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フィリピン空港一覧

【2025年最新】フィリピンの国際空港・国内空港全一覧|主要10空港の基本情報

⌚ 2019年8月25日 公開(2025年11月27日 更新)

フィリピン旅行や出張を計画する際、「どの空港を使えばいいのか」「空港から市内へのアクセスは」と迷う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、フィリピン国内すべての国際空港と主要な国内線空港を一覧形式で紹介し、マニラ、セブ、クラークなど主要10空港については市内へのアクセス方法や施設情報まで詳しく解説しています。さらに空港税の最新情報やぼったくり対策など、実際に利用する際の注意点もまとめました。

この記事を読めば、目的地に合わせた空港選びから現地での移動までスムーズに計画できます。

フィリピンの国際線・国内線空港 全一覧

フィリピンは7,000以上の島々から構成される島国のため、国内には数多くの空港が存在します。フィリピンには72ヶ所の空港が登録されていますが、そのうち国が所有・管理する空港は85箇所にのぼります。ここでは、旅行や留学で利用される主要な国際空港と国内線専用空港をご紹介します。

フィリピンにある国際空港の一覧

フィリピンの国際空港は、海外からの入国手続きや税関検査を行える施設を持つ空港のことです。現在、フィリピンには国際線が就航している、または過去に就航していた空港が含まれています。

現在、フィリピンには12の国際空港があり、このうち10の空港は2008年の最初のCAAPリストに含まれていたクラーク、ダバオ、ジェネラル・サントス、ラオアグ、マクタン・セブ、マニラ、カリボ、プエルト・プリンセサ、スービック・ベイ、サンボアンガとなっています。2008年以降では、イロイロのみが国際空港に昇格しました。

空港名 所在地 空港コード 特徴
ニノイ・アキノ国際空港 マニラ MNL フィリピン最大の空港、4つのターミナル
マクタン・セブ国際空港 セブ CEB フィリピン第2の規模、日本から直行便あり
クラーク国際空港 パンパンガ州 CRK マニラ北部、格安航空会社の拠点
フランシスコ・バンゴイ国際空港 ダバオ DVO ミンダナオ島最大の空港
イロイロ国際空港 イロイロ ILO パナイ島の玄関口
カリボ国際空港 カリボ KLO ボラカイ島への玄関口
プエルト・プリンセサ国際空港 パラワン島 PPS 世界遺産の地下河川への拠点
ジェネラル・サントス国際空港 ジェネラル・サントス GES ミンダナオ島南部の拠点
ラオアグ国際空港 ラオアグ LAO ルソン島北部の国際線拠点
スービック・ベイ国際空港 スービック SFS 経済特区内に位置する空港
サンボアンガ国際空港 サンボアンガ ZAM ミンダナオ島西部の拠点
ボホール・パングラオ国際空港 ボホール TAG 2018年開港、環境配慮型空港

フィリピンにある国内線専用空港の一覧

国内線専用空港は、フィリピン国内の都市間を結ぶ路線のみが就航している空港です。主要な観光地や地方都市へのアクセスに利用されます。

空港名 所在地 空港コード 主な就航先
バコロド・シライ国際空港 バコロド BCD マニラ、セブなど
ラギンディガン空港 カガヤン・デ・オロ CGY マニラ、セブなど
ディオスダド・マカパガル国際空港 クラーク CRK 国内各都市
ドゥマゲッティ・シブラン空港 ドゥマゲッティ DGT マニラ、セブなど
タクロバン空港 タクロバン TAC マニラ、セブなど

これらの国内線専用空港は、マニラやセブなどの主要空港から乗り継いで利用することになります。地方都市への留学や観光を計画する際は、乗り継ぎ時間や便数を事前に確認しておくことをおすすめします。

主要国際/国内空港 詳細ガイドとアクセス

フィリピンで留学や観光の際に利用する主要な空港について、基本情報とアクセス方法を紹介します。それぞれの空港によって特徴や交通手段が異なりますので、事前にチェックしておくとスムーズな移動につながります。

ニノイ・アキノ国際空港 (NAIA/マニラ)

 

日本からは成田国際空港、東京国際空港(羽田空港)、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港から直行便が運行しています。ターミナル1から4まであり、国内外の多くの航空会社が利用しています。

マニラ首都圏の中心地、マカティエリアまでは車で約20分〜30分。朝や夕方のラッシュアワーは約1時間かかります。空港から市内への移動は配車アプリGrabや空港タクシーが便利です。

項目 詳細
空港コード MNL
ターミナル数 4つ
市内までの時間 約20〜30分(渋滞時は1時間以上)
主な交通手段 Grab、空港タクシー(クーポン制)

ニノイ・アキノ(マニラ)空港については下記記事で詳細に紹介しています。

【2025年最新】マニラ空港(ニノイアキノ国際空港)完全ガイド|全ターミナルのアクセス、乗り換え、マップ、最新注意点

マクタン・セブ国際空港 (MCIA/セブ)

フィリピン国内で2番目に大きい空港でマクタン島のラプラプ市に位置しています。日本からは成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港から直行便が運行しており、所要時間は約4時間〜5時間です。

マクタン島のホテルまで20分〜30分、セブ市内まで40分〜1時間かかります。2018年にオープンした新ターミナル(第2ターミナル)により、年間約1,250万人の受け入れが可能になりました。

項目 詳細
空港コード CEB
ターミナル数 2つ(第1:国内線、第2:国際線)
マクタン島まで 約20〜30分
セブ市内まで 約40分〜1時間
主な交通手段 クーポンタクシー、メータータクシー、Grab

クラーク国際空港 (クラーク)

空港は、フィリピン政府が定める経済特区の中にあるため、ジプニーやトライシクルは空港の敷地内に入ることが許可されていません。コロナ期間中にリニューアルされ、現在は近代的で洗練されたターミナルになっています。

タクシーでは、市内中心部まで20~30分で行くことができます。空港から市内への移動は、タクシーまたは配車アプリの利用が主な手段です。

項目 詳細
空港コード CRK
ターミナル数 1つ
市内までの時間 約20〜30分
主な交通手段 タクシー、Grab

フランシスコ・バンゴイ国際空港(ダバオ)

ミンダナオ島最大の都市ダバオの空港で、マニラやセブからの国内線が頻繁に運航しています。市内中心部までのアクセスが良好で、タクシーやGrabでの移動が一般的です。

空港は市内から近く、フルーツの王様ドリアンで有名なダバオへの玄関口として機能しています。

項目 詳細
空港コード DVO
市内までの時間 約15〜20分
主な交通手段 タクシー、Grab

ロアカン空港(バギオ)※2024年7月運行終了

バギオのロアカン空港は2024年7月に運行を終了しました。現在バギオへのアクセスは、マニラから陸路での移動が主な手段となっています。

バギオは標高約1,500mに位置する高原都市で、語学学校が多く留学先として人気のエリアです。マニラから長距離バスで約6〜8時間かかります。

イロイロ国際空港(イロイロ)

パナイ島のイロイロは、教育都市として知られ語学学校も点在しています。マニラやセブから国内線が運航しており、フィリピン国内での移動拠点としても利用されます。

空港から市内中心部まではタクシーで約30分ほどです。空港は比較的新しく、施設も整っています。

項目 詳細
空港コード ILO
市内までの時間 約30分
主な交通手段 タクシー、Grab

カリボ国際空港(カリボ/ボラカイ島)

世界的に有名なビーチリゾート、ボラカイ島への玄関口として多くの観光客が利用する空港です。カリボ空港からボラカイ島までは、陸路と海路を組み合わせた移動が必要になります。

空港からカティクラン港までバスで約1.5〜2時間、そこからボートで約15分でボラカイ島に到着します。マニラやセブから国内線が就航しています。

項目 詳細
空港コード KLO
ボラカイ島まで バス約1.5〜2時間+ボート約15分
主な交通手段 シャトルバス、バン、タクシー

プエルト・プリンセサ国際空港(パラワン島)

小さな島の空港という雰囲気ですが、マレーシアのコタキナバルからも国際線が飛ぶ立派な国際空港です。プエルト・プリンセサ空港はリニューアルされて間もないこともあり、空港内のセキュリティや施設もしっかりとしています。

世界遺産の地下河川やエルニドなど、パラワン島の美しい自然への玄関口です。空港から市内中心部まではタクシーで約15分ほどです。

項目 詳細
空港コード PPS
市内までの時間 約15分
主な交通手段 タクシー、トライシクル

タグビララン空港(ボホール島)

ボホール州・パングラオ島にあるフィリピン初のエコ・エアポートで、タグビララン空港に代わり2018年11月に開港されました。正式名称はボホール・パングラオ国際空港です。

太陽光発電システムやLED照明、高効率空調システムなど環境配慮型の設計が特徴です。チョコレートヒルズやターシャ(世界最小のメガネザル)で有名なボホール島への玄関口として機能しています。

項目 詳細
空港コード TAG
パングラオ島内 約15〜20分
主な交通手段 タクシー、トライシクル

ラギンディガン国際空港​(カガヤン・デ・オロ)

ミンダナオ島北部の主要都市カガヤン・デ・オロの空港で、マニラやセブからの国内線が就航しています。ホワイトウォーターラフティングなどアドベンチャーアクティビティの拠点としても知られています。

空港から市内中心部まではタクシーで約30分ほどです。比較的新しい空港で、施設も清潔に保たれています。

項目 詳細
空港コード CGY
市内までの時間 約30分
主な交通手段 タクシー、Grab

バコロド・シライ国際空港(バコロド)

ネグロス島はセブ島の隣の島なので、セブ島からであれば船でも行くことが可能です。バコロドは「微笑みの街」として知られ、毎年10月に開催されるマスカラフェスティバルが有名です。

街中までは15分で500ペソ(約1,000円)でいくことができます。マニラやセブから国内線が運航しており、留学先としても人気のエリアです。

項目 詳細
空港コード BCD
市内までの時間 約15分
料金目安 タクシー約500ペソ
主な交通手段 タクシー、ジプニー(慣れた方向け)

フィリピンの空港利用時の最新注意点とトラブル対策

フィリピンの空港では、事前に知っておくべき独自のルールやトラブル対策がいくつかあります。空港税の制度や空港内でのぼったくり、両替のタイミングなど、初めての方だけでなく旅慣れた方でも迷うポイントが少なくありません。

この章では、フィリピンの空港を安心して利用するために押さえておきたい注意点と具体的な対策を紹介します。

空港税(ターミナルフィー)の最新情報

フィリピンの空港では、国内線・国際線ともにターミナルフィーという空港使用料の支払いが必要です。現在は航空券の購入時にチケット代金に含まれているため、空港で別途支払う必要はありません

ただし、2019年12月8日以前に航空券を購入した場合は、ターミナルフィーを支払う必要があります。該当する場合は現金またはクレジットカードでの支払いとなるため、念のため手元に現金を用意しておくと安心です。

マイルやポイントで取得した特典航空券、あるいは格安航空券サイト経由で購入したチケットの場合も、まれにターミナルフィーが含まれていないケースがあります。予約確認メールに記載されている料金内訳を確認しておきましょう。

ぼったくり対策

フィリピンの空港周辺では、タクシーや両替所などで観光客を狙ったぼったくりトラブルが報告されています。特にニノイ・アキノ国際空港やマクタン・セブ国際空港など、旅行者の多い空港では注意が必要です。

タクシーを利用する際は、料金前払いのクーポン制の空港タクシーは一般のタクシーより割高ですが安心して利用できます。また、配車アプリGrabを使えば事前に料金が提示されるため、価格交渉の必要がなく初心者でも安心です。

空港内で声をかけてくる非公式のタクシードライバーには応じず、必ず公式の乗り場から乗車するようにしましょう。深夜や早朝の到着便では特に注意が必要で、事前にホテルの送迎サービスを予約しておくことをおすすめします。

空港内での両替

フィリピンの空港内には両替所が複数ありますが、レートは市内の両替所と比べて若干不利な傾向があります。とはいえ、到着後すぐにタクシー代や交通費が必要になるため、空港で少額だけ両替しておくのが賢明です。

マニラやセブ市内の両替所のほうがレートが良いため、空港では最低限の金額(3,000円〜5,000円程度)のみ両替し、残りは市内で両替するのがおすすめです。クレジットカードやデビットカードも広く利用できるため、現金は必要最低限に抑えても問題ありません。

ATMでのキャッシングも手数料を含めて考えると比較的お得ですが、深夜や早朝はATMが利用できない場合もあるため、日本円の現金を持参しておくと安心です。両替の際は必ずその場で金額を確認し、レシートを保管しておきましょう。

まとめ

フィリピンには国際空港と国内線専用空港を合わせて数多くの空港があり、各地への移動手段として重要な役割を果たしています。マニラのニノイ・アキノ国際空港とセブのマクタン・セブ国際空港が二大ハブとなっており、日本からの直行便も多く就航しています。

クラーク国際空港やダバオ、イロイロなどの地方国際空港も整備が進んでおり、目的地に応じて利用する空港を選ぶことで、移動時間を大幅に短縮できます。特にリゾート地へのアクセスでは、カリボ国際空港(ボラカイ島方面)やプエルト・プリンセサ国際空港(パラワン島)など、目的地に近い空港を選ぶことが重要です。

空港利用時は、空港税が航空券代に含まれているかの確認、タクシーや両替でのぼったくり対策、適切な両替タイミングなどに注意が必要です。事前に情報を把握しておくことで、トラブルを避けてスムーズな旅行が楽しめます。

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