
フィリピン留学の捨てチケットとは?必要性・購入方法・注意点
⌚ 2025年3月7日 公開(2025年3月8日 更新)
フィリピン留学で”捨てチケット”は気になるキーワードの一つではないでしょうか?
フィリピン入国には帰国便もしくは出国便の提示が必須です。
帰国日が未定の長期滞在者は「捨てチケット」と呼ばれる、
実際には使用しない出国用の航空券を用意する必要があります。
この記事では、フィリピン留学における捨てチケットの必要性、購入方法、注意点、
そして関連するよくある質問を網羅的に解説します。
捨てチケットを用意することで、入国審査をスムーズに通過できます。
滞在期間の延長手続きも円滑に進めることができます。
具体的な購入方法として、格安航空券サイトの活用方法やメリット・デメリットも詳しく説明。
捨てチケットに関する最新の情報を提供することで、入国拒否のリスクを最小限に抑えます。
安心してフィリピン留学を実現するための確かな知識を得ることができます。
フィリピン入国時の注意点
フィリピン大使館の公式HPによると入国の際に必要な条件は、以下の2つと定められています。
- フィリピン到着時点で6か月以上有効な旅券
- フィリピン到着日から滞在可能期間内に出国する有効な往復もしくは第三国への航空券
- 事前ビザは不要で入国でき、最大30日間滞在できる
- 事前ビザなしで入国した後、31日以上の滞在を希望する場合は現地でビザの延長が必要
それぞれの状況によって必要なものが異なります。
3つに分けて解説していきます。
全員が必要になるもの
まずフィリピンに語学留学する全員に必要になるものがあります。
「到着時点で6ヵ月以上有効な旅券(パスポート)」です。
自分のパスポートを確認して、有効期限が6ヵ月以上あるかどうかを確認しましょう。
パスポートの有効期限は身分事項のページから確認ができます。
フィリピン入国に必要なもの
フィリピン留学を検討する際、「捨てチケット」という言葉を耳にすることがあるでしょう。
これは、フィリピン入国時に必要な出国用航空券を指す俗称です。
この章では、フィリピン入国に必要な書類と捨てチケットの関係について、
ビザの種類や滞在期間別に詳しく解説します。
フィリピン入国の基本ルール
フィリピン入国には、大きく分けてビザ免除とビザ取得の2つのケースがあります。
どちらの場合も、有効なパスポートと帰国または第三国行きの航空券は必須です。
それぞれのケースにおける必要書類と捨てチケットの関係性を理解することが重要です。
ビザ免除での滞在期間と条件
日本国籍を持つ方は、観光目的で最大30日間滞在する場合、ビザが免除されます。
ただし、いくつかの条件を満たす必要があります。
30日以内の滞在
30日以内の滞在の場合、帰国便の提示は必須です。
ただし、この帰国便は必ずしも日本行きの直行便である必要はありません。
フィリピンから第三国への航空券でも問題ありません。
重要なのは、30日以内に出国することを証明できる航空券を所持していることです。
帰国便の提示は必須
入国審査官は、滞在期間が30日以内であっても帰国便の提示を求める場合があります。
帰国便を提示できない場合、入国を拒否される可能性があります。
必ず帰国便または第三国行きの航空券を手配してからフィリピンへ渡航しましょう。
航空券は、eチケットやスマートフォンアプリで提示する方法でも構いません。
ただし、入国審査時にスムーズに提示できるように準備しておくことが大切です。
オフラインでも確認できるよう、スクリーンショットを保存しておきましょう。
30日を超える滞在
30日を超えてフィリピンに滞在する場合、ビザの取得が必要になります。
また、ビザの申請には、出国用の航空券(捨てチケット)が必要となるケースがあります。
詳しくは後述します。
ビザの取得と出国便(捨てチケット)
30日を超える滞在には、目的に応じた適切なビザを取得する必要があります。
例えば、語学留学の場合は学生ビザが必要です。
ビザの申請には、出国用の航空券の提示が必要となる場合があります。
この出国用航空券は、必ずしも最終的な帰国便である必要はありません。
ビザの有効期限内にフィリピンを出国することを証明できればいいのです。
第三国行きの航空券でも問題ありません。
これが「捨てチケット」と呼ばれるものです。
捨てチケット
捨てチケットとは、実際には搭乗する予定のない出国を証明するための航空券のことです。
主に、30日を超えてフィリピンに滞在する場合に必要となります。
ビザの申請時や入国審査時に提示を求められることがあります。
なぜ必要?
捨てチケットが必要な理由は、主に以下の2点です。
入国審査での提示義務
フィリピン入国時には、帰国便または第三国行きの航空券の提示を求められる場合があります。
これは、不法滞在を防ぐための措置です。
提示できない場合、入国を拒否される可能性があります。
滞在期間延長のための証明
フィリピンでビザの延長を申請する場合、出国用の航空券の提示が必要です。
これは、ビザの有効期限内にフィリピンを出国する意思があることを証明するためです。
捨てチケットの購入方法
捨てチケットは、以下の方法で購入できます。
格安航空券サイトの活用
スカイスキャナーやGoogleフライトなどの格安航空券比較サイトを利用が最適です。
最安値の航空券を簡単に見つけることができます。
フィリピンから近隣の国へのLCCの便が、捨てチケットとしてよく利用されます。
おすすめのサイトと検索のコツ
スカイスキャナー: https://www.skyscanner.jp/
Googleフライト: https://www.google.co.jp/flights
検索のコツとしては、
出発地フィリピン、目的地(マレーシア、タイ、ベトナム)に設定することです。
片道航空券で検索することです。
また、日程をフレキシブルに変更することで、さらに安い航空券が見つかる可能性があります。
LCC(格安航空会社)の利用
セブパシフィック航空やエアアジアなどのLCCは、価格が安いです。
捨てチケットとして利用されることが多いです。
ただし、預け荷物や機内食などのサービスが有料である場合があるので、注意が必要です。
価格メリットと注意点
LCCは価格が安いことが最大のメリットです。
ですが、変更やキャンセルの手数料が高い場合があるので、注意が必要です。
また、遅延や欠航が発生しやすいというデメリットもあります。
捨てチケットとして利用する場合は、これらの点も考慮に入れて航空会社を選びましょう。
項目 | 30日以内 | 30日超 |
---|---|---|
ビザ | 不要 | 必要 |
帰国便 | 必須 | 不要(ただし、ビザの有効期限内にフィリピンを出国する必要がある) |
捨てチケット | 不要 | 必要となる場合あり |
捨てチケットに関するよくある質問(FAQ)
フィリピン留学における捨てチケットに関して、よくある質問をまとめました。
疑問点を解消し、安心して留学準備を進めましょう。
捨てチケットは本当に必要?
フィリピンのイミグレーションから下記のように
「捨てチケットは必要なく、 本来の帰りチケットのみで良い」という旨の発表がされています。
しかし、フィリピンでは長年にわたって30日以内滞在というルールで運用されており
税関職員が新しいルールを知らない可能性があります。
当社では、原則31日以上の語学留学については「捨てチケット」の購入を推奨しています。
個人判断で捨てチケットを購入されない場合は、
必ず帰りのチケットを購入して入国するようにお願いします。
また、捨てチケットが無い状態で出入国に問題があった場合は、
当社として責任を負いかねることをご了承ください。
捨てチケットがないと入国できない?
入国拒否のリスクと対策
捨てチケットがないこと自体が入国拒否の直接的な理由になることは少ないです。
入国審査官によっては出国の意思確認のために提示を求められる可能性があります。
提示できない場合、別途出国用の航空券の購入を要求されます。
また、最悪の場合入国を拒否されるリスクも考えられます。
このような事態を避けるためにも、捨てチケットを用意しておくことを強くお勧めします。
また、英語で自身の旅行計画や滞在期間について説明できるよう準備しておくことも重要です。
捨てチケットの種類と選び方は?
捨てチケットには、主に以下の2種類があります。
種類 | 説明 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
片道航空券 | 目的地までの片道のみの航空券。 | 価格が安い。 | 本当の帰国便ではないため、入国審査で疑われる可能性がある。 |
往復航空券(復路未使用) | 往復航空券を購入し、復路は使用しない。 | 本当の帰国便として提示できるため、入国審査で問題になりにくい。 | 片道航空券に比べて価格が高い。 |
状況に応じて適切な種類の捨てチケットを選びましょう。
留学エージェントなどに相談するのも良いでしょう。
捨てチケット購入時の注意点
- 信頼できる航空会社または旅行代理店で購入する:格安航空券サイトの中には、信頼性の低い業者も存在します。トラブルを避けるため、実績のある大手航空会社や旅行代理店を利用しましょう。
- キャンセルポリシーを確認する:万が一、留学計画が変更になった場合に備えて、キャンセルポリシーを確認しておきましょう。キャンセル料が発生するかどうか、払い戻し条件などを事前に把握しておくことが重要です。
- 日程に余裕を持つ:入国審査で問題が発生した場合、予定外の滞在が必要になる可能性もあります。捨てチケットの日程には余裕を持たせて購入しましょう。
まとめ
捨てチケットは入国審査をスムーズにするための重要な要素です。
ビザ免除で30日以上滞在する場合、帰りの航空券、
もしくは第三国への出国便を提示する必要があります。
これが「捨てチケット」と呼ばれ、実際に搭乗する予定のない航空券を指します。
フィリピン入国管理局は不法滞在を防ぐために出国手段の確認を厳格化しています。
捨てチケットの提示を求められる可能性が高いです。
捨てチケットは、格安航空券サを利用することで安価に購入できます。
ただし、購入前にキャンセル規定や変更手数料をしっかり確認することが大切です。
また、捨てチケットが不要になった、という情報も散見されますが、公式な発表はありません。
入国拒否のリスクを避けるためにも、最新情報を確認しましょう。
準備しておくことをおすすめします。
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