップして比較・検討します。
できれば現地の大学を一度訪問して実際に見てみるのがオススメです。
大学を検討する際は、主に以下のような項目を比較してみるとスムーズです。
- 英語で開講される授業の有無
- キャンパスの立地(街中・郊外)
- 授業料
- 学部・授業科目
- 外国人生徒の数
- カリキュラム
入学までの流れ3:希望大学の入学要件を確認する
進学したい大学が見つかっても、入学要件を満たせなければ入学することはできません。
大学によって入学要件は細かく違いがあるので、しっかり確認するようにしてください。
ここでは参考に、フィリピンの大学の一般的な入学資格と入試内容を紹介します。
入学資格①英語のスコア
フィリピンに限らず、ほとんどの海外の大学では語学のスコアの提出を要求されます。
英語が全く話せない状態で留学をしても、授業についていくことができないので、英語力は一番と言っても良いほど重要です。
英語スコアについてはTOEFLもしくはIELTSスコアが用いられ、名門大学ほど高い基準となっています。
大学によっては、英語力を把握するためであって、合否への影響は直接ない場合もあるようです。
入学資格②高校の卒業証明書
大学入学が認められるためには、高校を卒業している必要があります。
高校の卒業証明書はどのフィリピンの大学でも共通して提出する書類です。
入学資格③担当教員の推薦状など
有名大学では、高校の教員(大学生の場合は教授)の推薦書を用意しなければならないこともあります。
海外の大学では、本人の成績表とは別に、第三者の評価が大学入学のカギを握ります。
推薦状などから本人の人柄や学習意欲を判断することに用いられるのが一般的です。
入学資格④学生ビザの取得
フィリピンは30日以内であれば、観光ビザで滞在可能です。
しかし大学に正規留学をするような長期間であれば、学生ビザを取得する必要があります。
最初に観光ビザで入国をして、語学学校や大学で学生ビザの申請を行えば問題ありません。
必要書類は、パスポート、証明写真複数枚、医師からの診断書、そして申請料です。
在日フィリピン大使館で学生ビザを申請する場合の申請料は、250ドルとなります。
入学試験①筆記試験
筆記試験はIQテストや英語、数学などの科目があり、各科目の試験時間は40分~50分です。
IQテストは、パズルや図形を見て規則性を見つけるものが中心に出題をされます。
数学の問題は、日本人にとっては簡単なレベルですが、試験問題の量が多いためいかに制限時間内に多くの問題を解くことができるかがカギとなります。
また英語に関しては各大学により問題が異なるものの、長文読解リスニングなどで留学生の基本的な英語力を測ります。
当然ながら問題はすべて英語ですので、基本的な英語力がなければIQテストや数学の問題を正しく理解することもできません。
入学試験②個人面接
面接では自分の自己紹介や、フィリピンで学ぶ目的や経緯、そして卒業後の進路などを中心に聞かれます。
英語での面接となりますので、フィリピンで何をしたいか、卒業の後の進路などあらかじめ想定できる質問は、事前に内容を考えておきましょう。
フィリピンで学ぶ意欲や学力が充分にあったとしても、それを英語でする説明をすることができなければ、せっかくの思いを伝えることができずに残念な結果になってしまいます。
英語での面接の経験がない人は、特に事前の準備が大切です。
入学までの流れ4:入学に必要な書類を集める
入学に必要な書類を日本で集めます。
必要な書類は
- 高校 / 大学の卒業証明書
- 高校 / 大学の成績証明書
- 戸籍謄本
の3点です。
これらはすべて英語表記かつレッドリボン認証済でなければなりません。
レッドリボン認証とは、日本国内で発行された公文書が正式な書類であることをフィリピン大使館で認められることで得られる認証です。
レッドリボン認証の取得手続きは手間がかかりますので、代行業者を活用するとよいでしょう。
入学までの流れ5:受験→入学手続き
フィリピンに渡り、進学したい大学の入学試験を受けます。
試験が終わり合格すれば、大学側の案内にしたがって入学手続きを行いましょう。
大学で入学手続きをする際に
- 入学日
- 入学に必要な書類・手順
を確認しておきましょう。
入学までの流れ6:物件を探す
入学前に居住物件を探します。
大学に併設されている学生寮もしくは現地でコンドミニアムを借りるとよいでしょう。
学生寮にはさまざまな国からの留学生やフィリピン人学生が滞在しており異文化交流が期待できます。
家賃も1万円から3万円ほどとリーズなところも魅力です。
一方でコンドミニアムに滞在した場合の家賃は3万円から4万円です。
日本の高級マンションに相当する宿泊施設でトレーニングジムやプールが完備されています。
英語初心者は大学付属のESLから始めよう
フィリピンに留学をするときに十分な英語力がある方であれば問題はありませんか、大学正規留学をする準備段階として、まずは英語の勉強から始めるという人も多いはずです。
その方におすすめをしたいのか、ESL (English as a Second Language)とよばれる外国人専用の英語学校です。
一部のフィリピンの大学ではESLを併設しているところがあり、大学進学に必要なレベルの英語力を身につけることができます。
授業の内容は民間の語学学校と同じく、マンツーマンレッスンを中心とした少人数制のクラスで、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4つの技能を総合的に伸ばすことができま
フィリピンへの大学進学で大変なこと
フィリピンでの大学生活を送るにあたり言語の違いに苦労することでしょう。
また発展途上国フィリピンの日本との生活環境の違いに最初は驚くかもしれません。
フィリピンへの大学進学で大変なこと1:友達を作るのが大変
大学の講義は基本的に英語で行われます。
そのため英語のスキルを磨いておけばなんとか授業についていけます。
しかし大学に通う多くの大学生はフィリピン人です。
彼らの母国語はタガログ語ですので、現地の大学生は基本的にタガログ語でコミュニケーションをとります。
英語でしかコミュニケーションの取れない日本人学生がフィリピン人学生のコミュニティに入るのは難しく感じるかもしれません。
フィリピンへの大学進学で大変なこと2:授業についていくのが大変
基本的に授業は英語で行われます。
そのため入学当初は、英語の授業についていくのが大変かもしれません。
入学までにTOEIC800点以上を目指して勉強しておきましょう。
またタガログ語と英語が混ざった言葉で授業を進める教授もいます。
授業内容が理解できない時に助けてもらえるよう現地学生と仲を深めておきましょう。
フィリピンへの大学進学で大変なこと3:衛生面に不安
フィリピンといえば南国リゾート地といった綺麗なイメージがあるかもしれません。
確かにリゾートエリアは清潔感があり綺麗ですが、それ以外の生活環境に不安な側面があります。
例えば、
- 水道水が飲めない
- トイレにトイレットペーパーを流せない
- 高温多湿の環境のため害虫が多い
- 沿道は排気ガスや砂ぼこりが舞っていて空気が悪い
というように、日本での生活に慣れている人にとってフィリピンの環境は劣悪に感じるかもしれません。
フィリピンへの大学進学で大変なこと4:治安が悪い
近年成長の著しいフィリピンですが貧富の差が激しく、ストリートチルドレンも多く見かけます。
エリアによってはスリに注意が必要ですし、ぼったくりタクシーもいます。
日本で生活するように夜道を歩くのも危険です。
トラブルの多いエリアには1人で行かないようにしましょう。
フィリピンを代表する大学
フィリピンには2000校以上の大学があります。
これは日本の大学数の約2倍です。
進学先の見当がつかないという方のために数ある大学の中でもフィリピンを代表する3校を紹介します。
ここで紹介する大学は日本の東大や早稲田、慶応のようなハイレベルな大学です。
これらの大学に進学できれば日本での就職活動に限らず、フィリピン就職で大きなアドバンテージを得られるでしょう。
フィリピンを代表する大学1:フィリピン国立大学ディリマン校(国立)
フィリピン最高峰の大学。
フィリピン大学は8つのキャンパスからなり、その中でもディリマン校は敷地面積東京ドーム約100個分といわれています。
ディリマン校にはアジアやヨーロッパからの留学生が多く、学部は教育学部や観光学部、経営学部や工学部とさまざまな学部を展開しています。
フィリピン大学に限ったことではありませんが、フィリピンの国立大学では授業がタガログ語で行われることが多いという特徴があります。
フィリピンを代表する大学2:デ・ラサール大学(私立)
1911年に創設されたフィリピンの首都マニラにある名門私立大学。
世界中の大学とパートナーシップ協定を結んでおり多くの留学生がデ・ラサール大学で学んでいます。
グローバル教育に力を入れているこの大学では教育学部や理学部、工学部や経営学部といったさまざまな学問を学べます。
学生の住環境が整備されており学業に専念できる大学です。
フィリピンを代表する大学3:サントトマス大学(私立)
1611年に創設されたアジアで最も歴史のある大学です。
カトリック系の私立大学で在学者数は約4万人。
フィリピンの2代目、3代目大統領がサントトマス大学といわれています。
神学部や哲学部、教会法学など宗教について学ぶことができます。
まとめ:大学進学はフィリピンがオススメ!【特徴・おすすめの理由・入学準備】
フィリピンの大学の特徴やおすすめの理由、入学手順について紹介しました。
発展途上国だからこそのメリットやデメリットがあるフィリピンへの進学は日本では得られないような魅力的な体験ができ、きっと有意義な時間になるはずです。
こちらの記事を読んでフィリピンへの大学進学の参考にしてもらえれば幸いです。
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