フィリピン パスポート 完全ガイド|取得方法・必要書類・費用をわかりやすく解説
⌚ 2026年1月30日 公開(2026年1月31日 更新)
フィリピン パスポートを取りたいけれど、日本に住みながら何を準備して、どこで申請すればいいのか分からず不安に感じていませんか。この記事では、初めての取得や更新に必要な書類や費用、オンライン予約の流れに加えて、日本出入国やビザ確認の注意点までを、日本在住フィリピン人と日比ハーフ向けに分かりやすく整理して紹介します。
フィリピン パスポートの基礎知識

この章では、フィリピン パスポートの基本的な性質と日本のパスポートとの違い、国際的な評価、日本在住フィリピン人や日比ハーフが押さえておきたいルールについて整理します。
日本で暮らしながらフィリピンと日本を行き来する場合、両国の制度を正しく理解しておくことで、渡航準備や在留手続きの不安を減らせます。
日本のパスポートとの違い
フィリピン パスポートはフィリピン共和国政府が自国民に発給する公式の旅行文書であり、国籍と身分を国際的に証明する役割を持ちます。
表紙は緑から紺色に変更され、ICチップを搭載した「電子パスポート」が主流になっており、多くの国の入国審査で機械読み取りに対応します。
一方、日本のパスポートは査証免除国の数が多く、世界的に渡航の自由度が高いとされるのに対し、フィリピンのパスポートは査証取得を求められる国が相対的に多いという違いがあります。
| 項目 | フィリピンのパスポート | 日本のパスポート |
|---|---|---|
| 発給主体 | フィリピン外務省(在外公館を含む)が発給します。 | 日本国外務省(在外公館を含む)が発給します。 |
| 主な用途 | 出入国時の本人確認と国籍証明に用いられます。 | 同様に出入国時の本人確認と国籍証明に用いられます。 |
| 一般旅券の有効期間 | 成人は通常10年旅券が主流です。 | 成人は5年または10年旅券から選択します。 |
| ビザ免除国の範囲 | 東南アジアや一部の中南米など、地域的な広がりが中心です。 | 欧米を含めた多くの国・地域でビザ免除の対象となります。 |
このように、どちらのパスポートも本人確認という基本的な役割は同じですが、ビザの取りやすさや渡航先の選択肢という点で実務上の違いが生じます。
国際的な評価
フィリピン パスポートは東南アジア諸国連合(ASEAN)域内を中心に一定のビザ免除やビザ・オン・アライバルを利用できる一方で、欧州や北米への渡航では事前のビザ取得が求められるケースが多いパスポートです。
たとえば、東南アジアの周辺国では観光目的の短期滞在でビザが免除される国が複数あり、近隣諸国への旅行や乗り継ぎもしやすい傾向があります。
一方で、シェンゲン協定加盟国やアメリカ合衆国、カナダ、オーストラリアなどでは、事前に観光ビザや電子渡航認証の取得が必要になることが一般的です。
ビザの要否や滞在可能日数は定期的に見直されるため、最新情報はフィリピン外務省(Department of Foreign Affairs)の公式サイトや在フィリピン日本国大使館などの公的機関の案内で確認することが大切です。
フィリピン パスポートの「ランキング」は民間の調査会社やメディアによって評価が異なり、ビザ免除国の数や入国のしやすさを基準に順位づけされていますが、順位そのものよりも自分が渡航したい国の条件を丁寧に確認する姿勢が重要です。
パスポート選択と二重国籍
日本在住のフィリピン人や日比ハーフの場合、「どの国のパスポートを所持するか」「二つの国籍をどう扱うか」という点が、留学や就労、長期滞在の計画に大きく関わります。
フィリピンは「二重国籍」を認めており、一定の条件を満たせばフィリピン国籍を保持したまま他国の国籍を持つことも可能とされています。
一方、日本は国籍法により、原則として成人に二重国籍を認めておらず、複数の国籍を持つ人には一定の年齢までにどちらかの国籍を選択することを求めています。
日比ハーフとして生まれた子どもが日本の国籍とフィリピンの国籍をともに持つケースでは、将来の進学や就職、どの国を生活の拠点とするかを見据えながら、パスポートの選択や国籍の扱いについて家族で話し合う必要があります。
具体的な国籍選択の期限や手続きは個々の事情によって異なるため、最終的には法務省の国籍法関連情報や在日フィリピン大使館などの公式情報を確認し、必要に応じて専門家に相談することが望ましいです。
フィリピン外務省と駐日フィリピン大使館の情報
フィリピン パスポートに関する制度や申請手続きは、フィリピン外務省(Department of Foreign Affairs)と各国のフィリピン大使館・総領事館が所管しており、日本在住者にとっては駐日フィリピン大使館が重要な窓口になります。
フィリピン外務省は旅券の発給方針やデザイン変更、オンライン予約システムの運用などを決定し、それに基づいて在外公館が実務的な申請受付や発給業務を担います。
日本では、東京の駐日フィリピン大使館および大阪・名古屋などの領事サービスを通じて、新規発給、更新、紛失時の再発行などの申請手続きが行われます。
申請に必要な書類、予約方法、手数料、受け取り方法は変更されることがあるため、手続きの前には必ずフィリピン外務省の公式サイトや駐日フィリピン大使館の案内ページを確認し、最新の指示に従って準備を進めることが重要です。
とくに、日本の祝日とフィリピンの祝日では休館日が異なる場合があるため、開館スケジュールや臨時のお知らせもあわせてチェックしておくと、来館時のトラブルを避けやすくなります。
フィリピン パスポートの取得条件と必要書類

ここでは、2026年時点でフィリピン パスポートを新規取得・更新するための条件と必要書類について、日本在住者にも分かりやすい形で整理します。
申請する場所(フィリピン国内か日本の在外公館か)、申請者の年齢や初回申請・更新の違いによって必要な書類が変わりますので、自分のケースを具体的に確認しながら準備を進めることが大切です。
初めてフィリピンパスポートを取得する
フィリピン パスポートは、フィリピン国籍を持つ人のみが申請できます。
申請者の年齢によって有効期間や親権者の同意要件が異なるため、あらかじめ自分がどの区分に当てはまるかを確認することが重要です。
成人申請者(18歳以上)の基本条件
18歳以上の成人が初めてフィリピン パスポートを申請する場合は、フィリピン市民であることを証明する公的書類が必要です。
通常、フィリピン統計庁(Philippine Statistics Authority)が発行した出生証明書や、フィリピン政府発行の写真付き身分証明書などを提示します。
婚姻歴がある場合は、必要に応じて婚姻証明書や離婚・無効宣言に関する裁判所書類なども求められます。
未成年申請者(17歳以下)の基本条件
17歳以下の未成年が初めてパスポートを申請する場合は、原則として親権者または法定後見人の同伴と同意が必要です。
両親の婚姻状況や監護状況によって、同意書や追加書類が変わるため、事前に駐日フィリピン大使館やフィリピン外務省の案内を確認することが有効です。
未成年の有効期間は成人より短く設定されることがあるため、更新時期も早めに意識しておくことが望ましいです。
必要書類一覧の入手方法
フィリピン パスポート申請では、申請区分ごとに必要となる書類が細かく定められています。
特に初回申請では、フィリピン統計庁発行の出生証明書や有効な身分証明書が揃っていないと受理されないため、余裕を持って準備することが重要です。
| 申請区分 | 主な必要書類 | 補足事項 |
|---|---|---|
| 成人・初回申請 | PSA発行出生証明書(原本)、政府発行写真付き身分証明書、申請フォームなど | 氏名や生年月日が全ての書類で一致していることを確認します。 |
| 未成年・初回申請 | PSA発行出生証明書、親または法定後見人の身分証明書、同意書、申請フォームなど | 同伴する親権者が誰なのかによって追加書類が必要となる場合があります。 |
| 更新申請 | 現在のフィリピン パスポート、申請フォーム、必要に応じて出生証明書や婚姻証明書 | 改姓や婚姻状況の変更がある場合は、その変更を証明する公的書類が求められます。 |
フィリピンの出生証明書は、原則としてフィリピン統計庁(Philippine Statistics Authority)が発行するセキュリティ用紙の証明書が必要です。
フィリピン国内での申請のほか、オンラインサービスからの取り寄せも案内されていますので、詳細はPhilippine Statistics Authority公式サイトで最新情報を確認します。
日本での手続きでは、ケースによって日本の市区町村が発行する戸籍謄本や住民票の写しを併せて提示し、親子関係や婚姻状況を補足説明することもあります。
日本在住者がフィリピン出生証明書を取り寄せる際のポイント
日本在住でフィリピンにすぐ渡航できない場合は、オンラインでのリクエストサービスや現地の代理人を通じた手配を検討します。
申請には、登録された氏名のスペル、生年月日、出生地、両親の氏名などの情報が必要になるため、手元の書類を確認しながら依頼することが大切です。
発行から一定期間内の証明書のみ有効とされる場合もあるため、有効期限の目安を必ず確認します。
未成年のフィリピンパスポート申請
未成年のフィリピン パスポート申請では、親権者または法定後見人が同伴し、書面で同意を示すことが基本的な条件です。
同伴できる親権者の範囲や、片親のみが同伴する場合の追加書類など、細かな条件はフィリピン外務省が定めたガイドラインに基づき運用されます。
| ケース | 同伴者 | 主な必要書類 |
|---|---|---|
| 両親が婚姻中 | 原則としてどちらか一方または両方の親 | 親の有効な身分証明書、出生証明書、申請フォーム、同意書(必要な場合) |
| 片親のみが監護 | 監護権を持つ親 | 監護に関する裁判所命令や監護権を証明する書類、身分証明書、同意書 |
| 親以外の同伴者 | 祖父母や成人親族など、認められた代理人 | 公証された親権者の同意書、代理人の身分証明書、未成年との関係性を示す書類 |
具体的な同意書の様式や署名の方法、公証の要否については、フィリピン外務省領事局や在外公館の案内に従う必要があります。
日本在住の場合は、在京フィリピン共和国大使館や各総領事館のウェブサイトに、未成年者の申請に関する最新の手続きが掲載されています。
申請前に予約制かどうか、必要書類が国によって追加されていないかを確認することが申請当日のトラブル防止につながります。
親権者が日本人の場合や日比ハーフの場合の注意点
親の一方が日本人である日比ハーフの未成年の場合、日本側の戸籍謄本などで親子関係や婚姻状況を確認されることがあります。
フィリピン国籍の有無や取得方法については、国籍法や両国の取り決めが関係するため、疑問がある場合は事前に専門窓口に相談することが大切です。
在京フィリピン共和国大使館の国籍関連案内ページでは、国籍取得や留保登録の手続きが説明されていますので、公式情報を参照しながら準備します。
紛失や盗難時の再発行
フィリピン パスポートを紛失・盗難した場合の再発行では、通常の更新申請より厳格な本人確認と追加書類が求められます。
紛失場所の管轄警察署で発行される証明書や、事情を説明した宣誓供述書がないと、申請を受理してもらえないことがあります。
| 状況 | 主な追加書類 | ポイント |
|---|---|---|
| 紛失(盗難以外) | 紛失届受理を証明する書類、宣誓供述書、本人確認書類 | 紛失した日時や場所、経緯をできるだけ具体的に記録しておきます。 |
| 盗難 | 盗難届の受理番号が記載された警察証明書、宣誓供述書、本人確認書類 | 盗難と判断される場合は、早急に警察へ届け出て証明書を取得します。 |
| 複数回の紛失 | 上記に加え、追加の本人確認資料や説明書類を求められる場合があります。 | 審査が厳格になり、発給までに時間がかかることを想定します。 |
日本でフィリピン パスポートを紛失した場合は、日本の警察署で「遺失届」や「盗難届」を提出し、その受理番号や証明書を取得します。
そのうえで、在京フィリピン共和国大使館や各総領事館に連絡し、再発行の具体的な手順と必要書類を確認する流れになります。
詳しい再発行手続きや最新の必要書類については、フィリピン外務省のパスポート案内ページや、在外公館の案内を参照します。
フィリピンパスポートの申請手続きとオンライン予約

この章では、フィリピン国内と日本におけるパスポート申請の手順と、オンライン予約システムの使い方を整理して解説します。フィリピン留学や一時帰国のスケジュールに直結するため、事前準備と予約操作のポイントを押さえておくことが大切です。
フィリピン外務省のオンライン予約システムは共通ですが、フィリピン国内のコンスラーオフィスと在外公館(大使館・総領事館)では当日の流れが少し異なります。自分がどこで手続きをするかを最初に決めてから、必要な情報を確認するようにしましょう。
フィリピン国内でのパスポート申請手順
フィリピン国内での申請は、外務省コンスラーオフィス(DFA Office of Consular Affairs)や各地のリージョナルオフィス、ショッピングモール内のサテライトオフィスで受け付けています。申請場所は外務省の「Where to Apply」ページから地域とオフィスを選んで確認できます。DFA公式サイトで最新の窓口情報を必ず確認してください。
国内でフィリピン パスポートを申請する場合は、オンラインで事前に予約を取り、指定したDFAコンスラーオフィスに必要書類を持参して出向く流れになります。予約なしでの申請は基本的に受け付けていないため、渡航予定が決まり次第、早めに空き枠を探すことが重要です。留学や長期滞在のビザ申請を控えている場合は、パスポート残存有効期間にも注意しながら日程を組み立ててください。
予約完了後は、確認メールや添付の申請パケット(バーコード付き書類)を印刷し、当日持参する必要があります。DFAは、誤った個人情報の入力や必要書類の不備があると申請が受理されない可能性があると案内しています。オンラインフォームの氏名・生年月日・親情報などは、出生証明書や有効身分証と一致しているかを事前に照合しておきます。
日本のフィリピン大使館と総領事館で手続き
日本在住のフィリピン人や日比ハーフが日本でパスポートを更新する場合は、在京フィリピン大使館や大阪などの総領事館で手続きを行います。各在外公館はフィリピン外務省のオンライン予約システムをベースにしつつ、独自の案内ページや注意事項を掲載しています。東京の大使館も、事前予約と必要書類の確認を推奨しています。在日フィリピン大使館公式サイトを確認してください。
日本のフィリピン大使館・総領事館でパスポート申請を行うときは、フィリピン国内と同様にオンラインでの事前予約が原則であり、指定された日時に大使館・総領事館へ出向いて申請からバイオメトリクス登録までを済ませます。申請者が日本各地に分散しているため、地方在住の場合はモバイル領事サービス(出張窓口)が行われていないかも合わせてチェックすると移動負担を軽減できます。家族で同時に更新する場合は、同じ時間帯に枠を確保できるよう、早い段階からスケジュールを調整することが大切です。
在外公館での申請では、日本の在留カードやマイナンバーカードなど、日本側の身分証明書の提示を求められることがあります。婚姻や氏名変更があった場合は、日本の戸籍・婚姻証明とフィリピン側の記録の両方を整理する必要があり、照合作業に時間がかかることもあります。留学や就労ビザの更新時期と重なる場合は、余裕を持った申請計画を立てると安心です。
オンライン予約システムの操作方法
フィリピン パスポートのオンライン予約は、外務省公式のDFAオンライン予約システムから行います。トップページで利用規約に同意したうえで、「個人」または「グループ」のいずれかの予約方式を選択し、希望する国・地域・申請拠点を順に指定します。次に、カレンダー画面から空きのある日付と時間帯を選び、申請者情報の入力フォームに進みます。
オンライン予約では、GmailやYahooなどDFAが推奨するメールアドレスを使い、入力内容をすべて確認してから送信することが、エラー防止とスムーズな予約確定につながります。予約完了後には確認メールが送られ、そのメール内の指示に従って一定時間内に手続きを完了させる必要があります。セッション時間を過ぎると予約が無効になり、初めから操作をやり直さなければならない点にも注意が必要です。
カレンダーが表示されない、時間枠が選択できないといったエラーは、メンテナンス中や空き枠が一時的に埋まっているときに起こりやすいです。この場合はブラウザを最新に更新し、時間帯や申請拠点を変えて再度アクセスしてみます。システムに関する公式の障害情報やメンテナンス告知は、フィリピン外務省のニュース・アドバイザリーページで確認できます。
窓口当日の流れ
予約当日は、受付時間より少し早めに到着し、入口で警備員や受付職員に予約確認書と身分証を提示します。受付後は書類の事前チェックカウンターに案内され、必要書類がそろっているか、記載内容に誤りがないかを確認されます。その後、申請料金の支払いと、番号札を受け取ってバイオメトリクス登録の順番を待つ流れになることが一般的です。
写真撮影や指紋登録の際は、規定に沿った服装・身だしなみを整え、メガネ・カラコン・大きなアクセサリーなど顔を隠すものを外しておくことで、撮り直しのリスクを減らせます。撮影時には真正面を向き、口を閉じて自然な表情を意識すると、入国審査でも本人確認がしやすいパスポート写真になります。留学や就労でさまざまな国境を越える機会が増える方ほど、顔写真の印象が渡航全体のスムーズさにつながります。
当日に慌てないために、持ち物を事前にリスト化して確認しておくことも有効です。以下のようなチェックリストを印刷しておくと、家族分の申請でも忘れ物を防ぎやすくなります。
| カテゴリ | 具体的な持ち物 | ポイント |
|---|---|---|
| 本人確認・身分証 | 有効なフィリピン政府発行ID、既存パスポート(更新の場合) | 氏名や生年月日が申請フォームと完全に一致しているかを事前に確認します。 |
| 予約・申請関連書類 | オンライン予約確認書、バーコード付き申請パケット、必要書類一式 | メールのPDFを印刷し、ホチキス止めせずクリアファイルにまとめると窓口での提出がスムーズです。 |
| 支払い・連絡手段 | 申請料金、現金または指定の支払方法、携帯電話 | 追加の確認や呼び出しに備えて、バッテリー残量のある携帯電話を携帯しておきます。 |
バイオメトリクス登録が終わると、職員から受け取り予定日の案内や、受け取り方法に関する説明があります。パスポートの受け取りは、本人が身分証と引換票を持参して行うのが基本です。留学や就労ビザの申請日程と重なる場合は、受け取り日をカレンダーに控え、余裕を持って次の手続きに進めるように準備しておきましょう。
フィリピンパスポートの費用と受け取りまでの期間

ここではフィリピン パスポートの申請にかかる費用と受け取りまでの期間、そしてできるだけ早く手元に届くようにする具体的な工夫について整理します。フィリピン国内と日本国内(在日フィリピン公館)で金額や日数が異なるため、それぞれのケースを分けて確認していきます。
留学や一時帰国のスケジュールを無理なく組むためには、事前に最新の手数料と処理日数を把握し、予約や書類準備の段階でムダな待ち時間を減らすことが重要です。申請前に公式情報に目を通し、余裕を持ったスケジュールを立てるようにしましょう。
通常申請とエクスプレス手数料
フィリピン国内でフィリピン パスポートを申請する場合、外務省(Department of Foreign Affairs)が案内している目安として、レギュラー950ペソ、エクスプレス1,200ペソという手数料体系が示されています。在マニラ日本国大使館のサイトからもリンクされている在東京フィリピン大使館の案内では、「Regular Processing:20 days PHP 950、Express Processing:10 days PHP 1,200」と明記されています。在東京フィリピン大使館(マニラでのパスポート申請案内)の情報を必ず確認してください。
日本にあるフィリピン公館で申請・更新を行う場合、手数料はフィリピンペソではなく日本円建てで徴収されます。例えば在大阪フィリピン総領事館では、新規・更新パスポートが9,000円、紛失・損傷による再発行は22,500円(Eパスポート)、13,500円(MRP/グリーンパスポート)と案内されています。詳しくは在大阪フィリピン総領事館のパスポート案内ページで最新の金額を確認してください。
費用の目安を整理すると、フィリピン国内でのエクスプレス申請はレギュラーよりも割高ですが、受け取りまでの日数が短くなります。日本国内の公館では「レギュラー/エクスプレス」という区分ではなく、一律料金で数週間かけて発給されるケースが多いため、「どの国・どの窓口で申請するか」によって総額とスピードのバランスが変わると考えておきましょう。
| 申請場所 | サービス種別 | 手数料の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| フィリピン国内(DFA本部等) | レギュラー | 950フィリピンペソ | マニラでの申請案内で「Regular Processing:20 days」と記載 |
| フィリピン国内(DFA本部等) | エクスプレス | 1,200フィリピンペソ | マニラでの申請案内で「Express Processing:10 days」と記載 |
| 在大阪フィリピン総領事館 | 新規・更新 | 9,000円 | 紛失・損傷パスポートの再発行は別料金(22,500円など) |
支払い方法や領収書
フィリピン国内の外務省コンスラーオフィスでは、手数料は原則として現地通貨(フィリピンペソ)で支払います。多くのオフィスでは窓口での現金払いが基本ですが、一部では提携支払センターやオンライン決済を併用しているため、予約時に案内される支払い手順を事前に確認することが大切です。
日本のフィリピン大使館・総領事館では、日本円での支払いとなり、現金払いのみを受け付けるケースが多いです。在大阪フィリピン総領事館の案内では、申請時にパスポート料金を納め、その後日本郵便のレターパックで新しいパスポートが郵送されると説明されています。各公館の指定する支払い方法に従い、釣銭が出ないようにあらかじめ金額をそろえておくと手続きがスムーズに進みます。支払い後に発行されるレシートや領収書はパスポート受け取り時の本人確認に使われることが多いため、パスポート関連の書類一式をクリアファイルなどにまとめて保管し、紛失しないように管理することが重要です。
家族全員分の申請を同日に行う場合は、申請者ごとにレシートが分かれていることが多いため、名前ごとに封筒やファイルを分けて管理すると受け取り時の混乱を防げます。日本国内の公館では、レターパックの控えや追跡番号も同じファイルにまとめておくと、万が一配達が遅延した際にも状況を確認しやすくなります。
| 申請場所 | 主な支払い方法 | 通貨 | 管理のポイント |
|---|---|---|---|
| フィリピン国内DFA | 窓口現金払い(一部支払センター利用) | フィリピンペソ | 支払い証明書と受付番号票をセットで保管 |
| 在日フィリピン公館 | 窓口現金払い | 日本円 | レシートとレターパック控えを同じファイルに保存 |
申請から受け取りまでの日数
マニラでの新規および更新パスポートの申請について、在東京フィリピン大使館が案内している目安では、レギュラー申請が20日、エクスプレス申請が10日とされています。同案内ページには、写真の持参が不要で、窓口で撮影を行うことや、予約時間の30分前には到着するよう呼びかけている点も明記されています。
一方、日本の在外公館では、フィリピン本国への送付や承認プロセスを経るため、受け取りまでの期間が長くなります。たとえば在大阪フィリピン総領事館では、パスポートの処理期間を申請日から6〜8週間と案内しており、新しいパスポートは日本郵便のレターパックで郵送されます。在大阪フィリピン総領事館の案内に記載された日数を目安に、余裕を持って計画を立てる必要があります。
繁忙期に少しでも受け取りまでの時間を短縮したい場合は、できるだけ早い時間帯の予約枠を選び、必要書類を事前にチェックリスト化して不備なくそろえ、当日は集合時間より早めに到着してスムーズに受付を済ませることが効果的です。留学や帰省のフライト日が決まっている場合は、航空券の購入前にパスポートの発給スケジュールを逆算し、万一遅延した場合でも対応できるよう日程に余裕を持たせましょう。
| 申請場所 | 申請種別 | 標準的な処理日数 | 時間短縮のポイント |
|---|---|---|---|
| マニラ(DFA本部等) | レギュラー | 約20日 | 早めの予約と必要書類の事前チェック |
| マニラ(DFA本部等) | エクスプレス | 約10日 | 急ぎの場合はエクスプレスを選択 |
| 在大阪フィリピン総領事館 | 新規・更新 | 6〜8週間 | 長期予定(留学・帰省)は2か月以上前から準備 |
フィリピンパスポートの有効期限
フィリピン パスポートの一般的な有効期間は5年または10年で発給されるケースが多く、有効期限そのものは旅券面に明記されています。多くの国では入国時点でパスポートの残存有効期間が6か月以上あることが求められるため、フィリピン留学や日本からの渡航を計画している場合は、航空券を購入する前に残存期間を必ず確認する習慣をつけることが大切です。
在外公館の案内や航空会社の条件を踏まえると、実務的には残存有効期間が1年を切った段階で次の更新スケジュールを検討しておくと安心です。特に、日本の在外公館で更新する場合は受け取りまで6〜8週間程度かかることがあるため、長期休暇や学期の切れ目など、時間の余裕がある時期を選んで申請した方が生活や学業への影響を抑えられます。在留カードの更新や学生ビザの申請・更新を控えている場合は、それらの手続きより前にフィリピン パスポートの有効期限を整えておき、各種在留手続きで同じパスポート番号を使えるようにそろえておくと、書類作成がスムーズになります。
万が一、急な渡航が必要になったにもかかわらずパスポートの有効期限が短い場合は、在外公館によっては「トラベルドキュメント」などの一時的な渡航書類を発給する制度があります。在東京フィリピン大使館では、トラベルドキュメントの発給にあたり8,250円の手数料と1,500円のエクスプレス料金を案内しており、日本郵便のレターパックを利用した郵送にも対応しています。詳細は在東京フィリピン大使館のトラベルドキュメント案内を参照し、通常のパスポート更新とどちらが適切かを状況に応じて判断してください。
注意点と日本出入国でのトラブル

フィリピンのパスポートを使って日本を出入国する場合は、日本の在留資格やビザの条件を正しく理解しておく必要があります。
ここでは、日本在留カードとの併用方法や帰省時のオーバーステイ防止策、氏名変更時の手続きなど、実際の空港で起こりやすいポイントに絞って解説します。
日本在留カードとフィリピンパスポート
日本に中長期で在留しているフィリピン人は、出入国審査の際に有効なフィリピンパスポートと日本在留カードを一緒に提示することが基本ルールになります。
どちらか一方でも期限切れがある場合は、航空会社のチェックインで搭乗を拒否されたり、日本再入国時に入国審査で足止めされる可能性があります。
特に在留期間更新中で「在留カード更新申請中」のハガキなどを持っている場合でも、原則として有効な在留カードが必要になるため、事前に在留期限を確認しておきます。
日本から一時帰国する前には、在留カードに記載されている「在留期限」とパスポートの「有効期限」を両方チェックします。
在留期限が近い場合は、更新許可が下りて新しいカードを受け取ってから出国する方が、安全に再入国できます。
また、中長期在留者は特別な手続きをしなくても再入国許可とみなされる「みなし再入国許可制度」を利用できますが、原則として1年以内に日本へ戻る必要があります。
| チェック項目 | 確認するタイミング | ポイント |
|---|---|---|
| パスポート有効期限 | 航空券購入前と出発1か月前 | 帰国予定日から6か月以上残っているかを目安に確認します。 |
| 在留カードの在留期限 | 渡航計画を立てる時 | 帰国予定日まで在留期限が残っているか、更新が必要かをチェックします。 |
| みなし再入国許可 | 日本出国前 | 1年以内(在留期限が1年未満なら在留期限まで)に日本へ戻る予定かを確認します。 |
日本から出国する際は、在留カードを出国審査で提示し、再入国予定がある場合は「みなし再入国許可で出国する」旨を伝えておきます。
出国手続きで在留カードを返納する必要はなく、通常はそのまま手元に残りますが、永住権を放棄して完全に出国する場合は返納手続きが必要になります。
最新の運用は出入国在留管理庁の公式情報を確認し、日本語が不安な場合は事前に家族や専門家と内容を共有しておきます。
帰省や長期滞在時のオーバーステイ防止
フィリピンへの帰省や第三国への渡航で日本を長期間離れる場合は、日本側の在留資格とフィリピン側のビザ・滞在期間の両方を事前に確認することがオーバーステイ防止の第一歩になります。
日本での在留期限が近い状態で長期帰省をすると、帰国予定日より前に在留期間が切れてしまい、日本へ再入国できないリスクが高まります。
また、フィリピンでの滞在日数が自動的に許可される期間を超える場合は、現地でのビザ延長申請が必要になることがあります。
留学や仕事で日本に滞在しているフィリピン人が長期で国を離れる場合、みなし再入国許可であっても原則1年を超えると効力を失います。
1年以上海外に滞在する予定がある場合は、日本出国前に地方出入国在留管理局で「再入国許可」を取得する必要が出てきます。
この点を見落として帰省すると、日本へ戻る際に新たなビザ申請からやり直しになる可能性があります。
| ケース | 日本での注意点 | フィリピンでの注意点 |
|---|---|---|
| 3か月程度の一時帰省 | 在留期限とみなし再入国許可の有効期間を確認します。 | 入国時に押されるスタンプの滞在期限を把握します。 |
| 1年以上の留学・駐在での長期離日 | 事前に再入国許可の要否を出入国在留管理局で確認します。 | 長期滞在用ビザや特別な許可が必要かフィリピン側の要件を確認します。 |
| フィリピン経由で第三国へ渡航 | 日本再入国のビザ・在留資格を再確認します。 | 経由地としての滞在日数やトランジット条件を事前に調べます。 |
フィリピン側の入国・滞在ルールや必要書類は在日フィリピン大使館・総領事館の案内ページやフィリピン外務省などの公式情報で定期的に更新されます。
航空券の安さだけで渡航日程を決めるのではなく、ビザや在留期限との整合性を確認してから予約することが重要になります。
不明点がある場合は、出入国在留管理局や大使館の窓口に事前相談を行い、口頭で説明を受けてから計画を立てます。
姓の変更や婚姻によるパスポート情報変更
日本での婚姻届や離婚、養子縁組などで氏名が変わった場合は、フィリピンの戸籍やパスポートの名義も一貫性を持たせることが日本出入国トラブルを避けるポイントになります。
航空券の氏名とパスポートの表記が少しでも異なると、搭乗手続きで確認に時間がかかったり、最悪の場合はチェックインを拒否される可能性があります。
フィリピン国籍者の場合、まずフィリピン統計庁(PSA)の出生証明書や婚姻証明書などの修正・更新手続きが必要になるケースが多いです。
フィリピン パスポートの姓を変更するには、婚姻証明書や裁判所命令など、変更を裏付ける公的書類を準備したうえで、大使館や外務省コンスラーオフィスで更新申請を行います。
日本の在留カードに記載される氏名も、原則としてパスポートと同じローマ字表記になるため、パスポート側の変更が先になります。
氏名変更の途中で日本とフィリピンの書類がバラバラになると、留学や就職、銀行口座開設などの場面で本人確認に時間を要することが増えます。
氏名変更を予定している場合は、いつのタイミングでどの書類を直すのかを一覧にして整理します。
一般的には、フィリピンの公的記録(PSA書類)とパスポート、その後に日本の在留カードや各種契約・学校書類の順番で更新する流れが分かりやすいです。
具体的な書類や手順は在日フィリピン大使館の案内を確認し、申請前に最新の必要書類をチェックします。
空港チェックインから入国審査まで
出発当日の空港で慌てないためには、チェックインから入国審査までに必要な書類と流れを事前にイメージして準備しておくことが大切になります。
フィリピン パスポートのほか、日本在留カードやビザシール、帰りの航空券や学校・勤務先の在籍証明など、渡航目的を裏付ける書類をまとめておきます。
特に留学生の場合は、在学証明書や学費支払い証明書などを持参しておくと、入国審査で滞在目的を説明しやすくなります。
| カテゴリ | 必須・推奨書類 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 本人確認 | フィリピンパスポート、日本在留カード | どちらも有効期限内で、情報に相違がないか確認します。 |
| 渡航関連 | 往復航空券、ホテル予約確認書 | 名前と日付、旅程がパスポートと一致しているか確認します。 |
| 在留・在籍証明 | 在学証明書、雇用契約書、在職証明書 | 滞在目的や収入源を説明できる書類を1〜2種類以上用意します。 |
| その他 | 保険証券、現金・クレジットカード | 緊急時に医療費や滞在費を支払えることを示せるように準備します。 |
日本入国時には、空港の自動化ゲートや有人ブースで在留カードとパスポートを提示し、必要に応じて入国カードや税関申告書を提出します。
近年は電子申告システムも導入されているため、事前にオンラインで税関申告を行うと入国後の動線がスムーズになります。
到着後は、荷物受け取りや税関検査を経て空港ロビーに出るまでに時間がかかることもあるため、乗り継ぎや送迎の時間に余裕を持たせておきます。
まとめ
フィリピンのパスポートは、フィリピン国籍を持つ人が海外渡航や在留手続きに利用する最も重要な身分証明書です。取得条件や必要書類、年齢ごとの申請要件を正しく理解し、事前にチェックリストを用意しておくことで、申請のミスや二度手間を防げます。
申請はフィリピン国内の外務省窓口だけでなく、在日フィリピン大使館や総領事館でも可能で、オンライン予約システムを活用すれば待ち時間の短縮につながります。費用や受け取り期間、エクスプレス申請の有無などは、必ず公式サイトの最新情報を確認しましょう。
日本での出入国では、フィリピンのパスポートと在留カード、ビザの有効期限を常にそろえて管理することが、オーバーステイや入国審査でのトラブル回避につながります。姓の変更や婚姻など身分情報に変化があった場合は、早めにパスポート情報を更新しておくと安心です。
フィリピン留学ナビではフィリピンを専門に留学をサポートしています。ご相談はLINEなどで承っています。是非お気軽にご相談ください。




