フィリピン SIMカード完全ガイド！現地購入から設定、おすすめプロバイダまで

⌚ 2025年6月15日 公開（2025年6月24日 更新）

フィリピン旅行や出張でインターネットを使うなら、SIMカードの準備は必須！

でも、種類やプロバイダが多くてどれを選べばいいか迷ってしまいますよね？

この記事では、フィリピンSIMカードのメリットから、種類、選び方、
おすすめプロバイダ、購入方法、設定方法、注意点、よくある質問まで、
徹底的に解説します。

この記事を読めば、自分にぴったりのSIMカードを見つけ、
スムーズにインターネットに接続できるようになります。

快適なフィリピン滞在のために、ぜひ参考にしてください。

フィリピンでSIMカードを使うメリット

フィリピン旅行や出張でSIMカードを使うことで、様々なメリットがあります。

高額な国際ローミングを利用するよりも、
はるかに安く快適にインターネットを利用できる点が最大のメリットと言えるでしょう。

その他にも、様々なメリットがあるので、詳しく見ていきましょう。

通信費の大幅な節約

フィリピンのSIMカードを利用することで、
国際ローミングに比べて通信費を大幅に節約できます。

国際ローミングは1日あたり数千円かかる場合もありますが、
フィリピン現地のプリペイドSIMであれば、数GBのデータ通信が数日間で数百円程度で利用可能です。

快適なインターネット接続

フィリピンのフリーWi-Fiは速度が遅かったり、
セキュリティ面で不安がある場合も少なくありません。

現地のSIMカードを利用すれば、高速で安定したインターネット接続をいつでもどこでも利用できます。

これにより、地図アプリや翻訳アプリの利用、SNSへの投稿などもスムーズに行えます。

緊急時の連絡手段の確保

旅行中に予期せぬトラブルが発生した場合、
現地のSIMカードがあればすぐに家族や友人、大使館などに連絡を取ることができます。

また、緊急通報も可能です。

Grabなどの配車アプリの利用

フィリピンではGrabなどの配車アプリが広く利用されています。

これらのアプリを利用するには電話番号が必要となるため、
現地のSIMカードがあると非常に便利です。

タクシーよりも安く、安全に移動できる手段としておすすめです。

豊富なデータプラン

フィリピンのSIMカードは、様々なデータプランが用意されています。

短期滞在者向けのプランから、長期滞在者向けのプランまで、
自分のニーズに合ったプランを選択できます。

音声通話やSMSの利用

データ通信だけでなく、音声通話やSMSも利用可能です。

現地の電話番号を取得できるので、ホテルやレストランの予約、
現地の人とのコミュニケーションにも役立ちます。

フィリピンのSIMカードの種類

フィリピンで利用できるSIMカードは、主にプリペイドSIMとeSIMの2種類があります。

それぞれの特徴を理解して、自分に合ったSIMカードを選びましょう。

プリペイドSIM

プリペイドSIMは、あらかじめ決められた金額を支払って
データ通信量や通話時間を購入するタイプのSIMカードです。

フィリピンでは最も一般的なSIMカードの種類で、空港やショッピングモール、
コンビニエンスストアなどで手軽に購入できます。

残高がなくなったら、チャージすることで引き続き利用できます。

プリペイドSIMのメリットは、契約手続きが不要で手軽に利用開始できる点、
利用期間やデータ通信量を自由に選択できる点、

そして後払い方式と比べて使いすぎの心配がない点です。

短期滞在の旅行者から長期滞在者まで、幅広いニーズに対応できます。

フィリピンで利用できるプリペイドSIMは、様々なプロバイダから提供されています。

Globe、Smart、DITOなどが主要なプロバイダです。
それぞれ料金プランやサービス内容が異なるため、自身の利用状況に合ったプランを選びましょう。

eSIM

eSIMは、物理的なSIMカードではなく、端末に組み込まれたチップに
SIM情報を書き込むことで利用できるSIMカードです。

eSIM対応のスマートフォンやタブレットであれば、
物理的なSIMカードを挿入することなく、データ通信や通話を利用できます。

eSIMのメリットは、SIMカードの交換が不要な点、紛失の心配がない点、
そして複数のSIMプロファイルを保存できる点です。

物理的なSIMカードの購入や交換の手間が省けるため、旅行者にとって便利な選択肢となります。

フィリピンでも、GlobeやSmartといった主要プロバイダがeSIMを提供しています。

eSIMを利用するには、対応端末であること、
そしてプロバイダが提供するeSIMプランに加入する必要があります。

eSIMの導入状況は進化しているため、最新の情報を確認することをお勧めします。

フィリピンSIMカードの選び方

フィリピン旅行で快適にインターネットを利用するために、
SIMカード選びは重要です。

滞在期間、データ使用量、予算などを考慮して最適なSIMカードを選びましょう。

データ通信量で選ぶ

動画視聴やSNSの利用が多い方は、大容量のデータ通信プランを選びましょう。
逆に、メールや簡単な調べ物程度であれば、少量のデータプランでも十分です。

滞在期間で選ぶ

フィリピン滞在期間に合わせて、適切な有効期限のSIMカードを選びましょう。

短期滞在であれば、数日～1週間の有効期限のSIMカードが、
長期滞在であれば1ヶ月以上の有効期限のSIMカードがおすすめです。

有効期限が切れてしまうと、チャージが必要になる場合もあります。

価格で選ぶ

SIMカードの価格は、データ通信量や有効期限によって異なります。
予算に合わせて、最適な価格のSIMカードを選びましょう。

各プロバイダの料金プランを比較検討することが大切です。

同じデータ容量でもプロバイダによって価格が異なる場合があります。
プロモーションなども活用してお得にSIMカードを手に入れましょう。

フィリピンのおすすめSIMカードプロバイダ

フィリピン旅行で利用できるおすすめのSIMカードプロバイダを3社ご紹介します。
それぞれの特徴を比較して、自分に合ったSIMカードを選びましょう。

Globe

Globeはフィリピンで最大手の通信事業者の一つです。

通信速度が安定しており、広いエリアをカバーしているため、
都市部だけでなく地方でも快適に利用できます。

様々なデータ容量のプランが用意されているので、短期旅行から長期滞在まで、
自分のニーズに合ったプランを選択できます。

プリペイドSIM、eSIMともに提供しています。

Globeのプラン例

Smart

Smartもフィリピンで主要な通信事業者です。

Globeと同様に、広いエリアをカバーしており、安定した通信速度を提供しています。

料金プランも豊富で、データ通信だけでなく、
通話やSMSもセットになったプランもあります。

プリペイドSIM、eSIMともに提供しています。

Smartのプラン例

DITO

DITOはフィリピンで比較的新しい通信事業者です。

他の2社と比較して料金が安く、
大容量のデータプランを提供しているのが特徴です。

ただし、サービスエリアはまだ限定的であるため、地方では利用できない可能性があります。

都市部を中心に旅行する場合は、DITOも選択肢の一つとなります。
プリペイドSIMを提供しています。

DITOのプラン例

これらのプラン例はあくまで一例です。

各プロバイダは他にも様々なプランを提供していますので、
最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

また、価格は予告なく変更される場合があります。

フィリピンでSIMカードを購入する方法

フィリピンでは、様々な場所でSIMカードを購入できます。
主な購入場所とそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。

どの購入場所を選ぶかは、自身の状況やニーズに合わせて検討しましょう。

到着後すぐにインターネットを使いたい場合は空港、
様々な選択肢から比較検討したい場合はショッピングモール、
手軽に購入したい場合はコンビニがおすすめです。

APN設定

SIMカードによってはAPN設定が必要な場合があります。
各プロバイダのAPN設定情報は公式ウェブサイトで確認できます。

開通手続き

SIMカードを購入後、開通手続きが必要です。

プリペイドSIMの場合は、バウチャーカードに記載されている番号に電話をかけたり、
SMSを送信したりすることで開通できます。

eSIMの場合は、QRコードを読み取ることで開通できます。
プロバイダによって手続きが異なるため、購入時に確認しましょう。

フィリピンSIMカードの設定方法

フィリピンで購入したSIMカードをスマートフォンで利用するには、
APN設定と開通手続きが必要です。

プロバイダによって設定方法が若干異なる場合があるので、
SIMカードのパッケージに記載されている手順を確認することをおすすめします。

ここでは、Globe、Smart、DITOの主要3社における一般的な設定方法を解説します。

APN設定

APN設定とは、スマートフォンがモバイルネットワークに接続するための設定です。
各プロバイダによって設定値が異なるため、正しい情報を入力する必要があります。

上記の情報は一般的な設定であり、変更されている場合もあります。

SIMカードのパッケージ、もしくは各プロバイダの
公式ウェブサイトで最新の情報を確認してください。

Androidスマートフォンの場合、
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」
からAPN設定画面を開き、新しいAPNを作成します。

iPhoneの場合は、
「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信ネットワーク」
からAPN設定画面を開き、各項目を入力します。

開通手続き

APN設定が完了したら、開通手続きを行います。

プロバイダによって手続きが異なるため、
SIMカードのパッケージに記載されている手順に従ってください。

Globeの開通手続き

通常、SIMカードを挿入し、指定の番号にSMSを送信することで開通します。
詳しくはSIMカードのパッケージに記載されている手順をご確認ください。

Smartの開通手続き

通常、SIMカードを挿入し、指定の番号にSMSを送信することで開通します。
詳しくはSIMカードのパッケージに記載されている手順をご確認ください。

DITOの開通手続き

通常、SIMカードを挿入し、指定の番号にSMSを送信することで開通します。
詳しくはSIMカードのパッケージに記載されている手順をご確認ください。

開通手続きが完了すると、データ通信や通話が可能になります。
もし開通できない場合は、プロバイダのカスタマーサポートに問い合わせてください。

フィリピンSIMカード利用時の注意点

フィリピンでSIMカードを快適に利用するために、
いくつか注意しておきたい点があります。

データ残量の確認方法、チャージ方法、有効期限などを理解しておけば、
旅行中や滞在中にデータ通信が途切れる心配なく、安心して過ごすことができます。

データ残量の確認方法

各プロバイダによってデータ残量の確認方法は異なります。
一般的には、USSDコードと呼ばれる特定の番号に電話をかけることで確認できます。

また、各プロバイダのアプリを利用して確認することも可能です。

アプリではデータ残量だけでなく、
利用履歴や有効期限なども確認できる場合が多いので、インストールしておくと便利です。

チャージ方法

プリペイドSIMカードの場合、データ残量がなくなったらチャージが必要です。
チャージ方法はいくつかあります。

• プリペイドカードを購入してチャージする方法：
  コンビニやスーパー、ショッピングモールなどで購入できます。カードに記載されている番号を指定の番号に送信することでチャージが完了します。
• オンラインでチャージする方法：
  各プロバイダのウェブサイトやアプリからクレジットカードやオンライン決済サービスを利用してチャージできます。
• ロードと呼ばれる電子マネーでチャージする方法：
  現地のサリサリストアなどでロードを購入し、チャージできます。旅行者には少しハードルが高い方法かもしれません。

どの方法も、チャージ完了のメッセージが届くまで確認しましょう。

有効期限

フィリピンのプリペイドSIMカードには有効期限があります。

有効期限が切れると、たとえデータ残量が残っていても利用できなくなります。

有効期限はプロバイダやプランによって異なりますが、
一般的には数日から数ヶ月程度です。

長期滞在の場合は、定期的にチャージすることで有効期限を延長できます。

有効期限の確認方法

有効期限の確認方法は、データ残量の確認方法と同様に、
USSDコードやアプリで確認できます。

有効期限が近づいている場合は、早めにチャージを行いましょう。

有効期限切れへの対応

有効期限が切れてしまった場合は、同じ電話番号でSIMカードを再発行できる場合もありますが、
多くの場合、新しいSIMカードを購入する必要があります。

そのため、有効期限には十分注意し、こまめに確認することをおすすめします。

フィリピンSIMカードに関するよくある質問

フィリピンSIMカードに関するよくある質問をまとめました。
SIMカード選びや利用時の疑問解決にお役立てください。

SIMカードのサイズは？

フィリピンで販売されているSIMカードは、
標準SIM、マイクロSIM、ナノSIMの3種類に対応しています。

現在販売されているほとんどのスマートフォンはナノSIMに対応しているため、
問題なく利用できるでしょう。

お手持ちのスマートフォンのSIMカードサイズがわからない場合は、
事前に確認しておきましょう。

SIMカードアダプターを利用することで、異なるサイズのSIMカードスロットにも対応できます。

日本でSIMカードを購入できる？

フィリピンで利用するSIMカードは、日本の空港やオンラインショップで購入できます。

事前に購入しておけば、フィリピン到着後すぐにインターネットを利用できます。

ただし、現地で購入するよりも割高になる場合があるので、
価格を比較検討することをおすすめします。

また、日本で販売されているSIMカードは、
フィリピンの一部のプロバイダ（Globe、Smartなど）に対応したものに限られます。

テザリングは利用できる？

フィリピンのSIMカードは、ほとんどの場合テザリングを利用できます。

テザリングを利用することで、スマートフォンをモバイルWi-Fiルーターのように使い、
ノートパソコンやタブレットなどの他のデバイスをインターネットに接続できます。

ただし、テザリングを利用するとデータ通信量を多く消費するため、データ残量に注意が必要です。

また、一部のプロバイダやプランではテザリングが制限されている場合もあるので、
事前に確認しておきましょう。

SIMカードの有効期限は？

フィリピンSIMカードの有効期限は、プロバイダやプランによって異なります。

プリペイドSIMの場合は、初回チャージから一定期間、
もしくは最終チャージから一定期間が有効期限となります。

有効期限が切れると、電話番号と残高が無効になりますので、注意が必要です。

有効期限はプロバイダのウェブサイトやSIMカードのパッケージで確認できます。

SIMフリー端末でないと使えない？

SIMロックがかかっている端末では、基本的に他の通信会社のSIMカードは利用できません。

SIMフリー端末であれば、フィリピンで購入したSIMカードを利用できます。

SIMロック解除の手続きを行えば、SIMロックがかかっている端末でも利用できる場合があります。
お使いの携帯電話会社に確認してください。

現地でSIMカードを紛失した場合どうすればいい？

SIMカードを紛失した場合は、すぐにプロバイダに連絡して利用を停止してもらいましょう。

再発行の手続きが必要になります。

パスポートなどの身分証明書が必要になる場合があります。
紛失に備えて、SIMカードの電話番号やシリアル番号を控えておくと安心です。

複数枚のSIMカードを同時に利用できる？

デュアルSIM対応のスマートフォンであれば、2枚のSIMカードを同時に利用できます。

例えば、日本のSIMカードとフィリピンのSIMカードを同時に利用することで、
電話番号を使い分けることができます。

ただし、すべてのスマートフォンがデュアルSIMに対応しているわけではないので
、事前に確認が必要です。

フィリピンでおすすめのSIMカードアプリは？

GlobeやSmartなどのプロバイダは、専用のアプリを提供しています。

これらのアプリを利用することで、データ残量の確認やチャージ、
プラン変更などが簡単に行えます。

アプリはApp StoreやGoogle Playストアからダウンロードできます。

緊急時の連絡先は？

フィリピンで緊急時に連絡する必要がある場合は、現地の緊急通報番号に電話をかけましょう。

警察は117、火災・救急は117です。
また、在フィリピン日本国大使館の緊急連絡先も控えておくと安心です。

まとめ

フィリピン旅行でインターネットを使うなら、SIMカードの利用がおすすめです。

プリペイドSIM、eSIMなど種類があり、Globe、Smart、DITOといった
プロバイダから自分に合ったプランを選べます。

空港、ショッピングモール、コンビニなど購入場所も多く、設定も比較的簡単です。

データ残量や有効期限に気をつければ、快適にインターネットを利用できます。

日本で事前にeSIMを購入することも可能です。
自分に合ったSIMカードを選び、フィリピン旅行をより快適に楽しんでください。