大学留学の費用が一番安い国は?10カ国を徹底比較
あらゆる分野でグローバル化が進んでいる今、海外の大学へ留学して語学力や国際競争力を身に付けたいと考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、そこで大きな障壁となるのが留学費用です。
日本人の留学先として代表的な4カ国の費用目安は下記の通り。
- アメリカ:390万円〜
- イギリス:240万円〜
- カナダ:182万円〜
- オーストラリア:200万円〜
※いずれも国公立大学1年間の学費・宿泊費・食費目安
やはり、日本の国公立大学に比べるとかなり高額になってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、ヨーロッパやアジアの大学への留学です。
実は、ヨーロッパやアジアには格段に安い費用で大学留学できる国が数多くあります。
この記事では、大学留学の費用が特に安い世界10カ国を徹底比較。
総合的にどの国への大学留学が最も安いかを調査しました。
費用面で大学留学を悩んでいる方には、特に参考になると思います。
是非チェックしてみてください!
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大学留学の費用が安い国:ヨーロッパ
1.ノルウェー
学費(1年) | 無料〜 |
滞在・生活費(1年) | 145万円 |
在学期間 | 3年 |
学期 | 2学期制 |
言語 | ノルウェー語、英語 |
大学 | オスロ大学、ベルゲン大学、ノルウェー科学技術大学など |
ノルウェーの大学の特徴は、何と言っても国公立大学の学費が無料な点です。
留学生であっても学費が無料の国は、2019年7月現在北欧の中ではここノルウェーのみです。
ネックとしては、ノルウェーはヨーロッパの中でもかなり物価が高い国であること。
滞在・生活費は月12万は見ておく必要があります。
そこで助けになるのがアルバイトです。
ノルウェーでは、留学生にも週20時間までアルバイトが認められています。
収入になるだけでなく、学んだ言語を実践できる絶好の機会でもあります。
ディズニー映画「アナと雪の女王」の舞台にもなった、美しい大自然も魅力のノルウェー。
留学すれば、日本人がなかなか得られない貴重な体験ができることは間違いありません。
2.ポーランド
学費(1年) | 25万円〜 |
滞在・生活費(1年) | 65万円 |
在学期間 | 3〜4年 |
学期 | 2学期制 |
言語 | ポーランド語、英語 |
大学 | ワルシャワ大学、ヤギェウォ大学、リヴィウ大学など |
日本人には観光先としてもまだマイナーなポーランドですが、実は大学留学先としてかなりおすすめの国です。
一つ目の理由は、学費と物価がどちらも安いこと。
年間の学費相場は25万円からと非常に安く、さらに入学金が無料です。
そしてポーランドはヨーロッパの中ではとても物価が安いため、寮に滞在して自炊すれば月3〜5万円ほどで生活できます。
二つ目の理由は、ポーランドの大学には英語のみで学位を取得できるプログラムがある点です。
そのため英語留学を目的としてポーランドの大学を選択する人もいます。
ナチスドイツのアウシュヴィッツ収容所や、ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」のモデルとなったランタン祭りなど、訪れるべき名所も多いポーランド。
学業、観光ともに充実した留学生活を送れるでしょう。
3.ハンガリー
学費(1年) | 30万円〜 |
滞在・生活費(1年) | 70万円 |
在学期間 | 3年 |
学期 | 2学期制 |
言語 | ハンガリー語、英語 |
大学 | ブダペスト工科経済大学、デブレツェン大学、エトヴェシュ・ロラーンド大学など |
ポーランドと同様、中央ヨーロッパには大学留学の穴場として魅力的な国が複数あります。
ハンガリーもその一つ。
学費と物価の安さは、ポーランドとほぼ同じか少し上がる程度。
そしてハンガリーの大学にも英語で履修可能なプログラムがあります。
ハンガリーの大学は医学教育の質が高いことから、近年では特に医学部への留学が人気を博しています。
受験の失敗や経済的な理由で日本の医学部に行けなくても、ハンガリーの医学部へなら比較的低いハードルで入学することができ、卒業後は日本で医師を目指せます。
日本人にはそこまで有名ではないハンガリーですが、首都ブダペストは「ドナウの真珠」とも呼ばれる、世界有数の人気観光都市です。
ハプスブルク帝国時代に築かれた豪華絢爛な街並みを堪能しながら、他の国とは一味違った特別な留学生活が送れます。
4.オーストリア
学費(1年) | 18万円〜 |
滞在・生活費(1年) | 100万円 |
在学期間 | 3〜4年 |
学期 | 2学期制 |
言語 | ドイツ語、英語 |
大学 | ウィーン大学、ウィーン国立音楽大学、グラーツ大学など |
中央ヨーロッパの穴場3カ国目は、音楽の都ウィーンを首都に持つオーストリアです。
オーストリアの大学もやはり学費が安く、なんと年間18万円程度から見つけることができます。
音楽教育の世界最高峰であるウィーン国立音楽大学でさえ、1学期につき726.72ユーロ(9万円弱)です。
ただし物価は中央ヨーロッパの中ではやや高いため、節約するにはシェアアパートへの滞在や自炊の徹底など工夫が必要です。
もう一つ魅力的なポイントは、オーストリアではドイツ語をしっかりと学べること。
オーストリアにいながらにして、ドイツやスイスでも通用する言語能力が身につきます。
芸術と文化の国オーストリアで、ヨーロッパの歴史と伝統を肌で感じる留学生活を送ってみてはいかがでしょうか。
5.チェコ
学費(1年) | 無料〜 |
滞在・生活費(1年) | 80万円 |
在学期間 | 3〜4年 |
学期 | 2学期制 |
言語 | チェコ語、英語 |
大学 | カレル大学、マサリク大学、チェコ工科大学など |
ポーランド・オーストリア・ドイツに囲まれているチェコは、「おとぎの国」と称される首都プラハが有名な中央ヨーロッパの国です。
チェコの大学の特徴は、なんとチェコ語で履修すれば学費が無料になること。
ちょっと日本人には厳しい条件ですが、無料とはかなり太っ腹ですよね。
そしてありがたいことに、チェコ語でないプログラムでも年間25万円程度からと、かなり安い学費になっています。
物価や家賃もヨーロッパの中では比較的安めです。
ヨーロッパの中央という立地も利便性がよく、隣のオーストリアやハンガリーにもかなり気軽にショートトリップができます。
もちろん、世界遺産のチェスキークルムロフや「モラヴィアの真珠」と呼ばれるテルチ歴史地区など、チェコ国内にも見所が盛りだくさん。
日本人にはまだまだマイナーな国だからこそ、レアで貴重な学びと経験が得られます。
6.ドイツ
学費(1年) | 無料〜 |
滞在・生活費(1年) | 100万円 |
在学期間 | 3〜4年 |
学期 | 2学期制 |
言語 | ドイツ語、英語 |
大学 | ミュンヘン大学、ハイデルベルク大学、ベルリン自由大学など |
ドイツの大学はノルウェーと同様、なんと留学生であっても大学の学費が無料です。
さらに留学生にもアルバイトが許可されているため、現地で学びながら収入を得ることができます。
物価や家賃は、ここまで紹介してきた中央ヨーロッパの国々よりは高くなりますが、それでもアメリカやイギリスと比較するとかなり安いと言えます。
国全体で英語の利用率も高く、入試から卒業まで英語のみで完結できる大学があることもメリットです。
ドイツは外国からの移住者が多く、日本人が訪れるとかなり多国籍な環境に感じます。
留学生活を通して、さまざまな国籍の学生たちと友情を育めるでしょう。
7.イタリア
学費(1年) | 15万円〜 |
滞在・生活費(1年) | 130万円 |
在学期間 | 3年 |
学期 | 2学期制 |
言語 | イタリア語、英語 |
大学 | ボローニャ大学、ローマ大学、ミラノ工科大学など |
観光地として日本人にも人気のイタリアですが、実は近年、大学留学でも注目が高まってきています。
その理由は格段に安い学費。
国公立大学であれば年間15〜20万円程度で正規留学が可能です。
また、イタリアは留学生の受け入れを推進しており、英語のみで履修できるコースが年々増加しています。
今後は英語留学先としても人気が見込まれます。
そしてイタリアといえば何より、その歴史と文化の豊かさ。
世界遺産登録数は世界最多、料理も日本人が親しみやすく、憧れのヨーロッパ生活を心ゆくまで楽しめます。
ただし物価はやや高めなので、生活費がかさんでしまわないよう注意が必要です。
8.スペイン
学費(1年) | 20万円〜 |
滞在・生活費(1年) | 85万円 |
在学期間 | 3〜4年 |
学期 | 2学期制 |
言語 | スペイン語、英語 |
大学 | バルセロナ大学、バレンシア大学、マドリード自治大学など |
イタリア同様ヨーロッパを代表する観光大国であるスペインは、実は大学の学費が安いことでも有名です。
国公立大学の場合、年間で20〜25万円と格安の学費になっています。
また、スペイン留学の最大の魅力は本場のスペイン語を習得できること。
スペイン語はヨーロッパや南米など、世界で最も多くの地域で使われている言語の一つです。
将来の活躍の場を、20カ国以上ある世界中のスペイン語圏に広げることができます。
物価は日本と同じくらいですが、シェアアパートに滞在したり自炊をすることで節約が可能です。
豊富な歴史遺産や美味しいスペイン料理など、観光面でも満足度が高いことは言うまでもありません。
大学留学の費用が安い国:アジア
9.フィリピン
学費(1年) | 5万円〜 |
滞在・生活費(1年) | 60万円 |
在学期間 | 3〜4年 |
学期 | 2学期制 |
言語 | タガログ語、英語 |
大学 | フィリピン国立大学、サントトマス大学、デラサール大学など |
格安語学留学で人気沸騰中のフィリピンですが、大学留学先としても人気国になりつつあります。
その理由はやはり、学費と物価の圧倒的な安さです。
学費は国公立大学ではなんと年間5万円から、そして私立大学であっても15万円から選ぶことができます。
さらにフィリピンにはなんと2,000以上の大学が存在し、多くの大学で留学生を積極的に受け入れています。
私立大学まで含めて選択肢がとても幅広いことは、フィリピン留学の大きなメリットと言えるでしょう。
また、フィリピンはアジアで最も英語が使用されている国でもあり、大学の授業を英語で受けられることはもちろん、普段の生活でも生きた英語を実践できます。
できる限りコストを抑え、英語を確実にマスターしたい人に特におすすめです。
フィリピンの大学学費はこちらをご覧ください。
フィリピンの大学の学費は本当に安い?留学費用もあわせて解説!
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10.マレーシア
学費(1年) | 60万円〜 |
滞在・生活費(1年) | 70万円 |
在学期間 | 3年 |
学期 | 2〜3学期制 |
言語 | マレー語、英語 |
大学 | テイラーズ大学、アジアパシフィック大学、KDU大学など |
まだ日本人の留学先としてはマイナーですが、マレーシアも実は大学留学におすすめな国です。
学費は他の10カ国と比較すると格安とまでは言えませんが、3年で学位を取得できることと生活費の安さを考慮すると、日本の大学よりもはるかに安い留学費用で済ませることができます。
また、マレーシアの大学への入学審査は高校までの成績と英語試験(YOEFL、IELTSなど)の結果のみのため、入学のハードルが比較的低くなっています。
さらに、私立大学の場合はイギリスやオーストラリアの大学と提携している場合が多く、プログラムによっては他国の大学へ編入可能な点も魅力的です。
英語の利用率も比較的高い多民族国家のマレーシアは、日本人がまだ少ないグローバルな環境に身を置きたい人に特におすすめです。
大学留学の費用が安い国:学費が一番安い国は?
ここまで紹介してきたヨーロッパ・アジアの10カ国で、学費(最低価格)が最も安い国は
・ノルウェー
・ドイツ
・チェコ
の3つでした!
なんとこの3カ国は学費が無料です。
日本ではちょっと考えられないですよね。
※ただしチェコはチェコ語コースのみ無料のためご注意ください。
大学留学の費用が安い国:生活費が一番安い国は?
続いて、11カ国の中で最も生活費が安い国は
フィリピン
でした!
アジアの物価は基本的にヨーロッパよりも安い上、フィリピンの場合は日本から近いため航空券代が比較的安く済むのもポイントです。
大学留学の費用が安い国:総合的に一番安い国は?
学費・生活費を総合して、10カ国の中で留学費用が最も安い国は
フィリピン
でした!
学費と物価の両方が格安であることが要因です。
フィリピンの大学留学には、費用面以外でもさまざまなメリットがあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
大学留学の費用が安い国:まとめ
いかがでしたか?
今までは高額の出費がつきものだった大学留学も、留学先の選択肢を広げれば、決してハードルは高くないことがおわかりいただけたのではないでしょうか。
国や大学によっては、むしろ日本で大学進学するよりも安価の学費と生活費で学位を取得することだって可能です。
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